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Ambienと夢遊病とのつながり

米国で主に処方される睡眠薬のAmbien(日本ではマイスリーという商品名で販売されている)は眠っている間に夢遊病など奇妙な、あるいは危険につながるような行動(食事、電話での会話、万引き、運転など)をとるかもしれないと、ワシントンポストは報告している。

目覚めると、これらの活動についての記憶が全くない。

Ambienが、こういった事例と関係があるという報告が、まだ決定的ではないものの、増加していると、睡眠の専門家や研究者たちは話す。多くのケースが医学雑誌で発表された記事に掲載されている。

メイヨー・クリニック睡眠障害センターの研究者であるTimothy Morgenthaler氏は、Ambienを服用した後に夢中歩行や眠りながら食事をする人々の多くのケースを調べていると話す。
(HealthDay News - 3月14日)
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睡眠が充分でないと糖尿病のリスクが高い

毎晩充分眠らなかったり、寝すぎたりすると、他の要素のいかんに関わらず、インスリン非依存性(2型)糖尿病を発症するリスクが増加するかもしれないという。

研究者たちは、Diabetes Careの3月号で「睡眠持続時間は、臨床的な糖尿病の発症の目新しい危険因子であるかもしれません」と結論づける。

コネチカット州ニュー・ヘイヴンにあるエール大学のHenry Klar Yaggi博士と2人の同僚たちは、1987〜1989年に糖尿病でなかった1,100人以上の中年以降の男性で、糖尿病の発症における睡眠持続時間の影響を、15年という長期にわたり、2004年まで研究を行った。

1晩に6時間未満の睡眠を取る男性は、8時間以上目を閉じているのと同じであるが、毎晩7〜8時間睡眠を取る男性と比べて、糖尿病になるリスクが非常に高かった。

糖尿病のリスクは、毎晩7〜8時間眠る人に比べて、短時間の睡眠を報告する人で大体2倍高く、長時間睡眠を報告する人では3倍以上高かった。

「睡眠持続時間に関するこのUの形をするリスクの分散は、これまで、女性において冠状動脈性心臓病、すべての原因の死亡率、および糖尿病で報告されています」と、Yaggi氏はロイター・ヘルスに語った。

年齢や血圧、喫煙状態、ウエストの周りなど、いくつかの要素に対する調整をしても、睡眠時間の短い人や長い人の高いリスクは「本質的に変わらず残っている」と、論文著者たちは話す。

しかしながら、テストテスロンに対して調整を行うと、相対的なリスクは「かなり」減少し、糖尿病における睡眠の効果が、このホルモンの体内濃度の変化を通して調節されうるということを、研究チームに示している。
(ロイター - 3月10日)
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口腔ケアのニュース

ウサギの実験で、オメガ-3脂肪酸の副生成物は、歯周病の不健康な影響から動物を保護するのを助けた。

ボストン大学の研究者たちは、エイコサペンタン酸(EPA)由来のレゾルビンE1(eicosapentanoic acid-derived Resolvin E1 = RvE1)の局所適用が、軟組織の炎症や、歯周病に関連する骨の損失と同様の破壊を予防するのを助けたと話す。

このチームは金曜日にオーランドでのAmerican Association for Dental Researchの年次総会でこの研究結果を発表した。

この結果は、炎症が歯周病の治療において良いターゲットであるかもしれないということを示唆すると、研究者たちは話す。

レゾルビンはオメガ-3脂肪酸の生物学的活性型生成物の新しい系統で、炎症の過程の天然の調節装置である。

ボストンのグループは、歯周病が、関節炎など、炎症が組織の損傷を引き起こす他の慢性の炎症性疾患と似ていると指摘した。

現在、口腔衛生と定期的なデンタルケアは、プラークをコントロールして、歯周病を予防するのに使用される。けれども、この研究の論文著者たちによると、プラーク・コントロールは高い炎症反応の影響を受けやすい人々の歯周病を予防するのには十分でないかもしれないという。
(HealthDay News - 3月10日)

一方で、24日付の記事に掲載されているイギリスの研究によると、オメガ-3を含む魚を食べたり、サプリメントを摂取することが心臓病の予防にいいという証明はまだできていないとのこと。
この報告自体は、25日付のBritish Medical Journalに掲載されているそう。
書いた人 hampton | - | - |




赤ワインが歯周病を予防するかも

今日はどうにかPCを起動することができたので、以前に訳したままになっていたのを紹介します。
歯周病に対する新しい兵器に乾杯。赤ワインが、歯茎を健康で強く保つのに役に立つかもしれないという。

この結果はこれまでのところ試験管内の実験で証明されていたが、カナダの科学者のチームは、赤ワインやブドウの種にある抗酸化作用物質が、歯周の問題を防止する抗炎症剤効果を有すると信じている。

「私たちの発見は、赤ワインのポリフェノールに強力な抗酸化作用の特性があることを示します」と、ケベック市のUniversite LavalのFatiah Chandad博士によって導かれた研究者たちは結論づける。彼女のチームは金曜日にオーランドで行われたAmerican Association for Dental Research (AADR) annual meetingで、この結果を発表した。

専門家たちは、アメリカ人の80%以上が、歯肉炎として知られる比較的軽いものから、歯周病として知られる、より重篤なものまで、何らかの歯茎の病気を有すると見積もられるとしている。歯周病(「歯の周囲」を意味する)は、良くない口腔衛生につながる。歯を持続的にコーティングするプラークに存在する細菌に関する慢性的な感染である。

「私は赤ワインの成分がこの口腔内の細菌の作用を制限することができると楽観的です」と、Chandad氏は話す。

AADRによると、21〜50歳の間のアメリカ人の約15%は、この最も厳しい歯周病にかかっている。50歳以上の成人では、65%が影響を受ける。

喫煙者や、糖尿病患者、そしてステロイドや、経口避妊薬、ある種の抗癌剤を服用する人は、歯周病を発症するリスクが高く、しばしばはっきりした危険なサインがない。

そして、歯周病の作用は口からさらに広がるかもしれない。最近の研究では、重篤な歯茎の感染に伴う炎症や免疫反応もまた、歯周病患者に糖尿病や、心臓病、出産異常のリスクの増加を引き起こすかもしれないということがわかったという。

