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新しい抗精神病薬は認知症には良くないかも

新しい抗精神病薬は、認知症の患者で死のリスクが少しだけ増加する原因となるようだということがわかったという。

ロサンゼルスのカリフォルニア大学の研究者たちは、15件の研究のレビューに基づくこの研究結果が、認知症患者に初期の治療で改善が見られないならそのような薬物の使用をやめるべきであるということを示すと話す。

現在、この薬物療法は攻撃性や妄想をコントロールするために、長期間にわたってたびたび処方されると、今週の雑誌American Medical Associationに発表された研究で述べた。

この報告では、研究における不活性な偽薬を与えた患者に比べて、この薬物がなぜ、認知症の患者の間で卒中や他の問題のリスクがさらに高くなる原因となるのか、詳細について述べていない。

研究で再評価された薬品は、アリピプラゾール(ブリストルマイヤーズスクイブ社からAbilifyとして販売されているが日本未発売)と、オランザピン(イーライ・リリー社のジプレキサ)と、クエチアピン(アストラゼネカPlcのセロクエル)とリスペリドン(ジョンソン&ジョンソンのリスパダール)だった。

この研究で、「どんな薬物も個別ではこの作用の原因となりませんが、むしろそれぞれが総合的な作用に貢献します」と結論づけた。

この作用はまた、同じ試験を受けていない古いタイプの抗精神病薬にも関連しているかもしれないという。
(ロイター - 10月18日)

日本国内で発売されている分については、いずれも統合失調症にのみ適応なので、
認知症に使用されることはないかとは思うが、一応念のため。
アルツハイマー病の患者の行動障害や他の認知障害を治療するのに使用される新しい種類の薬物は、死の危険性をわずかに上げ、同じことが、古いタイプの抗精神病薬の薬物療法に関しても本当であるかもしれないということが、最新の研究によってわかった。

しかし、この研究の論文著者たちは、この薬物の死亡につながる作用は比較的小さいと強調した。

「このことは"これらの薬物が殺す"ということではありません」と、ロサンゼルスの南カリフォルニア大学のlead researcherであるLon S. Schneider博士は話す。

「非定型抗精神病薬」の多くの対照試験に関する彼のチームの報告は、雑誌American Medical Associationの10月19日号に掲載されている。

適切に使用すれば、この薬物の効果は、いくつかのケースで死のリスクの増加よりも大きいかもしれないと、USCで精神神経学および老人学の教授であるSchneider氏は話す。

米食品医薬品局(FDA)が4月にこの危険性に関する警報を出し、この警告を薬品の添付文書に加えることが求められたので、この報告は驚くに足りない。
「しかし、FDAの警告には解説の文書がありませんでした。このメタ分析はその書類を提供します」と、Schneider氏は言う。

Schneider氏たちは、15件の試験の結果を研究した。それらのうち9件は未発表で、4種類の抗精神病薬(アリピプラゾール『Abilify』、オランザピン『ジプレキサ』、クエチアピン『セロクエル』、リスペリドン『リスパダール』)のうちの1種類で治療を行った認知症患者と、偽薬を投与した患者での結果を比較した。計5,000人以上の患者を含むこの試験は、平均で10〜20週間続けられた。

4種類のうち1つの薬物療法を受ける患者は、この試験期間、偽薬を服用した人々の2.3%と比べて、3.5%の死亡率だったということを、Schneider氏のチームは発見した。

これらの試験における患者たちは虚弱な高齢者だったとSchneider氏は述べ、そのためにこの研究は「虚弱な高齢者を、さまざまな薬物のどれかで治療するときの一般的な作用」を示しているかもしれない。彼は、患者の経験する攻撃性、妄想や他の症状をコントロールすることができるという証拠のない抗うつ薬などの他の薬に切り替えることは、間違いであるかもしれないと言う。

古いタイプの抗精神病薬のリスクの可能性に関する証拠はボーダーラインで、ハロペリドールという1種類の薬物の2件の研究から生ずると、Schneider氏は話す。ハロペリドールで増加する死のリスクは、統計的な意味をもつレベルには至らなかった。

Schneider氏は、これらの有益な抗精神病薬の薬物療法を捨てる代わりに「医師が患者の治療を行う際に、潜在的な利益と悪影響を知り、考えなければなりません。彼らは、潜在的な利益とリスクを慎重に比較して、よく考える必要があります」と話した。

この研究は1つの鍵となる質問に答えると、Johns Hopkins Medical Institutionsで精神医学の教授であり、付随の社説の共著者であるPeter V. Rabins博士は話す。

「これまでに、このリスクが特定の薬物に限定されたかどうかについての質問がありました」と、彼は言う。「この研究で、すべての薬物に対して存在するものを非常に明確にします」

Schneider氏と同様にRabins氏は、医師がこの薬を処方することを決めるときは、利益とリスクのバランスをとらなければならないと話す。「明らかに有効でない場合、2〜3カ月後に中止するべきです」と、彼は話す。

Rabins氏は、この薬を発売する製薬会社が「これらのデータを発表する際に、より用意されている必要がある」と言う。「論文著者は死因に近づく手段を持っていませんでした。製薬会社には、その情報があります。彼らがそれを伝える場合にだけ、私たちは死因を見つけることができます」
(HealthDay News - 10月18日)
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ボツリヌス毒素は顔面痛を和らげるかも

ボツリヌス毒素はすでに、片頭痛や目のけいれんの治療に使われているが、三叉神経痛と呼ばれる激しい顔面痛も和らげるのを助けるかもしれないと、Neurologyの10月25日号に掲載されている。

三叉神経痛の人々は突然、顎や頬の片側に、厳しい痛みが起きる。
その痛みは、数秒間持続し、一連の発作が繰り返し起こるが、会話をしたり、飲み込んだり、歯を磨いたりといった日常の動作によって引き起こされる。

現在、抗けいれん薬による薬物療法が主な治療法で、外科手術はまた、オプションである。

この研究では、アメリカとブラジルの研究者たちは、13人の三叉神経痛の人で、ボツリヌス毒素A型の効果を調べた。研究によって、ボツリヌス毒素の注射をした10日後に、患者たちはかなり痛みが減少し、20日後にはほとんど症状がなくなったことがわかった。

60日後に、4人の患者はもう薬物療法を必要としなくなり、他の人たちは薬物の使用を50%以上削減した。主要な副作用はみられなかったという。

「薬物は三叉神経痛を治療するのに、常に有効であるというわけではありません。何人かの患者では副作用のために無効で、彼らの痛みは、より激しく、長く続きます」と、ブラジルのCuritibaにある
Federal University of ParanaのHospital of Clinicsで神経科医をしているElcio Juliato Piovesan博士は、準備された声明で発表した。

「60日間以上もの長い間の追跡期間を含め、偽薬比較臨床試験は、私たちの調査結果を確認するのに必要です」と、Piovesan氏は話す。
(HealthDay News - 10月24日)

効果のある人とそうでない人がいるようである。
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貧血は高齢者の死のリスクを上げる

貧血が、高齢者の死のリスクを上げるかもしれないという。

University of Vermont College of Medicineの研究は、ヘモグロビンの濃度が非常に低い高齢者と非常に高い高齢者で、死のリスクが高くなると結論づけた。ヘモグロビンは酸素を運ぶ赤血球の成分である。

研究者たちは、貧血が高齢のアメリカ人の間で一般的であるという証拠が増加していることを示唆すると話した。

この研究で5,800人近くの高齢のアメリカ人のうち498人(8.5%)は、世界保健機関の貧血診断基準に基づいた貧血だった。この基準によると、ヘモグロビンの濃度が女性では12g/dL未満、男性では13g/dL未満が貧血ということになる。貧血の割合は、白人で7%、黒人で17.6%だった。

約11年のフォローアップの後、研究によって、低いヘモグロビン濃度が、他の多くの要素と関わりなく、死のリスクの増加と関連していることがわかった。

今後の研究は「一般住民において、低いヘモグロビン値を治療すると、死亡率を減少するかどうか」に関する質問に答えるべきだと、研究論文著者がArchives of Internal Medicineの10月24日号に記述した。
(HealthDay News - 10月26日)
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抗不安薬は血圧を下げるかもしれない

臓器障害がないのに血圧が非常に高くなることは、急激な高血圧性危機として知られているが、抗不安薬の治療が血圧(BP)を下げるのに有効であり、第一段階の治療とみなされるかもしれないと、イスラエルの研究者たちはAmerican Journal of Hypertensionでの報告で示唆する。

高血圧で、薬物療法で通常コントロールされている患者の多くは、急激に血圧が上がることがあり、「時々頭痛や他の特定されない症状を伴う」と、Tel-HashomerのChaim Sheba Medical CenterのEhud Grossman博士は、ロイター・ヘルスにコメントを述べた。「多くの場合、これらの高血圧性危機は不安感やパニック発作に関連しています」

したがって、Grossman氏のチームは、降圧剤のカプトプリルと抗不安薬のジアゼパムの服用の有効性や安全性を比較する研究を計画した。これは、高血圧性危機のために救急治療室で受診した36人の成人で行われた。

被験者たちは、はっきりとした臓器障害がなく、BPの下が100mmHgより高く、上が190mmHg以上だった。(高血圧の診断の基準値は下が80mmHgより高く、上が140以上) BPを測定した看護士も、結果を評価した医師も、どの治療法が決定されるか知らされなかった。

研究者たちはランダムに、19人の被験者に5mgのジアゼパムを服用してもらい、17人には25mgのカプトプリルを服用してもらった。研究者は1時間毎にBPと脈拍を3時間モニターした。

論文著者たちによると、どちらの治療法も同じように、BPをかなり減少させた。そしてBPは、ジアゼパムのグループで105(下)、213(上)から、88、170に、カプトプリルのグループで107、208から95、181に下がった。

どちらの治療法も効果があり、BPの急激な降下も観られなかった。

「この研究からわかることは、抗不安薬の治療がほとんどの患者で急激に上がった血圧を下げるのに有効であり、この在宅治療を試す価値があるかもしれないということです。この治療がうまくいかないときのみ、医療の助けを求めるべきです」と、Grossman氏は話す。

これらの結果から、臓器障害のない高血圧性危機の患者の治療に対する抗不安薬の効果を確認するために、さらに大規模な治験を実行する必要があるという。
(ロイター - 10月14日)
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中国産のそばからカビ毒

厚生労働省は26日、神戸検疫所で検疫を受けた中国産のそばから、基準値を超える発がん性があるカビ毒「アフラトキシン」が検出されたと発表した。
<以下略>
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20051026/K2005102602830.html


中国産のそばとあるが、どんなソバなのだろう。
ラーメンにするものなのか、それとも・・?

