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かぎりなくグレーかも

今日は何やらホワイトバンド・デーだそうだ。
東京タワーを白くするとか・・?

昨日のTV番組で、このホワイトバンドを取り上げていた。
その内容を、紹介してみたいと思う。
8月末現在で、200万個が市場に流通している。
最初は50万個売れればヒットということだった。

なぜここまでブームになったのか。
その理由の1つは、有名人が多数出演しているということ。

<ほっとけない世界のまずしさキャンペーン>のCM
「3秒に1人、子どもが貧困から死んでいます。
食べ物がない、水が汚い、そんなことで
この状況を変えるのは、お金だけではなく、
あなたの声が必要です。貧困をなくそう、
という声を表すホワイトバンドを身につけてください。」

お金じゃなくて声が必要だというのに、
このホワイトバンドはお金を取るんです。
この売り上げはどうなっているんでしょうか。

300円はどうなると思ってるんでしょうか。
東京・渋谷の道行く人に質問してみました。

「寄付されるんですよね、チャリティーに」
「子供のチャリティー」
「募金みたいな・・」

皆さん、寄付や募金になると思っているんですが、
意外にこんな答えが返ってきました。

「それ調べたんですよ。なんかCMとかに全部消えるらしいですね」

CMに消える?
一体どういうことなんでしょうか。
詳しい話を聞くために、キャンペーンの事務局を訪ねました。
事務局長、今田克司氏
「白いものを巻くということが、このキャンペーンに参画しているという意思の表明なんですね。買っていただいた場合、約3割が貧困をなくす活動費として使われます」

ホームページでの説明によると、4割が流通費、3割がホワイトバンドの制作費、残りの3割が活動費となっています。内訳にはいろいろ書いてあるものの、募金・援助といった文字はないんです。

事務局長
「ちょっと、誤解されてしまった部分もあって、いわゆる、これは募金運動であると、お金が食べ物や水になったりと、そういうものじゃないかと考えて買っている方は多いと思うんですね。たしかに貧困というテーマですから、発想としてすぐ結果がそういうふうにつながると思ってしまうと思うんですけども、いわゆるチャリティー、いわゆる募金では貧困はなくならないという認識で始まってるんですね」

貧困をなくす活動
1.有名人が広告で訴える
2.ホームページで意見を述べたり
3.政府に働きかけをする
ことで、世界から貧困をなくそうというのがこの趣旨なんです。
インパクトを出すために、小難しい話よりパッと見せた方がわかりやすいですよね。だから、そちらを優先したということもございます。だから、こういうホワイトバンドのパッケージに、その売り上げが、世界の貧困をなくす活動資金になります、というふうに言ってるんですが、即、募金というものにつながってしまう。そこも、ちょっと我々も、たしかにそう言われればそうだなと気づいているところですね」

実は募金にはならないということを、ホワイトバンドを買って身につけている人に伝えてみたところ、
「え!?びっくりしました。そのまんま募金で使われるのかと」
「え・・知りたくなかった・・。その人たちがどういう活動をしているのかわからないけど、その人たちに頑張って下さいと言うしかないですよね」

そういうことなので、ホワイトバンドの売り上げ自体が
貧しい人にわたっているわけではないんですよね。
内訳なんですけども、1個300円から消費税を引いた286円の、40%が流通費として使われ、30%が原価制作費なんですね。そして、残りの30%が貧困をなくすための活動費ということで、86円くらい大体使われているそうです。
その活動とは何なのかといいますと、
・広報活動費
・イベント制作費(東京タワーを白くするなど)
・WEB制作・メンテナンス費
・政策研究・現地での調査
・貧困の解消に向けた啓発活動

スタジオでのコメント:
訴え方としては、募金のようなニュアンスを与えてしまう。
事務局の人は誤解されていると認めているのだから、そういう誤解をなくす努力をするべき。
貧困をなくすために、能動的に動くような政策センターを実践するために使うといっているが、どういうスタンスにたって、どういう政策で転換を要求するのかという中身が何もない。来年にならないとわからないということを言っているが、それはある意味、商品を作ってないのに先にお金だけもらっているようなものなので、不誠実だ。

有名人はキャンペーンに賛同してノーギャラで出演しているが
これには理由があった。
有名人が所属するPR会社が参加。キャンペーンに火がついたということ。

事務局長
「PR会社とNGOは業界の文化も違うので正直、違和感はありました。でもだからこそ、このキャンペーンが広まったわけで、こうして広い層に支持してもらわないと政治は変わらない。政治が変わらないと貧困はなくならないのです。」

PR会社
「貧困と戦う活動を継続して発展させていくためには、正当な利益は必要なのです。CMや新聞広告を打った場合でも当然お金はかかりますから」

スタジオでのコメント:
「誤解を前提にしているような気がする。そこのところが心配だ。
あとになって、やはり怪しかったということになりそう」

「本筋を離れて、ファッションとしての扱われ方になっている。実際、類似品が出たりしている」

「いろんな疑問や誤解がホワイトバンドの周辺に渦巻いているので、事務局は積極的、能動的に情報公開を、何をおいてでもやるべき」

そもそも、アフリカの貧困の原因が何なのか、そういう説明も必要だろう。

ついでながら、すでに日本から中国へのODAが、
間接的にアフリカにも回っているということも付記しておく。

また、ホワイトバンドは中国製らしいので、中国の一部の人を救っていることにはなるかもしれない。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




ムハハのたかじん 8/12〜その3

ムハハのたかじん 8/12〜その1
ムハハのたかじん 8/12〜その2の続きです。
出し惜しみしていたら、すっかり遅くなってしまいました。
このあと、実際にはまだ続いているんですが、つまらなかったので、
この日の番組のテキスト起こしはこれで終わりです。
江口「続いてのニュースです。
中国では反日マンガ、そして日本では韓国を嫌う内容のマンガが発表されました。「嫌韓流」と題されたこの本は、韓国にこれ以上謝罪は必要ない。韓国は日本領土である竹島を侵略した、といった歴史問題のほか、韓国はパクリ文化、知れば知るほど嫌いになる国が韓国だ、など、韓国に対する嫌悪感、とした内容となっています。あまりにも危険すぎて各社に出版拒否された問題作という触れ込みのこのマンガは、インターネット書店のアマゾンで発売初日の売り上げ第1位を記録、韓国のメディアも注目しているようです。
本日のゲストの勝谷誠彦さんは先日、韓国が不法占拠しているとされる竹島を強行突撃されましたが、そこでニュースを疑え。
この「嫌韓流マンガ」本当に日本でウケると思いますか?」

たかじん「ま、一部でウケてるから1位になってるんでしょうけど」

勝谷「だから、ネットのナマの日記って本当に象徴的でね、結局そのぉ、日本の若者と韓国の若者というのは、非常にネットの上では戦争しとるんですよ。ケンカしとるわけですよ。これは本当にネットというのは、すぐにレスポンスありますから、非常に言い争いをするのにいいところだし、お互いにいろんなリンク張って資料を引っ張ってきて、お前んとこちゃうやないか、ちゃうやないか、と言い合ってる。そういう延長上に、こういう本はあると思うから、それがそのまま、あのぉ日本のですね、日本人全体がこのマンガを読んで、ケンカに走るかといったら、それはちょっとないかもしれんですな」

