Be Here and Now

気の向くままに書いていますので、
そのうちテーマが変わるかもしれませんが、
お手柔らかに、どうぞよろしくお願いします。

ご訪問ありがとうございます。
最近トラックバックのスパムが増えてきていますので、
現在受付を停止させていただいてます。

最近のエントリー

カテゴリー


バックナンバー



最近のコメント


CURRENT MOON
moon phases


最近のトラックバック




配偶者控除を悪用する職場

今日の「たかじんのそこまで言って委員会」の1つ目の議題は、
「専業主婦の税制優遇」を改めるべきか否か、ということだった。

現在、年間所得103万円までなら配偶者控除が認められ、
130万円までなら、年金の保険料を支払わなくても、
夫の分で、妻の年金ももらえることになるらしい。

これをなくすべきかどうか、さまざまな立場から意見が出て、
議論もヒートアップしていた。
どの意見もそれなりに、うなづけるところがあり一概には言えないが、
私個人的に体験したことを、少し書いてみたいと思う。

これまで私の周りでも、
この配偶者控除が認められる枠内に納まるように働いている人が多かった。
そして、それを口実に堂々と休みを取る。
それでも仕事が回ればいいが、
そうでない場合、人員がぎりぎりの場合は
残った人にそのツケが回ってくる。
下手をすると、正職員は有休が取れなくなることも。

しかし、これはまだ序の口である。
ある調剤薬局で働いていた時、こんなことがあった。
私はパートだったのだが、
私の休みの日には別のパートの人(これ以降は、Aさんと呼ぶ)が働いていた。
調剤をしたり、服薬指導をしたら、
処方箋や、患者さんに渡す薬袋、あるいは薬歴に、
それぞれ携わった人の名前の印鑑を押さねばならない。
他のどんな仕事でもそうだろうが、
責任の所在をはっきりさせるためだ。

私はいつも白衣のポケットに印鑑を入れていて、
使うロッカーは、Aさんと共有していた。

ある日、私が休みの日にも、印鑑を使われていたことを知ることになる。
Aさんが使っていたのだ。
それも、薬局の社長がそうするように言ったらしい。
Aさんには全く会ったことも話したこともない。
見ず知らずの人である。
そのAさんが、たとえどんなに優秀な人であったにせよ、
人間である以上は、ミスをすることもあり得る。
もし何か起きてしまった場合、勝手に使われた印鑑のせいで、
私は犯罪者にされるかもしれない。

あるいは、私が休みなのに、押印されているからといって、
出勤扱いとなり、実際にはもらっていない給料を所得とされて、
税金を多く請求されることになるかもしれない。

そんな考えが頭の中をぐるぐる回って、
仕事にも集中できなくなってしまった。

おまけに、社長はこう話した。
「Aさんは、他の調剤薬局でもパートとして働いてるから、
ここでは働いてないことになっている。
それに配偶者控除を超えるといけないので、
タイムカードは、僕の妻の名前になってる」

その調剤薬局には、いないことになっているはずのAさん。
何かあって、私が事実を話したところで
書類上ではAさんはいないのだから、それこそ私は不利になる。
危機感は頂点に達した。

そのせいか、とうとう病気になり、それを理由に辞めたが、
その後、あることで親の耳に入ることとなり、大騒動になった。
とはいえ、狭い世界での話ということもあり、
これ以上のことは、勘弁願いたい。
社長から、恨みつらみのメールが届いた、とだけ書いておこう。

そういうわけで、こんな悪用が許されるのなら、
配偶者控除は必要ないと、私は考える。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




突き刺さるアスベスト

アスベストに関して、思い違いをしていたようだ。
アスベストは、粉塵とはどうやら違う性質があるらしい。
そう感じさせる画像を見た。
TVに映し出されたそれは、
肺がんになった肺の組織を顕微鏡で見た画像である。
小さな三角形をしたアスベストが突き刺さっていた。
三角形といっても、刺さっている部分は針のように尖っている。
アスベストだと聞かなければ、
ガラスの破片が突き刺さっているようにも見える。
この人の場合、こういったアスベストが、
肺にたくさんびっしりと突き刺さっていたそうである。
ずっと突き刺さったまま何年もかけて、
じわじわと肺を傷めつけたというわけだ。
そして、肺の膜に腫瘍ができて、
肺がんの一種である中皮腫になるのだとか。

潜伏期間はおよそ20〜40年といわれるが、
吸い込んだと思われる人は、
それを待たずに、X線で検査を受けた方がいい。
中皮腫になる前の段階で、
何という名前だったか忘れてしまったが、
特徴的な画像が写しだされるという。
素人の私が見ても、なんとなくわかるような感じだったので、
プロの人が見れば、すぐにわかるはずのその画像は、
肺の輪郭辺りに白っぽく、
その部分の境界がはっきりしない部分が、ところどころに見られた。
そのため、こういうものが発見されたら、
定期的に検査を受けることによって、早期発見ができるとのこと。
しかし、こんなに発見しやすい画像なら、
これまでなぜわからなかったのだろうか、という疑問も残る。

一方、これまで健康診断で行ってきた、
X線撮影による肺結核の検査は有効でないとして、
次回からは省くことにしたという発表が少し前にあったばかりだ。
このタイミングに、何か奇妙なものを感じる。

X線検査によって肺結核が発見された人は多いし、
その有効性が認められてきたからこそ、
これまで長い間ずっと続いてきたはず。
しかもここ最近再び肺結核が増加しつつあるので、
なお一層必要な検査であると思われる。
それなのに、有効ではないと一体誰が判断したのか。
それも、X線検査に変わる検査法の提示もせずに。

その上、こんなにアスベストの問題が出てきている今こそ、
より必要かつ不可欠な検査であるといえる。
この矛盾する決定に、どう納得すればいいのだろう。

そして今朝の新聞によると、
1987年に国の建造物にアスベストを使わないことを決定したという。
民間でのアスベスト全面禁止は昨年の10月だとか。
民間に知らせないで、こっそりそういうことをやっていたのか。
このことについて、旧建設省は、アスベストについての安全性に関して、
自分たちが判断できる立場にないとして、
旧労働省に責任をなすりつけようとするような発言があったそうだ。

一方、詳しい状況はわからないものの、
かつて、アスベストのことを国会で取り上げようという動きがあった時に、
業界からの陳情か何かにより、取り上げられることがなくなったという話もある。

かくいう私も、アスベストに曝露されている可能性が高く、
決して他人事ではない。
書いた人 hampton | comments(4) | - |




中国で発生していること

中国は今とんでもないことになっているらしい。
まず、5月には河北省にて、口蹄疫が発生、
広東省や青梅省で5月から鳥インフルエンザが広がりつつあり、
深センというところで腸チフスが発生、
広東省でエボラ出血熱が、
ブタ連鎖球菌は四川省で続々と死者も出ているとのこと。
かと思えば、雲南省では克山病が発生したという。
克山病って何よ、という感じであるが、これもなかなか恐ろしい病気のようだ。
他にチベットでも何かあったような気がするが・・・?

ブタ連鎖球菌に関しては、WHOが支援を申し出ているのにも関わらず、
中国当局はそれを拒否しているという。

ついこないだから日本へのビザを中国全土に広げたところだが、
果たして大丈夫なのだろうか?
前のSARSの時はどうにか免れたものの、
これだけ次々と感染症が発生していては、防ぎようがない気がする。

1つ1つソースのリンクを記載するのは面倒なので、詳細は、
http://www.epochtimes.jp/jp/ssbd.html
から各々のトピックへどうぞ。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




エキナセアに風邪予防効果はないらしい

風邪の予防にいいとされてきたハーブのエキナセア。
これが実は効果がないという実験結果が、
ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンに発表された。

http://content.nejm.org/cgi/content/short/353/4/341

乏しい英語力で大まかに訳してみる。
 超臨界(supercritical)二酸化炭素(何のことかわからないが)、60%エタノール、20%エタノールと3種類の溶媒で抽出したもので実験を行った。
 全部で437人の被験者に、この3種類のうちのどれか、あるいはプラセボ(偽=空試験)を、7日間服用後、ウイルスを用いて行う。もしくは、ウイルス曝露と同時に服用。
 うち399人の被験者は5日間隔離され、ライノウイルス・タイプ39を使って行われた。
 しかし、データからは特に効果が認められなかったという。

私も昔、エキナセアのサプリメントを試したことがあるが、
風邪をひいたので、やめた。
ついでながら、プロポリスも服用したことがあるが、
やはり風邪をひいた。

そして今よく飲むハーブティにエキナセアが入っている。
意識して、というよりは、
ただ単においしいからという理由なのだが、
これは湯で抽出したことになるのか。
とりあえず、これを飲むようになってからは、
風邪をひいてないような気がする。
たぶん、偶然だろうとは思うけれど。
書いた人 hampton | comments(3) | - |




安藤投手の完投勝利、おめでとう!

