ジエチルトルアミドは虫除け剤である。 この製品はハエやダニ、ノミに対して有効である。 ★この薬を使用する前に 処方なしでこの製品を使用する場合、ラベルにある注意書きをよく読んで、それに従うこと。ジエチルトルアミドに対して、次のことを考慮すべきである。 アレルギー:ジエチルトルアミドに対して何か異常やアレルギー反応があれば、医師に言うこと。食べ物や、防腐剤、染料のような、何か他の物に対するアレルギーがあれば、それも報告すること。 妊娠:ジエチルトルアミドは妊娠した女性では調査されていない。しかし、動物実験では、ジエチルトルアミドが子孫に受け継がれることがわかっている。ある動物実験では、ジエチルトルアミドが胎児の死の原因となることが示された。 ジエチルトルアミドを使用する前に、妊娠しているかどうか、またはあなたが妊娠する可能性があるかどうか、医師に確認しておくこと。 授乳:授乳において、ジエチルトルアミドが原因となるような問題は報告されていない。 子供:子供は、皮膚からジエチルトルアミドの吸収が増加するため、副作用のリスクが高くなる。ジエチルトルアミドの使用を少ない量にとどめ、子供の肌の露出部分に控えめに使用すること。 他の薬:ある薬や製品が、すべて一緒に使用されるべきでないが、 2つの異なる製品が一緒に使用された場合、相互作用が起きるかもしれない。こういった場合、医師は投与量を変えたり、あるいは他の注意が必要となるかもしれない。もし、他の処方、もしくは薬店(OTC)で購入した薬を使用しているなら、医療機関の専門家に伝えるように。 ★この薬の適切な使用 ジエチルトルアミドは外用のみに使用のこと 。 安全で、有効な使用のために、ラベルにある指示を読んでから、ジエチルトルアミドを含む製剤を使用すること。 ジエチルトルアミドの含有量(30% 以下)が少ない製剤を、控え目に使用すること。皮膚の露出している部分をカバーするのに充分なだけ使用しなさい。ジエチルトルアミドの含有量が少ない製剤1回の使用で、約4〜8 時間、作用が持続する。 顔にこの製剤を使用する際、目の周りや口の周り、鼻の中には使用しないこと。もし偶然に、目や口、鼻の中に入ってしまったら、すぐに大量の水でその部分を洗い流すこと。もし、刺激があれば、特に目の辺りにあれば、医師にチェックしてもらうこと。エアロゾルや、スプレーのものを使う場合は、顔に直接スプレーしないこと。その代わりに、手のひらにスプレーして、それを顔になでるようにして、注意深く伸ばし広げる。 傷口や、刺激を感じたり、荒れた肌に、この製剤を使用してはいけない。でないと、皮膚から吸収される機会や、望まない作用をする機会が増える。こういった部分に起こる刺激感がさらに増加するので、控え目に使用すること。 可能なら長袖で長いズボンを身に着け、皮膚の露出した部分にジエチルトルアミドを使用するのを減らすために、衣類(シャツ、ズボン、靴下、帽子) に虫除け剤を使用すること。衣類の下に使用してはいけない。(ジエチルトルアミドは、綿やウール、ナイロンのような衣類の素材を傷つけないが、アセテートやレーヨン、spandexなどの合成素材を損なうかもしれない) 使用後、保護がもはや必要とされなくなったら、衣類を洗うこと。 製剤がアルコールを含むかどうか、ラベルをよく読んで確かめること。アルコールは可燃性なので、引火しやすい。アルコールを含む製剤はどんなものでも、火や炎、喫煙しているそばで使用してはならない。また、これらの製剤のどれかの使用後、喫煙しないこと。皮膚についているジエチルトルアミドが完全に乾くまでは、火や炎に、皮膚をさらさないこと。さらに、衣類を火や炎、もしくは煙から離すようにすること。 皮膚を必要以上に長く、虫除け剤をつけたままにしないこと。それが必要でなくなったら、または屋内に戻ったら、皮膚を石鹸と水で洗うこと。 家具やプラスチック、水晶時計、皮、あるいは、表面を塗ったり、ニスを塗ったりしたもの、またはそれらの近くで使用しないこと。ジエチルトルアミドがこれらの材料を損なうかもしれない。