今回はたまたま検疫で発見されたものの、それをすり抜けて
すでに出回っているものもあるかもしれない。
それに、検査の時点で基準値を下回っていたとしても、
微量でも、そこに存在しているなら、
流通していくうちに増殖して、安全性の問題が起きるのではないだろうかと危惧する。

ついでながら、さらに、もう一つのニュース。

大紀元によると、中国が韓国に対して、
中国産食品の安全問題に関する報道を規制するように要求したという。
暴露された食品問題は主に生産過程のひどい衛生状況や、粗悪な原材料、化学添加物の過剰使用、特に健康に悪影響を及ぼす化学薬品の違法使用などである。

http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d95306.html


日本に対しても、同じような要求をしている可能性が否めない。
そうでなければ、新聞やテレビなどで、もっと大々的に注意喚起がなされてもいいはず。
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目はアルツハイマー病のヒントになるかも

2つの検査で、目からベータアミロイドタンパクを検出することによって、アルツハイマー病を診断することができる日がくるかもしれない。

「私たちは、非常に感受性が高く定量的に、かつ採血せずに水晶体のベータアミロイドを調べる一連の技術を開発しています」と、ボストンのBrigham and Women's Hospitalにある眼科研究センターでmolecular aging and development labの指導官をしている研究リーダーのLee Goldstein博士は話した。

研究結果は火曜日(18日)に、アリゾナ州ツーソンのOptical Society of America年次総会で発表されている。

現在、アルツハイマー病という、人の記憶と認識力を奪う、加齢に伴う破壊的な病気の決定的な診断テストがない。このことは、新薬の開発と同様に、早期治療戦略を妨げている。アルツハイマー病かどうか調べる方法がなく、新薬が実際に作用しているかどうか調べる方法がない。

脳のアミロイドベータタンパクの生成はこの病気であるという証拠であり、多くの研究者が身体のほかの場所(目を含む)でこのタンパク質を検出する方法を見つけようとしている。

Sam Gandy博士が、「人々は長年にわたって時折目を調べて、アルツハイマー病を診断するための手がかりを見つけようとしてきました」と、Medical and Scientific Advisory Council of the Alzheimer's Associationの議長で、フィラデルフィアのトーマス・ジェファーソン大学のFarber Institute for NeuroscienceのディレクターでもあるSam Gandy博士は話した。「皆は、より確実に早く診断してもらいたいと思っています。目は脳の延長であり、調べるのに魅力的な場所です」

2003年に、Goldstein氏たちは目におけるベータアミロイドの存在についての研究の詳細を発表した。

「これはアルツハイマー病のアミロイドが脳の外で見つけられた1回目です」と、Goldstein氏は説明した。「私たちが言っていることは、アルツハイマー病は、ほとんど脳の病気ですが、脳に制限されるのではなく、全身の病気であるということです」

この場合、目の水晶体は脳のように、実際にそれ自身ベータアミロイドを生成する。「脳で起きているプロセスは、目においても起きています」と、Goldstein氏は話した。研究者たちはまた、水晶体のベータアミロイドタンパクが、目において一般的な白内障とは異なった場所で形成された非常に珍しい白内障を発生させることを発見した。

それ以来、Goldstein氏はこの研究結果を利用した新技術を開発する探索を行っているところである。2つの研究中の技術の詳細はoptical society meetingで発表されている。

1つ目は準弾性光散乱(QLS)で、空気中の非常に小さい粒子の量と大きさを測定するのに物理学と商業界で使用される。Goldstein氏たちによって考案された器具が患者に使用される。彼はそれが低いワット数の赤外線のレーザーを利用しているので安全であると言う。

「私たちは内側を光で照らします。短いパルスです。1秒もかかりません」と、Goldstein氏は話す。「水晶体の分子病理学に関する情報を与えてくれるでしょう」

最初の検査は感度が良いが、2番目の検査は特異性があり、その粒子が本当にアミロイドを検出するかどうかを知る能力がある。研究者たちは最初の検査で陽性だった人に、アミロイドと結合する軟膏を使用する。「蛍光リガンドスクリーニング」と呼ばれる技術が、規制当局の認可を必要とするために、実用からさらに遠のいている。

「2つ目は全く補足的な技術です」と、Goldstein氏は話す。

Gandy氏は話した:「以前のいくつかの研究上、基本的な根拠として目新しさや確実性があります。少なくともこれは体内を循環していることがわかっていますし、この病気の病理に含まれるということもわかっている分子です。そのためこの観点から、興味深いのです」

Goldstein氏は、この技術が、有効な薬物を発見することなど、いくつかの重要な問題を解決するのを助けることを望んでいる。「薬の開発のパイプラインは、この点で実に大規模ですし、重大な問題は症状の欠如です。それはまさに障害です」と、彼は話した。

アルツハイマー病の患者や、対照グループとして「標準」の人を選ぶのは難しい。症状が全くなくても、健康にみえる人でも、初期のアルツハイマー病かもしれない。「患者の層を分けることは実に悪夢です」と、Goldstein氏は言う。

また、症状がしばしば脳における病理の度合いに差があるように、病状の進行を追跡することも難しい。

最終的に、「どんな認識的な症状も、発症する前に患者を治療したいと思っています。私の判断では、進行を遅くすることよりも、時間を戻すことの方がはるかに難しいので、アルツハイマー病の人を治療したいとは思いません。治療は、療法や診断を要求するでしょう。それらは一緒に結び付けられます」と、Goldstein氏は話す。

Goldstein氏はまた、新しいツールはクロイツフェルト・ヤコブ病などのプリオン病を診断するのにも有望であると考えている。プリオン病もまた、アミロイドの異常から起きる病気である。
(HealthDay News - 10月18日)
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マウスの攻撃性につながるホルモン

マウスを使った新しい研究は、特定のホルモンが他者の世話をしたり、闘争を避けるというヒトの能力において大きな役割を果たすという、より多くの証拠を示す。

この研究結果が人間に当てはまれば、しばしば本質的な共感という感覚を欠く自閉症の人々に対する治療に、科学者は一段階さらに近づくかもしれないと、研究者は話した。

この研究は、日本人とアメリカ人の研究者のチームによるもので、マウスにホルモンのオキシトシンを作らないように遺伝子組み換えを行うと、オスはより攻撃的になり、メスはしばしば自分たちの赤ん坊の世話をするのを忘れるということがわかった。

最近の研究で、オキシトシン(オキシコンチンという鎮痛薬とは関係がない)が、人々の他人を信じる能力に関係があるとされている。オキシトシンの役割を広げるため、この新しい研究は重要であると、カリフォルニア州クレアモントのClaremont Graduate UniversityでNeuroeconomicの研究センターの指導官であるPaul Zak氏は話す。

「私たちは、(オキシトシンが)社会行動、および社会行動の欠如に非常に関連していることを発見しつつあります」と、オキシトシンと信頼の研究に取り組んだZak氏は話した。

言い換えれば、オキシトシンはどのように人が互いに対話するか、そして、どのようにこの相互作用が支障をきたすのかということに関係するようにみえると、彼はつけ加えた。

オキシトシンは脳で生成され、脳下垂体から放出される。 特に、それは再生や、愛と呼ばれるであろう神秘的な現象の役割でさえ果たすように思える。

同様のホルモンは、昆虫も含む多くの動物にみられると、研究論文の共著者である、日本の仙台にある東北大学の分子生物学研究者のKatsuhiko Nishimori氏は話す。 高等動物では、ホルモンは再生と行動の両方に影響するようである。

Nishimori氏たちは、オキシトシン生成に関わる「受容体」を持っていないマウスを飼育した。それから、彼らはマウスがどう振る舞うかを見た。

この研究の発見は今週の全米科学アカデミー会報に掲載されている。

オスのマウスは、非常に攻撃的で、侵入者を迅速に攻撃し、長い間闘うように思われた。しかしながら、そのホルモンが欠乏していると、他のタイプの攻撃性を下げるかどうかは明らかでない。

オスのマウスはまた、以前会ったメスのことを忘れているようだった。

メスのマウスはといえば、離れてさまよっている間、時々自分の赤ん坊の世話をするのを忘れた。

これらすべてのことは、人々にとって何を意味するだろうか?

それは完全に明らかではないとZak氏は言って、「マウスから人間へと推定するのは少し飛躍になります」とつけ加えた。

それでも、この研究が、科学者が自閉症の人々に対する治療を発展させるのを助けることは可能である。彼らは時々攻撃的になったり、または他の人々との関係でトラブルが起きたりすると、彼は話した。

そして研究者たちはそれを立証していないものの、何人かの研究者は、オキシトシンに関する問題が自閉症を説明するのを助けるかもしれないと推測していると、Zak氏は言う。
(HealthDay News - 10月19日)
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肥満は筋肉に脂肪を増やす

肥満度の高い人々の骨格筋は特に脂肪を集めるようにプログラムされているという。

この研究結果は、筋肉には肥満の新陳代謝の「メモリ」があり、肥満の人々がやせるためにカロリーをカットしたとしても、なぜそんなに苦労をするか説明がつくかもしれないということを示唆する。

Cell Metabolismの10月号における研究はまた、運動がこのプログラミングをくつがえして、欲しくないないポンドを取り除くように肥満の能力を改良することができるかもしれないということも示唆する。

脂肪を生成する酵素stearoyl-CoA desaturase-1(SCD-1)が、やせた人よりも肥満の人々の筋肉内に、3倍多いことがわかったという。この調査結果から、肥満や糖尿病と、筋肉内の異常な脂肪の蓄積の間に重要な関係があるという洞察を提供するという。

「肥満や2型糖尿病では、異常な脂質代謝が、筋肉内に脂肪の小滴が蓄積することと強い関係がありますが、これらの摂動の根本にある原因はわかっていません」と、Duke University Medical CenterのSarah W. Stedman Nutrition and Metabolism Centerの、この研究の論文著者であるDeborah Muoio氏は準備された声明で話した。

「私たちは、現在、SCD-1が少なくとも筋肉内での脂質の処理における変化や、肥満を進行するのに非常に重要な貢献者であるということがわかっています」と、彼女は話す。

彼女たちは、身体的活動が増加するとSCD-1の濃度が逆になるのか、またはその作用を中和するのを助けるかどうかを調べる計画をしている。運動が筋肉の新陳代謝の変化を起こすことは知られている。
(HealthDay News - 10月14日)
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抗菌石鹸の問題

家庭で使う抗菌剤入り石鹸やボディーソープは、普通の石鹸よりも病気を減少させるのに有効ではなく、細菌が抗生物質に対して耐性をもつようになると、専門家たちは木曜日の政府諮問委員会で語った。

