米国から輸入された特定のサプリメントやレーズンが、中国の安全基準を満たさず返却されたり、破棄されたと、この国の食品安全機関が金曜日に語り、危険な中国製品についての心配が増加する中、米国と形勢を逆転した。 寧波と深川の港の検査官が、米国の3社から出荷された製品から細菌及び二酸化硫黄を発見したと、国家品質監督検査検疫総局(the General Administration of Quality Supervision, Inspection and Quarantine)は述べる。 ・貿易赤字:4月に鋭く狭くなる 「これらの製品は、中国の衛生基準を満たしませんでした」と、その機関はウェブサイトに短い通知で述べた。検査をいつどのように行われたかについての詳細はなかった。 当局の電話は、金曜日には出なかった。 これらの会社は、K-Max Health ProductsとCMO Distribution Center of America、SuperValu International Divisionと特定された。 K-MaxとCMOがミツバチの花粉や細菌と闘うサプリメントを含むカプセルを輸出したと、当局は話す。SuperValuはSun-Maid Golden Raisinsを輸出したという。 K-MaxとSuperValuからの積荷は破棄され、CMOのカプセルは返却されたと、その通知で述べている。 ドライフルーツの防腐剤として二酸化硫黄が使用されることがあるものの、どの汚染物質がどの製品から発見されたかについては、その通知では述べていない。許容レベルを上回る量で見つかったとしているが、詳細はなかった。 「地方の品質局は、アメリカから輸入された食品の検査及び検疫を強化しなければならない」と、その通知で述べている。「貿易のリスクを下げるために、アメリカの食品を輸入する際、中国の輸入業者は契約において食品の安全要求を明白にすべきです」 この発表は、外国の食品の輸入を拒絶している中国のここ数日の2番目の報告である。先月後半、フランスのグループ企業ダノンは、中国が高いレベルの細菌に対し懸念し、2月に5つのコンテナのエビアン水を押収したと語った。 中国からの汚染されたペットフードの成分のせいで、北米で猫や犬が死亡したことに続き、中国の食物輸出の安全性について懸念した後のことである。 ここ数ヵ月、アメリカの検査官は、致命的なレベルのフグ(pufferfish)毒を含むアンコウ(monkfish)や、薬物入りの冷凍ウナギ、安全でない色素添加物で作られたジュースなど、ますます増加する中国の輸出を禁止したり締め出している。 米食品医薬品局はまた、伝えられるところによれば、オーストラリア、ドミニカ共和国、パナマで販売されたチューブから発見された致死的な化学物質がないかどうか検査するために、中国製歯磨きの輸入も全て止めた。 SuperValu Internationalは、SuperValu USAの一部で、ミネソタ州エデン・プレイリーに本部がある。K-Maxは、Kang Long Groupの子会社で、カリフォルニア州サン・バーナディーノに基礎を置く。食品医薬品局は、2000年にCMO Distribution Center of Americaがフロリダ州サラソタに拠点を置いたと語っている。 (The Associated Press - 2007年6月8日)