Journal of National Cancer Instituteの最新号に掲載されている米国の研究によると、加工肉や赤身肉、豚肉を多量に食べると、膵臓癌の危険性が増加するという。 19万人以上の人で行った研究では、加工肉の摂取が多い人は、あまり食べない人に比べて、68%膵臓癌のリスクが高かった。赤身肉や豚肉を多く食べた人は、あまり食べない人に比べて、膵臓癌になる人は50%多くなった。 膵臓癌と、飽和脂肪、コレステロール、総脂肪、卵、乳製品、魚または鶏肉の摂取との間には関係がないことがわかった。 ハワイのCancer Research Centerの論文著者は、肉の加工技術から生じる発癌性物質が、これらの食物を多量に食べる人々でリスクが増加する原因かもしれないということを示唆する。 これまでのいくつかの研究で、膵臓癌になる危険因子として肉や乳製品、卵を特定したが、結果は混合されていた。 約3万2000人のアメリカ人が昨年、膵臓癌と診断された。 非常に遅い段階になってからたびたび検出されるので、この悪性腫瘍の5年生存率は5%未満である。 (HealthDay News - 10月5日)