けれども、ケベックの研究者たちは、マウスの細胞サンプルで行われた実験室における研究で、ポリフェノールとして知られる赤ワインで発見された抗酸化物質が、細菌に関するひどい歯茎の炎症を抑制するのに役立つかもしれないということが明らかになったと話す。

炎症は細菌などの存在に対する免疫システムの自然な応答であり、不運にも、その反応はまた、「フリーラジカル(遊離基)」と呼ばれる有害な分子の生成を促進にも関わるという。

あまりたくさんフリーラジカルが生成されると、だんだん歯茎が弱くなっていく。その結果、炎症や出血を起こし、次第に組織や骨が破壊され、結局歯を1本ないしはそれ以上を失うことになる。

しかし、Houde氏や同僚たちは、少なくとも試験管内のテストで、赤ワインのポリフェノールがフリーラジカルの生成を遅くするのに、細胞レベルで鍵となるタンパク質を阻害することを発見した。彼らは、赤ワインの抗酸化物質の作用が歯周病と闘うのに役立つ兵器となるかもしれないと推測する。

とはいえ、すべての人に、歯周病と闘うために1杯のCabernetを急いで飲む準備ができているというわけではない。バッファローのニューヨーク州立大学School of Dental Medicineで口腔生物学の著名な教授であるRobert Genco氏は、この研究結果はまだ予備的なものであると強調する。

「試験管内で行った抗酸化物質のこれらの実験は一般的に、後に動物や人間で実験する際に、ムラのある結果を与えると言えるでしょう」と、Genco氏は述べる。

彼はビタミンEや、ビタミンCやベータカロチンなどのポピュラーな抗酸化物質の消費が、医学界によって健康に良いと予想されてきたほどではないということがわかったという最近の研究に言及した。

「多くの抗酸化物質がヒトで実験されてきたものの、それほど効果的ではありませんでした」と、Genco氏は強調する。「非常に失望したため、私たちは非常に慎重でなければなりません。したがって、この研究はおもしろい最初のスタートですが、現在、ヒトにおける臨床試験が鍵です」

Chandad氏は、さらなる研究が必要であることに同意したが、これらの早期の結果が動物や人間で再現されることに楽観的であると話す。彼女のチームは既にこの研究を始めており、まず動物で、続いて、ヒトで試験を行うとしている。
(HealthDay News - 3月10日)
書いた人 hampton | - | - |




PCトラブッてます

ずっと気にはなっていたのですけど、
PCの調子が次第に悪化してきているようです。
今も、反応が鈍くて書き込むのに時間がかかってます。

突然動かなくなり、再起動もままならず、
何やら、最近ハードディスクかアプリケーションを
インストールしたことがあるなら、それが原因かもしれない
とかいうメッセージが出てきます。

そんなこと聞かれても、どうすることもできないし、と
無理やり起動するものの、
ちょっと放っておくと、すぐに真っ黒になってしまって、
うんともすんとも動かなくなってしまいます。
でもって、再び無理やり再起動…と
同じことを繰り返しているうちに、こんな時間。

起動にもかなり時間がかかりますし、
アプリケーションの起動にも時間がかかりますので、
メール1つするだけでも、大変なことになってます。

対処法を現在検索していますが、ひっかからなくて
そのうちにフリーズしそうです。
タスクマネージャーのウインドウが次々開いて暴走したりしてます。

というわけで、突然音沙汰がなくなるかもしれませんので、
とりあえずお知らせまで。
書いた人 hampton | - | - |




WBC準決勝(日本6 - 韓国0)

今日の日本-韓国戦、
イチロー選手の打順が1番から3番になった。
かえって裏目に出て、2アウトになってから、イチロー選手に打順が回ってくる。
せっかくヒットを打って、盗塁を決めても、そのあとがつながらない。
ということで、途中までイライラし通しだったものの、
7回で打線が見事につながり、一気に流れを日本のものとした。

きっかけを作ったのは、意外にも(?)松中選手。
その後、多村選手のバントがうまくいかず、バントをあきらめたものの、三振。
本人の意思だったのかどうかわからないが、
最初から普通に打たせてやればいいのに、実にもったいないと話していたら、
次に代打で福留選手登場。
これが見事に当たり、2ランHR。
7番打者の小笠原選手はデッドボールを受け出塁。
審判の大きなゼスチャーに、
一瞬、韓国の投手は退場を宣告されたのかと思いきや、
残念ながら、単なる警告だった。
そこへ里崎選手が、
レフト方向にエンタイトル2ベースヒット。
このときすでに、
小笠原選手は盗塁で2塁に進塁していたため、1点追加。
9番打者の川崎選手は、2ゴロでアウトになったが、
その間に里崎選手は3塁に進塁。

ここで韓国の投手交代。
打順が1番に戻り、代打に宮本選手。
これがまた当たって、さらに1点追加。
4点(2アウト1塁)となる。
2番打者の西岡選手は、ポテンヒットで、1、3塁。
イチロー選手もやっと回ってきたチャンスを逃さず、
タイムリーヒットで、5点目が入る。
これで打者が一巡して、松中選手に戻るも、
今度は2ゴロで、長いラッキー7がようやく終わった。

8回にも多村選手がソロHRを打ち、6-0とする。
この8回の途中で、雨がひどくなってきたため、試合は中断。
なかなか再開されなくて、
試合の流れが変わってしまうのではと心配したものの、
幸い、杞憂に終わった。

少しひやっとした場面もあったけれど、
相手に1点も許すことなく、
6-0と、実に胸がスカッとする試合だった。

やれやれ・・・阪神の選手が出なくて良かった・・かも。
書いた人 hampton | - | - |




CRPは喫煙者の肺癌のリスク予測に役立つかもしれない

C反応タンパク(CRP)の血中濃度の測定(炎症マーカー)は、進行しそうな気道の異常な病変を有する喫煙者を特定するのに役立つかもしれないという。

CRP濃度は、一般的に炎症を測定するのに使用される。炎症は異常な気道病変や肺癌の発症において役割を果たすと考えられている。CRPテストが、いつその病変がさらに進行するかを予測できるかどうかは、まだはっきりしなかった。