たかじん「あのぉ、竹島行きはって、率直な感想というのは、どういうことを一番感じて…いろいろ当然感じてきはったと思いますが、一番その竹島上陸されて、なんじゃこりゃと思たんですか」

勝谷「あのね、日本が実力特殊部隊を作って、竹島を奪還しないかぎり、絶対竹島問題というのは解決しない。竹島は返ってきません」

たかじん「韓国にそのまま」

勝谷「時間がかかればかかるほど、つまり竹島は」

たかじん(さえぎって)「既成事実をどんどん向こうが作っていきよるわけでしょ」

勝谷「そうそう、李承晩(りしょうばん)ラインというのを、バーッと線引いて、入ってきた日本漁船を拿捕して銃撃して、何人か死んでるんですよね。それであの近くにある、あの、欝陵島(うつりょうとう)から行くんだけど、欝陵島には独島(とくと)、彼らが竹島を呼んでいる独島博物館というのがあって、ここに入っていくと、あのぉ、入り口にまず石碑が建ってて、『対馬もとより我らの領土』と韓国の言葉で書いてあるんですよ」

たかじん「対馬もなってるのん?」

勝谷「竹島なんて問題じゃないんですよ」

たかじん「ははは」

勝谷「対馬です。対馬ってね、今人口約5万人の島かな。年に3万人、みんな知らないだろうけど、韓国から来るの。韓国から直行便が来てて。それでね、日本人が回らないようなところをね、ずう〜っと回ってね、みんな楽しそうに帰っていくんですって」

たかじん「あぁ、うちの島や、うちの島や、言うて」

勝谷「おそらく、これも全部、これも全部もともとは韓国の国から来たものだよ。だから、うちの島やということを、ハングルでうわぁ〜っと言ってるから、僕が何やろなぁ、何やろなぁ、でもおかしいなあと。あとすごいのはね、プロの釣り師ががんがん来るの」


たかじん「韓国から」

勝谷「うん、つまり釣り師で、釣り持ってきました、言うたら、入れなしゃあないやん。韓国の○○持って。そんならねぇ、蒔き餌だけでね、両手いっぱい持ってきてね、3日3晩寝ないで釣るねんて。これで何百キロ、何トンと魚を持ってまた帰っていくって言うんやけど、一応釣り師やから文句言われへんねんて」

江口「そんな漁でも文句言われないんですか?」

勝谷「文句言えない。だって事実上、日本の法律が優しいからさ。それからねぇ、僕対馬の一番北の端行ったけれども、韓国のプサンが見えるというところね、その一番展望台の先に、航空自衛隊の基地があるんですよ。日本の漁船は、近くに行くと警報鳴らされるから近づきもできないんだけども、その周りはごっついあわびやウニの漁場なんですよ。そこにプサンから特攻船が来て、ぎゃあ〜っと警報鳴らそうと何しようと、ばぁ〜っと盗んで、ばぁ〜っと逃げて行きよるわけや。
自衛隊、さすがにね、そいつを爆撃するわけにもいかんから、指くわえて見てるて。戦争ですよ、もう」

橋下「領土に関して、日本は甘いですよ。あんまり、今までずっと平和、平和と言い過ぎたところがあって、あんまり自分たちの領土がどこまでなのかとか、それについてどういう状況なのかということが、今あの北方領土に関して、あれもう、ロシアの方に取られてるということすら、わからない中高生、学生というのはみな知らんのですよね。北方領土ということすら知らないって」

たかじん「それがやっぱりな、もうどんな問題でも根元いったらな、憲法問題にいくねんて。みな拡大解釈して言うで」

勝谷「根本から変えないとだめですよね」

たかじん「うん。それを向こうはね、ようわかっとるわけや」

橋下「でも韓国はあんだけ教育して、日本が教育しないというのはおかしいですよね」

TIME UP
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ムハハのたかじん 8/12〜その2

ムハハのたかじん 8/12〜その1の続きです。
江口「続いてのニュースです。日本人は小さいときから侵略意識を叩き込まれている、日本人は地理的な影響で心が狭く頑固、といった日本人への悪意に満ちた内容の漫画が中国で発売され、大人気になっているそうです。
『論日本』と題されたこの漫画は、中国のアニメ作家、ユイ・シンチィアン氏が描いたもので、靖国参拝などの歴史問題や尖閣諸島の領有権問題だけではなく、昔話の桃太郎も槍玉に挙げ、中国の孫悟空は行く先々で妖怪を更生させたが、桃太郎は理由もなく異民族を虐殺したと、日本人は残忍だと強調しています。
しかし、この作風があまりにも小林よしのり氏の『ゴーマニズム宣言』にそっくりで、パクリ本ではないかとの指摘の声もあるようですが、当の小林よしのり氏は『ワシとは次元が違う』と、あっさり切り捨てています。
ここでニュースを疑え。
この『反日マンガ』本当に中国でウケていると思いますか?」

たかじん「一連のこういうことというのは、私は基本的に一元的にね、絶対に信用しない。チャイナを」

勝谷「チャイナを。うん」

たかじん「だから、こういうことを聞かされても、ああそう、で、まずこの辺のところで(両手で小さい丸を作って)ウケてるんやろうけど、全体的にウケてるとは僕は信用しがたいと思うんですが」

勝谷「あのぉ、世界の歴史上でね、他の国の人間がね、中国人を信用したことってないんですよ、ほとんど。だから日本と中国が仲良かったことも、一度もない」

たかじん「一度もない」

勝谷「あのぉ、リンリンとカンカンか、ランランか」

たかじん「パンダ」

勝谷「パンダ。パンダが来とった、パンダが生きとう間だけ仲が良かった」

たかじん「あのぉ、いわゆるぅ、田中角栄が日中友好の時に、もらってきたという」

勝谷「そうそう、あれはだから、パンダを接着剤にして、日本から銭を引っ張れると思ったから、ちょっとその間だけ仲良くしていただけだけど、もうそろそろ自分らで少し稼げるようになったから、もういらんわということですわな」

たかじん「それと中国側が、その金を、いわゆる軍事にかなりぶち込み始めたと」

勝谷「あのぉ、軍事だけではなくて、人から金借りといてやねぇ、その金をやね、他のところに貸しとるわけや。貸すっちゅうのは援助しとうわけや、アフリカなんかの国へ。そうやって自分らの世界を作っといてやね、それでそのあと、日本
が常任理事国に入りたいと言ったら、正当なる国に対して、それはそれで日本の○○(早口でわからなかった)じゃないぞとみな言うとるわけやから、こんなひどい話はないですわな」

たかじん「それと、領土の問題に関しても着々と」

勝谷「うん、着々と」

たかじん「うん、作ろうとしていると。この前、日本にも潜水艦ぐるっと回ってきて、そのとき日本もね、なんで言われんかの、こら〜、いうて」

勝谷「撃沈したらええねん、あんなもん」

たかじん「ドーンと?」

勝谷「ドーンと」

橋下「あの、潜水艦そのまんまもう、沈んだまま動くっていうのは、これ絶対やっちゃいけないことなんですよ」

勝谷「国際法上ね」

橋下「これは、中国の領海に、日本の潜水艦がもし仮にやったらですよ、必ず爆撃ですよ」

たかじん「いかれてるやろ」

橋下「完全にやられてます。ソ連だって何だって、領空においてちょっとでも入れば撃墜ですよ。旅客機であったとしてもね。これをね、日本というのは何もあの、抗議というだけでね、終わらせてしまったのは情けない」

