国を越えた華僑のギャングが、東南アジアでの偽の抗マラリア剤の増大する取引の陰にいると、BBCは語る。
John Newton氏(インターポールの幹部捜査官)は、現在アフリカにも偽物が現れ始めていると話す。
彼は、そのギャングが国境を横断して働く組織化された犯罪者に関与し、工業規模で薬物を偽造していると言う。
彼は、彼らを高度に発達した共謀者のネットワークをもつビジネスマンだとしている。
場合によっては、偽造薬物の管理は偽造クレジットカードや、武器、麻薬の取引と一緒に運営されているという。
・洗練された偽物
ギャングは結束が強く、見破るのが難しい。
「共通の特徴は、彼らが華僑であるということです」と、Newton氏(国際警察軍の幹部捜査官で偽造の専門家)は話す。
「ということはつまり、彼らはマレーシア人かもしれないし、中華人民共和国またはミャンマー(旧ビルマ)の出身かもしれません。彼らは互いを知っているので、潜入するのは非常に難しいです。さまざまな国で彼らはネットワークを確立しています。彼らは、その製品を交換したり、分配することができます。またそのことが、立ち向かうのを非常に難しくします」と、彼は語った。
偽物は、ますます洗練されている。それは生産の規模を増やし、犯罪者たちによる大きな投資を意味する。
国際防疫官は、抗マラリア剤がまさに氷山の一角であると警告する。偽の抗生物質や、HIVエイズの治療に使われる偽の抗レトロウイルス薬、鳥インフルエンザの治療に使われる薬物の偽のヴァージョンに関する問題にも発展する。
利益は巨大である。
国連は、2、3年以内に、偽造薬物の世界的な売上高が1年で750億ドルの価値になるだろうとしている。
(BBC - 2007年6月4日)
BBCが、これに関する情報を求めているようです。
詳しくはこちらで。
http://news.bbc.co.uk/go/pr/fr/-/2/hi/asia-pacific/6718645.stm