カナダ、バンクーバーのBritish Columbia Cancer AgencyのStephen Lam博士と同僚たちは、以前喫煙したことのある人や現在喫煙中の人で、少なくとも片方の気管支に『形成異常』が直径1.2mm以上の大きさの病変を有する65人で、CPRなどの炎症バイオマーカーの血漿濃度を測定した。気管支の再生検は、病変の進行をみるために6カ月後に行われた。

追跡調査で、被験者の半数は、進行性形成異常の病変を発症したと、論文著者は、アメリカの雑誌Respiratory and Critical Care Medicineで報告している。

これらの被験者では、病変のない人たちよりも、CRP濃度が64%高かった。

CRP濃度が0.5mg/L以下の8人の被験者のうち1人は、進行性の病気を発症した。対照的に、高い濃度の57人の患者のうち、31人が進行性の病変を示した。

したがって、CRP濃度が増加する患者は、低い濃度の人よりも、進行性の病気を発症する傾向が約10倍高かった。

「これらのデータは、将来の化学的予防の設計や、非小細胞肺癌になるリスクの高い人を特定することによる早期発見の研究に有用でしょう」と、論文著者たちは結論づける。まだなお、CRPなどのマーカーがどのように肺癌の発症に影響を及ぼすかを正確に指摘するために、さらなる研究が必要である。
(ロイター - 3月10日)
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セロトニン濃度はSIDSに関連する

SIDS(乳幼児突然死症候群)の正確な原因はわかってないものの、この致命的な症候群に対する新しい研究は、スクリーニング検査につながる重要な手がかりになり、おそらく新しい治療法の希望となるだろうという。

マウスの脳幹で行った研究で、研究者たちは、脳の酸素濃度が枯渇し、ホルモンのセロトニン濃度が、いわゆるペースメーカー細胞において阻害される際に何が起きるかをみた。

これらの細胞は、同じ研究者たちによって、喘ぐ原因となることがすでにわかっている特定の神経グループである。そのグループは、眠っている赤ん坊で正常な呼吸のパターンをリセットするのに必要である。

研究者たちは、喘ぐようにする呼吸のペースメーカーに対して、正常なセロトニン濃度が必要であるということがわかったという。SIDS(乳幼児突然死症候群)で亡くなる乳幼児では、セロトニン濃度が乱れていたことがわかった。米国疾病対策センターによると、毎年約3,000人の乳幼児がSIDSで亡くなり、それは1歳までの死因のトップである。

この新しい報告は雑誌Neuroscienceの3月8日号に掲載されている。

「酸素が全くないと、呼吸のネットワークは止まります」と、研究論文の著者であり、シカゴ大学で有機生物学および解剖学の助教授であるJan-Marino Ramirez氏は説明する。「目覚める唯一の機会として喘ぐことを当てにします」

他のものでは、乳幼児がSIDSで1、2回喘ぐだけで目覚めないことを示したと、Ramirez氏は話す。「喘ぐのに必要な神経細胞が、セロトニンを必要とするということがわかりました」と、彼は言う。

この実験で、Ramirez氏のチームは、セロトニンがペースメーカー細胞においてナトリウム・チャンネルを規制することがわかっており、脳の呼吸中枢のナトリウム駆動のペースメーカー神経におけるセロトニン濃度を綿密に調べた。

研究者たちは、これらのペースメーカー細胞からセロトニンを取り除くと、約20回の喘ぎが2、3回までに減少した。これは赤ん坊が目覚めるのに充分ではない。

Ramirez氏は、マウスのモデルで発見したメカニズムが、人間にも当てはまると信じている。

喘ぐことがどのように働いているかを特定することは、スクリーニング検査の新しい方法や、SIDSのリスクのある乳幼児の治療につながるかもしれない。「私たちはこれをより良い診断につなげることができるかもしれません」と、Ramirez氏は語る。

さらに、喘ぎのメカニズムや、セロトニンの作用への依存がどのようなものかがわかれば、SIDSのリスクを増加させるような喫煙などの環境要因について、より良く理解できるようになるかもしれない。

「ニコチンの存在が、これらの細胞の機能をどのように変えるかに関して私たちは問うことができます」と、Ramirez氏は話す。

また、セロトニン濃度の変化した子供たちが、後の人生で、うつ病や双極性障害、注意力欠如障害など、他の問題を生じさせることも可能である、とRamirez氏は語る。「この発見は、児童の発育やSIDSについての、より良い理解につながるでしょう」と、彼は言う。

1人の専門家は、この研究がSIDSの原因についての現在の研究に沿っていると考える。

「SIDSで亡くなる赤ん坊のほとんどは、呼吸を制御する能力において微妙に欠陥を有しているという証拠が増えてきています」と、American SIDS Instituteのexecutive directorのBetty McEntire氏は話す。「このような研究は、この欠陥の元を理解するのに不可欠です」

呼吸のリズムや喘ぐ能力は、乳幼児が子宮内にいるときに発達すると、McEntire氏は述べる。「恐らく何人かの赤ん坊での、この欠陥は、セロトニン濃度や他の脳内物質の減少に関連しています」と、彼女は話す。

別の専門家は、この研究がSIDSの原因の1つの可能性を解明すると考えている。

「このことは、非常に興味深い結果であり、喘ぐことのメカニズムについての理解をかなり広げます」と、エール大学で神経学、細胞及び分子生理学の教授のGeorge B. Richerson博士は話す。

もちろん、マウスはSIDSで死なないので、喘ぐことがSIDSとどのような関連があるのか明確ではないと、Richerson氏は言う。「SIDSがまさしく喘ぐことにおける欠陥のせいではないものの、厳しいストレス要因にさらされた乳幼児が回復しなくなるのは確かでしょう」と、彼は話す。

「けれども、喘ぐことにおける欠陥が、SIDSに関するいくつかの症例の病態生理学の一部であるという証拠があります。また、SIDSで亡くなった乳幼児のセロトニンシステムに欠陥があるという良い証拠もあります。このように、このマウスの研究で、これら2つの主要な作用がうまく結びつきます」と、彼は語る。
(HealthDay News - 3月8日)
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肥満マウスの肥大した心臓を小さくする研究