独立調査委員会のNonprescription Drugs Advisory Committeeは食品医薬品局(FDA)に忠告する。木曜日に、そのような石鹸が、健康管理を受けていない人々に対して、普通の石鹸よりも利益を何か供給していると信じているかどうか、出席者たちは投票することになっていた。

FDAは、彼らの決定によって縛られないものの、しばしば彼らの忠告に従う。 政府機関は、そのような石鹸や、それに関するものの有効性に対する警告ラベルを加える権限を持っており、あるいは有用性を制限するが、そのような判定が差し迫っているという指示を全く与えていない。

書類でFDAの職員は、抗菌剤が薬物耐性菌の発生を促進するかどうかについて関心を高め、政府機関は特定の抗菌剤入り製品が決定的に感染率を減少することにつながるという医学的研究を発見していないと話した。

委員会は「抗菌剤入り石鹸が普通の石鹸よりも利益を供給するという証拠が不足していること」を知らされたと、米国とパキスタンでの一連の研究を引用して、ミシガン大学で疫学の教授をしているAllison E. Aiello氏は話した。

彼女は、どちらの種類の石鹸も家庭での感染を防いだが、どちらももう片方より良いということはなかったと、彼女は言う。

石鹸産業の代表は、抗菌剤入り石鹸が普通の石鹸より安全であって、非常に効果的であると主張する。抗菌剤入り石鹸の人気は、家の中の細菌を殺す方が、洗い落とすだけよりもさらに良いと、消費者が考えるようになった最近10年の間に急上昇した。

抗菌剤入りの製品は、遭遇する細菌のほとんどを殺す。普通の石鹸は、皮膚から細菌をひき離すのを助け、排水に流して落としたり、タオルに移動させる。

しかし、Alliance for Prudent Use of Antibioticsの社長であるStuart B. Levy博士は、実験室での研究から、石鹸は時折、細菌のシステムに危険な物質(抗菌剤入り石鹸の化学物質から抗生物質まで)を洗い流す能力を持ち、細菌があとに残ることを示唆していると言う。

彼は、消費者の使用から抗菌の製品を、病気で病院や家にいる人々に対しての使用に限定すると主張する。そこは、それが最も必要な場所だと彼は言う。

「細菌は破壊されないでしょう」と、彼は話す。「彼らは、恐竜がやって来て、いなくなるのを見ていました。私たちがやって来て、いなくなるのも見て、彼らは幸福になるでしょう。自分の家を殺菌するどんな試みも失敗に満ちています」

Levy氏は、抗生物質の使いすぎが、細菌が耐性を持つようになる主因であると話した。彼は、家庭で使用する抗菌剤入り石鹸が、1年にわたる研究で、耐性菌の著しい増加を示さなかったことがわかったことを認めた。しかし、彼は、さらに長期にわたる石鹸の使用で、まだ耐性を持つようになるだろうと主張した。

抗菌剤はアルコール、漂白剤または合成化学薬品を使用する。Tufts University School of Medicineの薬学と分子生物学の教授であるLevy氏は、合成化学物質を使用することに対して特に批評をし、これは分解しないで環境中に残留すると話した。
(Associated Press - 10月20日)

病気などで菌に対する免疫が弱くなっている人でなければ、
普通の石鹸で充分ということのようだ。
このことは以前より言われてきたことであるものの、
つい私も抗菌剤入りのものを使ってしまう。
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不眠症と胃酸の逆流

新しい研究によって、多くの不眠症のアメリカ人が胃食道逆流疾患(GERD)に罹っているかもしれないということがわかった。

フィラデルフィアのJefferson University Medical Collegeの研究者たちは、睡眠障害になったことがあるが、睡眠障害を引き起こす医学上の問題がない16人の人の睡眠パターンを観察した。彼らはこれまでGERDと診断されなかったし、治療もしていない。

被験者のうち8人は昼間に逆流の症状を経験したが、他の8人は酸の逆流の症状がみられなかった。最初の一晩の滞在後、逆流の症状のある被験者は次の2〜3週間、毎日2回酸を減少させる薬物オメプラゾンを20mg服用した。その後、ジェファーソン睡眠障害センターでの2回目の夜の滞在のために戻った。

最も悪い睡眠の問題を経験した逆流の症状を有する6人の被験者が、逆流の薬物治療の恩恵を最も受けた。逆流の症状のある他の2人の被験者はまた、この治療の恩恵を受けたが、それほどではなかったと、研究者は言う。

「私たちは、睡眠障害が逆流の症状の発現に関連するといった種類の最初の客観的な研究であると信じています」と、ジェファーソンの薬学教授であり、胃腸と肝臓病学部の指導官でもある、この研究論文の著者Anthony DiMarino博士は、準備された声明で発表した。

「夜よく眠れないということと、これまでGERDだと診断されなかった患者に酸の逆流の症状が発現するということの間に、相関関係があるかもしれないということを示します」と、DiMarino氏は話した。

研究結果は、Alimentary Pharmacology and Therapeuticsの9月号に掲載されている。

「私たちの研究に基づけば、より安らかな夜の睡眠を達成するために睡眠薬を服用し始める前に、GERDがあるかどうか確認するために家庭医や胃腸科専門医にチェックしてもらうべきです」とDiMarino氏は述べた。
(HealthDay News - 10月13日)
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脂質の消化の鍵となるホルモン

ビタミンAやE、Dなどの脂肪、コレステロール、および脂溶性ビタミンの消化に重要な役割を果たすホルモンを特定したという。

University of Texas Southwestern Medical Centerの研究者たちは、線維芽細胞増殖因子15(FGF15)と呼ばれるホルモンが、胆汁酸を調節するのを助けると報告する。FGF15は、肝臓にシグナルを送って胆汁酸の生成を調節する。胆汁酸は、脂肪を乳化して、消化器系で壊れて、吸収されやすくする。

マウスでの研究で、科学者たちは、腸が胆汁酸の濃度を感じて、その後、FGF15の分泌の引き金となり、それは肝臓で胆汁酸のさらなる生成を制限するとした。

「胆汁酸は厳しく濃度を規制しなければならない強力な洗剤です」と、この研究の論文著者であるSteven Kliewer氏は準備された声明で説明した。「身体が脂質や他の栄養物を吸収することができるくらいには必要ですが、あまり多いと組織や器官を損なってしまいます。私たちは腸で生成されたホルモンが、胆汁酸の生産過剰から保護する新しいメカニズムを見つけました」。

研究結果は、FGF15が腸と肝臓の間で信号を送る際に重要な役割を果たしていることを示唆し、FGF15はまた、身体の他の部分で別の役割を果たしているかもしれないという疑問を引き起こす。

この研究はCell Metabolismの10月号に掲載されている。
(HealthDay News - 10月14日)
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アイダホで起きた9件の脳の病気

Joan Kingsford氏は、夫が彼の溶接工場で最初によろめくのを見た瞬間から、彼女は2つのことを望んだ。彼の回復と、何が彼を病気にしたのか知ることである。

彼女はどちらも得ることがなかった。Alvin Kingsford氏(72)は最近亡くなったが、脳の致命的な消耗性疾患である、特発性のヤコブ病が疑われた。この病気は、検死によってのみ最終的に診断されるが、検死は行われなかった。

州連邦厚生省職員は今年、アイダホで特発性のCJDが疑われたケースが9件報告され、その真相を探ろうとしている。CJDは狂牛病に感染した牛肉を食べることによって引き起こされ、1990年代から、イギリスやヨーロッパ大陸で少なくとも180人が死亡している。

「アイダホ州で非常に明確なことが1つあります。それは、これまでの年に報告された数よりも多いということです」と、連邦の疾病対策センターのCJDの専門家であるErmias Belay博士は話す。「今までのところ、調査ではこれらのケースで共通しているような、どんな曝露も発見されていません」

通常、特発性CJDは毎年100万人に約1人しか発生していない。アメリカでは平均1年当たりちょうど300件、アイダホでは1年に1件以上発生している。過去20年以上、アイダホで1年に最も多く報告されたケースは、3件だった。

今年までは。

2005年に、これまで報告された疑わしい9件のケースのうち、3件が神経系の感染症に対する検査で陽性だった。この致命的な病気が実際に特発性CJDかどうかはっきりさせるために、より多くの検査を行うかは未定である。4人の犠牲者と思われる人たちは検死せずに埋葬された。2人の疑似患者は検査で陰性と出た。

それでも、州連邦の厚生省職員は、アイダホのケースをまだ「クラスター」と呼ぶまでには至っておらず、検死を行った犠牲者の最終検査結果を待っているところである。

調査官がこの診断(検死)を突き止めるのに最も良いツールは、時々得るのが難しいと、アイダホ保健福祉局のTom Shanahan氏は話す。

病理学者はしばしばこの方法を実行するのに気が進まない。検死の費用は高く、いくつかの家族は賛成にしぶると職員は言う。

Joan Kingsford氏は、自分の夫を検死して欲しかったが、その地域の葬儀屋も、脳が開かれて空洞になったAlvin氏の身体を扱うことに同意しないだろう。彼らは奇病がうつることを恐れるだろうと、Kingsford氏は話した。

結局、彼女は、検死をせずに、伝統的な葬儀を行う方を選んだ。

もし検死が行われたら「彼が亡くなる1週間前に、葬儀場は血液を取り出さないだろうと言いました」と、彼女は話した。「彼らは、ただ彼に防腐剤を塗って保存できるようにするだけで、3日以内に葬儀を行わなければならないと私に話しました」

CJDは主に、感染した脳や脊髄で見つかった奇形のプリオンから伝染すると、Belay氏は話した。標準的な消毒方法では感染の危険性を排除しない。世界保健機関によると、代わりに器具を1時間以上化学溶液に浸してから加熱しなければならない。

ミイラにする化学物質や設備のメーカーであるドッジ・カンパニーのオレゴン州ビーバートンをベースにした、地方販売員のLarry Whitaker氏は、CJDに感染した遺体の安全な取り扱いのワークショップをクライアントに提供する。

「脳を取り除くことは、非常にリスクがあります」と、Whitaker氏は言う。「かつて火葬が考えられている以上にもっと穏やかでなければならないと思います」死体仮置場での手順(防腐剤を塗って保存できるようにすることを含む)は、特別な注意が払われる限り、CJDの犠牲者の遺体に手をつけずに安全に行うことができるが、世界保健機関は、検死を行った患者をミイラにすることを勧めない。

モルモン教会のメンバーであるJoan Kingsford氏の教会は火葬を断念させる。 彼女が予想した以上に早く彼女の夫の遺体について決心をするようにと口をはさまれた。

