CNNのニュースにあった
「カレーの材料が皮膚がんと闘う」というタイトルに、興味をひかれた。
読んでみると、
カレーのスパイスであるターメリックの成分のクルクミンに、
皮膚がんを防ぐ作用があることがわかったらしい。
また、大雑把に訳してみると、
アメリカのテキサス州ヒューストンにあるthe University of Texas M.D. Anderson Cancer CenterのBharat Aggarwal氏を始めとするチームの研究成果とのこと。
実験室での実験によると、クルクミンは、メラノーマ細胞を
アポトーシスとして知られるプロセスによって自滅させたという。
また、マウスの肺に移植した乳がんの腫瘍細胞の増殖をも抑制した。それぞれ量や時間を変えた3組のメラノーマ細胞で実験を行った。
クルクミンは、腫瘍が必要とする2種類のたんぱく質を抑制したと、翌月のthe journal Cancerに記載している。
研究から、クルクミンは、腫瘍細胞の増殖を抑制し、メラノーマ細胞のアポトーシスを誘導すると、Aggarwalらのチームは結論づけた。
「将来、クルクミンの効果を動物実験で確認し、臨床試験を行う計画をしている」
初期の実験では、クルクミンは抗酸化物質として作用し、腫瘍になるのを防ぐということがわかっていた。
ターメリックをたくさん食べる人が、がんになる確率は低いが、スパイスそのものを食べても、がんのリスクは低下しないと、Aggarwal氏は語る。
http://www.cnn.com/2005/HEALTH/conditions/07/12/curry.cancer.reut/index.html
ということである。
ターメリックの別名ウコンは、肝臓にも良いとされている。
インドでカレーがよく食べられるのは、
強い日差しから皮膚を守るためにも良いことなのかもしれない。
先人の知恵というか、すごいものがあるなと感心する。