ウサギの実験で、オメガ-3脂肪酸の副生成物は、歯周病の不健康な影響から動物を保護するのを助けた。
ボストン大学の研究者たちは、エイコサペンタン酸(EPA)由来のレゾルビンE1(eicosapentanoic acid-derived Resolvin E1 = RvE1)の局所適用が、軟組織の炎症や、歯周病に関連する骨の損失と同様の破壊を予防するのを助けたと話す。
このチームは金曜日にオーランドでのAmerican Association for Dental Researchの年次総会でこの研究結果を発表した。
この結果は、炎症が歯周病の治療において良いターゲットであるかもしれないということを示唆すると、研究者たちは話す。
レゾルビンはオメガ-3脂肪酸の生物学的活性型生成物の新しい系統で、炎症の過程の天然の調節装置である。
ボストンのグループは、歯周病が、関節炎など、炎症が組織の損傷を引き起こす他の慢性の炎症性疾患と似ていると指摘した。
現在、口腔衛生と定期的なデンタルケアは、プラークをコントロールして、歯周病を予防するのに使用される。けれども、この研究の論文著者たちによると、プラーク・コントロールは高い炎症反応の影響を受けやすい人々の歯周病を予防するのには十分でないかもしれないという。
(HealthDay News - 3月10日)
一方で、24日付の記事に掲載されているイギリスの研究によると、オメガ-3を含む魚を食べたり、サプリメントを摂取することが心臓病の予防にいいという証明はまだできていないとのこと。
この報告自体は、25日付のBritish Medical Journalに掲載されているそう。