今日の試合は、2回表に見どころが集中した。
金本選手と今岡選手の、
途中パスボール挟んでの、ヒット2本でまず1点先取。
この際、今岡選手が2塁まで走ってアウト。
スペンサー選手が三振で2アウトになるも、
それからが、実に圧巻だった。

矢野選手がソロホームラン。
今岡選手がアウトになってさえいなければ、
もう1点入っていたのにと残念だったが、
関本選手も続いてヒットを打つ。
ここで安藤選手の番になったので、
この回はここまでかと思いきや、彼までヒットを打った。
その後、赤星選手がフォアボールを選び、満塁となる。
こうなりゃ、行け行けどんどん、である。

鳥谷選手もヒットで、1点追加。
もう1点と思ったが、3塁にいるのは安藤選手なので仕方ない。
と、次のシーツ選手もヒットで、2点追加。
さらに2巡目の金本選手が3ランホームランを打ったあと、
今岡選手がとどめの1発。
この回だけで、合計9点も。

ここでやっと巨人はピッチャーの変更を告げるも、時すでに遅しだ。

その後3回裏に、代打で出てきた十川選手にソロホームランを打たれただけで、
安藤投手は見事に抑えた。
阪神も、それ以降は追加点なしだったが・・・。

おかげで見どころが終わったあとは、何度もうとうとしてしまった。
なんて言うのは、ぜいたくな悩みか。

8回の裏に、濱中選手が守りで登場。
ライトフライを見事にキャッチ。
ベンチに戻る際、
中村選手から笑顔で声をかけられているのを見た。
濱中選手が本格的に復帰したら、
出番がますます少なくなるだろうに、
ええ人やね、ほんとに。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




石綿の健康調査を健康診断で

 アスベスト(石綿)の健康被害の問題で兵庫県は25日、市町村や企業による住民らの健康診断の際に、石綿に関する健康調査の追加を要請していくと発表した。全県レベルで石綿の健康被害の調査を推進する全国初の試み。また、同県は神戸市や尼崎市などに呼びかけ、被害と石綿との因果関係などを究明する専門委員会を合同で設置する。

 同県は「石綿を扱ったことがあるか」「近くに工場などがあったか」などの設問を盛り込んだ問診票を独自に作成。企業や自治体の健康診断で、この問診票を使ってもらう。問診で問題があった場合、胸部X線写真を撮る際に「中皮腫」など関連疾患の恐れがないか、検査してもらう。

 健診を終えている人や、過去に石綿を大量に吸引した恐れがある人は、希望すれば県健康福祉事務所や保健所でX線写真などの再検診を実施。

 また県は被害があった自治体と専門委を設置、中皮腫などの死因と石綿との因果関係を調査する。調査結果は公害認定など健康被害補償に向けた基礎資料として、国に示していく。(毎日新聞-7月25日)
http://www.excite.co.jp/News/society/20050725211100/20050726M40.094.html

兵庫県は震災の影響を受けている地域が多いので、
問診で問題がある場合、という以前に、
すべての人を対象にすべきかもしれない。
ビルの解体工事を、囲いなしでやっていたため、
その近辺を何度も通行した人は、
工事に携わっていなくても、当然である。

昔、子供の頃にベビーパウダーを、毎晩のように、
パタパタとはたいてもらっていた人なんかも然りである。
とにかく、どこに住んでいようが、
本人が意識しなくても、
日常生活の中で接触している可能性が高いわけだから、
問診というものが、どこまで役に立つものか疑問である。

それに、本人が喫煙者である場合はもちろん、
家庭や職場などの生活圏に、喫煙者がいる場合は特に、
もっとも毒性の強い副流煙の被害に遭っている。
もっといえば、排気ガスにさらされるような環境にいる場合も、
粉塵にさらされているため、リスクが高いだろう。

そういうわけで、
検査を受ける必要のない人なんていないと思われる。


そういえば、つい最近、X線撮影の検査は意味がないとして、
健康診断からはずすというニュースがあったばかりだが、
このことと何か関係があるのだろうか。
書いた人 hampton | comments(9) | - |




体内時計

今、体内時計についての本を読んでいる。

おもしろいなあと思ったのは、
朝型、夜型という生活のリズムが、
遺伝子の中に組み込まれているというものだった。
もちろん、自分のリズムを調整することは可能である。

これを読んで、自分がいかに夜型か納得できた。
どんなにがんばっても、
休日になるとたちまち夜型になってしまい、
週明けが本当につらかったのは、こういうわけだったのか。
おまけに、アメリカに行ったら、
そのまま朝型になると思っていたら、
そこでもたちまち夜型になってしまった。

ヒトには90分単位のサイクルがあるらしい。
睡眠の単位も90分で、
その間に、レム睡眠とノンレム睡眠が起きる。
レムは、rapid eye movementの略で、
その名の通り、まぶたの向こう側で眼球がしきりに動いている状態である。
この時に、ヒトは夢を見ている。
体は眠っているので、夢の中にいるように動いたりしない。
疲れがたまっていると、
この時に、いわゆる「金縛り」が起きることがある。
それに対して、ノンレム睡眠の間は、脳が休んでいる。
このレム睡眠とノンレム睡眠のセットで90分、
睡眠の最小単位となる。
そのため、睡眠時間が90分で割り切れるところで目覚めるのが、
最も目覚めが良いとされる。

他にも、90分ごとにお腹がすくらしい。
小腹がすいた、という状態がこれなのだろうか。

夜遅くまで起きていると、
なんとなく何か食べたくなって、夜食を、
ということは誰もが経験することだろう。
これは、この90分ごととは別に、
本来なら寝ているはずの間違った時間に起きているということで、
エネルギーが足りなくなるぞと、
脳が勝手に緊急事態の発令をしてしまうらしい。
脂肪や炭水化物の量が多いもの、
つまりポテトチップスなどのおやつを体が欲することとなる。
すぐにエネルギー源として必要なためだ。
ところが、消化器系にはかなり負担となる。

また冬にうつ状態になる、季節性感情障害の人の場合、
日が短くなるにつれて、
無性に炭水化物の多い食物が食べたくなるらしい。
そのため、どんどん太ってしまうのだそうだ。
しかし、春になり日が次第に長くなるにつれ、
元に戻っていくという。

女性の場合、生理前になると特定の食べ物が食べたくなるのは、
その時期に分泌される「プロゲステロン」という女性ホルモンのせいらしい。
特にチョコレートが食べたくなることが多いらしいが、
それは体が自己治療をしようとしているからだとか。
チョコレートには、幸福感を増し、軽い興奮作用がある一方で、
中に含まれるマグネシウムによる精神安定作用があるという。

体内時計と直接の関係はないと思うのだが、
ヒトの体はなんてうまくできているのだろうというものがあった。
サイトカインという物質、
免疫など、さまざまなところで登場するが、
感染によって熱を出す一方、
これが眠気を催すのだという。
そうすることによって回復を早めるのだろう。

他にもカフェインの効果的な摂り方や、
メラトニンの話もあって、
なかなか読み応えがある。
書いた人 hampton | comments(4) | - |




たかじんのそこまで言って委員会〜その5

いよいよこれで最後です。
宮根「そんなこと聞いてたら、入らん方が得なんちゃうかと、入ったらだまされるような、今日は・・・」

たかじん「またそれは違うと思うわ」

宮根「入ってる方がいいんですか?」

辛坊「いやいや、宮根さんはフリーでしょ。死んだって厚生年金も遺族年金も出ないじゃないですか。
そうすると、バタッと今死にますわね。そしたらほら、明日から奥さんも子供も路頭に迷うと思ったらやっぱり保険に入ろと思うでしょ」

宮根「たかじんさん、僕ら家族いてないもんね」(たかじんの方を向いて同意を求める)

(笑)

ざこば「保険はいらんわ。60になると、あのグラフ見ると、保険がきゅっきゅっと(階段状に下がるように)なるやん。60でキュンの、ここは見直した方がええのんちゃうの?60になったらキュンと」

宮根「キュンて」

ざこば「俺もはっきりわからへんねん。こんなん(四角いの)見たら、キュンキュンと(段階的に下がる)。わかるやろ、なんとなく」

辛坊「60歳まで毎月払い込んでって、60になったらもう払わんでいいんですよ。その代わり、いつ死んでもあとはずっと出るんですが、ただし払い込んでる60までは3千万出るけども、60歳を超えた瞬間に300万に一気に下がるんです。その代わり、払い込みは60までですから、そっから先はもう払わないですよね」

三宅「要するに、保険というものは、早く死ななきゃだめなんだ」

(笑)

辛坊「60になる直前に死ぬのが一番」

(笑)

ざこば「高い時に、ここで死ぬのが一番やな」

たかじん「59歳で自殺はあかんねんやろ?」

辛坊「だめですよ。こんなことを言うたらあかんのですけど、大体2年くらい?」

江口「大体、保険会社の約款によって違うんですけど」

たかじん「2、3年向こうやったら死んでもかまへんのか?」

辛坊「そうそう」

田嶋「自殺してもいいの?」

宮崎「保険金目的の自殺って、やっちゃいけないことだけれども、あっちゃいけないことだけれども、よくありますよ」

たかじん「じゃ出るねんやろ」

デイブ「出るけど、1年か2年、どっちか制限があるんですよ」

辛坊「自殺目的に入るのを防止するために、1、2年要するに、先以降から」

たかじん「もういろんなこと嫌になって59歳の時に、今やったら3千万入るなと、あと1年生きたら60超えて300万しか入れへんなと、もう入って15年も経ってるねん。それでもうそんなん全然問題ないわけや。15年も入って死ぬのは、勝手に」

田嶋「でも3千万入ったって、あなたの懐に入らなくて、誰か他の人にさ、アホみたいな話じゃない」

橋下「今、日本中の平均年齢がもう79歳とかなんでしょ。80歳とかでしょ。60歳くらいで死ぬ確率というのは、まだ正式な統計出てないですけど、恐らく1割じゃないかと言われてるわけですよ。そうすると実際の高度死亡保険金というのを受け取り人が約10%で、残りは皆掛け捨てなわけじゃないですか。最終的には、保険というのは社会保障なんで、国がきちんとやってね、もちろん60歳未満で死ぬ、僕も保険入ってますけども、一部の人を助けるためであるんであれば、それこそ社会保障制度でね、国がやるべきで、そんなとこで利益をね、産むようなことをやっちゃいけないと思うんですよ」