「彼に起きた問題が何だったのかわかるまでに2ヵ月半かかりました。そして、その時までに、彼は入院していました」と、彼女は話した。「検死を行うことができたら良かったのにと思います。なぜなら、人々がこのことについて知る必要があると考えるからです」

「私たちはアイダホ州に問題があるのは確実だと思います」と、彼女は付け加えた。
(Associated Press - 10月17日)
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瞑想と痛み

カナダのトロントにある2ヵ所の病院で、瞑想プログラムを行っているJackie Gardner-Nix博士の研究で、痛みをコントロールするのに瞑想が効果的な方法であることがわかったという。この研究で、多くの患者が10週間、1日当たり10〜20分瞑想をしたところ、痛みをうまく管理できるようになったという。彼女はこの結果を、8月にオーストラリアのシドニーで行われた、第11回World Congress of the International Association for the Study of Painで、発表した。
(NFA’s FM Online Newsletter Vol. 5, No.14)
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腸の内視鏡検査は病気の高齢者には勧められない

結腸直腸癌に対して、消化器内視鏡検査や他の検査法を定期的に行うことで、命が救われるかもしれないということを、2つの新しい研究が示している。

しかしながら、研究者たちは、医師がまた、病気の高齢の患者で内視鏡の使用を制限したがっているかもしれないと話す。

アメリカ人は定期的に胸部X線写真やパパニコロースミア検査などの癌のスクリーニング検査を行うが、悪性結腸直腸がん検出を目的とした検査に対してはそれほど行われていない。結腸直腸癌のリスクのある人の約40%〜50%(専門家は50歳以上の人は全員含むとしている)でのみ適切なスクリーニング検査が行われていると、American Cancer Societyで結腸直腸癌のディレクターであるDurado Brooks博士は話した。

「たしかに、他の癌では70〜80%の人で行われるのに対して、はるかに少ないです」と、Brroks氏は言う。

問題の一部は検査自体にあるかもしれない。その検査には、50歳以上の人たちに対して10年に1回推奨される内視鏡も含まれる。テレビの司会者であるKatie Couric氏は、彼女の夫が結腸直腸癌で亡くなって以来、内視鏡のプロフィールを上げるために多くのことを行ったが、その方法は不快であり、危険性をはらんだままである。

いくつかのケースにおいて、「誰かを健康で良い状態にする検査が、深刻な合併症を有するということを明らかにします」と、Brooks氏は話した。「American Cancer Societyのような主だった組織は、平均的な危険性のあるスクリーニング検査を人々が行う1つのオプションとして、内視鏡検査を単にリストに載せます」

現在、結腸直腸癌検診に対して年齢制限の上限がないので、医師は、しばしば患者の年齢に関係なく行い続けると、この研究の共著者であり、ポートランドのOregon Health & Science Universityの研究者でもあるAmnon Sonnenberg博士は述べた。

この研究で、Sonnenberg氏と共同研究者のCynthia Ko博士は、70歳〜94歳までの人で、結腸直腸癌の検査を行う利益とリスクを比較した。

この研究でわかったことは、2005年Gastroenterologyの最新号で発表されている。

2人の研究者たちが、内視鏡が70歳〜74歳までの健康な男性にとってよい考えであるということがわかったという。なぜならそれは、42件中1件の割合で、この病気の致命的な症例が見つかるからである。

しかし、既に病気である高齢の人々には、この検査は有効ではない。例えば、致命的なケースを1件防ぐために、75歳〜79歳までの不健康な女性431人に、医師は内視鏡検査を行う必要があるということがわかった。

患者が非常に高齢だったり大病のために長く生きられないと予想されるなら、「将来癌にならないようにと、これから5年以内に内視鏡検査を行う計画を立てることは、患者の健康にとってあまり意味がありません」と、Sonnenberg氏は、話した。

Brooks氏は、この研究結果は驚くべきものでないと言う。医師は、内視鏡検査を行う前に、年齢や健康状態の両方を考慮しなければならないとした。もしそうだとしても、この検査は高齢者においてさえ、まだ癌の症例を調べるのに有用であると指摘する。

この雑誌の同じ問題における別の研究で、サンフランシスコのカリフォルニア大学の研究者たちは、米国の人口の75%の人が結腸直腸癌の検査を定期的に行うなら、何が起こるかを予測しようとした。

研究者たちは、拡張した検査プログラムが結腸直腸癌患者の治療でお金を節約できるが、全体的に見て、まだコストを1年当たり最大28億ドル増やしていると見積もる。

他方で、拡張したスクリーニング検査で毎年最大1万5千人の命を救うことができるとしている。

研究の共著者でUCSF assistant clinical professor of medicineであるUri Ladabaum博士によると、「50歳以上の成人にとって主要なメッセージは、結腸直腸癌検診が結腸直腸癌の死亡率を、大きく減少させることができるということで、検査を受けることをよく考慮すべきです」。
(HealthDay News - 10月10日)

大腸に憩室がある場合は、内視鏡だけでなく、
バリウムを注入して検査を行う際にも、憩室が破れる可能性が高くなる。
高齢者では特に、腸の内圧に対して弱くなっている部分が、
ところどころに生じているだろうから、気をつけるにこしたことはないと思う。
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脂肪食が免疫系の炎症を抑制?

ハンバーガーやフライドポテトを食べることが、心臓にどんな恩恵を与えないにしても、これらの脂肪の多い類の食べ物は、短期間の炎症を抑える助けになかもしれないと、研究者たちは報告する。

食べると小腸の細胞が刺激され、コレシストキニン(CCK)と呼ばれるホルモンを作り出し、消化やぜん動、そして消化管を通って食物が移動する動きを助ける。オランダのマーストリヒト大学のMisha D.Luyer氏たちによると、CCKはまた、満腹感(食べるのを止めるように伝える充足感)の引き金にもなる。

雑誌Experimental Medicineの10月17日号で発行されたラットでのこの研究で、脂肪に誘導されたCCKが、腸の炎症を抑制し、外部からの侵略者として食物を攻撃することから免疫細胞を保護することがわかった。

高脂肪食が与えられたラットは、致命的なバクテリアによって誘発されたショックから保護されたが、低脂肪食が与えられたネズミは同様の保護を有さなかった。

高脂肪食を食べたラットにおいて、CCKはアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の放出を促す信号を出すことがわかった。アセチルコリンは免疫細胞のタンパク質に付き、それらのスイッチを切る。

このことは、高脂肪食を摂取したラットの免疫システムが、なぜ食物タンパク質や、正常な腸バクテリアに対して、外部からの侵略者として反応しなかったかを説明するかもしれないと、この研究の論文著者は話した。彼らはまた、患者において引き金となるこの脂肪に誘発された作用が、外科手術のあとに起きる炎症に関連する合併症を減少させるのを助けるかもしれないということを示唆した。
(HealthDay News - 10月10日)
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狂牛病は尿から広がるかもしれない

鹿やヘラジカの狂牛病、スクレイピー、および慢性消耗性疾患を引き起こすエージェントは、時々尿を通して広がるかもしれないと、スイスの研究者たちは報告した。

一定の条件の下のマウスで、病気を移すプリオンとして知られる変異した脳蛋白が、尿中で発見されうることがわかったという。

チューリッヒ大学病院のAdriano Aguzzi氏たちは、「慢性の炎症性腎障害が尿中に感染力のあるプリオンを排泄する引き金になるか否かについて、私たちは検査しました」と、サイエンス誌で発表された報告で述べた。

腎炎で、スクレイピーで感染したマウスは、尿中にプリオンを排出し、これらのプリオンは注入されると、スクレイピーの他のマウスに感染したことを、Aguzzi氏たちは発見した。

この研究室内での実験から、草食動物が草を食べたり、他から尿を通して感染したりするようになる実際の世界でたしかめるまで長い道のりであるが、研究者たちは、そのような伝染が理論的に可能であることを示すという。

プリオン病の専門家であるAguzzi氏たちは、この研究結果から、アメリカの西部の州や他の場所に生息する野生の鹿やヘラジカが、どのように慢性の消耗性疾患に感染していくかを説明する助けになると話した。

それはまた、スクレイピーが羊の間でどのように広がるかを説明するかもしれない。

伝染性海綿状脳症、あるいはTSEsとして知られている病気は、牛スポンジ様脳症(BSEもしくは狂牛病)やスクレイピー、ヒトではヤコブ病、もしくはCJDを含む。

病気は、プリオンと呼ばれる脳蛋白の変異型によって引き起こされ、それは、ウイルスやバクテリアよりも破壊しにくく、動物から動物へと拡大しうる。

スクレイピーは何百年間もの間、羊の中に存在していて、別の種に感染することは知られていなかった。1980年代に、BSEはイギリスの牛で突発して、結局、えさにスクレイピーに感染した羊の死骸が含まれていたかもしれないというところにまでたどりついた。

その後、牛肉を食べた人々は、BSEに感染した肉に関連するCJDを発症し始めた。nvCJDと呼ばれ、それは通常のCJDと異なり、これまでイギリスにおいて151人が、他国では一握りの人が死亡している。

通常、CJDは原因も治療法もわかっていないが、世界中で100万人に約1人に影響を及ぼす。

この病気はすべて、徐々に脳を破壊し死に至る。治療法が全くない。

世界中の農業に携わる職員は、動物の飼料における規則を変えたが、BSEに関するケースは時々まだ現れ、牛のトレーダーの間でパニックを引き起こし、時々牛製品の取り引きを中断している。

牛製品を使用して作られた化粧品や薬品は現在、プリオンを伝染する成分(脳、神経に関する部位、脾臓、他の器官を含む)に対してチェックされている。研究者たちは、尿が要警戒製品のリストに追加されるかもしれないと示唆している。

Aguzzi氏のチームは、腎炎にかかっていないマウスの尿がプリオンを含まなかったと言う。しかし、バクテリア、ウイルスまたは自己免疫疾患によって引き起こされた炎症性腎臓疾患は一般的によくあり、それらはまた、進行した認知障害であるCJDの症状と関連づけることができるとしている。

彼らはまた、1つのチームが、CJD患者の尿中にプリオンを発見したと報告し、別のチームは、1人のCJD患者から採取した尿を注射することによって、マウスをCJDに感染させたと話す。
(ロイター - 10月13日)
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ヘルス・チップ:冬に多い鼻血

鼻血は、来たる冬の数ヶ月の間に非常によくみられますが、米国国立医学図書館によると、これはまた、健康上重大な危険性を示すことがあります。

次に、鼻血のいくつかの原因を挙げます。

・鼻への異物。
・鼻への直接的な衝撃。
・中隔の逸脱。
・出血性の病気もしくは高血圧。
・遺伝性出血性毛細管拡張症、鼻後部の血管の成長。
・血液の希釈あるいはアスピリン。