勝谷「それに対して、今に至るまでまだ謝ってないわけです」

たかじん「向こうがね」

勝谷、橋下「うん、向こうが」

勝谷「それから日本のですね、領事館やなんかはですね、石投げて攻撃して、それを明らかに公安がにやにやしながら認めとった、それも一度も謝ってないですね。だからあの上海領事館なんかはね、あれは永遠にですね、国恥記念館、日本の恥ず記念館として残しといたらいいんですよ」

たかじん「そのままね」

勝谷「北京五輪まで。北京五輪に日本の外交官、よそからの国の人を連れてきてね、この国はこういう国ですよ。お宅ら、投資考えた方がいいですよ、と言うたらいいんです」

たかじん「たぶん、日本人はね、今以上にきれいにすると思うわ。あの外壁は」

江口「北京五輪自体が大丈夫なのかなという気がしますね」

勝谷「大丈夫じゃないでしょう。だからそれに関して、中国は必死なんですよ。だからね、今の話だけど、これは反日マンガが出てるということは、微妙ですわな。中国共産党の指導部にしてみたら。そういうものが出て、あおられると良うないということですよね」

橋下「僕は今の中国は嫌いですけども、これ情報がないから、これ中国の国民もしょうがないとこもあると思うんですよ」

たかじん「かわいそうなところがあるな」

橋下「ええ、だからこの第二次世界大戦以前の、戦前の日本でも、鬼畜米英でね、何も知らないときに、なんでもかんでも米英が悪い、悪いできて、ある意味国民が洗脳されて、ああいうふうに戦争に突入していったわけじゃないですか。
中国だって、日本に実際に来て、日本の実情を知ったら、あ、なんだこんな国だったのか、ということがわかる中国人がいっぱいいるわけですから、その情報がないというところが、もう致命的。もう開発途上国、まだまだ近代国家じゃないということで、これは冷めた目で見ることも必要なのかなとも思うんですけどもね」

勝谷「中国何千年の歴史の中で、一度も自由な言論状況になったことは、一度もないね。一度も民主国家を体験したことがないという、極めて珍しい国」

たかじん「だからこそ、いわゆる北京五輪をやって、形だけでも近代的を装いたいと、世界に向けてね」

勝谷「だから、それをやらしたらあかんのですよ」

TIME OUT
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ムハハのたかじん 8/12〜その1

少し前の分だが、テキスト起こしをしたので書いてみる。
実はこのとき、初めてこの番組を見た。
どうやら、毎回ゲストを1人呼んで、
ピックアップしたニュースについて、いろいろ議論をするというものらしい。

一部、聞き間違いや聞き取れなかった部分、
あるいは省いた部分もあるが了承のほどを。
出演(敬称略)
キャスター:やしきたかじん
パーソナリティー:江口ともみ
コメンテーター(弁護士):橋下徹
ゲスト(コラムニスト):勝谷誠彦

たかじん「最近我々のこういう世界でも、特に関西では文化人と言われる方がもうー、いろんな番組を網羅しております。
我々の出番がなくなるんではないかと、そういうようなことは全然心配はしていませんが…
ただ、この言いたいことをズバッと言えるような状況が、いわゆる一般の視聴者の皆さんに好まれてるのかなという…
今日は勝谷さんに来ていただいております」

江口「まず最初のニュースです。
少年による凶悪事件が相次いでます。これを受け、14歳以下でも少年院に送ることができるなどの、少年法改定案が国会で審議されるなど、少年犯罪をめぐる法律のあり方が問われる中、いつも大きな論議の対象となるのが、事件を起こした少年の実名報道の是非。
勝谷さんは週刊文春の記者時代、あの女子高生コンクリート殺人事件であえて少年法に背き、犯人の少年の実名報道に踏み切ったという経歴をお持ちなのですが、ここでニュースを疑え。少年法って本当に必要でしょうか」

たかじん「えー、それ行く前に、勝谷さんは大学を出てからいきなり週刊文春に入ったん?」

勝谷「そうです。…いや週刊文春違う。あれは文春(文藝春秋?)に入ったんだけど、辛い辛い写真雑誌の張り込みをやっていたんです」

たかじん「あったあった」

勝谷「それからそのあと週刊文春に入ったんですけどね」

たかじん「どれくらいやったん?」

勝谷「10年ほど」

たかじん「これがきっかけで辞めたん?」

勝谷「ん?」

たかじん「辞めたのはこれじゃない?」

勝谷「辞めたのは、これじゃない、これじゃない。これで僕、クビにしたら、僕文春訴えますがな(笑)このときねぇ、(橋下氏の方を向きながら)人権派弁護士に、いじめられたよ〜。なんか、テレ朝のね討論番組で。これね、書いたのは僕だけど、決めたのは編集長やって」

たかじん「それはそうや」

勝谷「はなだかずよし(花田紀凱)さんという、テレビ出てるあのおっさんや。『(肩を叩きながら)勝谷頼むよ。そういうのを書け』と言われて書くでしょ。そしたらいっぱい呼び出しがくるわけ。人権派の弁護士と対決してくれと番組に出てくれと」

橋下「僕ですね、人権派は」

勝谷「そういう方ね。そしたら『勝谷頼むよ』(肩を叩きながら)ポン。行ってきてくれ。おっさんは、花田のおっさんは勝手にこっちで、人権はないって言ってるんですよ。それでその矢面は全部僕に来るわけ。自分は出ないのに。
何なのあれ、あの人権派たちはどこへ行ったんでしょうね」

橋下「人権派というのはあんまり好きじゃないんですけど、僕はこの週刊文春の対応はもう絶対失敗。僕はもう絶対許せない、というのは僕はもともとは裁判が確定するまでは実名なんか出す必要はないと思ってるし、ましてやこの少年に関しても、週刊誌がやることじゃないと思うんですよね。じゃあ何なのかっていうと、勝谷さんや花田さんにしても、結局は売買、利益じゃないですか。売れるかどうかの判断ですよ。本当にこの少年のことを思って、また被害者のことを思って公表したのかっていえば、そうじゃなくて、絶対そこでの編集会議では売れる売れないでの判断があったと思うんですよ」

勝谷「そりゃそうですよ。マスコミというのは」

橋下「それは僕は絶対違う。司法においてもこれは絶対少年法は、僕は法律、法律ってのは嫌いだけども、なぜ公表しちゃいけないのかっていうことは、利益が出るか出ないかというのと全く違うんです。だから僕はこれは利益を生むような週刊誌がね、こういうことをやっちゃいけないし…」

勝谷(さえぎるように)「それは、僕らが法律家に対して偏見を持つのと同じように、それはメディアに対して偏見を持っているのじゃないか」

橋下「いや、いや」

勝谷「そうじゃない、そうじゃない」

橋下「それは国がやるんだったら、いいですよ。NHKでも何がやる分にはいいけども、一般の営利団体であるね、株式会社である週刊文春とか文藝春秋がやるようなことじゃあないと思うんですよ」

