胃をむかつかせるかもしれないが、毎日1さじのタラの肝油を飲むとうつにならないようにしてくれるかもしれないと、ノルウェーの科学者たちは提案する。 40歳以上のおよそ22,000人の研究において、定期的にこの油を摂取した人は、そうでない人よりも、うつ病に罹りにくかった。 雑誌Affective Disordersでの、この研究はまた、人がそれを摂取するのが長いほど、うつ病になるのが少なくなったことも示唆している。 この油は、オメガ3脂肪酸が豊富で、さまざまなメリットと関係がある。 いくつかの研究がこれに疑問を投げかけたものの、子供たちの脳はオメガ3(卒中や、心臓発作、ガンのリスクを減らすとも主張されている)によって向上すると言われている。 ・他の要因 この最新の主張において、1さじのタラの肝油がうつのリスクを30%も減らすことができると、科学者たちは話す。 タラの肝油使用者の間でうつ病の徴候があったのは2.5%だったが、それに比べて、そうでない人では3.8%だった。 研究者たちは、ノルウェー全域で40〜49歳と70〜74歳の21,835人で、1997〜1999年に調べた。 レポートを編集する際、年齢や性、喫煙するか否か、コーヒーもしくはアルコールを飲むか否かなど、教育や身体活動のレベルと同様に、うつに影響を与えるかもしれない他の要因も考慮すると、彼らは話す。 David Kendall教授は、その魚油が心血管の健康を増進するようであると仮定すると、健康な人ほどうつ病が少ないということを知ることがそれほど驚くべきではないかもしれないと語る。 彼は魚油がうつ病に直接影響を与えるという考えを除外しなかったが、社会経済的な要因がこの研究において考慮されていないと警告した。金持ちの人ほど健康で、うつ病が少ない傾向があると、彼は述べている。 英国では、あまりに多くの人々が診断され、プロザックなどの処方薬を与えられているという懸念が増大する中で、うつ病の代替治療を発見する背後に高まる機運がある。 そのような処方は3100万件以上、2006年に出され、その前年において6%の上昇である。 (BBC - 2007年6月13日)