家に吸入器を備えたり、家の温度を下げると、頻繁に起きる鼻血を抑えることができます。
(HealthDay News - 10月5日)
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血圧の薬がある種の頭痛を予防する

イギリスの研究者たちは、血圧を下げる薬物がまた、ある種の頭痛を予防すると報告する。

この検討のために研究者たちは、血圧を下げるために薬を服用している患者で研究を進め、彼らに頭痛があったか否かについても報告した。降圧剤を服用している人々で、偽薬を摂取していた人の1/3未満の人々が頭痛を報告したことがわかった。

「降圧剤が頭痛を予防しているようだということがわかります」と、この研究の論文著者であり、ロンドン大学のWolfson Institute of Preventive Medicine of Queen Mary's School of Medicine and Dentistryで疫学の教授であるMalcolm Law氏は話した。 「頭痛の約3分の1を防ぐように思えます」

この研究結果はCirculationの10月11日号に掲載されている。

研究では、Law氏のグループは、降圧剤、もしくは偽薬を服用している1万7641人の人を含んでいた94件の治験を調べた。薬物には利尿剤やACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体ブロッカーが含まれている。

研究者は、血圧の薬を服用する人の8%が、頭痛があるという報告があることがわかった。偽薬を摂取していた人では12%だった。さらに、患者がどの薬を服用したかに関わらず、頭痛のひろがりはかなり減少した。

「それは基本的に好奇心です」と、Law氏は話す。「100年間、ずっと続いています--その名の通り、高い血圧の高血圧性頭痛です」

Law氏はそのような薬は頭痛を減少させるために服用するべきではないと慎重に述べた。「私たちは、医師が頭痛を治療するのに降圧剤を使用するとは言っていません」と、彼は言う。「(この研究から)ある人々がそうであるに違いないと仮定するという強い臨床的な含意はありません。あるのは好奇心です」

1人の専門家は、頭痛が激しい高血圧のサインであると信じている。

「これは長年にわたる観察です」と、Vasilios Papademetriou博士というジョージタウン大学の薬学教授は話した。「それはいくつかの刊行物で指摘された些細なポイントでした」

「私たちは最大血圧が200mmHg以上の患者にしばしば頭痛があるのを見ます。それは、高血圧の軽い場合については、それほど一般的ではありません」と、彼はつけ加えた。

Papademetriou氏は、アンジオテンシンII受容体ブロッカーが頭痛の40%〜50%を予防することが最近の研究によってわかったと言う。「おそらくこれらの薬には副作用がまったくないので、患者はとても良いと感じて、頭痛がないと報告します」と、彼は話した。

Papademetriou氏は、この観察が重要であると考える。「それは高血圧の患者と同じくらい治療する際に積極的になるもう1つの重要な理由です」と、彼は言う。

Papademetriou氏は、頻繁な頭痛を起こす患者の血圧をチェックするべきであるとアドバイスした。「自分の血圧をコントロールし続けるなら、多くの患者が、頭痛をあまり起こさないようにすることができます。」

別の専門家は、最新の研究結果が、人々が血圧の薬物療法を続けることを奨励するかもしれないと考える。

「人々が自分の血圧を制御するのに多くの他の重要な理由がありますが、私たちは、多くの人々が薬物療法を固く守らないことを知っています。」と、Yale University Medical Schoolの心臓病学の教授であるHarlan M.Krumholz博士は話す。「この情報は、規則正しく服薬するのに実際的な理由を、ある人々に与えるかもしれません」
(HealthDay News - 10月10日)

これは高血圧からくる頭痛に関するもののようである。
頭痛といっても、さまざまな原因があり、それに合った治療をするべきで、
その辺りを誤解されないように。
ふだんから血圧を測っておくのもいいかもしれない。
日内変動、季節変動など状況によって、けっこう変動するのがわかると思う。
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鎮痛剤は口腔癌のリスクをカットする

一般に使用される鎮痛剤は喫煙者の口腔癌の危険性を減少させうるが、長期使用で心臓病で死ぬ確率が上がるかもしれないと、ノルウェーの科学者たちは発表した。

非ステロイド性抗炎症剤、またはNSAIDsとして知られている鎮痛剤は、約500人の喫煙者で行った研究において、口腔癌の発症の確率を半分にした。その効果は禁煙するのに匹敵していた。

しかしながら、患者には心血管疾患で死亡するリスクの方が高いため、この薬物は総合的には生存を増加させなかった。

「これらの調査結果は、NSAIDsの長期使用を検討する際、リスクと利益の慎重な分析が必要であることを強調します」と、オスローのNorwegian Radium HospitalのJon Sudbo博士は医学誌Lancetでの報告で述べた。

一般に使用されるNSAIDsにはイブプロフェンやナプロキセンがある。COX-2阻害剤として知られる新しい鎮痛剤には、メルクのVioxx(日本未発売)があるが、心臓発作や卒中になる危険性がある。

安全に関する問題が出て、メルクは2004年9月に市場からVioxxを引っ込めた。

NSAIDsは、COX-1やCOX-2と呼ばれる2つの酵素を阻害することによって、作用する。しかしながら、それらは消化管出血を引き起こす場合がある。COX-2阻害剤は、その損傷を抑制するように設計された。

Sudbo氏や彼のチームは、口腔癌に罹っている454人のヘビー・スモーカーたちと同数の癌に罹っていない喫煙者で、NSAIDSの使用を比較した。ちょうど、この研究において263人以上の人がNSAIDsを使用していた。

NSAIDsは、喫煙者が口腔癌になるリスクを53%削減したという。しかしながら、NSAIDsを服用しなかったグループの7%の人と比較して、この薬を服用した人のうち42%の人は、心血管疾患で死亡した。

Sudbo氏は、この薬のリスクと利益において、より多くの光を与える口腔癌予防の研究が計画されているか、あるいは進行中であると話す。

国立がん研究所によると、米国だけで、約3万人の人が口腔か唇、あるいは、喉や口腔の奥の一部の癌と診断されている。

タバコや葉巻、パイプ、噛み煙草を吸うことが、ほとんどの口腔癌の原因になる。 アルコールを飲む人々もまた、飲まない人よりも、その病気になるリスクが高い。

「これから数年にわたって行われるこれらの試験で、NSAIDsが口腔癌の患者への破壊的な影響や、家族および国民の健康を減少させるかどうかわかるでしょう」と、彼はつけ加えた。
(ロイター - 10月6日)

今回のこの記事では、喫煙者に限定されるようだ。
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ヘルス・チップ:口にできる単純疱疹の治療

Loyola University Health Systemによると、単純疱疹は、単純疱疹ウイルスによって引き起こされ、口に小さな水ぶくれができ、恥ずかしい場合がありますが、その症状は治療することができます。

唇がひりひりしたり、かゆかったり、口にひりひり感があったり、口の周りがうずいたり、あるいは、口に小さい水ぶくれが破れて表面が堅くなるような、ひどい症状があれば、イドクスウリジンの塗り薬やアシクロビルといった抗ウイルス薬を用いて治療をおこなうかもしれません。

ヘルペスは長期間休止し、最初の感染の際に症状を示さない人々もいます。寒い気候や熱い太陽、抑制された免疫システムで、より頻繁に発症しやすくなります。
(HealthDay News - 10月6日)

単純疱疹はヘルペスともいい、口以外にもできるが、
治療は同様に抗ウイルス薬を用いることになるだろう。
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脳の機能不全が自殺やてんかんにつながるかもしれない

てんかんの基礎となるのと同様の脳の機能不全がまた、自殺のリスクにも影響を及ぼすかもしれないという報告があった。

この発見はまた、自殺とうつには異なった脳のメカニズムがあるかもしれないということを示す。

「理由はわかっていないが、うつ病は、てんかんの発症のリスクの増加や、また何度もてんかん発作を体験している人においても一般的です」と、ニューヨーク市コロンビア大学のlead researcherであるDale C. Hesdoffer氏は、準備された声明で発表した。

「私たちの有した1つの疑問は、うつ病のいくつかの症状が、てんかんを発症するリスクを増加するのに、他よりも重要かどうかということでした。自殺企図や自殺未遂は可能性がありました。なぜなら、てんかんの患者が、一般の人たちよりも自殺しそうにみえたからです。しかし、私たちはうつ病のすべての症状を調べました」と、Hesdorffer氏は話した。

この研究は、てんかんを有する324人の人と、その病気ではない647人の人で行われ、10月10日にjournal Annals of Neurologyのオンライン版で発表された。うつ病歴が、てんかんのリスクの増加に関連しているのがわかったという。

また、てんかん患者は、てんかん発作を起こすまでに自殺を図った人が4倍以上もあったということがわかり、彼らは驚いた。研究者がアルコール消費や、年齢、性差やうつ病などの他の要素が原因だと考えた後でさえ、このことは本当だった。

また、特定のうつ病の症状の存在が、後に大きなてんかん発作を起こすことを予期しなかったことがわかった。

研究結果は、てんかんと自殺行動に対する一般的に基本的な脳のメカニズムがあり、うつ病と自殺行動が異なった脳のメカニズムに関連しているかもしれないということを示唆すると、研究論文の著者は記述した。

「ますます、てんかん患者を治療する臨床医は、現在のうつ病に関して尋ねますが、過去の自殺未遂や自殺企図に関しては尋ねないかもしれません」と、Hesdorffer氏は話す。「私たちの研究結果は、後に自殺を遂行するのと防ぐためにこの質問をして、どんな必要なカウンセリングも提供することが必要だという、臨床医への警告かもしれません」
(HealthDay News - 10月10日)
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線虫は人体のリズムの手がかりを与える

科学者たちは文字通り、人体リズムの秘密にはうように進んでいる。

ユタ大学の研究者たちは、線虫のリズミカルな出来事、つまり食物を飲み込んだり、産卵したり、排泄したりというようなことを制御する遺伝子を特定したと言う。

vav-1遺伝子を利かなくすると、虫は、飲み込むことができなくなり、死んだ。 虫が飲み込むことができるように遺伝子の一部が回復すると、再生がまだ困難で、さらに、線虫は便秘になったことを、研究の論文著者たちは発見した。

この研究は、虫だけでなく、人間にとっても意味があるという。

「私たちは線虫の基本的なリズムをコントロールするのに重要な遺伝子を見つけました。哺乳動物における人生の基本的な過程を制御するのと同じ遺伝子の生成物が虫にも見つかったので、私たちの研究は、この遺伝子と関連する遺伝子にはヒトや他の動物におけるリズミカルな行動を制御するのに重要な役割があるかもしれないということを示します」と、ユタ大学の生物学教授で医師、そしてBrain Instituteのメンバーでもある、Andres Villu Maricq氏は、準備された声明で説明した。