宮崎「たださ、保険会社がつぶれたりするでしょ。ほら、どこかのいくつかつぶれましたよね。そうするとやっぱり全員、その加盟者全員に損害が及ぶわけじゃないですか」

田嶋「でも保険会社も保険に入ってるんでしょ?」

江口「債務(?)保険に入ってます」

田嶋「そうでしょ。そしたら保険会社がつぶれたって、保険に入ってるんだから…」

三宅「保険会社の債務(?)保険というものは、保険会社そのものが入る保険じゃなくてね、こういうものを保険でやりますよと、それを高額な場合は他にかけるわけですよ。他に投げるわけです。外国の保険会社にかけて、リスクを分散するわけですよ。会社そのものが入ることはありません」

志方「だけど、それが失敗して、読んでなかったんですか、約款を?だから入ってなくてつぶれた会社いっぱいあるでしょ。9.11のときにね。だから保険会社みたいな専門家が読んでもわからないような約款を書いちゃいかんのですよ」

三宅「それからね、必ずね、天変地変とか戦争とかね、類似するものはだめなんですよ。免責されるんですよ。火災保険でもね、小さな火災ならいいけど、うーんと火災になったらだめでパーになりますよ」

橋下「イラクで亡くなられたジャーナリストの橋田さんでしたかね、外資系の保険会社が今支払い拒否してるんですよ。武力行使中の、要するに戦争状態での死亡だからということで、保険金支払いを拒否しているわけです。だから、実際に戦争をかけた時に…」

辛坊(さえぎるように)「それはあれですか。海外旅行保険、それとも生命保険?」

橋下「外資は…僕そこまで」(知りません、というように首を横にふる)

辛坊「海外旅行保険だと武力行使ありえますね。というのは、戦争地域に行くのは、ものすごい保険料高いですからね。1週間で10万円とか20万円かけて行きます。私が○○に行くとき、1週間に15万円かけて行きました。生命保険はどうなんですか?」

三宅「戦闘地域のときはね、○○しますよ。飛行機なんかかけられないんですよ。だから飛ばないんですよ、民間機はね。行ってくれって言っても飛ばないんだ。金出しても。というのは、撃墜された時に保障がきかないからね」

デイブ「でもさあ、結論は何なんですか、今日は。よくわかんない。それで、かいつまんでいうと、どうしたらいいんですか」

辛坊「あの〜、よみうりテレビで宣伝をやっている保険はいいよ、という、そういう話です」

(笑)

たかじん「あのぉ、冒頭にこういう話題をね、しながら私も非常に深い考慮に入っているんですが・・・ひとつ間違うと全部使えないということが出てくるために、この番組自体に保険をかけさせていただきたいと思います」

(笑)

辛坊「いや、たかじんさん、大丈夫なんですよ。こういう保険があるんです。こういう保険、間違った情報を出してしまった、あるいは名誉毀損等で放送局が訴えられた時に賠償金を払うための保険、『メディア保険』(テレビ局用『誤報保険』(日本))というのがあるんです」

(へぇ〜)

辛坊「メディア全般をカバーする保険があるんです。で、よみうりテレビが入ってるかどうか、番組始まる前に調べたんです」

たかじん「聞いたん?」

辛坊「(ごそごそ紙を出して確認しながら)入ってました」

たかじん「入っとったん?」

辛坊「どうもね、この番組始めてから、○○○○(ここが肝心なのに笑い声がかぶってわからなかった(*_*))」

(笑)

肝心の最後の言葉が、
話の途中で会場が爆笑になり、どうしても聞き取れなかったのが残念です。
たぶん保険料が上がったか何かしたのだろうと思うのですが。
笑いの声を抑えてくれればいいのに。
それにしても、話の途中で落ちもわからないうちから
なぜ爆笑したのか謎です。

というわけで、保険関連の話はこれでおしまいです。
おそまつさまでした。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




たかじんのそこまで言って委員会〜その4

保険の制限条件に注意
たかじんのそこまで言って委員会〜その2
たかじんのそこまで言って委員会〜その3の続き。
これまで同様、敬称略です。
江口「外交員は、保険を支払うかどうかを決定する権限を持ってるわけではありませんので、そういった場面になってですね、具体的に何かできるということはないかと思います」

橋下「だから、それが一番ポイントで、要は社員として囲ってしまうと、全責任を使用者責任を問われることになるでしょ。新聞の販売と同じで、新聞会社と販売業は全く別じゃないですか。新聞の販売員が何か、拡張員が何か殺人事件を起こしたとか何とかとなっても、新聞社本体はのほほんと別に他人事のように報道するでしょ。自動車業でも何でもそうなんで、作ってる人間と売ってる人間というのは分けて責任を分散するんですよね。実際に裁判例でも、外交員の人がね、責任というものがかなり縮小されていくんですよ」

三宅「ねぇねぇ、あなたね、知らないで無責任なことを言っちゃいかんよ。新聞の販売店で殺人事件を起こした。奈良でね、大変だよ」

橋下「それは部数が減っているだけで、トップが辞めてるわけではないじゃないですか。だって、売ってる人、販売員が殺人をやってるわけですよ。普通の会社だったらトップ辞めますよ」

三宅「でも、それは販売店の店長が辞めるか・・・(発言かぶって聞き取れない)」

橋下「そこは責任の分散じゃないですか」

三宅「でもね、新聞社なんか何千件も販売店があるんだよ。何か事件を起こすたびにね、社長が辞めてたら、社長なんて何百人いたって足らないじゃないか」

橋下「でもどこの会社でもみんなトップが辞めてますよ。JRにしたって、何万人も社員がいる中で、あの社員がああいう風なことをやったから、トップが辞めていくわけじゃないですか。それが会社ですよ。新聞社とか自動車のメーカーにしてもね、販売店というのを分けることによって、責任を分散する。これは僕はおかしいと思いますよ」

三宅「いや、おかしくないよ、そんなもん。作ってるところと売ってるところは違うんだから」
(ここら辺、発言がかぶったりして聞き取れず)

橋下「江口さんは外資系じゃなかったですかね?」

江口「外資系です」

橋下「じゃ、コミッションバックといって、たぶんみなさん聞いたらびっくりすると思うんですけど、保険料のうちの何%以上が手数料になるんですか、あれ20%くらい、まず入るんですかね?」

江口「保険の種類にもよるんですね」

橋下「はい、まあその役員(?)保険とかは20%くらい入るんですよね?」

江口「もうちょっと入るかと思います」

橋下「もうちょっと入る。保険料のうちの20何%入る手数料で…」

田嶋(さえぎるように)「生保レディーもそれもらうわけね」

橋下「それとは別に会社を運営していくための事務経費を入れると、半分近くはその経費になるわけですよ。そうするとね、消費者金融なんてのは、今大体29.2%の利息なんで、貸し出しをすれば年間黙ってでも、29%の利息が入ってくるでしょ。保険会社というのは、どんどんどんどん契約者を増やしていけば、黙ってでも30、40%をかき集めることができるわけですよ。そのためには広告をバンバン打って、保険料をどんどんどんどんもらえば、そっから30、40%まず自分の儲けにしてね、あとの残ったお金で保険金として払っていく。だから普通ね、宝くじにしたって何にしたって、胴元でかき集めたお金から30、40%引くっていったら、相当あくどい」

三宅「宝くじはね、うんと取るんですよ」

橋下「あ、そうです、そうです」

三宅「宝くじは半分以上取るんだよ。ただ競輪とか競馬とかは、25%で少ないんですよ」

橋下「それでも30%、40%消えていくわけなんですよね」

江口「ただ、外交の営業員に対するコミッションについては、それぐらいの20とか30もらえるのは初年度だけなんですよ」

橋下「あ、初年度だけなんですね。あとは減っていくだけと」

江口「2年目以降はたぶんもらっても15%」

田嶋「どうして、どうして?」

江口「その辺はたぶん、私が入った(?この辺あいまい)と思っていたのは、会社のやり方なんだと思うんですけど、常に新しい保険を取っていかないと、自分たちは収入にならないわけですよね。そしたら違う闘いをしないとね」

ざこば「保険会社は見直しなさい、ぼちぼちとか言うねんけど、これ見直す方が損なのか、見直すべきなのか、そこらどうでっか?5年くらい経ったら見直し・・・」

江口「現在の状況で言うと、見直す方が損するケースが多いです」

ざこば(怒りながらTVカメラに向かって)「ほんなら、見直せ、見直せ言うのん、お前嘘やないか、あほんだら!よう、皆あほなこと言うとるがな!」
書いた人 hampton | comments(0) | - |




たかじんのそこまで言って委員会〜その3

保険の制限条件に注意
たかじんのそこまで言って委員会〜その2の続きである。
辛坊「業界ではね、かなりの高額に入ってるということで・・・」

橋下「でもたかじんさん、受取人が行方不明だということで、なんか○○ね」

(笑)

田嶋「誰?」

たかじん「俺の嫁はんや。泣くで〜」

(笑)

辛坊「今日はですね、ちょっと変わったゲストの方、この方はもともと保険の外交員で、今はやめて、行政書士で生保関連のいろんな相談をやっているということで、今日はお招きしていますので、みなさん疑問などをぶつけていただきたいと思いますが、江口公晴さんです、どうぞ」

(拍手)

辛坊「みなさん、あんだけいろいろ保険に関して不信感を持ってるんですが」

デイブ「あの、江口さんは生保レディーは何年くらいやってたんですか?」

たかじん「レディー?」

(笑)

江口「男性なんで、レディーじゃないんですけどね、保険に携わったのは1年間です」

田嶋「どうして行政書士に?」

江口「まあ、この業界のことをですね、知った上で、まあ行政書士業を始めようかと思いましてね」

宮崎「外交員になるには、こういう顧客に対してというか、勧誘する人に対して、最低限こういう説明をしなきゃいけない、というような教育を徹底的になさるんですか?」

江口「あの、具体的な教育というのは、あまりないと思います」

橋下「具体的にはね、こういうことを言ったら、消費者の利益になりますよ、じゃなくて、こういうことを言ったら、あとで法的に責任を追及されますよ、というのが教育なんですよ。だから消費者のために、こういう情報を提供しよう、こうしようどうしようと・・・」

