うつ病は若い人で特に、冠状動脈性心臓疾患のリスクが高くなるということが、スウェーデンの新しい研究でわかった。
うつ病で入院した4万5000人近くの患者のデータを再検討したところ、1,916人が冠状動脈性心臓疾患(CHD)を発症したことがわかったという。研究者たちは、あらゆる年齢や性別のグループで、うつ病と診断された人々は、うつ病と診断されなかった人々よりも、冠状動脈性心臓疾患を発症する人が1.5倍多かったと算定した。
この研究で、最も若い年齢層のうつ病の人(25〜39歳)は、冠状動脈性心臓疾患を発症する人が3倍くらい多かった。
「うつ病で入院した若い人から中年の人まで研究したところ、CHDを発症するリスクが高いことがわかりました。プライマリー・ヘルスケア・チームがうつ病の患者に会い、付加的な単一のものとして、また、独立したCHD因子としてうつ病を治療することは重要です」と、 HuddingeにあるKarolinska Instituteの研究者たちは結論付けた。
「臨床的にうつ病の患者には、短期間の治療のみならず、うつ病のぶり返しや再発を防ぐために、維持療法も行うべきです」と、彼らは、アメリカの雑誌Preventive Medicineの12月号に記述している。
(HealthDay News - 12月21日)
ストレスがずっとかかっている状態なのかな、という気もする。