彼は、線虫におけるvav-1遺伝子が、ヒトの3つの同様の遺伝子に関連していると述べた。

それは、vav遺伝子がヒトの嚥下や、排卵または排便を制御するかどうかはわからないが、「しかし、さらなる調査のための明らかな道となるでしょう。私たちの行動のほとんどすべてがリズミカルです: 呼吸、嚥下、鼓動、そして脳の活動」と、Maricq氏は話す。
(HealthDay News - 10月6日)
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加工肉は膵臓癌のリスクを高める

Journal of National Cancer Instituteの最新号に掲載されている米国の研究によると、加工肉や赤身肉、豚肉を多量に食べると、膵臓癌の危険性が増加するという。

19万人以上の人で行った研究では、加工肉の摂取が多い人は、あまり食べない人に比べて、68%膵臓癌のリスクが高かった。赤身肉や豚肉を多く食べた人は、あまり食べない人に比べて、膵臓癌になる人は50%多くなった。

膵臓癌と、飽和脂肪、コレステロール、総脂肪、卵、乳製品、魚または鶏肉の摂取との間には関係がないことがわかった。

ハワイのCancer Research Centerの論文著者は、肉の加工技術から生じる発癌性物質が、これらの食物を多量に食べる人々でリスクが増加する原因かもしれないということを示唆する。

これまでのいくつかの研究で、膵臓癌になる危険因子として肉や乳製品、卵を特定したが、結果は混合されていた。

約3万2000人のアメリカ人が昨年、膵臓癌と診断された。
非常に遅い段階になってからたびたび検出されるので、この悪性腫瘍の5年生存率は5%未満である。
(HealthDay News - 10月5日)
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ヘルス・チップ:化粧品はアレルギーを悪化させるかもしれない

何世紀もの間、女性は、美しく見えるように、そして美しく感じるように化粧をしてきました。しかし、化粧をすることで、赤くなったり、水ぶくれなどの醜いアレルギー反応を引き起こす場合もあります。

米食品医薬品局はその危険性を最小にするために次のことを提案します:

・使用しないときは、化粧品のふたを締める。
・化粧する前に、手を洗う。
・他の人と化粧品を共有しない。
・化粧品に液体を加えない。
・皮膚に異常が出たら、使用を中止する。
・化粧品が変色したり、臭いにおいがあれば捨てる。
・結膜炎のときは化粧品を使用しない。

使用前には化粧品のラベルを必ず読み、製品の中に何が入っているか、また、安全な使用方法を学んでください。
(HealthDay News - 10月6日)

まあ、当たり前といえば当たり前のことばかりなのだが、
案外、守ってないこともあるのではないだろうか。
最近は、男性も化粧をする時代になったので、該当する男性も要注意である。

それから、化粧品の外箱を除くと、
本体には成分名や使用方法を書いてないケースが多いので、
デザインの問題もあるかもしれないけれども、
本体にも記入してほしいと思う。
もの覚えの悪い私は特に、数日使用しないだけで、
使い方(正確には使う順番)を忘れたりすることがある。
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脳は睡眠中にシフトする

研究者たちは、眠りに落ちるにつれ、どのように、また、なぜ意識が薄れていくのか、最初の鮮明な映像として記述すると報告している。

経頭蓋的磁気刺激法と呼ばれるテクニックでは、「脳は互いに話すことができない小さい島に分かれる」と、Wisconsin-Madison大学の精神医学の教授で、サイエンスの9月30日号でこの研究を発表した代表執筆者でもあるGuilio Tononi博士は説明した。

Tononi氏たちは、ボランティアの頭の上に、磁場を発生させる櫂のような装置を置いた。これは、頭蓋骨に入り込んで脳細胞の活動を刺激するように電気パルスを発生させる。

知覚や思考を制御する大脳皮質内の標的細胞は、外皮内の他の細胞に信号を送ることによって反応した。人が目覚めているとき、それらの信号は自由に移動するが、熟睡中には、そのような信号は送られないという。

この研究は、科学者が充分理解していない問題、つまり意識に関する考えをはっきりさせるのを助けるとしている。意識の思考は、情報を統合する脳の能力に依存していると、Tononi氏は理論づけた。この研究結果が、その信念を立証する助けになると、彼は言う。

脳は睡眠中に活動的であると、Tononi氏は言う;夜遅くに起こる生き生きとした夢が、その証拠になる。しかし被験者たちは、夜早くには、そのような意識的な体験をしないと報告する。睡眠のあと、脳中枢の接続を切ることが、その違いの原因であるという結果を示す。

Tononi氏は、人々が目覚めているうちに、電気パルスが脳内の長い距離を移動する信号を作り出したと説明した。「夜早くに眠ると、反応は短命で、全然伝播されない。どこにも移動すらしない」

最新の研究は、意識の神秘を解決することに加えて、神経学的および精神医学的な病気に対する診断や治療方法の開発で助けとなるかもしれないと、研究者は記述する。

この研究は、Harvard Medical SchoolとBeth Israel Deaconess Medical Centerの准教授であるRobert Stickgold氏の研究と合わせた反応を得た。彼の研究はウィスコンシンレポートで引用されている。

「眠りに落ちるに従って通常、相互に作用する皮質の領域の能力が、明らかに、手際よく中断しました」と、Stickgold氏は言う。
「しかし、このことが、眠りに落ちる際の意識の変化に関連していると考える理由にはなりません」

Stickgold氏は、私たちが寝入るに従って多くの変化が脳に起こると話す。「神経化学物質は脳で放出されて、EEG(脳波計)のパターンは変化し、感覚刺激のゲートが変化します。彼が非常にうまく記録した変化は、意識の変化における役割を果たすかもしれません」

彼は、この分野に基本的な問題があると話す:「目覚めるときに私たちはなぜ意識しているか、事実、なぜ目覚めるのかということを理解するアプローチがありません。したがって、意識消失を引き起こす変化を探すことは、非常に難しい問題です。なぜなら、私たちが探しているものがわからないからです」

「私は、このことが意識について実質的なものを加えると思いません。眠りの移行に伴う脳の機能の変化についての情報を、いくつか加えます。それは、非常に上品で美しい方法で示されるのです」と、彼は話した。

ウィスコンシン大学のPsychiatric Institute and Clinicsの研究員であり、この研究チームのメンバーであるMarcello Massimini博士は、意見を異にする。

「重要なことは、この観察が、ここ10年か15年の間に、Tononi博士によって形づくられた理論から正確に予測をする最初の実験的な確認であるということです」と、彼は話す。「この予測というのは、意識を構成するのが、脳の活動レベルではなく、脳の離れた部分が互いにコミュニケートする能力であったということでした」
(HealthDay News - 9月29日)

自分でも訳しながら、よくわからなくて、ほとんど直訳になってしまいました。
質問されてもわかりませんので、あしからず。
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ヘルス・チップ:卒中のサイン

毎年、15万人の人が卒中で亡くなります。テキサスメディカルセンターによると、卒中はアメリカにおいて、主な死亡原因の3番目です。

危険信号がわかれば、卒中を早期に発見することができます。

・身体の片側半分の腕や顔、足の突然の麻痺する、もしくは力が入らなくなる。
・突然の失明。特に片方の目。
・会話をしたり、理解することができなくなるかあるいはそれに近い状態。
・原因不明のひどい頭痛。
・説明のつかないめまい、安定しない、または倒れる。

あなたやあなたの愛する人が、これらの兆候をどれか示したなら、ただちに医療機関で診てもらってください。
(HealthDay News - 10月3日)
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脳たんぱくがアルコール中毒のリスクを高めるかも

ラットでの研究で、特定の脳たんぱくの遺伝的な欠乏が、アルコール中毒や不安に関連しているかもしれないということがわかった。

シカゴのイリノイ大学の研究者たちは、アルコールを渇望するように飼育されたラットが、cyclic AMP responsive element binding proteinと呼ばれるたんぱく質(CREB)や、神経ペプチドYと呼ばれる他の脳たんぱく質のレベルを下げることがわかった。扁桃核(脳の一部で感情、恐怖、および心配に関連している)のある一定の領域で、非アルコール性のネズミと比較された。

2種類のタンパク質が接続しているように見える: CREBが活性化すると、神経ペプチドYの生成を規制すると、研究者は雑誌Clinical Investigationの10月号で説明した。

中毒性を有するラットでは、アルコールは不安感を減少させて、扁桃体中心核で活性型CREBと神経ペプチドYのレベルを増加させたが、アルコールを渇望しないラットでは同じ作用はなかった。アルコールを渇望するラットが、不安感を減少させるためにアルコールを使用するようだと、研究者たちは述べた。

「これは扁桃体中心核のCREBタンパク質の遺伝的欠乏が、強い不安感と飲酒嗜癖に関連しているという最初の直接的な証拠です」と、lead researcherで、UIC College of MedicineSubhashの精神医学の助教授であり、神経科学アルコール中毒研究のディレクターでもあるSubhash Pandey氏は準備された声明で発表した。

「遺伝学的に、強い不安感がある人では、アルコール消費が促進されるということにおいて重要です。飲酒は個人にとってのセルフメディケーションの方法です」と、Pandey氏は話す。
(HealthDay News - 10月5日)

だからといって、不安感を紛らわせるために、
いくらでも飲酒をしていいということにはならないが…。
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ヘルス・チップ:エネルギー・ドリンクとアルコールを一緒に飲まない

Red Bullのようなエネルギー・ドリンクが、最近よく選択され、飲まれていますが、それらを過度に飲んだり、アルコールと混ぜると重大な健康上の作用が生じると、カナダ保健省は話しています。

ここに、そのリスクを最小にする方法があります:

・Red Bullというエネルギー・ドリンクの消費を500mL、または1日あたり2缶に制限する。
・エネルギー・ドリンクをアルコールに混ぜない。
・激しい身体活動や運動の後、身体に水分補給をする。
・エネルギー・ドリンクに対する拒絶反応があれば、そのことを健康管理機構に報告する。
(HealthDay News - 10月5日)

Red Bullというドリンクが何なのかわからないので、その成分も不明である。
何がアルコールと相互作用を起こすのかもわからないものの、
他に同様の作用を引き起こすドリンクがあるかもしれないので要注意であろう。
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肝機能検査で心臓病を予測

肝臓の損傷によって生成された分子の血中濃度が高くなると、心臓病や卒中のリスクもまた予測されるということが、オーストリアの研究でわかった。

ガンマ・グルタミル・トランスフェラーゼ(GGT)と呼ばれる分子の濃度が高くなると、その上がり方がゆるやかであっても、男性では、低い濃度よりも、心血管疾患で死亡するリスクが28%高かったと、Circulationの9月27日号で報告された。高濃度の男性では、68%さらにリスクが高かった。女性では、リスクが35%〜51%の範囲で増加したことがわかった。