勝谷「それは違うと思う」

橋下「じゃなぜ。だってもうけるために」

勝谷(机を叩いて)「法がちゃんと正義を執行してくれないから、しょうがないじゃないですか」

橋下「じゃあ、週刊誌は法の定義を持ってるんですか」

勝谷「僕らだってリスクを負ってるわけですだから」

橋下「そんなの売買、利益じゃないですか」

勝谷「それはひどいなあ」

橋下「いや、そうですよ」

勝谷「違いますよ。ジャーナリズムってものは人生を賭けて・・・」

橋下(さえぎるように)「ジャーナリズムは全て正しいものでもないですからね」

勝谷「それは違うけどね。全てがあるというわけではないけどもね」

橋下「だから、正義とか法とかに関しては、僕はジャーナリズムが何でもかんでも正義を担ってるわけではないと思うから、それをやるべき機関というのはきちんとね、やっぱあると思うんですよね。それは営利団体がやることじゃないと思います」

橋下「だから新聞でも何でもいいですけども、裁判が確定するまでは名前を出すことのメリットって何もないです。絶対ないです。名前を出すことに何のメリットがあるんですか」

勝谷「裁判が確定すれば少年の名前を出してもいいんですね」

橋下「僕は、それはいいと思いますよ。だから、文春はこれ、裁判が確定する前に、少年法でも冤罪でもいくらでもあるわけです。もしそこで失敗したときに、文春はどう責任を取るのかということですね。確定したら、僕はいいですよ」

勝谷「それは確定前だったからね。確定したら少年でも関係ないの?」

橋下「僕は関係ないと思います。もういっせいに公表したらいいと思います。全然関係ない」

勝谷「ただね、僕らが考えたらね、少年だからといって名前が出ないじゃないですか。名前が出ないからといって、少年だから罰が少なくなるじゃない」

橋下「少年だからじゃないんです。確定してないからです。確定していない段階で、大人だったらまだ回復できるけども、少年の場合には確定する前に公表されたら」

勝谷(さえぎって)「大人は、大人も出さない方がいいじゃない」

橋下「僕は、大人でも出さない方がいいんだけれども、少年だったらなおさら、絶対出しちゃいけない。一生棒に振らせることになる。失敗したときにはね」

勝谷「なら政治家でも何でも、そしたらとにかく判決が確定するまでは、報道しちゃいけないの?」

橋下「だから僕は基本的には公益な立場に立っている人間については逮捕の段階で出していいと思うんですよ。税金で食ってる奴に関しては。この少年は税金で食ってるわけでも何でもないですから。たまたまこれ確定したあとに、こいつがやったことに間違いがなかった。公表したことは、結果オーライで良かったけれども、間違ってたら・・・」

勝谷(さえぎって)「確定したあと間違ってるかどうか…こいつらもう1回やった奴いるじゃないか、この中に1人」

橋下「うん、それはそうですけども、確定する前の段で・・」

勝谷(さえぎって)「そのときでも、新聞は卑怯だから書かない」

橋下「それはいけないと思う。それは書きゃあいいと思うんですけどもね。だからこの確定前の段階は、これをやるというのは絶対許せないと思うんですよ、僕は」

勝谷「僕は違うと思うね。僕はやっぱり」

たかじん(さえぎって)「まあ、その今のある少年法という形やね、本当に必要かどうかと、今の形のね、というのはどうでしょうか?」

勝谷「少年法は必要でしょう、これは。それはしょうがないですよ。だって、どんどんどんどん今の年齢を下げていって、じゃ、12歳、11歳、10 歳となったときに、果たしてそれは大人と同じように、考えてできるか。というより、責任を取れるかといったら取れないわけですよ」

たかじん「これは、橋下先生、これ、少年法といったら、かなりの間昔から長いこと来とったんちゃう?」

橋下「続いてます。要は戦前戦後のですね、ちょっとした万引きだったりとか、闇市の万引きだったりとか、暴力沙汰だとか、それを対象としているものなんで」

たかじん「だから、そんな凶悪なもんが前提とはしてなかったんやね」

勝谷「だから更生というものは、要するに、あれはね、戦争という国が選んだ間違いが生んでしまったことによる、ある意味被害者であるという意識がある」

たかじん「食べるために、万引きとか」

勝谷「今はね、自分らで名前が出ないということや、知ってやってるんだから」

たかじん「うん〜」

勝谷「だけどね、僕はね、少年法というのを適用するんだったら、それのじゃ、例えば少年に殺された人たちの遺族たちの、その怒りの割合は何を担保されるのかといったら、結局何も担保されないわけでしょ」

橋下「だから僕は少年法において、少年だからといって今は死刑にならないんですよね。そういうのは一切良くないと。少年法に一番重要なのは、その、事件を解明するプロセス、また立ち直るプロセスというものを、大人の事件とは別のプロセスをやっていきましょうというところが重要なわけであって、刑自体を軽くする必要は全くないわけです。人一人を殺してることには、大人であろうが少年であろうが関係ないんだから」

勝谷「これ大体人間死んだのは同じなんだから」

橋下「そうなんです。遺族にしたら関係ない。ただそのプロセスがあってね、その調べ方において、やっぱり大人の刑事事件とはちょっと違うやり方で調べていきましょうというのが少年法の根幹なのに、刑を軽くしよう、軽くしようということばっかり言うんですよ」

勝谷「なんでそういう声が、弁護士の中から上がってこないの?法曹界から」

橋下「ねぇ。…あ、僕でした、弁護士は。誰のことかなあと思いました」

橋下「僕が言っても誰も言うことを聞いてくれないですからね。勝谷さん、言ってくださいよ、ガツンともう」

TIME UP
書いた人 hampton | - | - |




たかじんのそこまで言って委員会〜その5

いよいよこれで最後です。
宮根「そんなこと聞いてたら、入らん方が得なんちゃうかと、入ったらだまされるような、今日は・・・」

たかじん「またそれは違うと思うわ」

宮根「入ってる方がいいんですか?」

辛坊「いやいや、宮根さんはフリーでしょ。死んだって厚生年金も遺族年金も出ないじゃないですか。
そうすると、バタッと今死にますわね。そしたらほら、明日から奥さんも子供も路頭に迷うと思ったらやっぱり保険に入ろと思うでしょ」

宮根「たかじんさん、僕ら家族いてないもんね」(たかじんの方を向いて同意を求める)

(笑)

ざこば「保険はいらんわ。60になると、あのグラフ見ると、保険がきゅっきゅっと(階段状に下がるように)なるやん。60でキュンの、ここは見直した方がええのんちゃうの?60になったらキュンと」

宮根「キュンて」

ざこば「俺もはっきりわからへんねん。こんなん(四角いの)見たら、キュンキュンと(段階的に下がる)。わかるやろ、なんとなく」

辛坊「60歳まで毎月払い込んでって、60になったらもう払わんでいいんですよ。その代わり、いつ死んでもあとはずっと出るんですが、ただし払い込んでる60までは3千万出るけども、60歳を超えた瞬間に300万に一気に下がるんです。その代わり、払い込みは60までですから、そっから先はもう払わないですよね」

三宅「要するに、保険というものは、早く死ななきゃだめなんだ」

(笑)

