江口「外交員は、保険を支払うかどうかを決定する権限を持ってるわけではありませんので、そういった場面になってですね、具体的に何かできるということはないかと思います」 橋下「だから、それが一番ポイントで、要は社員として囲ってしまうと、全責任を使用者責任を問われることになるでしょ。新聞の販売と同じで、新聞会社と販売業は全く別じゃないですか。新聞の販売員が何か、拡張員が何か殺人事件を起こしたとか何とかとなっても、新聞社本体はのほほんと別に他人事のように報道するでしょ。自動車業でも何でもそうなんで、作ってる人間と売ってる人間というのは分けて責任を分散するんですよね。実際に裁判例でも、外交員の人がね、責任というものがかなり縮小されていくんですよ」 三宅「ねぇねぇ、あなたね、知らないで無責任なことを言っちゃいかんよ。新聞の販売店で殺人事件を起こした。奈良でね、大変だよ」 橋下「それは部数が減っているだけで、トップが辞めてるわけではないじゃないですか。だって、売ってる人、販売員が殺人をやってるわけですよ。普通の会社だったらトップ辞めますよ」 三宅「でも、それは販売店の店長が辞めるか・・・(発言かぶって聞き取れない)」 橋下「そこは責任の分散じゃないですか」 三宅「でもね、新聞社なんか何千件も販売店があるんだよ。何か事件を起こすたびにね、社長が辞めてたら、社長なんて何百人いたって足らないじゃないか」 橋下「でもどこの会社でもみんなトップが辞めてますよ。JRにしたって、何万人も社員がいる中で、あの社員がああいう風なことをやったから、トップが辞めていくわけじゃないですか。それが会社ですよ。新聞社とか自動車のメーカーにしてもね、販売店というのを分けることによって、責任を分散する。これは僕はおかしいと思いますよ」 三宅「いや、おかしくないよ、そんなもん。作ってるところと売ってるところは違うんだから」 (ここら辺、発言がかぶったりして聞き取れず) 橋下「江口さんは外資系じゃなかったですかね?」 江口「外資系です」 橋下「じゃ、コミッションバックといって、たぶんみなさん聞いたらびっくりすると思うんですけど、保険料のうちの何%以上が手数料になるんですか、あれ20%くらい、まず入るんですかね?」 江口「保険の種類にもよるんですね」 橋下「はい、まあその役員(?)保険とかは20%くらい入るんですよね?」 江口「もうちょっと入るかと思います」 橋下「もうちょっと入る。保険料のうちの20何%入る手数料で…」 田嶋(さえぎるように)「生保レディーもそれもらうわけね」 橋下「それとは別に会社を運営していくための事務経費を入れると、半分近くはその経費になるわけですよ。そうするとね、消費者金融なんてのは、今大体29.2%の利息なんで、貸し出しをすれば年間黙ってでも、29%の利息が入ってくるでしょ。保険会社というのは、どんどんどんどん契約者を増やしていけば、黙ってでも30、40%をかき集めることができるわけですよ。そのためには広告をバンバン打って、保険料をどんどんどんどんもらえば、そっから30、40%まず自分の儲けにしてね、あとの残ったお金で保険金として払っていく。だから普通ね、宝くじにしたって何にしたって、胴元でかき集めたお金から30、40%引くっていったら、相当あくどい」 三宅「宝くじはね、うんと取るんですよ」 橋下「あ、そうです、そうです」 三宅「宝くじは半分以上取るんだよ。ただ競輪とか競馬とかは、25%で少ないんですよ」 橋下「それでも30%、40%消えていくわけなんですよね」 江口「ただ、外交の営業員に対するコミッションについては、それぐらいの20とか30もらえるのは初年度だけなんですよ」 橋下「あ、初年度だけなんですね。あとは減っていくだけと」 江口「2年目以降はたぶんもらっても15%」 田嶋「どうして、どうして?」 江口「その辺はたぶん、私が入った(?この辺あいまい)と思っていたのは、会社のやり方なんだと思うんですけど、常に新しい保険を取っていかないと、自分たちは収入にならないわけですよね。そしたら違う闘いをしないとね」 ざこば「保険会社は見直しなさい、ぼちぼちとか言うねんけど、これ見直す方が損なのか、見直すべきなのか、そこらどうでっか?5年くらい経ったら見直し・・・」 江口「現在の状況で言うと、見直す方が損するケースが多いです」 ざこば(怒りながらTVカメラに向かって)「ほんなら、見直せ、見直せ言うのん、お前嘘やないか、あほんだら!よう、皆あほなこと言うとるがな!」