宮崎(さえぎって)「嘘をつく、あまりにも露骨な嘘をつくと、あとで法的責任を問われるかもしれないからやるなと」

橋下「それはやめなさいということで、消費者のためにこうやってよく説明しましょうというような研修じゃないです」

江口「まあ、あの当たってます」

辛坊「しょうもないこと聞きますけども、保険の掛け金ともらえる額というのは、あの同じ条件なら、どこの保険会社でも同じなんですか?ちょこっとずつ違うんですか?」

江口「あ、違いますね。」

辛坊「違うんですか」

江口「はい」

辛坊「はぁ〜〜。ほな、ここの会社のこの保険がお勧めというようなものを、ま、言うていただくかどうかはともかくとして、今、じゃ頭の中にいくつか浮かんだりします?」

江口「あの、やはりですね、営業職員を人海戦術で、こ保険契約を取っている保険会社に比べてですね、通販を中心にしてやってるような会社さんの方が、相対的に保険料は安いかと思います」

辛坊「人件費の分だけ、払わへんということですか?」

江口「まあ、そういうことだと思います」

辛坊「あの、保険の外交員の方って、一昔前はなんかむちゃくちゃ儲かってるようなことを聞いたことがあるんですが、実際はどうなんですか?」

江口「えっとですね、実際には販売をやっている募集の方というのは、歩合給なんですね」

辛坊「稼がはる人って、どれくらい稼ぐもんなんですか、年間に」

江口「いや、稼いでる人は、億単位で」

(どよめき)

田嶋「あの、生保レディー?」

辛坊「え!?年に億?」

江口(うなづきながら)「はい」

三宅「それね、保険会社の社長よりか、たくさん取っているというね、セールスマンいるんですよ。で、そういうクラブがあってね、国際的な、その年間にいくらか以上稼いでる人の。そういう人たちは、鼻息荒いですよ」

田嶋「歩合制なんですか?」

デイブ「あれですか?下の部下からそういうパーセンテージもらうからじゃないですか?ほかの」

江口「いいえ、自分が販売して、です」

辛坊「要するに、その『入ってえや』て言う、そのおばさん?」

江口「まあ、そうですね」

三宅「それはね、辛坊さん、その程度ではだめなんですよ。ともかくね、顧客のね、誕生日から、奥さんの誕生日まで、全部ね、こういう携帯のあれに入れてね、その都度、みんなあれ、全部自分の身銭切るんですからね。それで花を贈ったりなんかしてね、つなぎとめてるんです」

デイブ「これだけ実態を知っている江口さんは、差し支えなければ、どういう保険?チャンネルは別にして、どういうのに入ってるんですか?」

江口「私は、それぞれ目的とする保障によって、個別に保険に入ってますので」

デイブ「何種類くらい持ってます?」

江口「全部で5種類」

デイブ「受取人は全部奥さんですか?」

たかじん「それはええやん」

三宅「その目的別というのはどんなやつですか?生命保険?」

江口「生命保険も入ってるんですけども、後にお亡くなりに、あ、自分のことですから(笑)、死んだ時に、妻への保障ですとか、子供の教育費ですとか…」

田嶋「個別にね。ああ、なるほどいいね、そういうの」

たかじん「これだけたくさんの外資が入ってきて、いろんな保険がね、あの垣根が取れてやっておりますけど、良心的な保険会社はあるんですか、日本に?」

江口「私はあの、会社としてというよりかですね、それぞれ保険を販売している募集人、ですから会社がいいとかいうよりは、この営業マン、この生保レディーとか、その人が信用できるかどうかです。どこの会社にも、いい人もいれば悪い人もいる…」

宮根(さえぎるように)「生保レディーで、いい人悪い人というのは、僕ら簡単にわからないんですけど、簡単な見分け方ってあるんですか?」

江口「契約を急がせる、そういう方は避けた方がいいと思います」

三宅「あの、今ね、そのセールスマン、会社じゃなくてセールスマンを選べと言ったけども、セールスマンが良かろうと悪かろうと、契約すれば会社と契約するわけでしょ?」

江口「そうですね」

三宅「そうすれば、そのセールスマンのいい悪いというのは関係ないんじゃないですか?そういうことはありませんか?会社がいいか悪いかであって。セールスマンが払いますと言ったら払うんですか?」

宮崎「三宅さんの質問に付随してね、例えばじゃ、後々トラブルになって、保険金の支払いをめぐってトラブルになったりするじゃないですか、その時に勧誘した側、外交員というのは何か責任を取ってくれるの?」
書いた人 hampton | comments(2) | - |




意外と身近にあるアスベスト

昨日TVで、アスベストについて説明していた。
次第にとんでもないことになっていきそうな気がする。

市民団体「中皮腫・じん肺アスベストセンター」事務局長である
永倉氏の話によると、
2030年には中皮腫とアスベスト肺による死亡者数は1万2千人を超える見込みで、
この数字は1年間の交通事故死亡者数を大きく上回るという。

1970年代に使用を中止されたものの、
ヘアドライヤー、ベビーパウダー、トースター、
たばこのフィルターなんかに使用されていたらしい。
あんか、火鉢、塗料、接着剤、理科の実験で使う金網、
焼き魚用金網などにも使われていたとのこと。
もしこれらの中で、古い物を持っていれば、気をつけた方がいいだろう。

建物にも、かつて使用されていたので、当然まだ残っているところもある。
特に学校の建物が問題となっている。
防火・耐震の目的で天井にアスベストが吹き付けられていたそうだ。
それ以外でも、高度経済成長期に建てられたビルや住宅の
改修・解体が集中する時期らしいので、飛散の問題が生じる。

ここで問題なのは、
普通のマスクではこのアスベストを防ぐことができないということ。
国家検定に合格した高性能のフィルター付防塵マスクでないとだめだそうだ。
ということは、震災時に使い捨てのマスクをして、
倒壊したビルの辺りをうろうろしていた人たちは全て
吸ってしまっていることになる。

おまけに、
どのくらいアスベストを吸ったら発症するかという値は、わからないそうで、
仮にその値が存在するとしてもきわめて低く、定量化できないとのこと。
つまり、誰でも吸っている可能性があり、
それはすなわち中皮腫になる可能性があるということになる。

中皮腫を発症するまでの潜伏期間は20〜40年で、
「静かな時限爆弾」とも呼ばれる。

アスベストを見つけたら、それに触らないように、
傷つけないようにすることが大事というが、
正直いって、そう簡単にわかるものではないような気がする。
私も石綿といえば、実験なんかで使う石綿付金網のように、
白いものしか知らなかった。
茶色のものなど数種類もあるなんて、
今回の騒ぎのおかげで知ったようなものである。
それにTVの画像でしか見ていないので、
実際に見ても気がつかないかもしれない。
というより、これだと区別する自信はない。

喫煙者は、たばこによってすでに肺を傷めつけているので、
特にアスベストの影響を受けやすいのではないかと思う。
ということは、
排気ガスの影響を受けるようなところに住んでいる人もリスクが
高いだろう。

症状もほとんど無症状のことが多いし、検査もけっこう難しそうなので、
早期発見は困難のようだ。

そもそも、このアスベストの問題が大きくなったきっかけは
一体何だったのだろうか。
書いた人 hampton | comments(4) | - |




たかじんのそこまで言って委員会〜その2

昨日の「保険の制限条件に注意」の続きです。
聞き取れなかった部分は「○○」にしています。
あとだんだん疲れてきて、適当に省いた部分もあったりします。
それに聞き間違ってるところもあるかもしれません。

「そこで、みなさんにお伺いします。生命保険や損害保険について『これはおかしい』と思うことはなんですか?」

パネル
三宅「『株主総会』がなくチェック機能が働かない!」
宮崎「”生前給付”ってなんか怪しい・・・」
橋下「しょせん賭博」
田嶋「保険を使うと却って損をすることがある」
デイブ「CMやりすぎ?」
ざこば「保険の配当」
志方「生保は証券会社と一線を画すべき」
宮根「フェラーリは車両保険に入れない」


たかじん「まあ、みなさん起きられてから、仕事を終えられて家帰ってテレビ楽しんで見てるでしょうが、まずは朝から夜まで一番多く見かけるのはたぶん保険のコマーシャルではないでしょうかね。それがチャンネルを問わず、ずっとやっております。それで安物の居酒屋みたいに、50、60喜んで(おじぎをする)」

(笑)

たかじん「そりゃ入ったらお前は喜ぶやろう。おいしい言葉がまたね、連発ですわ。80でも審査はいらん。何もいらん。貯金型的保険というのも出ておりますね」

宮崎「貯蓄型」

たかじん「貯蓄型ね。何もなかってずっと置いたら、100万円その時に20年やったかな渡すとか…だから僕はあの〜世の中で・・・(バキュン)保険ですわ」

(笑)

辛坊(困った様子で)「あの〜、あのぉ、それはどうなんでしょうか。嘘をついてるわけではないし、それでまあちゃんと保険金もおりて喜んでる方もいらっしゃいますし」

たかじん(さえぎるように)「テレビのまま信用したら、みな詐欺に近いようなことを言うとるわ」

橋下「僕は、保険というのは基本的には賭博なんですよ。結局、その偶然の事情、ま、人の死ぬ、生きる、事故があるなしというのは、これは偶然の事情で、要は勝負の世界と同じで、ここでお金を張ってるのと同じなんですよね」

宮崎「あんた顧問先の保険会社ないの?」

橋下「あのぉ〜、ありますね」

(笑)

田嶋「私もやっぱり保険って、完全に○○したら絶対入らない。人の弱みにつけこんで、という思いがすごくあるわけ。ほんとは保険というのは、あれは昔はあの、保険業の人は利益収益のためにやっちゃいけないって。やっぱり相互扶助、みんなでお金出して、また人にあれするっていう、共済扶助、そういう精神で始まったはずじゃないですか。それなのに今はもうめちゃくちゃじゃない。泥沼じゃない。自分ちを守るだけの」