辛坊「60になる直前に死ぬのが一番」

(笑)

ざこば「高い時に、ここで死ぬのが一番やな」

たかじん「59歳で自殺はあかんねんやろ?」

辛坊「だめですよ。こんなことを言うたらあかんのですけど、大体2年くらい?」

江口「大体、保険会社の約款によって違うんですけど」

たかじん「2、3年向こうやったら死んでもかまへんのか?」

辛坊「そうそう」

田嶋「自殺してもいいの?」

宮崎「保険金目的の自殺って、やっちゃいけないことだけれども、あっちゃいけないことだけれども、よくありますよ」

たかじん「じゃ出るねんやろ」

デイブ「出るけど、1年か2年、どっちか制限があるんですよ」

辛坊「自殺目的に入るのを防止するために、1、2年要するに、先以降から」

たかじん「もういろんなこと嫌になって59歳の時に、今やったら3千万入るなと、あと1年生きたら60超えて300万しか入れへんなと、もう入って15年も経ってるねん。それでもうそんなん全然問題ないわけや。15年も入って死ぬのは、勝手に」

田嶋「でも3千万入ったって、あなたの懐に入らなくて、誰か他の人にさ、アホみたいな話じゃない」

橋下「今、日本中の平均年齢がもう79歳とかなんでしょ。80歳とかでしょ。60歳くらいで死ぬ確率というのは、まだ正式な統計出てないですけど、恐らく1割じゃないかと言われてるわけですよ。そうすると実際の高度死亡保険金というのを受け取り人が約10%で、残りは皆掛け捨てなわけじゃないですか。最終的には、保険というのは社会保障なんで、国がきちんとやってね、もちろん60歳未満で死ぬ、僕も保険入ってますけども、一部の人を助けるためであるんであれば、それこそ社会保障制度でね、国がやるべきで、そんなとこで利益をね、産むようなことをやっちゃいけないと思うんですよ」

宮崎「たださ、保険会社がつぶれたりするでしょ。ほら、どこかのいくつかつぶれましたよね。そうするとやっぱり全員、その加盟者全員に損害が及ぶわけじゃないですか」

田嶋「でも保険会社も保険に入ってるんでしょ?」

江口「債務(?)保険に入ってます」

田嶋「そうでしょ。そしたら保険会社がつぶれたって、保険に入ってるんだから…」

三宅「保険会社の債務(?)保険というものは、保険会社そのものが入る保険じゃなくてね、こういうものを保険でやりますよと、それを高額な場合は他にかけるわけですよ。他に投げるわけです。外国の保険会社にかけて、リスクを分散するわけですよ。会社そのものが入ることはありません」

志方「だけど、それが失敗して、読んでなかったんですか、約款を?だから入ってなくてつぶれた会社いっぱいあるでしょ。9.11のときにね。だから保険会社みたいな専門家が読んでもわからないような約款を書いちゃいかんのですよ」

三宅「それからね、必ずね、天変地変とか戦争とかね、類似するものはだめなんですよ。免責されるんですよ。火災保険でもね、小さな火災ならいいけど、うーんと火災になったらだめでパーになりますよ」

橋下「イラクで亡くなられたジャーナリストの橋田さんでしたかね、外資系の保険会社が今支払い拒否してるんですよ。武力行使中の、要するに戦争状態での死亡だからということで、保険金支払いを拒否しているわけです。だから、実際に戦争をかけた時に…」

辛坊(さえぎるように)「それはあれですか。海外旅行保険、それとも生命保険?」

橋下「外資は…僕そこまで」(知りません、というように首を横にふる)

辛坊「海外旅行保険だと武力行使ありえますね。というのは、戦争地域に行くのは、ものすごい保険料高いですからね。1週間で10万円とか20万円かけて行きます。私が○○に行くとき、1週間に15万円かけて行きました。生命保険はどうなんですか?」

三宅「戦闘地域のときはね、○○しますよ。飛行機なんかかけられないんですよ。だから飛ばないんですよ、民間機はね。行ってくれって言っても飛ばないんだ。金出しても。というのは、撃墜された時に保障がきかないからね」

デイブ「でもさあ、結論は何なんですか、今日は。よくわかんない。それで、かいつまんでいうと、どうしたらいいんですか」

辛坊「あの〜、よみうりテレビで宣伝をやっている保険はいいよ、という、そういう話です」

(笑)

たかじん「あのぉ、冒頭にこういう話題をね、しながら私も非常に深い考慮に入っているんですが・・・ひとつ間違うと全部使えないということが出てくるために、この番組自体に保険をかけさせていただきたいと思います」

(笑)

辛坊「いや、たかじんさん、大丈夫なんですよ。こういう保険があるんです。こういう保険、間違った情報を出してしまった、あるいは名誉毀損等で放送局が訴えられた時に賠償金を払うための保険、『メディア保険』(テレビ局用『誤報保険』(日本))というのがあるんです」

(へぇ〜)

辛坊「メディア全般をカバーする保険があるんです。で、よみうりテレビが入ってるかどうか、番組始まる前に調べたんです」

たかじん「聞いたん?」

辛坊「(ごそごそ紙を出して確認しながら)入ってました」

たかじん「入っとったん?」

辛坊「どうもね、この番組始めてから、○○○○(ここが肝心なのに笑い声がかぶってわからなかった(*_*))」

(笑)

肝心の最後の言葉が、
話の途中で会場が爆笑になり、どうしても聞き取れなかったのが残念です。
たぶん保険料が上がったか何かしたのだろうと思うのですが。
笑いの声を抑えてくれればいいのに。
それにしても、話の途中で落ちもわからないうちから
なぜ爆笑したのか謎です。

というわけで、保険関連の話はこれでおしまいです。
おそまつさまでした。
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たかじんのそこまで言って委員会〜その4

保険の制限条件に注意
たかじんのそこまで言って委員会〜その2
たかじんのそこまで言って委員会〜その3の続き。
これまで同様、敬称略です。
江口「外交員は、保険を支払うかどうかを決定する権限を持ってるわけではありませんので、そういった場面になってですね、具体的に何かできるということはないかと思います」

橋下「だから、それが一番ポイントで、要は社員として囲ってしまうと、全責任を使用者責任を問われることになるでしょ。新聞の販売と同じで、新聞会社と販売業は全く別じゃないですか。新聞の販売員が何か、拡張員が何か殺人事件を起こしたとか何とかとなっても、新聞社本体はのほほんと別に他人事のように報道するでしょ。自動車業でも何でもそうなんで、作ってる人間と売ってる人間というのは分けて責任を分散するんですよね。実際に裁判例でも、外交員の人がね、責任というものがかなり縮小されていくんですよ」

三宅「ねぇねぇ、あなたね、知らないで無責任なことを言っちゃいかんよ。新聞の販売店で殺人事件を起こした。奈良でね、大変だよ」

橋下「それは部数が減っているだけで、トップが辞めてるわけではないじゃないですか。だって、売ってる人、販売員が殺人をやってるわけですよ。普通の会社だったらトップ辞めますよ」

