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マリアアザミは肝障害に効果がないようだ

マリアアザミは、世界中で肝疾患のハーブ療法として使用されるが、効果があるとはおもえず、安全であると結論づけるのに充分な証拠がないと、国際的な研究者たちのチームは結論づけたという。

「私たちは有益な効果を見ることができず、有害な作用を除くことができません。そのため、さらに調べるために、もっとランダム化した試験をする必要があります」と、この研究のlead authorであり、デンマークのコペンハーゲン大学病院のChristian Gluud博士は、ロイター・ヘルスに語った。

マリアアザミの市場は巨大で、アルコール依存症やB型、もしくはC型肝炎の肝疾患にかかっている世界中で10億人もの人が服用していると、Gluud氏は述べた。予防のためにマリアアザミを服用しようとする人々が出てくるかもしれないため、さらに大きくなるかもしれないと、彼はつけ加えた。

Gluud氏たちは、アルコール依存症やB型、もしくはC型肝炎の肝疾患の人に、マリアアザミの13件の臨床試験を見直した。臨床試験の基準(gold standard = 診断指標の価値を最終的に判断するための基準)は、プラセボを対照試験とし、二重盲検(患者も研究者も、患者が本当の薬とプラセボのどちらを服用したかわからない)で行った。分析されたうちの6件の試験がこの規格を満たした。

彼らがアメリカの雑誌Gastroenterologyで報告するように、研究者たちは死亡率もしくは肝疾患の合併症において、マリアアザミ対プラセボで効果が全くないことが判明した。この療法は、すべてのデータでは、肝臓関連の原因による死亡を減少させるように見えたが、最良の質で行われた研究に限定した分析では効果が全く見られなかった。

有害事象が増加する危険性はマリアアザミで見られなかったが、このことは、必ずしもこの療法が無害であることを意味するというわけではないと、Gluud氏は話す。彼は、最も高い質で行った臨床試験でさえ、薬物から害の可能性を捕らえそこねることがあると述べる。

Gluud氏によると、ハーブ療法は伝統的な医学と同じ規格として保持されるべきであるという。どんな要求に対しても、良い証拠を有する、そのような療法の売り手が必要とされると、彼は話す。

「みなさんへの私の忠告は、これらの薬物が実際に、害よりも利益があるという、価値があり信頼できるlow bias臨床試験ではっきりするまで使用しないでください、ということです」と、彼は締めくくった。

SOURCE: The American Journal of Gastroenterology, November 2005.

(ロイター - 12月26日)

マリアアザミは、シリマリンという名前で出ていることもある。
書いた人 hampton | - | - |



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