この研究は、高いGGT値とアテローム性動脈硬化症につながりがあるというイタリアの報告に対する追跡調査として行われたと、研究論文の著者で、Innsbruck Medical Universityで医学統計の助教授であるHanno Ulmer氏は発表した。アテローム性動脈硬化症は心臓病や卒中につながる「動脈硬化」である。

Ulmer氏たちは長期間にわたる健康監視プログラムで、16万4000人近くのオーストリア人の被験者のメディカル・データを使用した。11年以上の追跡調査によって、高いGGT値は、高い血糖値やコレステロール値よりも、心血管障害による死亡の予測をするのに良いことがわかった。しかし、喫煙や高血圧という2つの他の主なリスク要因ほどには、良くはなかった。

GGTの血液検査は、肝臓機能をモニターするのに広く使用されている。例えば、多くの医師が定期的にコレステロール降下剤のスタチン類を服用する人々に行う。副作用で、肝臓の損傷が起こりうるからである。しかし、「肝機能を示すという役割を超えて、GGTは心血管疾患をまさに予測しうるでしょう」と、Ulmer氏は話す。

Ulmer氏は、GGTが心血管疾患に対するマーカーであるのに、2つの理由が考えられると言う。1つはそれが動脈への一般的な損害を表すということである。かわりに、深酒で血管に与えるダメージを示すかもしれない。 オーストリア人の研究者たちは、被験者のアルコール消費に関する情報がなかったため、深酒が高い値になった唯一の原因であるという可能性を除外することができなかった。

GGT検査の値が心血管へのリスクの評価を決定するために、さらなる研究が必要であると、Ulmer氏は話す。それは「主要なパラメタとして、今後の心血管介入の研究に、含まれているべきである」と、彼は言う。

より多くの研究が必要であると、Harvard Medical Schoolの薬学の教授であり、米心臓病協会のスポークスウーマンであるJoAnn Manson博士は同意した。彼女は、「もし他のバイオマーカーや、心血管系のリスクを除外するなら、GGT値が独立した指標であるかどうかは明らかでありません」と話した。
(HealthDay News - 9月27日)
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イタリアの昏睡患者はすべてを聞いた

医師から死を宣告され、昏睡状態で2年間過ごしたイタリア人男性は、ずっと意識がないと思われていたが、彼は目覚め、この長い試練の間、周りで起きていたことすべてを聞き理解していたと語ったと、彼の家族は話した。

4人の子を持つ父親であるSalvatore Crisafulli氏のケースは『奇跡』として記述され、見込みのない運動が決して絶望的でないことを立証し、彼の回復が死の判定に反対したイタリア人の手を強化するように見えたとしている。

このケースは医学的に匹敵していないが、彼の兄弟は、脳を損傷し栄養チューブを取り外され、3月に亡くなったフロリダ女性に言及し、Crisafulli氏を「イタリアのTerri Schiavo事件」と呼んだ。

「医師は、私に意識がないと話しましたが、私はすべてを理解し、打ちのめされて泣きました」と、Crisafulli氏は、水曜日にイタリアのメディアに話した。

このコメントは、シシリーに住むCrisafulli氏(38)の兄弟を通して、彼がゆっくり回復し始めていると語られた。

彼は、2003年の交通事故で昏睡に陥ったが、最近3カ月前になって話を始めるようになった。彼の最初の言葉は「お母さん」だったと、彼の母親はプレスに話している。

彼の回復に関するニュースは、国立生命倫理委員会が無意識の患者に対して義務的なケアを守ったのとほぼ同時期に(生かし続けるために特別な医療措置をすることに反対した人たちでさえ守った)、イタリアに衝撃を与えた。

敏活かつ明晰

政府委員会、ここは議員のための基準点として務めるところであるが、先月遅くに、その姿勢を支持して投票したものの、方針書はまだ成立しつつある。

「チューブを通して無意識の患者に栄養を与えるのは、医療行為ではありません」と、委員会の会長である、Francesco D'Agostino氏は、彼のオフィスで確認されたコメントで報告した。

「それは、看病することができない新生児に、母親が瓶を与えているようなものです・・・そして、私たちはSchiavo氏のケースを振り返ります。その女性は餓死するまで放っておかれました」

医師は、Schiavo氏が昏睡状態ではなく、植物状態という異なった状態にあったと話す。多くの検査で、彼女の脳がほとんど機能していないことが示された。彼女の死後の検死でも、彼女が一度も意識を回復しなかったということを示していた。

しかし、Schiavo氏のケースは、彼女の夫の願いにも関わらず、イタリアのローマカトリック教会に厳密に従った。ローマカトリック教会は、医師が彼女に栄養を与え続けるように要求したのである。

法王のヨハネパウロ二世は、Schiavo氏の2日後に亡くなった。そして、バチカン市国は米国州立裁判所を、彼女の栄養チューブを取り外すように命令する「死刑執行人」にたとえた。

Salvatore氏はおそらく事故の前と同じようにはならないだろうと、母親は彼の不十分な話し方について話した。しかし、彼の家族は、彼の意識が敏活ではっきりしているようにみえるとしている。

「私の兄弟は、話し、記憶しています。私は、彼がかつてのように回復することを予期しませんでしたが、それは既に奇跡です」と、Pietro氏の談話はCorriere della Sera新聞に引用されている。

「何人かの医師は、すべて無駄で、彼が3、4カ月後に亡くなるだろうと言ったのです」
(ロイター - 10月5日)
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ホモシステインは認知機能を下げる

高齢者では、ホモシステインの血中濃度が高いと、精神的な機能が低下するという関係がみられることが、新しいデータからわかった。

ホモシステインは、心臓病や卒中につながるアミノ酸で、葉酸やビタミンB6、B12で低下する。最新の研究結果では、ビタミンBのサプリメントが、ホモシステイン関連の認知機能低下を防ぐのを助けるかもしれないという。

ボストン大学のMerrill F. Elias博士がロイター・ヘルスに話したところによると、「私の関心は、多くの医師が身体検査の一部として定期的にホモシステインの検査をまだ行っていないということです」

最新のデータは、Framingham Offspring Studyからのもので、これはマサチューセッツ・コミュニティの住民の健康をずっと追跡している進行中の調査である。

American Journal of EpidemiologyにおけるElias氏たちのレポートによると、60歳以上の人々で、血中の総ホモシステイン量が増加すると、いくつかの領域において認知能力のレベルが低下するという関係があったという。

「研究では誰も卒中を経験していませんし、認知症でもありませんでしたが、ホモシステインの量が増加するとさまざまな認知能力に悪影響がありました」と、Elias氏は話す。

「60歳未満の人ではこの関係はみられませんでした。最も重要なことは、早いうちにホモシステイン値を下げることで、ホモシステインの高い値に関連する認知機能が緩やかに低下するのを防ぐことができるかもしれないということです」と、彼はつけ加えた。

Elias氏はまた、ビタミンB12の量が多いと認知能力も良くなるということも注目に値すると話す。

進行中の臨床試験の結果、「葉酸やビタミンB6、ビタミンB12で治療を行うと、ホモシステインが減るかもしれないという多くの希望があります」と、つけ加えた。

SOURCE: American Journal of Epidemiology, October 1, 2005.
(ロイター - 10月4日)
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医師は副流煙について患者に話さねばならない

医師が、患者に喫煙しているかどうか尋ねるときはいつも、副流煙の危険性に関してもまた、カウンセリングを行う必要があると、3人の米国の医療関係者がFamilies, Systems & Healthの9月/10月号で主張している。

著者たちは、State of New York Task Force on Tobaccoのメンバーを含むが、医師が、喫煙や副流煙についてのカウンセリングを一緒に行うことがなぜ良いのかを説明している。2つのタイプのカウンセリングを一緒にするのは、まず、別々に行うよりも効率的であるためである。2番目に、副流煙の危険性について患者に納得させれば、彼らを家で禁煙すると宣言するように導くかもしれない。そのことで、健康上のリスクを減らし、他の喫煙する家族にもやめるように勧めるだろう。

現在、家庭医や小児科医が、家庭での副流煙について問診を行うのは、その半数未満の両親に対してのみであり、副流煙がどのように子供たちに危害を加えるかということに関してカウンセリングを行うのは、約3分の1の両親にのみであるという。

また、喫煙そのものよりも、副流煙によって影響される人々が多いと述べた。副流煙についての広範囲のカウンセリングは、米国民の60〜70%に適用されたが、人口の約22%だけが実際に喫煙している。

専門家たちは、副流煙のカウンセリングが米国予防サービス委員会(U.S. Preventive Services Task Force)の勧める既存の5Asモデルに結合することを提案する。

5Asは以下の通り。

・患者が喫煙しているか、または使用したことがあるかどうか尋ねる。
・患者に副流煙の危険性について説明して、患者自身や家族が副流煙にさらされないように促しアドバイスする。
・患者が、副流煙を避けるためにどのように行動を変えたいか決めることによって評価する。
・患者が望むなら、行動を変えようとするのを手伝う。
・患者にその後の訪問における付加的サポートを提供することによって、フォローアップを行う。

副流煙で、毎年米国において約5万人が亡くなっている。これは直腸癌で亡くなるのと同じくらいの人数である。

「ある人たち、例えば子供や、冠動脈疾患もしくは喘息を患っている患者たちは特に傷つきやすいですが、副流煙にさらされた人はみな、心臓疾患や他の病気のリスクが高くなりました」と、著者たちは記述している。
(HealthDay News - 10月3日)

ここで5Asというのは、列記したものがすべてAで始まっているためであるが、
日本語にしてしまったので、さしずめ5Ksということになるかもしれない・・?
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ヘルス・チップ:気になる口臭に

口臭に悩んでいるなら、カリフォルニア州のCamp PendletonにあるNaval Hospitalからの次のチップで息を甘くしてください。

・1日に少なくとも2回歯を磨いて、デンタルフロスを使う。
・口が乾かないように、水をちびちび飲んだり、ハッカをなめる。
・煙草を吸わない。
・歯を定期的に掃除してもらう; プラークの蓄積は口臭を引き起こす。
(HealthDay News - 10月3日)

近頃は、口臭防止のサプリメントなどが出ているので、
手っ取り早くこれで対処している人も多いかもしれない。
しかし、口臭といっても内臓の病気からくることもあるので、要注意である。
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摂食障害と不安障害に関連性か