三宅「でも、それは販売店の店長が辞めるか・・・(発言かぶって聞き取れない)」

橋下「そこは責任の分散じゃないですか」

三宅「でもね、新聞社なんか何千件も販売店があるんだよ。何か事件を起こすたびにね、社長が辞めてたら、社長なんて何百人いたって足らないじゃないか」

橋下「でもどこの会社でもみんなトップが辞めてますよ。JRにしたって、何万人も社員がいる中で、あの社員がああいう風なことをやったから、トップが辞めていくわけじゃないですか。それが会社ですよ。新聞社とか自動車のメーカーにしてもね、販売店というのを分けることによって、責任を分散する。これは僕はおかしいと思いますよ」

三宅「いや、おかしくないよ、そんなもん。作ってるところと売ってるところは違うんだから」
(ここら辺、発言がかぶったりして聞き取れず)

橋下「江口さんは外資系じゃなかったですかね?」

江口「外資系です」

橋下「じゃ、コミッションバックといって、たぶんみなさん聞いたらびっくりすると思うんですけど、保険料のうちの何%以上が手数料になるんですか、あれ20%くらい、まず入るんですかね?」

江口「保険の種類にもよるんですね」

橋下「はい、まあその役員(?)保険とかは20%くらい入るんですよね?」

江口「もうちょっと入るかと思います」

橋下「もうちょっと入る。保険料のうちの20何%入る手数料で…」

田嶋(さえぎるように)「生保レディーもそれもらうわけね」

橋下「それとは別に会社を運営していくための事務経費を入れると、半分近くはその経費になるわけですよ。そうするとね、消費者金融なんてのは、今大体29.2%の利息なんで、貸し出しをすれば年間黙ってでも、29%の利息が入ってくるでしょ。保険会社というのは、どんどんどんどん契約者を増やしていけば、黙ってでも30、40%をかき集めることができるわけですよ。そのためには広告をバンバン打って、保険料をどんどんどんどんもらえば、そっから30、40%まず自分の儲けにしてね、あとの残ったお金で保険金として払っていく。だから普通ね、宝くじにしたって何にしたって、胴元でかき集めたお金から30、40%引くっていったら、相当あくどい」

三宅「宝くじはね、うんと取るんですよ」

橋下「あ、そうです、そうです」

三宅「宝くじは半分以上取るんだよ。ただ競輪とか競馬とかは、25%で少ないんですよ」

橋下「それでも30%、40%消えていくわけなんですよね」

江口「ただ、外交の営業員に対するコミッションについては、それぐらいの20とか30もらえるのは初年度だけなんですよ」

橋下「あ、初年度だけなんですね。あとは減っていくだけと」

江口「2年目以降はたぶんもらっても15%」

田嶋「どうして、どうして?」

江口「その辺はたぶん、私が入った(?この辺あいまい)と思っていたのは、会社のやり方なんだと思うんですけど、常に新しい保険を取っていかないと、自分たちは収入にならないわけですよね。そしたら違う闘いをしないとね」

ざこば「保険会社は見直しなさい、ぼちぼちとか言うねんけど、これ見直す方が損なのか、見直すべきなのか、そこらどうでっか?5年くらい経ったら見直し・・・」

江口「現在の状況で言うと、見直す方が損するケースが多いです」

ざこば(怒りながらTVカメラに向かって)「ほんなら、見直せ、見直せ言うのん、お前嘘やないか、あほんだら!よう、皆あほなこと言うとるがな!」
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たかじんのそこまで言って委員会〜その3

保険の制限条件に注意
たかじんのそこまで言って委員会〜その2の続きである。
辛坊「業界ではね、かなりの高額に入ってるということで・・・」

橋下「でもたかじんさん、受取人が行方不明だということで、なんか○○ね」

(笑)

田嶋「誰?」

たかじん「俺の嫁はんや。泣くで〜」

(笑)

辛坊「今日はですね、ちょっと変わったゲストの方、この方はもともと保険の外交員で、今はやめて、行政書士で生保関連のいろんな相談をやっているということで、今日はお招きしていますので、みなさん疑問などをぶつけていただきたいと思いますが、江口公晴さんです、どうぞ」

(拍手)

辛坊「みなさん、あんだけいろいろ保険に関して不信感を持ってるんですが」

デイブ「あの、江口さんは生保レディーは何年くらいやってたんですか?」

たかじん「レディー?」

(笑)

江口「男性なんで、レディーじゃないんですけどね、保険に携わったのは1年間です」

田嶋「どうして行政書士に?」

江口「まあ、この業界のことをですね、知った上で、まあ行政書士業を始めようかと思いましてね」

宮崎「外交員になるには、こういう顧客に対してというか、勧誘する人に対して、最低限こういう説明をしなきゃいけない、というような教育を徹底的になさるんですか?」

江口「あの、具体的な教育というのは、あまりないと思います」

橋下「具体的にはね、こういうことを言ったら、消費者の利益になりますよ、じゃなくて、こういうことを言ったら、あとで法的に責任を追及されますよ、というのが教育なんですよ。だから消費者のために、こういう情報を提供しよう、こうしようどうしようと・・・」

宮崎(さえぎって)「嘘をつく、あまりにも露骨な嘘をつくと、あとで法的責任を問われるかもしれないからやるなと」

橋下「それはやめなさいということで、消費者のためにこうやってよく説明しましょうというような研修じゃないです」

江口「まあ、あの当たってます」

辛坊「しょうもないこと聞きますけども、保険の掛け金ともらえる額というのは、あの同じ条件なら、どこの保険会社でも同じなんですか?ちょこっとずつ違うんですか?」

江口「あ、違いますね。」

辛坊「違うんですか」

江口「はい」

辛坊「はぁ〜〜。ほな、ここの会社のこの保険がお勧めというようなものを、ま、言うていただくかどうかはともかくとして、今、じゃ頭の中にいくつか浮かんだりします?」

江口「あの、やはりですね、営業職員を人海戦術で、こ保険契約を取っている保険会社に比べてですね、通販を中心にしてやってるような会社さんの方が、相対的に保険料は安いかと思います」

辛坊「人件費の分だけ、払わへんということですか?」

江口「まあ、そういうことだと思います」

辛坊「あの、保険の外交員の方って、一昔前はなんかむちゃくちゃ儲かってるようなことを聞いたことがあるんですが、実際はどうなんですか?」

江口「えっとですね、実際には販売をやっている募集の方というのは、歩合給なんですね」

辛坊「稼がはる人って、どれくらい稼ぐもんなんですか、年間に」

江口「いや、稼いでる人は、億単位で」

(どよめき)

田嶋「あの、生保レディー?」

辛坊「え!?年に億?」

江口(うなづきながら)「はい」

三宅「それね、保険会社の社長よりか、たくさん取っているというね、セールスマンいるんですよ。で、そういうクラブがあってね、国際的な、その年間にいくらか以上稼いでる人の。そういう人たちは、鼻息荒いですよ」

田嶋「歩合制なんですか?」

デイブ「あれですか?下の部下からそういうパーセンテージもらうからじゃないですか?ほかの」

江口「いいえ、自分が販売して、です」

辛坊「要するに、その『入ってえや』て言う、そのおばさん?」

江口「まあ、そうですね」

三宅「それはね、辛坊さん、その程度ではだめなんですよ。ともかくね、顧客のね、誕生日から、奥さんの誕生日まで、全部ね、こういう携帯のあれに入れてね、その都度、みんなあれ、全部自分の身銭切るんですからね。それで花を贈ったりなんかしてね、つなぎとめてるんです」

