活動的なライフスタイルや、健康的で、魚をたくさん食べることは、あなたの心臓に良いだけでなく、加齢と関係のある記憶の喪失に取り組むことの助けとなるかもしれないと、先日2人の神経学者は話した。
人々が長生きするにつれ、精神的な機敏さを失っていくことをくい止める方法を見つけ出すことは、ますます重要になってきていると、ダブリンのトリニティ大学でInstitute of Neuroscienceのディレクターをしているイアン・ロバートソン教授は言う。
「うまく、適切に機能するために、最も大きな脅威は私たちの脳です」と、彼はダブリンでのBritish Association for the Advancement of Science の会合でジャーナリストに話した。
「特に50歳以上の人にとって、非常に強力な証拠があります。これは、どれくらい自分の精神力を維持できるかは、一握りの実に単純な環境要因に依存するということです」と、彼は7つの鍵となる領域を特定しながら言った。
健康でいる人々は、ストレスを避け、豊かで様々な社会生活を楽しみ、年をとったときのために備えている。新しいことを学んだり、単に若々しい心を持つこともまた精神的な刺激となって、助けとなる。
ケント大学や、慈善団体Age Concernのために集められた新しい調査では、年齢差別がイギリスでは蔓延していることがわかった。平均的な人々は、49歳で若者であることは終わり、65歳で高齢者とみなし始める。
しかし、ロバートソン氏は、そのような態度が"ピンのようにしゃんとしている"多くの80歳の人たちには、役に立たないと言う。
「あなたが60歳であるときに、自分のことを老人として考え始めると、まもなく、高齢者のようにふるまうことになるでしょう」と、彼は話した。
脳にとって良いこと
ロバートソン氏によれば、彼のトリニティー・カレッジの同僚マリナ・リンチ教授によって行われた研究では、健康的に食べることが有能でいるためのもう1つの鍵であることがわかったという。
リンチ氏は、新しい研究で、魚油が記憶が衰える引き金となる細胞の炎症を抑制するかもしれないと話す。
「研究では、また、抗炎症薬の特性が、元気を回復させるオメガ-3と質が同じであると特定しました」と、彼女は肝油や、サバ、サケ、マグロなどの脂肪の多い魚のようなサプリメントから発見された必須脂肪酸について話した。
オメガ-3は、アルツハイマー病によってもたらされたダメージに対して脳を保護するということが既にわかっていて、また、心臓と関節を健康に維持することにも関係がある。
リンチ氏は、最新の発見で最も大きく驚いたのは、オメガ-3が年齢とともに衰える抗炎症薬を単に置き換えるだけではなく、最初の場所で細胞の炎症を引き起こす化学物質の増加を食い止めたことであると言う。
「これらの効果は、人々が老いていく際に、記憶を維持する能力を回復するように一緒に修繕するようです」と、脂肪の多い魚をたくさん食べることが、脳の加齢を遅くするというアバディーン大学の研究を示しながら、彼女は話した。
(ロイター - 9月7日)
オメガ-3というのは、EPA(エイコサペンタエン酸)、
DHA(ドコサヘキサエン酸)、α-リノレン酸の総称である。