摂食障害の思春期の少女は、不安障害を発症する危険がある。そして、逆もまた同様であるということが、最新の研究でわかったという。

アイオワ市の、アイオワ大学のPamela K. Keel博士たちは、ミネソタ州の双子の家族の研究から、672人の双子の女子(16〜18歳)で、摂食障害や気分障害を同時に発症するかどうかを調べた。

被験者に、拒食症か過食症があるかどうか調べるためのインタビューを行い、気分や不安、薬の使用に関する評価をして終了した。

摂食障害は、主にうつ病や不安障害、ニコチンの依存と共存する確率が高そうであると、研究員たちは、International Journal of Eating Disordersで報告する。

2人がともに摂食障害を有しない(どちらかが摂食障害を有するという意味か)14組の一卵性双生児のグループの中で、片方だけが不安障害になるリスクはそれでも増加した。

逆に、片方だけが不安障害の52組の一卵性双生児で、もう片方が摂食障害になるリスクは増加した。

「これらの結果は、摂食障害と不安障害が家族性の危険因子を共有することを示します」と、Keel氏はロイター・ヘルスとのインタビューで話した。「次のステップは、共有された伝染性が遺伝子か環境要素、あるいは両方の組み合わせで説明されるかどうか調べることです」

Keel氏は、「この研究における被験者たちは若くて、何人かの被験者は気分障害になったことがなく、薬の使用もなかったが、将来これらの問題が発生するかもしれません」ということを付け加えた。

彼女は、「被験者が異なる種類の精神障害を発症するリスクの時期をずっと通して調べれば、私たちは摂食障害と他のタイプの精神障害の間に共有される伝染性の証拠を発見するかもしれません」と結論づけた。

SOURCE: International Journal of Eating Disorders, September 2005.
(ロイター - 9月29日)

遺伝子に原因があるのか、環境が問題なのか、ということを厳密に調べるのは
難しいのではないかという気がする。
私はどちらも関係があると思うし、環境といっても食事だけでなく
社会生活におけるさまざまな要素があるので一概には言えないと思う。
また通学や通勤の途中なんかも環境の因子となるわけで、
いつどこでどういうふうにストレスを受けたりして、
何がひきがねになって発症するのか、ケースバイケースとしか言いようがないのではないか。
つまり、誰だって可能性はあるということである。
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ヘルス・チップ:充分な水を飲む

水をたくさん飲むことが健康に良いということは知られていますが、1日に8杯も飲むのは多すぎるかもしれません。

カンザス州の話によると、日課にすることが鍵ということです:

・朝、まずすることは、グラス2杯の水を飲む; あなたは、エネルギーが入ってくるのを感じるだろう。
・食事の1時間前にグラス半分の飲み物を飲む。空腹を感じなくし、喉の渇きもなくなるだろう。
・紅茶かコーヒーをカップに1杯と、ビールかワインをグラスに1杯飲む。

(HealthDay News - 9月30日)

私もかつて水を1日8杯飲むように心がけていた時期がある。
それも、お茶やコーヒーなどはそこに含まれず、
水そのものだけで8杯というのだから、どれだけ大変だったことか。
トイレには何度も駆け込まねばならないし、
腎臓にも負担がかかっているような気がして、
本当にこれでいいのか疑問に感じるようになった。
それで数年前は、お茶もコーヒーも飲まず、
ただひたすら水だけを飲むようにした時期もある。
ところが現在は、水そのものではなく、ハーブティーばかり飲んでいる。
それに使う、わが家の水道水は鉛入り。
土地の持ち主の関係で鉛管を替えてもらえないのである。
かといって、わざわざ水だけを購入して、という余裕もない。
というわけで、水を飲めば飲むほど、不健康になりそうな気がしている今日このごろである。
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ヘルス・チップ:糖尿病のサイン

ワシントン大学によると、約2000万人のアメリカ人が糖尿病を患っていますが、うち半分は自覚がありません。

糖尿病のサインと症状は次のものを含みます。

・頻繁な排尿。
・常に喉が乾いているか、または空腹である。
・しばしば疲れを感じる。
・視力障害。
・遅い創傷治癒。
・尿路感染症の再発。
・肥満。

また、糖尿病の家系の人はリスクが増加する。

もしあなたが糖尿病になるかもしれないと心配しているなら、医師に話してください。
また、自分のリスクのレベルを決定するために、スクリーニング試験を受けることができます。
(HealthDay News - 9月28日)

これ以外にも症状はあると思うし、
また視力障害が出るところまでいけば、
かなり進行しているような気がしないでもないが、
ワシントン大学発表のニュースということで、そのまま載せておく。
そういうわけで、くれぐれも参考程度に。
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音楽で鼓動がハミング

アイルランドのジグやドビュッシーのノクターンを聴いて、同じようによい状態にならないのは、心臓のリズムを音楽がいかに穏やかにするかということに対する鍵となるかもしれない。

最新の研究では、緩やかな音楽がリラックス効果を生むことがわかった。音楽のくぎりは、有益な方法で心臓の鼓動や循環のパターンをさらに調節する。音楽教育を受けている人々にとって、この効果は最も衝撃的だった。

「遅い速度の穏やかな音楽は、呼吸をより遅くし、息をひっぱることができます」と、この研究の論文指導者であり、イギリス、オックスフォード大学で心臓血管医学部のPeter Sleight博士は話す。「これは音楽を使用することで容易に(潜在意識下で)呼吸をひっぱることができるということを示す最初の研究です」

呼吸がゆっくりになると、最低血圧につながり、肺がさらに効率的に働くのを助けるかもしれない。

彼らの新しい研究のために、Sleight氏たちは12人のミュージシャンと12人のミュージシャンでない人で、6つの異なったタイプの音楽への生理学的な反応を調べた。

音楽の選択は、ラーガ(インディアンのクラシック音楽)、ベートーベン第九交響曲(ゆっくりとしたクラシック)、ラップ(レッドホット・チリペッパーズ)、ビバルディ(速いクラシック)、テクノ、およびアントン・ウェーベルン(ゆっくりとした十二音音楽)から成った。

各被験者は一気に2分間ずつ異なった音楽を順番に聴き、続いて、4分間ずつ同じ選択の順に音楽を聴いた。それぞれ2分の休憩をした。

研究者は、速い速度と、単純でリズミカルな構造の音楽は、呼吸、血圧、および脈拍を増加させた。音楽が停止すると、脈拍、血圧、および呼吸は時々最初のときより低くなるくらいにまで減少した。

ゆっくりした音楽は、脈拍が最も大きくゆったりとし、これはラーガ音楽で見られた。

一時停止の効果は、音楽のタイプにかかわらず起こるが、すでに音楽で呼吸を測定する訓練を受けているミュージシャンで、より強かった。

全体的に見て、人の音楽の好みは音楽の速度ほど重要でないという。

研究結果は、British Medical Journal publicationのHeartで発表されるが、この分野の専門家を驚かせない。

「ストレスは心血管疾患に影響があります。音楽はストレスを減少させるだけでなく、受ける療法を高めることができます」と、Vincent Marchello博士は話す。彼は、Metropolitan Jewish Health Systemのための医事の副社長であり、Mount Sinai School of Medicineとニューヨーク市の両方で、臨床医学の助教授でもある。

これまでの研究では、ホメーロスのオデュッセイアのようなリズミカルな詩を声を出して読むことで、心臓と呼吸の割合を同期させることができるということがわかっている。同様のプラスの効果が、カトリック教徒のロザリオの祈りとヨーガマントラでもみられる。事実、Sleight氏のチームはヨーガや祈りを反復することに、同様の効果があると発表している。

音楽もまたストレスを減少させるということも含めて、運動の性能を向上させたり、神経に損傷のある人々の運動機能を高めたりといった有益な特性を持つということがわかっている。

しかしながら、これまで異なったタイプの音楽や、それらが提示される方法が、どのように自律神経や心臓血管、そして呼吸の機能に影響するかということに関する包括的な比較はなかった。

著者たちはまた、異なったタイプの音楽が、医学的な設定で呼吸を調節する役割を果たすことができると推測した。

いくつかの設定では、音楽は既にそのような役割を果たしている: Marchello氏のスタッフは、興奮したアルツハイマー病の患者の行動をなだめるのに音楽を使用してうまくいっている。

そして、外科手術後の心臓のリハビリでは、「音楽は、リハビリ療法のセッションを改良することができ、療法のセッションをより効果的にし、回復に必要な時間を短くすることができます」と、Marchello氏は話す。

しかしながら、そのような場合、年齢と好みに違いがでるかもしれない。高齢の心臓病患者は概して「ミューザック(有線のBGM)」とクラシック音楽をかけると反応する。55〜60歳の患者では、少し速めの音楽が効果的のようだと、Marchello氏は言う。

「あなたがしようとしていることは、療法の時間をより効率的にして、多分長めのセッションを行うことです。」と、Marchello氏は述べる。「音楽は、私たちが患者を動機づけるために行う1つのことです。それは、彼らが望むことであるべきです」
(HealthDay News - 9月29日)
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摂食障害の人の特徴を定義

国際チームの研究者たちは、摂食障害の拒食症や神経性過食症に関連する遺伝子につながる可能性のある6つの主な特徴を特定したと話す。

「この研究は遺伝子がいかに摂食障害の原因になっているのか強調します」と、この研究のlead researcherであり、University of North Carolina's School of Medicineで摂食障害プログラムのディレクターであるCynthia M. Bulik博士は、準備された声明で発表した。

研究者たちは、摂食障害の母親か姉妹がいる人は、同様の病気を発症するリスクが、家族歴のない人と比べて、12倍以上高いと述べる。

統計的な分析と専門家の意見から、チームは6つの主な特徴を以下に定義する。

・強迫観念--完璧主義
・初潮(月経の始まり)の年齢
・不安
・生涯の最小のBMI値(BMI)
・間違いに関する心配
・食物関連の強迫観念

これらの摂食障害につながる特定の遺伝子を同定するのに、さらなる研究結果が、American Journal of Medical Genetics Part Bの2つの論文で発表された。

最小BMI(体重の基準)や、失敗に関する心配、初潮の年齢、食物に関する強迫観念は、より密接に過食症につながるようにみえ、不安と強迫観念は密接に拒食症とつながっているようにみえることがわかった。 このことは、2つの障害には密接な関係があるが、いくつか基本的な違いがあるかもしれないことを示していると、研究者たちは述べた。

拒食症と過食症につながると信じられている100以上の行動や個性的な特徴を分析してから、彼らはこれらの6つの主要な特徴に照準を合わせた。

専門家たちは、全国的に見積もって、1000万人の女性と100万人の男性が、拒食症か過食症のどちらかになるとしている。
(HealthDay News - 9月23日)
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