デイブ「これだけ実態を知っている江口さんは、差し支えなければ、どういう保険?チャンネルは別にして、どういうのに入ってるんですか?」

江口「私は、それぞれ目的とする保障によって、個別に保険に入ってますので」

デイブ「何種類くらい持ってます?」

江口「全部で5種類」

デイブ「受取人は全部奥さんですか?」

たかじん「それはええやん」

三宅「その目的別というのはどんなやつですか?生命保険?」

江口「生命保険も入ってるんですけども、後にお亡くなりに、あ、自分のことですから(笑)、死んだ時に、妻への保障ですとか、子供の教育費ですとか…」

田嶋「個別にね。ああ、なるほどいいね、そういうの」

たかじん「これだけたくさんの外資が入ってきて、いろんな保険がね、あの垣根が取れてやっておりますけど、良心的な保険会社はあるんですか、日本に?」

江口「私はあの、会社としてというよりかですね、それぞれ保険を販売している募集人、ですから会社がいいとかいうよりは、この営業マン、この生保レディーとか、その人が信用できるかどうかです。どこの会社にも、いい人もいれば悪い人もいる…」

宮根(さえぎるように)「生保レディーで、いい人悪い人というのは、僕ら簡単にわからないんですけど、簡単な見分け方ってあるんですか?」

江口「契約を急がせる、そういう方は避けた方がいいと思います」

三宅「あの、今ね、そのセールスマン、会社じゃなくてセールスマンを選べと言ったけども、セールスマンが良かろうと悪かろうと、契約すれば会社と契約するわけでしょ?」

江口「そうですね」

三宅「そうすれば、そのセールスマンのいい悪いというのは関係ないんじゃないですか?そういうことはありませんか?会社がいいか悪いかであって。セールスマンが払いますと言ったら払うんですか?」

宮崎「三宅さんの質問に付随してね、例えばじゃ、後々トラブルになって、保険金の支払いをめぐってトラブルになったりするじゃないですか、その時に勧誘した側、外交員というのは何か責任を取ってくれるの?」
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たかじんのそこまで言って委員会〜その2

昨日の「保険の制限条件に注意」の続きです。
聞き取れなかった部分は「○○」にしています。
あとだんだん疲れてきて、適当に省いた部分もあったりします。
それに聞き間違ってるところもあるかもしれません。

「そこで、みなさんにお伺いします。生命保険や損害保険について『これはおかしい』と思うことはなんですか?」

パネル
三宅「『株主総会』がなくチェック機能が働かない!」
宮崎「”生前給付”ってなんか怪しい・・・」
橋下「しょせん賭博」
田嶋「保険を使うと却って損をすることがある」
デイブ「CMやりすぎ?」
ざこば「保険の配当」
志方「生保は証券会社と一線を画すべき」
宮根「フェラーリは車両保険に入れない」


たかじん「まあ、みなさん起きられてから、仕事を終えられて家帰ってテレビ楽しんで見てるでしょうが、まずは朝から夜まで一番多く見かけるのはたぶん保険のコマーシャルではないでしょうかね。それがチャンネルを問わず、ずっとやっております。それで安物の居酒屋みたいに、50、60喜んで(おじぎをする)」

(笑)

たかじん「そりゃ入ったらお前は喜ぶやろう。おいしい言葉がまたね、連発ですわ。80でも審査はいらん。何もいらん。貯金型的保険というのも出ておりますね」

宮崎「貯蓄型」

たかじん「貯蓄型ね。何もなかってずっと置いたら、100万円その時に20年やったかな渡すとか…だから僕はあの〜世の中で・・・(バキュン)保険ですわ」

(笑)

辛坊(困った様子で)「あの〜、あのぉ、それはどうなんでしょうか。嘘をついてるわけではないし、それでまあちゃんと保険金もおりて喜んでる方もいらっしゃいますし」

たかじん(さえぎるように)「テレビのまま信用したら、みな詐欺に近いようなことを言うとるわ」

橋下「僕は、保険というのは基本的には賭博なんですよ。結局、その偶然の事情、ま、人の死ぬ、生きる、事故があるなしというのは、これは偶然の事情で、要は勝負の世界と同じで、ここでお金を張ってるのと同じなんですよね」

宮崎「あんた顧問先の保険会社ないの?」

橋下「あのぉ〜、ありますね」

(笑)

田嶋「私もやっぱり保険って、完全に○○したら絶対入らない。人の弱みにつけこんで、という思いがすごくあるわけ。ほんとは保険というのは、あれは昔はあの、保険業の人は利益収益のためにやっちゃいけないって。やっぱり相互扶助、みんなでお金出して、また人にあれするっていう、共済扶助、そういう精神で始まったはずじゃないですか。それなのに今はもうめちゃくちゃじゃない。泥沼じゃない。自分ちを守るだけの」

橋下(田嶋の発言をさえぎる)「だから、本当なんですよ。だから、相互扶助が原則なんで儲けちゃいけないんですよ」

田嶋「そうなのよ」

橋下「保険会社の今の給料というか、学生の就職ランキングの中でも、もうトップの保険会社ですし、その、なんせ給料の高さ、これは全部結局は保険料から集めて、払わないことで利益を産むというね、○○で利益を産んでいるわけではないんですよ。」

宮崎「バブル期っていうのは、生保、ザ生保、生保マネー、世界をかけめぐるくらいの、まあいわばその、ものすごいマネーパワーを持っていたわけですよ。その時の夢からね、抜け出してないです。だから利益出しちゃいけないです。だから運用という形で、いろんなところへ投資してって、それが世界をかけめぐったっていうくらいの時代があったわけですよ。だから、給料バカ高かったし、(橋下「そうそう」)相互会社なのに、給料はバカ高いと、利益を会社自体が持っちゃったらいけないんで」

三宅(さえぎるように)「そこがね、問題でね、普通の会社なら株式会社ですから、株主総会というのがあってですね、株主の利益に反するとかっていうようなことで、もっと配当をよこせとか、わあわあやるでしょ。ところがね、ここはね、総代会というのがあってね、結局会社のつもりで、まあそのどっかの会社の社長さんとか何とか、まあ主婦なんてのもいますけどもね、どうやってやるんだかわかんないんだけども、新聞にちょっと出ますよ。総代会の報告がね。それがまあ、要するにお手盛りでやるから、チェック機能がないんですよ。ここがやっぱりね、私は一番問題だと思います」

デイブ「でも、そう簡単にはいわないのはね、やっぱり保険会社もリスクあるんですよ。だって事情が変わって、先がどうなるかわかんない。新しい病気が出たり、いろんな事故があったり、災害があったり、いろんなことがあるから、やっぱり彼らもリスクありますよ」

志方「生保ってのはね、やっぱり人間は人生をかけるんですよ。人生の安全のためにやる。だから、あのぉ発展途上国では生保って成り立たないんですね。国家を国民は信用してないから。だから、そういう国では、他の国の生保に入るんです。自分のところの通貨しか信用しないわけです。だから日本もね、こういうことになったのはね、生保の人たちが自分たちの本分を忘れた。会社の原点を忘れたんでしょうね。ですからやっぱりね、もう一回今回を基準にしてね、この生保全体がね、自分たちが国民一人ひとりの人生を預かってるんだという気持ちに戻ってもらう。そういうことが大切よね」

