塩素処理された屋内プールと喘息との間に関係があるという最近の研究は、温水プールの使用者に警告するかもしれない。
ヨーロッパの研究者による研究は、アメリカの雑誌Pediatrics(小児科学)で発表され、早くから屋内の塩素処理されたプールで泳いだ子供たちは、他の子供たちよりも、将来喘息や呼吸の問題を抱える割合が高かった。
化学物質の蒸気を吸い込むことで、気道が損傷することに原因がある。
水の状態が同じで、屋内プールのように化学的に処理されたなら、専門家たちは同じ原理が屋内の温水プールに適用できると話す。
全てのプールが塩素処理されるというわけではなく、代替法はますますポピュラーになった。
潜在的に生命を脅かす状態の割合がニュージーランドで高いにも関わらず、Asthma and Respiratory Foundation(喘息と呼吸器財団)は昨日、この調査結果に基づき子供たちが屋内で泳ぐのを止めることについて両親に警告した。
実際、喘息患者が運動の種類として泳ぐことを奨励している。
財団の医学ディレクターのRobin Taylor教授は、プール中が暖かくて空気が湿っているため、喘息患者は水泳の方が走るよりも発作で苦しむことが少ないと話す。
「特に子供たちが喘息もちならば、現在、彼らが水泳をすることに非常に確かなメリットがあります」と、Taylor教授は述べる。
「それは、あなたがどんな環境でも注意しなければならず、そこにあるかもしれないどんなマイナス面にも気をつけなければならないという警告を意味します」
彼は、ベルギーのグループの研究のこの調査結果が、このトピックの彼らの2つ前の論文と一致していると話す。
この問題で掘り下げた研究はほとんどなかった。
喘息は6歳から14歳までのニュージーランドの子供の20%に影響を及ぼすと見積もられる。
(NZ Herald - 2007年6月11日)
その他、Forbesの記事では、
乳幼児に抗生物質を投与することも
喘息になりやすくする一因であるという研究結果が発表されていました。
最近のものは抗菌スペクトルの範囲が広いものが多いため良い菌まで殺してしまい、
免疫機能を発達させるのを妨げているのではないかとのこと。
そのため、必要時には抗菌スペクトルの範囲の狭いものを試すことを勧めているようです。
詳細は下記URLへ。
http://www.forbes.com/forbeslife/health/feeds/hscout/2007/06/11/hscout605462.html