Johns Hopkinsの研究者たちによると、脳ホルモンのレプチン類似の作用をする、神経栄養因子(CNTF)と呼ばれる神経保護および増殖因子を使用すると、肥満のマウスの心臓肥大を劇的に減少させることができたという。

レプチンは脂肪細胞で生じ、食事を止める時間であると脳に合図する。体内で自然に生じたレプチンを使用できないことは、多くの人々の肥満と関連していると、研究者たちは述べる。拡張型心筋症は心不全や死亡につながることがある。

この研究で、Hopkinsのチームは、レプチンの不足している、あるいはレプチン抵抗性があり、心臓肥大を有する肥満のマウスにCNTFを注射した。CNTFを受けた後、マウスの厚くなった心臓壁は最大3分の1までに減少し、左心室(主にポンプの働きをする心室)の全体のサイズは最大41%減少したという。

この研究は、Proceedings of the National Academy of Sciencesの今週号に掲載されている。

「これらの研究結果は、肥満関連の心不全において斬新な脳シグナル伝達経路があり、ある種の肥満関連の心血管系障害を有する患者に対する治療法を暗示することを示しています」と、senior authorであり、Hopkinsで心不全および心臓移植プログラムのmedical directorであるJoshua M. Hare博士は、準備された声明で発表した。

「私たちは、レプチンのサプリメントが肥満関連の心臓病に効かないことがわかっていましたが、CNTFが体重や代謝において類似の効果を有するシグナル伝達関連経路を活性化することによってレプチン抵抗性を回避する方法となるかもしれないと考えました」と、Hare氏は語る。

研究の次の段階で、彼と同僚たちは、肥満とは関係のない肥大の他の動物モデルで、CNTFをテストする計画をしている。
(HealthDay News - 3月7日)
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グレープジュースは脳の老化に良い

ラットを用いた研究で、抗酸化作用の豊富なコンコルド・グレープジュースが、老化する脳を柔軟に保つのを助けるかもしれないということがわかったという。

この研究は、グレープジュースメーカーのWelch Foods Inc.によって一部資金を供給されるたが、寿命の終わりに近い成熟したラットを含んでいた。研究者たちは、そのげっ歯動物で短期記憶や神経活動スキルを測定するように設計された一連のテストを行った。

「コンコルド・グレープジュースは、試験動物の認識力やいくつかの運動神経の能力を高めるように見えました。多くのテストでは、非常に改善し、あるいは改善に向かう傾向がありました」と、lead researcherで、タフツ大学のエイジングにおけるU.S. Department of Agriculture Nutrition Research Centerで神経科学のチーフをしているJames Joseph氏は準備された声明で発表した。

「私たち住民が年をとっても、精神的かつ肉体的な能力を維持する方法を、私たちは絶えず探しています」と、Joseph氏は述べる。

「確かにこれらの実験室での動物研究は予備であり、はるかに多くの研究が必要ですが、天然の食事で抗酸化物質をたくさん摂取することが、多くの見解から良いということがわかっています。そして、コンコルド・グレープジュースを飲むと、老化で精神的かつ肉体的に衰退するのを遅らせる助けをする可能性があるように思われます」

この研究結果は雑誌Nutritionの3月号に掲載されている。
(HealthDay News - 3月3日)
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横暴なやりかた

昨日のWBC、日本-アメリカ戦の件については、
朝鮮日報でも日本に同情的な記事になっているようである。

マスコミで取り上げられている以外にも、
おかしな判定があったもよう。
何やら意図的なものを感じずにはいられない。
それに普通は、公平を期するために、
第三国の人が審判をするものではないのだろうか。
これで得た利益のほとんどをアメリカが持って行ってしまうらしいし、
これでは「アメリカのアメリカによるアメリカのためのWBC」ではないか。

一方、アメリカは米軍基地の移転費用の75%を
日本に負担するように要求してきているとか。
さらに、沖縄などの住民の同意を得られなければ、
日米安全保障協議委員会の開催を拒否するとまで、のたまっているらしい。

牛肉についても、米国で3例目のBSE感染が確認されたというニュースとほぼ同時に、
香港では、日本が査察して認めた工場からのものに
禁止部位の骨が含まれていたとして、輸入を停止したとのこと。

日本の査察に問題があったと思われてもしかたがないが、
その工場の認識の甘さも露呈したということになる。
これで日本の立場も有利になるかと思いきや、
香港は、その工場からの分のみを停止しただけで、
米国産牛肉全部を停止したわけではなかったらしい。
そのことをアメリカは早速利用して、
香港を見習えとばかりに、日本に輸入再開の圧力をかけてきた。
まったくもって、油断もすきもありゃしない。

もしかして、昨日の審判の親戚にでも牛肉関連の人がいて、
日本いじめをしたのではないだろうか、なんて考えたりもしてしまう。

WBC 韓国-アメリカは、7-3で、韓国が勝ったとのこと。
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WBC2次リーグ(日本3 - アメリカ4×)

日本時間で本日早朝に行われたWBC2次リーグ、日本 - アメリカ戦では、
勝てる試合を惜敗してしまったとのこと。
ずっと観ていた家人があとで詳細を教えてくれた。

最初にいきなり、イチロー選手がホームランを打ったり、
2回には川崎選手のタイムリーとずっと勝っていたのに、
途中のジャッジに問題があり、
日本に不利になった場面があったらしい。

8回に打ち上げた大きなフライのあとのタッチアップが早かったとして、無効だと、
アメリカ側からクレームがつき、それが認められてしまったという。
王監督の抗議もむなしく、ジャッジは覆された。
そのため、追加点が幻となり、
このことがサヨナラ負けにつながってしまった。
それも、阪神の球児投手が打たれたという。

アメリカで試合をやっているということ、
それに、アメリカの1次リーグ通過が危ぶまれたこともあって、
アメリカ側に有利になる判定をしたのではあるまいか。
そんなことをつい考えてしまう。

あとで映像を確認したところ、
タッチアップに問題はなく、明らかに誤審である。

球審がアメリカ人だとかで、
アメリカ側が抗議すると、セカンド塁審に駆け寄って、ジャッジを覆したらしい。

中畑清氏の話によると、
球審が塁審を説得しているかのような様子で、非常に不自然だったとのこと。
試合をボイコットしたいくらいだと怒っていた。
私も、同感である。

まぁ、そもそもは球児投手が打たれなければ、
こんなことにならなかったわけなんだろうけれど、
ああいう誤審をされたら、選手の士気も低下するだろう。
次回に持ち越さなければいいが。

一方で、このように白黒を簡単に覆すような国なんだから、
牛肉の安全性だって、たかが知れてると感じた次第である。

次回は、あさって15日(水)午前9時〜対メキシコ戦
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抗うつ薬は心臓病患者の死のリスクを高める?