橋下(田嶋の発言をさえぎる)「だから、本当なんですよ。だから、相互扶助が原則なんで儲けちゃいけないんですよ」

田嶋「そうなのよ」

橋下「保険会社の今の給料というか、学生の就職ランキングの中でも、もうトップの保険会社ですし、その、なんせ給料の高さ、これは全部結局は保険料から集めて、払わないことで利益を産むというね、○○で利益を産んでいるわけではないんですよ。」

宮崎「バブル期っていうのは、生保、ザ生保、生保マネー、世界をかけめぐるくらいの、まあいわばその、ものすごいマネーパワーを持っていたわけですよ。その時の夢からね、抜け出してないです。だから利益出しちゃいけないです。だから運用という形で、いろんなところへ投資してって、それが世界をかけめぐったっていうくらいの時代があったわけですよ。だから、給料バカ高かったし、(橋下「そうそう」)相互会社なのに、給料はバカ高いと、利益を会社自体が持っちゃったらいけないんで」

三宅(さえぎるように)「そこがね、問題でね、普通の会社なら株式会社ですから、株主総会というのがあってですね、株主の利益に反するとかっていうようなことで、もっと配当をよこせとか、わあわあやるでしょ。ところがね、ここはね、総代会というのがあってね、結局会社のつもりで、まあそのどっかの会社の社長さんとか何とか、まあ主婦なんてのもいますけどもね、どうやってやるんだかわかんないんだけども、新聞にちょっと出ますよ。総代会の報告がね。それがまあ、要するにお手盛りでやるから、チェック機能がないんですよ。ここがやっぱりね、私は一番問題だと思います」

デイブ「でも、そう簡単にはいわないのはね、やっぱり保険会社もリスクあるんですよ。だって事情が変わって、先がどうなるかわかんない。新しい病気が出たり、いろんな事故があったり、災害があったり、いろんなことがあるから、やっぱり彼らもリスクありますよ」

志方「生保ってのはね、やっぱり人間は人生をかけるんですよ。人生の安全のためにやる。だから、あのぉ発展途上国では生保って成り立たないんですね。国家を国民は信用してないから。だから、そういう国では、他の国の生保に入るんです。自分のところの通貨しか信用しないわけです。だから日本もね、こういうことになったのはね、生保の人たちが自分たちの本分を忘れた。会社の原点を忘れたんでしょうね。ですからやっぱりね、もう一回今回を基準にしてね、この生保全体がね、自分たちが国民一人ひとりの人生を預かってるんだという気持ちに戻ってもらう。そういうことが大切よね」

田嶋「でもねぇ、あの今国もそうじゃないですか。年金のことに信じられなくなってきてるんだけど、私ちょうど戦争中に生まれてるでしょ。そしたらうちの母とか父が貯金した郵便貯金が、全部没収されて、一軒の家建つくらいのがね、パーになったんですよ。その話を聞いてるから、私はやっぱりね、ほんとに国も信じられない。だから今だって、生命保険とかそう、会社もいつも不安。おっしゃる通り、先生の」

志方「生保がだめになったとき、国もだめになるんだ」

宮根「サラリーマンは、サラリーマンって意外とそうなんですけど、新入社員で入ったら、必ず生保レディーの方がいらっしゃるんですよ。そんで、『入りませんか』と言われるんですよ」

たかじん「レディーでもあの・・・もう言わんとこ。まあまあ」

(笑)

宮根「まあね、年齢はいろいろありますけど、で、必ずわけわからんので、先輩に相談するんですよ。まま、とりあえず入っときいな、という話になって、わけわからんまま入ってる保険がけっこうあるんですよね」

たかじん「ある。たしかにね、我々もいけない。ある部分いけない。なぜかといいますと、保険に入る時に、こんな分厚いね、いろいろその規約みたいなのをもらいますわな」

三宅「約款」

たかじん「約款のその小さーい字で」

三宅「あんなん読めないよね」

たかじん「ずっと、初め一生懸命読んでるけど、最後の疲れた頃に、『ただし』と書いて・・」

ざこば「それと漢字が多いんだわ」

辛坊「こう見えても、みなさんいろいろ言うてますけど、たかじんさんの保険の額はすごいんですよ、実は。ねえ」

たかじん「はい?」

(笑)

まだまだ続きます。
さて、どこまで書きましょうか。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




保険の制限条件に注意

昨日は、1時間以上炎天下を歩いたせいか、
頭痛がひどく、自分のブログを書く気力がなかった。
というわけで今日は少し長めに・・・?

毎週日曜日には「たかじんのそこまで言って委員会」を観ているのだが、
17日には、非常に身近な話題が取り上げられた。
生命保険、損害保険に関することである。
忘れっぽいので、文章に残しておこうとテキスト起こしに挑戦。
とはいえ、めちゃくちゃ大変だったので、途中で断念。
とりあえず、できたところまでアップしてみる。
あ〜、疲れた。
たかじんのそこまで言って委員会(2005/07/17)

出演者(敬称略)
 三宅久之
 宮崎哲弥
 橋下徹
 田嶋陽子
 桂ざこば
 デーブ・スペクター
ゲスト
 帝京大学教授軍事アナリスト:志方俊之
 フリーアナウンサー:宮根誠司

司会
 やしきたかじん
 アナウンサー:辛坊治郎

辛坊「独立されて収支決算はどうですか?」
宮根「またその話からですか?」
宮根「辛坊さん、辞めたら今の十倍になりますよ」
辛坊「ほんま!?」
宮根「ええ」
辛坊「そないに儲かってるの?」
宮根「儲かってないですけど…」
たかじん「儲かってる、儲かってる。俺はもう調べてん、お前のことを」
たかじん「みんな自分の番組を辞めてフリーになっていった。彼(宮根)は自分の番組をやりながら、持ちながら辞めたという、いわゆる最低の保険を残しながらやったというか…」
辛坊「フリーになったら自分を守るのを考えな、誰も守ってくれないですからね、それみて言うと、みんな自分を守ることのためにお金かけてるんですが、ところがこういう話題から」

VTR
男声「それはまさに『難癖』レベルだった」
女声「先日、再び発覚した明治安田生命による保険金不当不払い事件。加入時に何の症状もなかったのに、死因となった病気を、『短期間に発症するものではない。自覚症状があったはずだ』とこじつけ、支払い拒否。
寝たきり同然の病人に、20年満期の年金保険に加入させながら、死亡時には『詐欺目的の加入だった』として支払いを拒否する。
電気室での感電事故では、『室外に、高圧や危険の表示があったのだから、感電した方が悪い』と言って支払わなかった。
こうした不当な支払い拒否は、およそ1千件、数十億円に上るとみられている」
男声「この事件を受け、他の生命保険各社も年間数百件(〜数千件)以上ある、過去の不払い事例を再び洗い直しているというが、どの会社も『うちはちゃんとしている』と胸を張れない生保業界とは、一体どうなっているのか」
女声「総額、1億6千万円の保険金をだましとったとされる、林ますみ被告の事件以降、生保業界が大きく揺れている。2001年に実施された大幅な規制緩和により、外資系や金融会社が大量に参入、保険料の引き下げや入院保障を代表とする商品の採用化など、競争は激化している。ところが儲けを生み出すはずの資産運用は、折から不況・低金利のあおりで逆ザヤとなり、不況に追い込まれるばかりか、○○○○(聞き取れなかった)を解消するための対策に迫られた」
男声「明治安田生命の金子社長は、3年前の経営政策の中で、『死差益』の拡大方針を打ち出した。『死差益』とは、死亡保険金の予測支払い額より、実際の額が少ない時に生じるもの。つまり、保険金の支払いをできるだけ減らし、利益を増やそうというわけだ。それが今回の不法不払い事件につながっているとの見方もある」
女声「そんな中、我々は1冊の冊子を手に入れた。生命保険協会がまとめた、『生命保険商品に関する適正表示ガイドライン』。広告表現などに関する自主規制文書だ。その冒頭には、こんな一文が…」
男声「一般消費者に著しく、優良・有利であると認識を与えることを防ぐために、本ガイドラインを策定する」
女声「そこで、このガイドラインに沿ったCMを、独自に作ってみた」

CM
らいおん「安心と信頼の『そこまで保障して委員会』保険。まず最大の特徴は、80歳までの方なら、どなたでも加入いただけます」
ぱんだ「じゃあ、うちのおばあちゃんでも大丈夫ねえ」
らいおん「ただし、変な入院歴があるとダメなんですよ」(過去の入院の病歴によってはNG)
ぱんだ「ガーン」
らいおん「そして病気での入院保障は一生涯!」
ぱんだ「それは親切ですねえ」
らいおん「ただし、ケガでの入院は40歳までの年齢制限があるんです」
ぱんだ「ぽか〜ん」
らいおん「さらに、入院日額1万円の保証!」
ぱんだ「それはうれしいわ」
らいおん「ただし、4日以上入院しないと、ビタ一文払いませーん」
ぱんだ、らいおんを噛む。

男声「少し大げさに思われるかもしれないが、ガイドラインには『制限条件を明瞭に表示すること』と、しっかり書かれている。果たして、参加している大手生保会社の広告の中で、明瞭と言えるのは、どれだけあるのだろうか」
女声「先日、日本生命の社員が、突然男に果物ナイフで刺される事件が起きた。その犯人は、こう供述している。『保険金が希望額より少なかった。ニッセイの社員なら誰でもよかった』

要は、約款をよく読むことが大事ということになろうかと思う。
広告には、大事なことが小さめの字で書かれていることがよくある。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