田嶋「でもねぇ、あの今国もそうじゃないですか。年金のことに信じられなくなってきてるんだけど、私ちょうど戦争中に生まれてるでしょ。そしたらうちの母とか父が貯金した郵便貯金が、全部没収されて、一軒の家建つくらいのがね、パーになったんですよ。その話を聞いてるから、私はやっぱりね、ほんとに国も信じられない。だから今だって、生命保険とかそう、会社もいつも不安。おっしゃる通り、先生の」

志方「生保がだめになったとき、国もだめになるんだ」

宮根「サラリーマンは、サラリーマンって意外とそうなんですけど、新入社員で入ったら、必ず生保レディーの方がいらっしゃるんですよ。そんで、『入りませんか』と言われるんですよ」

たかじん「レディーでもあの・・・もう言わんとこ。まあまあ」

(笑)

宮根「まあね、年齢はいろいろありますけど、で、必ずわけわからんので、先輩に相談するんですよ。まま、とりあえず入っときいな、という話になって、わけわからんまま入ってる保険がけっこうあるんですよね」

たかじん「ある。たしかにね、我々もいけない。ある部分いけない。なぜかといいますと、保険に入る時に、こんな分厚いね、いろいろその規約みたいなのをもらいますわな」

三宅「約款」

たかじん「約款のその小さーい字で」

三宅「あんなん読めないよね」

たかじん「ずっと、初め一生懸命読んでるけど、最後の疲れた頃に、『ただし』と書いて・・」

ざこば「それと漢字が多いんだわ」

辛坊「こう見えても、みなさんいろいろ言うてますけど、たかじんさんの保険の額はすごいんですよ、実は。ねえ」

たかじん「はい?」

(笑)

まだまだ続きます。
さて、どこまで書きましょうか。
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保険の制限条件に注意

昨日は、1時間以上炎天下を歩いたせいか、
頭痛がひどく、自分のブログを書く気力がなかった。
というわけで今日は少し長めに・・・?

毎週日曜日には「たかじんのそこまで言って委員会」を観ているのだが、
17日には、非常に身近な話題が取り上げられた。
生命保険、損害保険に関することである。
忘れっぽいので、文章に残しておこうとテキスト起こしに挑戦。
とはいえ、めちゃくちゃ大変だったので、途中で断念。
とりあえず、できたところまでアップしてみる。
あ〜、疲れた。
たかじんのそこまで言って委員会(2005/07/17)

出演者(敬称略)
 三宅久之
 宮崎哲弥
 橋下徹
 田嶋陽子
 桂ざこば
 デーブ・スペクター
ゲスト
 帝京大学教授軍事アナリスト:志方俊之
 フリーアナウンサー:宮根誠司

司会
 やしきたかじん
 アナウンサー:辛坊治郎

辛坊「独立されて収支決算はどうですか?」
宮根「またその話からですか?」
宮根「辛坊さん、辞めたら今の十倍になりますよ」
辛坊「ほんま!?」
宮根「ええ」
辛坊「そないに儲かってるの?」
宮根「儲かってないですけど…」
たかじん「儲かってる、儲かってる。俺はもう調べてん、お前のことを」
たかじん「みんな自分の番組を辞めてフリーになっていった。彼(宮根)は自分の番組をやりながら、持ちながら辞めたという、いわゆる最低の保険を残しながらやったというか…」
辛坊「フリーになったら自分を守るのを考えな、誰も守ってくれないですからね、それみて言うと、みんな自分を守ることのためにお金かけてるんですが、ところがこういう話題から」

VTR
男声「それはまさに『難癖』レベルだった」
女声「先日、再び発覚した明治安田生命による保険金不当不払い事件。加入時に何の症状もなかったのに、死因となった病気を、『短期間に発症するものではない。自覚症状があったはずだ』とこじつけ、支払い拒否。
寝たきり同然の病人に、20年満期の年金保険に加入させながら、死亡時には『詐欺目的の加入だった』として支払いを拒否する。
電気室での感電事故では、『室外に、高圧や危険の表示があったのだから、感電した方が悪い』と言って支払わなかった。
こうした不当な支払い拒否は、およそ1千件、数十億円に上るとみられている」
男声「この事件を受け、他の生命保険各社も年間数百件(〜数千件)以上ある、過去の不払い事例を再び洗い直しているというが、どの会社も『うちはちゃんとしている』と胸を張れない生保業界とは、一体どうなっているのか」
女声「総額、1億6千万円の保険金をだましとったとされる、林ますみ被告の事件以降、生保業界が大きく揺れている。2001年に実施された大幅な規制緩和により、外資系や金融会社が大量に参入、保険料の引き下げや入院保障を代表とする商品の採用化など、競争は激化している。ところが儲けを生み出すはずの資産運用は、折から不況・低金利のあおりで逆ザヤとなり、不況に追い込まれるばかりか、○○○○(聞き取れなかった)を解消するための対策に迫られた」
男声「明治安田生命の金子社長は、3年前の経営政策の中で、『死差益』の拡大方針を打ち出した。『死差益』とは、死亡保険金の予測支払い額より、実際の額が少ない時に生じるもの。つまり、保険金の支払いをできるだけ減らし、利益を増やそうというわけだ。それが今回の不法不払い事件につながっているとの見方もある」
女声「そんな中、我々は1冊の冊子を手に入れた。生命保険協会がまとめた、『生命保険商品に関する適正表示ガイドライン』。広告表現などに関する自主規制文書だ。その冒頭には、こんな一文が…」
男声「一般消費者に著しく、優良・有利であると認識を与えることを防ぐために、本ガイドラインを策定する」
女声「そこで、このガイドラインに沿ったCMを、独自に作ってみた」

CM
らいおん「安心と信頼の『そこまで保障して委員会』保険。まず最大の特徴は、80歳までの方なら、どなたでも加入いただけます」
ぱんだ「じゃあ、うちのおばあちゃんでも大丈夫ねえ」
らいおん「ただし、変な入院歴があるとダメなんですよ」(過去の入院の病歴によってはNG)
ぱんだ「ガーン」
らいおん「そして病気での入院保障は一生涯!」
ぱんだ「それは親切ですねえ」
らいおん「ただし、ケガでの入院は40歳までの年齢制限があるんです」
ぱんだ「ぽか〜ん」
らいおん「さらに、入院日額1万円の保証!」
ぱんだ「それはうれしいわ」
らいおん「ただし、4日以上入院しないと、ビタ一文払いませーん」
ぱんだ、らいおんを噛む。

男声「少し大げさに思われるかもしれないが、ガイドラインには『制限条件を明瞭に表示すること』と、しっかり書かれている。果たして、参加している大手生保会社の広告の中で、明瞭と言えるのは、どれだけあるのだろうか」
女声「先日、日本生命の社員が、突然男に果物ナイフで刺される事件が起きた。その犯人は、こう供述している。『保険金が希望額より少なかった。ニッセイの社員なら誰でもよかった』

要は、約款をよく読むことが大事ということになろうかと思う。
広告には、大事なことが小さめの字で書かれていることがよくある。
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