冠動脈疾患の抗うつ薬を服用する男女は、亡くなるリスクが高いように見えると、驚異的な新しい研究は示す。

この研究結果に対する説明の準備はなかった。それは、これまでの研究と矛盾する。

「これは予期されなかった調査結果でした。」と、この研究論文の共著者で、デューク大学メディカルセンターの医学心理学教授のJames Blumenthal氏は話す。「明白な説明はありません」

しかし、「抗うつ薬で患者が亡くなったと結論づけるのは、不適当です」と、彼はつけ加えた。

「私たちが望んでいたことに矛盾します」と、ニューヨーク市のレノックス・ヒル病院で女性の心臓病のケアのチーフで、かつ、米心臓病協会のスポークスウーマンである、Nieca Goldberg博士は言い足した。「けれども、私たちはどちらにせよ、立証することができません。」

土曜日にデンバーでのAmerican Psychosomatic Society meetingで発表されたこの研究で、さまざまな要因を調整してからでさえ、抗うつ薬を服用する心臓病患者は、抗うつ薬を服用しない人よりも亡くなるリスクが55%高いことがわかったという。選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)を服用する人と、他のタイプの抗うつ薬を服用する人の間には、統計的に重要な差異はなかった。

これまでの研究で、うつ病は血小板が凝集する傾向が増加する傾向があるため、うつ病の心臓病患者は亡くなるリスクが高いことがわかっている。その結果、多くの医師は、そのリスクを相殺するために抗うつ薬でそのような心臓病患者を治療する。

最近の1つの研究によって、抗うつ薬が死のリスクや、最初の心臓発作を起こした人々が2回目の心臓発作を起こすのを、ほぼ半減することがわかった。

その研究にもかかわらず、心臓病の人々における抗うつ薬の効果の研究はほとんどなかった。

この研究に、デュークの研究者たちは、冠動脈がどれくらいブロックされたかを調べるために心臓血管造影を受けた921人の患者の情報を分析した。 被験者の約20%の人は、抗うつ薬を服用しており、そのうち66%の人はSSRIを服用していた。

抗うつ薬をのんでなかった人々が、広く使用されているうつ病のスケールでスコア7で、抗うつ薬をのんでいる人では平均スコアが11だった。スコア10以上だと、その人はうつ病であると考えられることを意味すると、この研究は述べている。

3年で、抗うつ薬を服用する患者の21.4%は亡くなり、対して抗うつ薬を服用しないグループでは12.5%だった。

この研究には、しかしながら、限界があり、それがランダマイズされなかったということが主なことである。

Goldberg氏は、また、うつ病患者が抗うつ薬を服用することから利益を得たか否かに関係なく、徴候もなかったと話す。

デュークの研究者たちは、運動とSSRIが心拍数の可変性や血小板凝集の「粘性」といった冠動脈疾患のバイオマーカーに影響するかどうかを調べるためのランダマイズされた試験における患者をすでに登録している。

「このことは興味深く、私たちが考えたことと異なっています。なぜなら、私たちが、これらの薬物療法が安全であると一般に考えるためです」と、Goldberg氏は話す。「それは、私たちがうつ病を治療するべきでないことを意味しませんが、私たちは、起こったことをただ観測するのと対照的に、なぜこのことが起こったかを理解する必要があります」
(HealthDay News - 3月4日)
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プラダー・ウィリー症候群で睡眠時無呼吸が悪化するかも

研究によると、プラダー・ウィリー症候群(Prader-Willi Syndrome = PWS)と呼ばれる珍しい遺伝病の患者に成長ホルモン(GH)を短期投与すると、ほとんどの患者で睡眠異常が改善されるという。けれども、一部の患者では睡眠の乱れの悪化を経験するかもしれない。

PWSには、筋肉の緊張が乏しく、低身長、学習障害、および慢性的飢餓感など、さまざまな特徴があり、過食は肥満につながる。他に睡眠時無呼吸という、睡眠中に呼吸が繰り返し止まる状態が存在するかもしれないという特徴がある。

GHは2000年にPWSに対して承認された。しかしながら、PWSがすぐ後にGHの治療を始めてからすぐに亡くなる人が出て、GHが睡眠時無呼吸を悪化させるかもしれないということに関心を促した。

ゲーンズビルのUniversity of Florida College of MedicineのJennifer Miller博士と同僚たちは、一晩睡眠検査を受けてPWSであると遺伝的に確認された25人の患者において、GH治療を始めたときを基準にして6週間、睡眠時無呼吸のGH療法の効果を調べた。

GH治療はほとんどの患者において睡眠時無呼吸になる頻度や重さを減らしたと、彼らは雑誌Clinical Endocrinology and Metabolism(臨床内分泌学および代謝)で報告している。

しかしながら、6人の患者では、これらの症状は悪化した。

後者の4人の患者は、同時に上気道感染を起こした。4人すべてが評価の際に扁桃腺が大きくなっていた。扁桃腺切除術およびアデノイド切除はこれらの患者の厄介な睡眠時無呼吸の徴候を改善した。

どの患者がGHで、悪化するかを予測することは可能でないので、患者は「GHを始める前後に、睡眠の検査を受け上気道感染のある睡眠時無呼吸に対してモニターしてもらうべきです」と、研究者はアドバイスする。
(ロイター -2月27日)
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遺伝子が過食症とOCDの関係を説明する