日本も他人事ではない

今日TVで、独立総合研究所所長の青山繁晴氏が
テロについて話していた。
その話の概要を書いてみると…

線路の地図を見ると、線路はクロスしている。
現場の位置と線路から十字架の形ができるが、
北だけ抜けているのがわかる。
テロの目的の1つとして、
十字架を燃やしたかったのではないか。
犯行声明の中に
「東西南北に燃える十字架が見えるだろう」とあったことも、
信憑性が高いものと考えられる。

しかしここで誤算があった。
他の何らかの理由で北行きの地下鉄は一部ストップしていた。
そのため18歳の実行犯だけは乗れずに、
目的地までバスに乗って北側に行こうとしたが、
バスも、その北行きがストップした事故の復旧のために
正規の道が通れなくなり、迂回するルートになっていた。
そして、バスに乗っているその途中で爆発することとなる。

また、実行犯が自分の意思で行ったと考えるのに、
不自然な点が2つあるとのこと。

通常自爆テロというのは、
バックパックに爆弾を入れるのではなく、
自分の体に巻きつける。
捕まりそうになって逃げる際に、カバンを投げ出して
実行が妨げられないようにするためとのこと。
だから、怪しい人を調べる際にも、
持ち物ではなく、その人の体をまず調べるという。

実行犯が自分の意思で自爆する際、
「アッラー・クバール(神は偉大なり)」と叫んでから
自爆のスイッチを押すのに対して、
生き残った人で、その声を聞いた人がいないのだそうだ。
それに、4ヵ所で同時に爆発するためには、
各自が自爆のスイッチを押すというのでは無理がある。
タイマーが仕掛けてあったのではないかということである。

これらのことより、実行犯たちはだまされたのではないか?
という説が出てきているのだそうだ。
つまり、使い捨てにされたのかもしれないということである。

実行犯たちは皆、イギリスに住んでいた、
まじめに働いていた人ばかりだという。
そのため、事前に察知できなかった。

現在、日本で起こる可能性がないという人がいるが、
可能性はあるだろう。
むしろ、これまで起きていないところで起きる可能性が高い。
その点日本は、スパイ防止法もないし、やりやすい。

すでに日本には、イスラム教徒がたくさん住んでいる。
覚醒剤に関連している不法就労者、不法入国者も多い。
特に覚醒剤に関与している人は要チェックである。
あるいは、日本人が利用される可能性も考えられる。

ロンドンでのテロ事件の首謀者の男は、
30代のパキスタン系英国人とのこと。
すでにイギリスを出国しているが、
どこに行ってるかわからない。
が、文明国に行ってる可能性が高いだろうという。
だから、アジアなど日本に来ている可能性もある。
そして、使い捨ての工作員を探しているかもしれない。
実行に移すまで1年以上かけるだろう。

ということである。

私も、日本人が使い捨ての工作員に
仕立て上げられる可能性はあると考える。
それも、洗脳やうまい話で、というだけでなく、
脅したりして、無理やりに、
そうせざるを得ないように持って行くというケースもあるかもしれない。
あまり考えたくないが、こうなると実行犯も被害者である。
こんな悲惨なことが起こらないことを祈りたい。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




悪質な犯罪に注意

ある民家に空き巣が入り、その2日後、
警察を名乗る人物から電話があったという。
「空き巣についての調査をしたいから今からそちらに出向く」
と言って、やってきた2人組の男性はなんと強盗だった。
そんな事件があったということが、今朝の新聞に載っていた。

踏んだり蹴ったりである。
命まで奪われなかっただけ、不幸中の幸いというところだろうか。

電話では、相手が誰か確認できないので、
相手が名乗るのを、そのまま信じてしまいがちである。
それに警察から、というのと、
実際に空き巣に入られたことを相手が知っている、ということで
疑う余地すら入らなかったのかもしれない。


ところで銀行のカードであるが、
盗難や偽造によって悪用された場合の補償はするものの、
詐欺や恐喝によって奪われた場合なんかは除外になるとのこと。
預金者には何の落ち度もないのに、である。

先の事件でもあったように、悪質な犯罪が増えてきている。
これからもどんな手口が出てくるか予想もつかない。
宅配便などを装って強盗をするものも出てきている。
銀行や警察を名乗って、暗証番号を聞き出すケースもある。
こういったものは補償されないということなのか。

ますます住みにくい世の中になる。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




活性酸素って・・・?

 老化の有力な原因の一つとされてきた「活性酸素」が、実は老化に関与していなかったとの研究結果を、東大食品工学研究室の染谷慎一特任教員らと米ウィスコンシン大、フロリダ大のチームがまとめた。
 チームはさらに、細胞内小器官「ミトコンドリア」にあるDNAの損傷蓄積が老化の一因となるメカニズムを解明。15日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 活性酸素は、体を酸化させ、遺伝子や細胞膜を傷付ける有害物質とされる。従来、活性酸素がミトコンドリアを攻撃して老化を促すと考えられていた。その働きを抑える抗酸化効果をうたった健康補助食品などが市場をにぎわせている。
 染谷特任教員は「マウスを使った実験で、活性酸素がミトコンドリアに障害を与えているとの見方が否定された。新たなメカニズム解明は、老化の抑制方法開発につながる」と話している。(共同通信) - 7月15日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050715-00000008-kyodo-soci

このニュースには驚いた。
これが事実だとすると、
長年ずっと信じていたことが覆されることになる。
これまで飲まれてきたサプリメントの立場は
どうなるのだろう?
そしてポリフェノールの立場は?

これまで勉強してきたことが
すべて否定されたような気分である。
書いた人 hampton | comments(8) | - |




おなかのじゅうじつしたいちにち

今日は外出して、
軽めの夕食をと言いつつ食べすぎた私です。
せっかくドラッグストアに入ったのに、
青葉アルデヒドの消臭スプレーを探すのを忘れていた私です。
家にまだパンがたくさんあるのに、
クロワッサンがおいしい店だと聞き、
ついまたたくさん買ってしまった私です。
そのパンを見つからないように
こっそり冷蔵庫に隠した私です。

野球を観ようと急いで帰宅したのに、
すでに阪神の試合は9回裏だった私です。
おまけに帰ってきたら
広島に1点を取られてしまいました。

なんてこった。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




中村豊選手に脚光を

昨日は阪神が大勝したわけだが、
広島相手では申し訳ないような気がする。

それでも、途中から出場の中村豊選手の活躍ぶりには
目を見張るものがあった。
なかなか活躍の場が与えられないのはかわいそうだと
以前から気になっていたので、とてもうれしい。

打って良し、守って良しで、眠気も吹っ飛ぶ勢いである。
特に守りはすばらしかった。
取れないだろうと思うようなフライでも、
ぎりぎりキャッチ、転がっても離さないという
パワー全開のプレーが1度ならず2度までも。
いや、3度目もあったか・・・?
だから私的には、中村豊選手がお立ち台に上がってほしかった。

そして今朝の新聞を見ると、
試合終了後の様子の写真が掲載されていた。
真っ先に目に入ったのは中村豊選手。
お、ここでは中心的に扱われているゾ、
と思ったのもつかのま、そこには今岡選手と書かれていた。
え?
しばらく今岡選手を探してしまったではないか。
結局、左から2番目、という説明に頼ってやっと見つけることができた。
どう見ても、中村豊選手が中心だろう。
なんとか脚光を浴びさせることができないものか。

同様に、もう1人、2人、3人、いやもっと、
脚光を浴びてほしい選手がいる。

一方、楽天に行った沖原選手と山村選手のがんばっている姿が
今日のデーゲームで観ることができたのは、本当にうれしい。
書いた人 hampton | comments(4) | - |




調剤薬局開店不能被害続出

薬局フランチャイズ・ラゴラ、開店不能被害が50人
 調剤薬局をフランチャイズ(FC)展開する「ラゴラ」(本社・東京都中央区)の加盟店が開店できなくなったり、閉店に追い込まれたりするケースが相次いでいることが16日、わかった。

 同社は2003年12月に設立され、ホームページや独立支援雑誌で積極的に加盟店を募集。誰にでも経営できる新しい資産形成の手段として、「収益性の高いビジネス」とアピールしていた。

 大阪府内の30歳代後半の元サラリーマンのオーナーは今年4月に契約し、翌月、勤めていた会社を退社した。和歌山市内での開店を紹介され、店舗の工事が終わったが、今月初旬から同社とは連絡が取れないという。加盟金など約1300万円のほか工事費なども支出。「約15年間のサラリーマン時代の貯金をすべてつぎ込んだのに」と途方に暮れている。

 各種のFC事業のオーナーらでつくる全国FC加盟店協会(東京)には今春以降、同社について「経営が成り立たない」などと東京や大阪など約20都府県から相談が寄せられている。(読売新聞)-7月16日
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050716/20050716i409-yol.html

この会社、ここ数ヶ月ほど、よく求人広告に掲載されていたが、
フランチャイズだったとは知らなかった。
広告には詳しい条件なども書かれておらず、
調剤薬局の具体的な場所も記載されていなかったので、
一度ネットで調べたことがある。
その時は、すぐにサイトがわかり、
たしかに「収益性の高いビジネス」とあった。
調剤薬局のことを、そんなふうにあからさまに表現するのは変だと思って、
家人とも話していたところだった。
そして今回このニュースを発見して、
やはりそうだったかと改めて確信した。

ラゴラのサイトはすでになくなっているようだ。

調剤薬局の経営は薬剤師でなくてもできる。
とはいえ、ある程度は医療の世界について知識をもっていないと、
近くの医師とも交渉したりするのは難しいのではないだろうか。
それに診療報酬の制度についての知識も必要である。

それでなくても、調剤薬局はこれからどんどん淘汰されていこうとしている。
吸収や合併なども進み、個人でやっていくのが難しくなりつつある今、
何も知らない素人が簡単にビジネスとしてやっていけると思ったら
大間違いである。
うまい話には何かある。
そういうことである。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




解禁!ジョージ・ブッシュ伝噂の真相

この前「解禁!ジョージ・ブッシュ伝噂の真相」という映画を見た。
ずいぶん前にスカパーで放映されたものだが、
録画したまま、仕事で疲れてなかなか見る機会がなかったのだ。
内容が重いというのもあった。
一度少しだけ見たものの、いつのまにか眠ってしまったこともある。

スペース・シャトルの打ち上げを待つ間、思い切って見ることにしたが、
面倒だったので、この前の続きである途中から見ることにした。

私はてっきりブッシュ大統領自身についての話だと思っていたのだが、
そうではなく、ブッシュについての暴露本を書いた
ジャーナリストについてのドキュメンタリーであった。
彼の名前は、ジム・ハットフィールド。
大手の出版社から「幸運なる二世」という本が出版されるも、
ブッシュ陣営から圧力がかかり、ついには差し止めになる。
本はすべて回収され燃やされた。
おまけに、作者自身の過去が暴露され、窮地に追いやられる。
どうやら殺人未遂を犯し、
刑務所に収容されたことがあったらしい。
被害者の怪我は大したことがなかったらしいが、罪は罪である。
ということで、マスコミから叩かれることとなる。

しかしジム・ハットフィールドはあきらめなかった。
ソフト・スカル・プレスという小さな出版社から
再び本が出版されることとなる。
サンダー・ヒックスという若い社長とのメールのやりとりも紹介されるが、
ジムのメールは怒りに満ちていた。
やっと本が出版されるも、
今度は前書きに書かれた内容が名誉毀損だと訴えられる。
そのため、第2版からは前書きを削除することを約束。

「ブック・エキスポ・本の博覧会」に出品し、記者会見を開くも、
犯罪歴についてばかり質問され、
肝心の本の内容については、その情報提供者は誰か、ということのみであった。
そして追い詰められたサンダーは、ついその提供者の名前を出してしまう。

ジムは、その後、「自分にもしものことがあったら、
今撮影しているこの映像を世に出してほしい」と語った。
まだ幼い娘についても話をし、
あとどれだけ一緒にいてやれるか考えるとつらいとも話す。
また、精神科にかかろうかとも言う。

その一ヵ月後、彼はあるホテルの一室で遺体となって発見された。
そばには2種類の薬と、遺書のようなものがあったという。
妻は、その筆跡を夫のものと同じだと証言したこともあり、自殺と断定された。

サンダーは、出版社をたたむも、ジムの原稿や資料を大切に保管している。

と、細かい部分の記憶はあいまいなのだが、こういったような内容だった。

ブック・エキスポでの映像で、
ジムが3回罪を犯したら終身刑だから、あと1回やったら終わりだ、
というようなことを話していた。
このこともあって、かなり精神的に追い詰められていたのだろうが、
本当に自殺だったのだろうかという疑念が払拭されない。
妻の証言にも圧力がかかっていた可能性はないのだろうか。
それに、サンダーのその後についても、
何か暗示されるものを感じて仕方がなかった。
今でも無事なのだろうか。

アメリカのように自由を謳う国においても、
このようにして言論の自由は奪われるのである。
そればかりか、人の命までも。

日本でも、人権擁護法案なんてものが成立してしまったら、
本当のことを言ったとしても、
簡単に封じ込むことができてしまう。
誰かが「人権侵害だ」と一声上げるだけで、
人権委員なる人物が、すぐさま土足で自由に踏み込んでくるのだ。
果たしてこれを民主主義の国といえるのだろうか。

ちなみにこの映画を観終わったあと、CNNにチャンネルを合わせると、
スペースシャトルの打ち上げはscrub、
つまり中止という文字が出ていた。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




新手のSF商法に注意

「あなたの家にアスベストが使われている」などと言って
住宅改修工事を持ち掛ける"リフォーム詐欺"が現れているらしい。

わが家にも、無料で耐震診断をするという電話がかかってきた。
もちろん断った。
どこからの電話だったのかもわからない。
中にはちゃんとした業者もあるのだろうが、判断がつかないので、
とりあえず、すぐに断るのが最善策であろう。
少しでも話を聞いてしまうと、相手の思うつぼである。
必要なら、こちらから調べて電話するのが良い。

最近、新手の催眠商法が地方で広がりを見せているらしい。
TV番組で、体験者の話をしていた。
一部うろ覚えなので、正確ではないと思うが、書いてみる。

大きなゴミを無料で引き取ると言って、人を集めておいて、
まず、しゃもじや紙なんかを無料で配るそうだ。
そして、「脱臭用の炭をお渡しするので、
1時間後にまた来てください」と言って、いったん解散する。
1時間後に行くと、その町のある一軒家に連れていかれ、
そこで、健康グッズなんかの説明をして売りつけるのだという。
途中で、おかしいことに気づいて、それを発言すると、
「出て行ってください」と追い出されるのだとか。
そして、残った人に高額の商品を買わせるという。
また、その一軒家は、認知症の人の家だったということなので
だましやすい人をあらかじめ選定していたのだろう。

こういう時は気がついた人が、
すぐに警察に電話して、来てもらうのがいいという話だった。
たしかにそうかもしれないが…。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




牛乳って?

昨日の新聞の広告に、ある本の紹介があった。
タイトルは忘れてしまったが、
牛乳を飲んではいけないというような内容だった。

牛乳を飲むと体に良くないというのは、
昔にも聞いたことがある。
いわゆるベジタリアンの人がよく言う話だと思い、
そのまま聞き流していたが、
また同じことを言う人が出てきたようだ。

とはいえ、何でも気になる方なので、
ネットで検索して調べてみた。
どれも納得のいくようなものはなかった。

動物性のものなので、だめとか、
ミルクは赤ちゃんしか飲まないから大人が飲むべきではないとか、
そんな理由ばかりである。

私の知りたいのは、牛乳が体にどう作用するのか、
医学的にどうなのか、正確な実験データをもとにした
納得のいくようなものである。
実験データといっても、昔の人は牛乳を飲まなかったのに
骨は丈夫だったといったようなものでは証明にならない。
大体、昔よりも現在の方がはるかに寿命が延びているのだから、
もしそういう観点からデータを取りたいのならば、
他のすべての条件を同じにしてからでないと
客観的なデータとはいえない。
他の食材にしても、昔のと現在のとでは
栄養分の含有量が異なってきているので
そういうことも加味したデータである必要がある。

かくいう私は牛乳が飲めない。
乳糖分解酵素がないらしい。
あっても充分ではないようだ。
そのため、特別な牛乳を飲んでいるのだが、
その牛乳を売っている店が極端に少なく、わざわざ買出しに出なければならない。

そもそも乳糖分解酵素は、赤ちゃんのときにはあるものの、
だんだん大人になるにつれ減っていくものだそうだ。
だから、大人になって牛乳が飲めなくなるのは、ごく自然なことだという。
とはいえ、カルシウムやたんぱく質など栄養が豊富なので、
今の私には欠かせないものとなっている。

それなのに、牛乳が体に良くないのだとしたら、
これは大変な問題である。

本当のところは、どうなのだろうか。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




1点に泣く

ヤクルトに1−0で負けてしまった。
最後の打者は、スペンサー選手。
期待したけれど、残念。
まあ、こんな日もあるよね。

いつもはスカパーで観戦するのだけれど、
今日は久々にサンテレビにて観戦。
なんか落ち着くわ〜。
解説者が福本さんということもあるかもしれない。
否、それよりも谷口アナウンサーの声だ。
穏やかで、不思議に癒される。

この人、2年前に阪神が優勝を決めた夜に、
こんなことを話した。
「最近、絶叫するアナウンサーが増えていますが、
私は、できるだけ感情を抑えて話すようにしています」
この言葉に私は、とても共感を覚えた。

絶叫すると、何が何やらわからなくなることがある。
感動を伝えたいという気持ちでやっているのかもしれないけれど、
聞く側としては、ただうるさいだけなのだ。

それに、歌の世界でもあるように、
感情を抑え気味に歌った方が、かえって感動を呼ぶものなのである。

それ以来、このアナウンサーのファンになった。
野球観戦はこうでなくっちゃ。

とはいえ、画像が汚くて、
サンテレビでの観戦がままならないのが非常に残念。
なぜか、野球のシーズンになると、
その汚さが一層ひどくなり、全然見られないことが多い。
誰か、邪魔してるのだろうか。

ちなみに、谷口アナウンサーのコラムはここ。
http://www.sun-tv.co.jp/announcer/taniguchi/
書いた人 hampton | comments(2) | - |




抗ストレス物質

読み終えた本に、また面白い記事があった。
ストレスがシグナルになって、
肝臓でアミノ酸と亜鉛から、
抗ストレス物質の「メタロチオネイン」が作られるという。
これは、ストレスに対する感受性を下げて、緊張や不安をやわらげるのだとか。
よって、これが不足すると、ストレスに対する感受性が下がらないため、
うつ状態になったり、
ひどい場合は突発的な暴力行為に走るということになるらしい。
亜鉛は、通常の食事からはなかなか取れないそうなので、
サプリメントを利用するなど、特に注意が必要とのこと。

そしてもう1つ、「セルロプラスミン」という、
銅を含んだたんぱく質は、ストレスによって発生した活性酸素を破壊する。
これは、ストレスがかかると血液中に出てきて、活性酸素を破壊するので
ストレスがかかればかかるほど、血液中の銅の量が増えるということになる。
アメリカの研究では、暴力行為で刑務所に入っている人に、
血液中の銅の濃度が高いという結果が出ているのだそうだ。