特定の遺伝子異型は、なぜ摂食障害と強迫神経症(OCD)が時に一緒に生じることがあるのかについて説明するかもしれないと、カナダの研究者たちが報告する。

そして、「私たちは、摂食障害を有する家系で、しばしばOCDの率が高いということがわかっており、ある程度、逆もまた然りです」と、トロント大学の精神科の教授であるRobert Levitan氏は準備された声明で発表した。「これらの個人にとって、摂食障害はOCDが現れる様式の一部になります。わかっていないことは、2つの病気の関係において遺伝的にどんな役割を果たしているかということです」

Levitan氏や同僚たちは16〜55歳の過食症の女性165人で遺伝分析を行った。研究者は特にセロトニン-1B受容体の遺伝子G861Cの異型に焦点を合わせた。G861CはOCDに寄与することが知られている。女性はまた、彼女たちが完全ないしは部分的にOCDを有するかどうか調べるために面談を受けた。

大学の声明によると、この研究によって、完全ないし部分的にOCDを有する女性の27.3%で「G861C多型は強い分化を提供し、完全な症状と関連しているのはG対立遺伝子(形)で、部分的なものではC対立遺伝子でした」。

「これらの結果は、この対立遺伝子が強迫症状を引き起こすのではなく、それらを和らげるように作用するということを語っています」と、Levitan氏は話す。「おそらく、別の遺伝子がOCDを引き起こしていて、この対立遺伝子はその遺伝子とともに症状の感度に影響を与えるように働くのかもしれません」。

この研究結果は雑誌European Neuropsychopharmacologyに掲載されている。
(HealthDay News - 3月3日)

遺伝子については専門外なのでわかりませんが、
対立遺伝子というのは、どうやら突然変異でできるもののようです。
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オメガ-3は気分に良い効果をもたらすかも

魚などに含まれる、心臓の健康に良いオメガ-3脂肪酸は、行動や気分、個性に対して元気づけるかもしれないということが、新しい研究でわかった。

ピッツバーグ大学の研究者たちは、オメガ-3多価不飽和脂肪酸の血中濃度が低い被験者たちが、他の人たちよりも衝動的になったり、悲観的になったり、軽〜中程度のうつ病の症状が報告される傾向があることがわかった。

けれども、オメガ-3脂肪酸の血中濃度が高い被験者たちは、より活発であることがわかった。

この研究結果は、このほどデンバーでのAmerican Psychosomatic Society meetingで発表された。

「これまでの多くの研究では、オメガ-3のレベルが低いとうつ病性障害や、双極性障害や、統合失調症、依存症、注意力欠如障害などの臨床的に重大な状態につながりました」と、精神科のCardiovascular Behavioral Medicine Programで博士課程終了後の研究者であるSarah Conklin氏は準備された声明で発表した。

「しかしながら、これらの関係が、健康な成人にも起こるということを示す研究はほとんどありません。この研究は、サケのようにオメガ-3の豊富な食物を食べたり、または魚油のサプリメントを摂取したりといった、オメガ-3の摂取が、人々の気分にどんな効果を増加させるのか調べる今後の研究に対して門戸を開けます」と、Conklin氏は話す。
(HealthDay News - 3月4日)

この前、オメガ-6についての記事を紹介しましたが、
こちらはオメガ-3なので、お間違えなきよう。
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脳の化学物質が不健康な生活を促進するかもしれない

脳内物質が不活化すると、人々に心臓病の危険性を上げるような、良くない生活様式の選択をさせるか?

それは神経化学とヒトの行動との関係を調べる新しい研究によって引き起こされた問題である。

ピッツバーグ大学で行われた研究は、活動性を低下させる脳のセロトニンシステムが、人々に喫煙したり、不十分な食事をしたり、座ったままでいるようにすること(すべて初期の動脈硬化(アテローム性動脈硬化症)につながる行動)を助けるかもしれないということを示すという。

セロトニン(メッセージを脳のニューロン間に伝える化学物質)が気分や、食欲、血圧を調節する際に重要な役割を果たすと信じられている。これはセロトニンシステムとアテローム性動脈硬化症との関係を示す最初の研究である。研究者たちは、この研究結果が心臓病や卒中を予防するための新しいアプローチにつながるだろうと話す。

「心臓病や卒中に対して知られている多くの危険因子(高血圧、コレステロール、肥満、糖尿病、喫煙、および運動不足)は、ある程度私たちの生活様式の選択によって制御することができます」と、Matthew F. Muldoon博士(薬学部助教授)は準備された声明で発表した。

彼は「これまで誰も、ある人々がなぜこれらの不十分な生活様式を選択して、心臓病に対する複数の危険因子を有するのか、脳の異常で説明がつくかもしれないという可能性を研究してきませんでした」と話す。

Muldoon氏と同僚たちは、30〜55歳の244人の人を研究して、セロトニンシステムの活性が低レベルの人が、高いレベルの人よりも、頚動脈が厚くなる傾向があることがわかった。

この研究結果は金曜日にデンバーでのAmerican Psychosomatic Society meetingで発表された。

「さらなる研究で、心臓病や卒中になる危険因子が脳のセロトニンシステムによって一部制御されるということを確証することができるなら、心臓病や卒中を予防するためのまったく新しい道を開くかもしれません」と、Muldoon氏は話す。

これまでの研究で、彼と彼の同僚たちは、太りすぎて、ほとんど運動をせず、高血圧で、血糖値やコレステロールの高い人々が、セロトニン活性レベルの低いことがわかったという。
(HealthDay News - 3月3日)
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喫煙はうつ病のリスクと関連している

うつ病になる見込みが喫煙家、特にヘビースモーカーで増加するようだということが、研究でわかったという。

11年間成人の住民を対象とするグループで追跡調査を行ったノルウェーの研究者たちは、喫煙した人々が非喫煙者よりもうつ病になりやすいことがわかり、その危険性は毎日吸うタバコの本数と連携して上昇した。

ヘビー・スモーカー(1日当たり20本以上のタバコを吸う人)は一度もタバコを吸ったことのない人よりも、うつ病の発症が4倍高かった。

研究者が考慮した多くの要素(体の健康、運動、ストレスが多い生活上の出来事など)は、喫煙と、後にうつ病になることとのつながりについて説明がつかなかった。このことは、喫煙が気分障害の発症に直接貢献するかもしれないということを示すという。

例えば、ニコチンはやがて、感情に関連する化学物質のセロトニン(うつ病の人で減少する)の脳内レベルを変えるかもしれないと、この研究論文の代表執筆者であるOle Klungsoyr博士はロイター・ヘルスに語った。

オスロ大学のKlungsoyr氏と同僚たちは、アメリカの雑誌疫学(Epidemiology)でこの研究結果を報告している。


多くの研究によって、喫煙者にはうつ病の割合が平均より高いことがわかったが、まだわからないのは、どちらが最初かということである。例えば、特に慢性的なストレス下にいる人々や、うつ病の兆候の傾向がある人々が、喫煙し始めるかもしれない。

けれども、現在の研究では、過去のうつ病の兆候がその後の喫煙に強いつながりがあるという証拠がなかった。被験者が喫煙し始める前にうつ病になったのは15%のみだったと、研究者たちは報告している。

この研究結果は、18歳以上の1,190人の男女で、11年経って行われた面談に基づいている。すべての被験者が、彼らのライフスタイルやメンタル・ヘルスに関する質問に答え、両方の時点(最初と11年後)での臨床的うつ病を評価した。

全体的に見て、2回目の面談までにうつ病を発症する危険性は、喫煙者が毎日吸ったタバコの本数と共に増加した。喫煙者における身体的な健康上の問題や、大きなストレスのような可能性の説明は喫煙とうつ病の関係を変えなかった。

この研究で検討することができなかった他の要素(うつ病と喫煙の両方の傾向を持つようにする個人の性格のように)が原因となるということは可能であると、Klungsoyr氏は話す。彼は、この研究結果を再生するのに、さらに多くの研究が必要であるとつけ加えた。

一方で、Klungsoyr氏は、うつ病との関係の可能性が、喫煙をやめるか、または喫煙を始めないための、さらに別の理由を提供すると話す。「それは既にある非常に長いリストにおけるもう1つの論証です」と、彼は述べる。

SOURCE: American Journal of Epidemiology, March 1, 2006.
(ロイター - 3月3日)
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ワ−ルプールのリスク

ワールプールの浴槽で、筋肉痛を和らげる前に、再考した方が良い。新しい研究で、そこで多くの病原菌が飼育されているかもしれないということがわかったという。

Texas A & M Universityの微生物学者であるRita B. Moyes博士が、43件の個人宅やホテルにあるワールプールの浴槽から採取した水のサンプルを調べた。ワールプールは、「レクリエーション用の温泉やホットタブと違い、使用するたびにいっぱいに満たして、排水するタイプ」のものである。

「検査した浴槽はみな、何らかの微生物が成長していました」と、
Moyes氏はロイター・ヘルスに語った。

「そして、私はほんの少ししか有機物を検査で得ませんでしたが、それはおそらく実際に存在しているものに比べてほんの氷山の一角です。それに、私はウイルスの検査をしていません」と、彼女は強調した。

浴槽の95%では、排泄物から得られた細菌が存在し、81%には菌類があり、34%には致死の可能性のあるブドウ球菌が含まれていた。

Moyes氏は、小さじ1杯の通常の水道水が約138の細菌を含み、多くのサンプルでは細菌がいなかったと説明した。一方、小さじ1杯のワールプールの浴槽の水は平均200万以上の細菌を含んでいた。

フィルターにかけたり、あるいは化学的に処理されないワールプールの浴槽の内部のパイプは、感染性の微生物が集まり成長する可能性がある主要な領域であると、Moyes氏は述べる。これらの有機物はしばしばバイオフィルム(生物膜 = 有機物の共同体)を形成し、共に作用しクリーナーに抵抗性がある。

ジェットのスイッチが入ると、細菌が詰まった水が浴槽に流れ込む。「水の動きのために、エアロゾルが形成され、これらの有機物をあなたの肺や他の穴に入ります--通常の浴槽内で起こらないことです」と、Moyes氏は説明する。

ワールプールの浴槽で発見された細菌は、尿路感染症や皮膚感染症、肺炎など多くの病気と関係がある。

それで、最も危険なのは誰か?「もちろん、若者、高齢者、免疫無防備状態の人は、浴槽の外でエアロゾルを吸い込むことも含めて、さらされるべきではありません」と、Moyes氏は話す。

ワールプールの浴槽と対照的に「化学的に維持されているホットタブは健康な人に対して問題になるべきではありません」と、彼女はつけ加えた。Moyes氏の研究は、PM Engineerと呼ばれる雑誌のオンライン版で発表されている。
(ロイター - 3月3日)

ワールプールという言葉を初めて知ったが、もしや日本のお風呂のことなんだろうか?
それとも、ジェット噴流の出るもの?
ホットタブとの区別もわからなかったりする。

いずれにせよ、毎回排水しても、パイプにバイオフィルムというのは怖いかも。
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ビタミンDが結核の予防になるかも?

肉体が結核を撃退するのに使用する分子メカニズムの発見は、病気を予防するのを助けるために普通のビタミンサプリメントを使用するという道を切り開くかもしれないと、研究者たちは報告する。

サイエンス誌の2月23日オンライン版に掲載されている研究によると、この研究結果はまた、なぜ黒人が白人よりも結核に罹りやすいのか、そして感染するとなぜ重篤になりやすいのか、ということを説明できるという。

この話は約10年前に始まる。その頃ミバエの免疫システムでバクテリアなど菌類を攻撃するタンパク質が作り出されるということが、研究で明らかになったと、この研究の論文著者であり、ロサンゼルスにあるカリフォルニア大学で皮膚科学のチーフのRobert L.Modlin博士は説明した。

「1999年に、ヒトと同等の種類のタンパク質があることがわかりました」と、Modlin氏は話す。「それぞれがバクテリアやウイルスによって生化学的に定義されたものを認識します」。

マウスにおける研究で、感染と闘う酸化窒素の生産に関する防御反応がわかった。しかしながら、Modlin氏は、そのことがヒトの細胞で起こるかどうかわからなかったと言う。

彼は、4年間の研究が、ヒトの防御機構がビタミンDにかかわるという研究結果につながったと語る。白血球は普通のビタミンD(生成される)を変換するために刺激される。大部分が、日光に当たることによって活性型になり、結核菌を殺すタンパク質を作るために使われる。

「私たちの他の主な研究結果は、アフリカ系アメリカ人(結核に影響されやすいことが知られている)が、彼らの血液中のビタミンD濃度が低いということでした」と、Modlin氏は話す。黒人では、メラニン(皮膚を黒くする色素)が日光の紫外線を吸収し、ビタミンDの生成が抑制されると、彼は説明する。

黒人の血清で成長した細胞は、バクテリアと闘うタンパク質の生成が、白人の血清で成長したものよりも、63%少なかった。培養したものにビタミンDを加えれば、タンパク質が増産されると、Modlin氏は話す。

この発見で持ち上がった1つの疑問は、ビタミンDをヒトに与えると同じことができるかどうかということであると、彼は言い、さらに「この論文で、そのことに興味を持ってもらえることを望んでいます」とつけ加える。

Modlin氏は、ビタミンに予防効果があるなら、「私が考えるビタミンDサプリメントはその方法です」と話す。彼は、皮膚科医として、日光に当たり過ぎることによって起きるダメージに早く気づくべきであると述べる。

けれども、「私は、まだビタミンDサプリメントを摂取することを勧めることができません」と、Modlin氏は言う。「私たちは、もっと多くの研究を行う必要があります」。彼のグループはその線に沿って研究しており、「ビタミンDが免疫システムにどんな効果を有するのか」調べているところである。

Modlin氏は、この研究で、結核の向こうに何か意味がある可能性があるとしている。「私たちの得た結果は、感染に対するヒトの免疫反応について、まだまだ学ぶべきことがあるということを示しています」と、彼は語る。
(HealthDay News - 2月23日)
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WBC(日本14 - 台湾3)

先発は松坂投手。
今夜も大量得点で、昨日同様7回コールド勝ちで終了。

阪神の林選手が台湾代表の4番打者で出ていたので、
林くんが打席に立つとつい応援してしまいます。
なので、林くんが、レフトに飛んできた打球を取り損ねて、
日本の追加点につながってしまったのは喜べませんでした。

そして試合は林くんの打席で終わりました。
ピッチャーはこれまた藤川投手で、
応援する側としてはとても複雑な気持ちで困ります。

それはそうと、試合中、映し出されたベンチ内で立っている人を見て、
「あ、弘田コーチ」とか言っていたら、台湾の監督でしたよ。
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WBC(日本18 - 中国2)

ワールド・ベースボール・クラシックが、いよいよ始まりました。
今夜は、日本 - 中国で、いきなり日本がコールド勝ち。

私は途中からで、しかも中途半端にしか観られなかったものの、
あれよあれよと点が入ったときは、阪神の試合を観ているようでした。

ところで、「ワールド・ベースボール・クラシック」の
「クラシック」って一体どういう意味なのでしょうか?
というか、なんで「クラシック」がつくんでしょ?
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ストレスは心臓発作を悪化させる引き金

イギリスの研究者たちは、感情のストレスが、ある人々において心臓発作の引き金になる場合があるという身体的な理由を指摘している。

ロンドンのUniversity Collegeの調査チームは、心臓発作を起こした34人の男性を詳細に測定して、発作の数時間前に怒り、抑うつ、あるいはストレスを経験した人とそうでない人で、特定の差異があることを発見した。

感情的な引き金があった14人の心臓発作を経験した男性では、血圧や心臓の活動が標準に戻るまでに時間がかかった。血液検査で、血栓の形成に関与する血小板などの血球が非常に増加していることがわかった。

この研究はProceedings of the National Academy of Sciencesの今週号に掲載されている。

「これまで、2種類の研究が行われており、1つは引き金が存在するかどうか、もう片方は患者を生物学的に研究するものです」と、この研究の論文著者であり、university's Psychobiology GroupのディレクターであるAndrew Steptoe氏は話す。「これは、その2つのものを一緒にした最初の研究です」。

ある人々が「社会的に過酷な状況に直面すると、生物学的に行動する方法によって」心臓発作を受けやすいのは明らかのようだと、Steptoe氏は語る。

生物学的な情報が利用可能なので、次のステップでは、どのように、それを研究につなげるかである。

「原則として、私たちは人々をテストすることができましたが、この時点で行うのは時期尚早です」と、Steptoe氏は言う。「2つのグループの間には、体質やバックグラウンドの違いがありませんでした。そして、感情的な引き金を持つ人々でさえ、心臓発作を起こす以上にたくさんの感情を経験しています」

また、2つのグループの患者たちがその経験に関して感じた方法に違いがなかったと、彼は話す。「したがって、私たちはガイドとして主観的な経験を使用することができませんでした」と、Steptoe氏は語る。「脳の、より原始的な部分で何かが起きています」

彼のグループは、現在何が起こっているかを理解しようとしており、「初期段階にこれらの種類の違いを特定するために様々な方面から研究」をしていると、Steptoe氏は話す。

この報告は「非常に重要な観測」としてCleveland ClinicでBakken Heart-Brain InstituteのディレクターをしているJames Young博士によって歓迎された。Young氏は、Steptoe氏が「私たちがとても重要であると感じる心臓と脳のつながりを強調する他の研究を発表した」と述べた。

「過去におけるほとんどの研究で、『hot reactor(すぐカッとなる人)』と『Aタイプの性格』に、最終的に関連性があるとしています」と、Young氏は語る。 「この研究が示すことは、それに対する生理学的な説明が実際につくということです」

Bakken Instituteでの研究は「ストレスの要因を減少させて、行動を変更するテクニックを使用するバイオフィードバック法を調べるプロジェクト」を含んでいると、Young氏は話す。

まだ解決されていない問題は、ストレスに対する反応が心臓発作にとって危険となる個人を、どのように特定するかということであると、彼は認めている。Young氏は、その人々を特定することができるなら、「私たちは、適切な時期に介入することが役立つだろうと提案しています」としている。
(HealthDay News - 2月27日)
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