また、糖分の取り過ぎが、キレやすくなる原因であるというのは、
昔からよく言われていたことであるが、
インスリンでは間に合わないくらいに、
血糖値が上がることが原因となるようである。
この血糖値を正常に戻すために、アドレナリンが分泌され、
これによって、交感神経は興奮状態になり、
血管の収縮、筋肉の緊張、血圧上昇、イライラ…というのが、
攻撃的になるというメカニズムだそうだ。
ただ、インスリン不足を補うためにアドレナリンが分泌するのはなぜか、
というのがわからないのだが、単なる私の勉強不足か。
血糖を早く消費して正常に戻そうとする、
からだの自然なホメオスタシスだというなら理解はできるが。

とにかくこれらのことから、ミネラルやたんぱく質をバランスよく取り、
ジャンクフードや甘いものはできるだけ避けるのが望ましいということになる。
とはいえ、脳はブドウ糖をエネルギー源として働いているので、
甘いものも適度に必要ではあると思う。
そういう意味では、はちみつにはミネラルも含まれているので、
良いかもしれない。
砂糖代わりに煮物に入れると、味に深みもでる。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




気になっていた広告

昨年あたりからずっと気になっていたのだが、
新聞にしばしば掲載されている、とある専門学校の広告である。

それには、この専門学校を卒業すると薬剤師になれるとある。
中国の薬科大学と提携しているらしい。
漢方の勉強もできるので「新しい薬剤師」になれるそうだ。
写真には、調剤薬局の様子なんかもある。

日本の薬剤師は大学の薬学部を卒業して、
なおかつ国家試験を受けないと、資格をもらえない。
この大学の薬学部も、これまでのように4年では足りないからと、
6年制になることに決まった。
このように、次第に厳しくなっているのに、
専門学校で、簡単に資格が取れるわけがない。

また、漢方の勉強は、大学でも行う。
もちろん法律に則った生薬に関するものになるだろうが。

一方、薬種商といって、薬店で販売のできる資格があり、
そのための専門学校がある。
これは、何ら問題はない。

しかし、新聞の広告にある文面や写真を見る限り、
調剤を行う薬剤師の資格が取得できるように読み取れる。
もしや、日本ではなく、中国で通用する資格なのだろうか。

薬剤師法 第15条の2に、国家試験の受験資格として、
「外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、
厚生労働大臣が前号に掲げる者と
同等以上の学力及び技能を有すると認定したもの」とある。
「前号」というのは、日本の大学の薬学部を卒業した者のことである。

だからといって、わざわざ中国の資格を取って、
さらに日本の国家試験を受けるというのか。

まさか、この広告を見て、信じる人がいるとは思いたくないが、
何も知らずに入ってしまって、卒業したものの、
日本で薬剤師として、すぐには働けないということがわかったら、
どうなるのだろう。
そもそも、こんな学校が認可されたことにも疑問を感じる。
書いた人 hampton | comments(6) | - |




アスベストと中皮腫

最近アスベストのことが毎日のように報じられている。
だがこれは、10年以上も前の段階で、すでに禁止になっていたはずである。
それなのになぜ今頃になってこんなに騒いでいるのか、正直いって理解できない。
もし騒ぐのなら、阪神大震災の時にするべきだったのではないか。

震災後、覆いも何もなしで倒壊したビルの解体をしていたため、
そこらじゅう、粉塵が舞っていた。
防塵マスクをしなければ外を歩けないほどだった。
倒壊したビルの多くは古い建物だったため、
アスベストもたくさん出ただろう。
全国から集まってきて復興に協力してくれた人たちも、
そういう意味では被害者といえるのだ。

今朝の新聞を読むと、
アスベストに携わっていた工場から1km以上離れたところに住む人が
中皮腫で亡くなったとあった。
記事は、その亡くなった人も、工場のアスベストの被害者であると
断定したような内容となっている。

そこで疑問がわいた。
中皮腫になった人はすべてアスベストの被害者なのか?
アスベストにさらされた人しか中皮腫にならないのか?

たばこの副流煙にさらされて肺がんになったとしても、
その因果関係が証明されないため、
たばこの被害であるとは認められないのに、
中皮腫になったら、すべてアスベストの被害であると認められて、
補償されるのだろうか。
そんなふうに読み取れる文面だった。

まず因果関係の調査をして、その上での話ではないのだろうか。

国立がんセンターの中皮腫についてのサイト
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pro/cancer/020309.html

ここの疫学のところを見ると、
たしかに「悪性中皮腫においてはアスベストが原因といわれており」とある。
しかし、あくまでも「いわれており」なのである。
それに「中皮腫」といっても「悪性」のものにかぎる。

また、新聞には中皮腫についての説明の記載がない。
中皮腫とは何かということ、
どんな症状が出るかということを、一般に知らしめるべきではないだろうか。
そして、この症状に思い当たる人は
医療機関で受診するように促すのが筋であるように思う。

ちなみに
中皮腫・じん肺・アスベストセンター
http://www.asbestos-center.jp/

さらにつけ加えると、震災などの災害のあと片付けなどに携わった人にも、
検査を受けるように呼びかけるべきだろう。
否、震災時から震災後にかけて、
そこにいた人はすべて受診すべきかもしれない。

しかし、そういった呼びかけが積極的になされないのは、
コストがかかって国や企業の負担が大きくなるのを恐れてか、
そんな邪推を、ついしてしまう。
書いた人 hampton | comments(13) | - |




ストレスと血液-脳関門

今読んでいる本に、
血液-脳関門に関する興味深い内容があった。

血液-脳関門、これは、脳に有毒なものが入らないように、
脳に至る血管が細くなったり、
特殊な構造によって、通過できる物質を制限するようになっているところである。
分子量の小さな物質や、
脳に必要なイオンなどの物質しか通れないようになっている、
よくできた脳の仕組みである。

昔(になってしまった)、湾岸戦争というのがあったが、
その戦争に参加したアメリカ兵士で、
中枢神経に障害の起きる後遺症に苦しむ兵士が多く出た。
イラクが使用したとされるサリンが原因ではないかという話も出たものの、
カルバメートというサリンの解毒剤を服用した兵士にも、
この後遺症が出ていた。
しかし、このカルバメートは、血液-脳関門を通過できない物質なので、
中枢神経に異常が出たのは、カルバメートの副作用だとは考えにくい。

だが後にイスラエルで行われた研究で、この謎が解き明かされることになる。
それは、ピリドスティグミンというサリン関連の解毒剤を使った研究で、
ハツカネズミを使って行われた。
ハツカネズミを2つのグループに分け、
1つにはストレスをかけ、残りの1つにはかけない。
そうしておいて、ピリドスティグミンを投与すると、
ストレスのかかった方では、
ピリドスティグミンの有効量の100分の1というわずかな量で、
脳内のアセチルコリンエステラーゼという酵素を阻害した。
これはつまり、血液-脳関門が破られたことを意味する。
ストレスがかかると、何らかの理由で、この血液-脳関門にわずかの隙間があき、
本来通過しないような物質が通過してしまい、
脳に運ばれていってしまうらしいということがわかったのである。

これは動物実験であるし、カルバメートで実験をしたわけではないので、
人間にもそのまま当てはまるかどうかは証明できないものの、
ストレスが、脳に重大な影響を与える可能性があるということが示唆された。
そう考えると、湾岸戦争の後遺症の問題も説明がつくことになる。

本の内容は大体そんな感じだったが、
これは日常的にも起こりうる問題かもしれない。
ストレスのかかった状態で摂取した食物や、
薬などの影響を受ける可能性は充分考えられる。
特に食物は、農薬や抗生物質を使ったもの、
あるいは環境ホルモンに汚染されているものを
知らないうちに食べてしまっているかもしれない。
それらが中枢に達すると、どういうことになるのだろうか。
予想がつかないだけに恐ろしい。

ブルーバックスから出ている「脳と心をあやつる物質」
おもしろい。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




昨日のマイヒーローは…

3タテは無理だったものの、昨日の勝ちで、中日に負け越さずにすんだ。
これで、中日への苦手意識もなくなるだろうか。

最初の1点、金本選手の3塁への盗塁も良かったが、
スペンサー選手の活躍も見逃せない。
彼のヒットが点につながり、1塁で茶目っ気のある笑顔を見せてくれた。
守りにおいても、あわやヒットになりそうなフライを、
ギリギリのところでキャッチして、倒れてもしっかり球を落とさなかった。

がんばりすぎて、ホームでアウトになったりもしたけれど、
最後まであきらめずに突進していく姿には好感が持てる。

できればヒーローインタビューに出てきてほしかったが…。
彼を見ていると、大和魂のようなものを感じる、というと
少し大げさだろうか。
異国の地で、不安もいろいろあるだろうに、
あんなにがんばっている姿を見ていると、
こちらまでが清々しい気持ちになる。
この秋には、ぜひとも阪神の一員として美酒を味わってほしい。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




冷やしすぎは仕事にも影響

 暑い夏にオフィス内を冷房で冷やしすぎると、仕事の効率が大きく下がるとの研究結果を、米コーネル大学の教授が発表した。米紙USAトゥデイが5日、伝えた。
(中略)
 オフィスの室温を20〜25度程度に設定した場合、タイピングのミスは44%減少し、成果は150%向上。これは、従業員1人当たり、2ドル(約224円)の生産性が高まることと同じだという。
(中略)
 企業によっては、暑がりの人々と寒がりの人々がうまく共存できるよう、様々な仕組みを導入。あるニューヨークの会社では、寒
がりの人がある一定時間、冷房を切ってもらったら、暑がりの人に冷たい飲み物をプレゼントする方法をとっているという。
(CNN/Money)-7月7日
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200507070022.html

これはアメリカの記事だが、日本でも問題になりうるだろう。
ただアメリカの場合は、とにかく冷えすぎて寒いという印象が強い。
私はどちらかというと暑がりの方だと思う。
その私が根を上げたほどである。
幸い、カーディガンを持って行っていたので助かったが、
周りのアメリカ人は誰も寒そうな様子を見せていない。
そればかりか、ノースリーブの人も多く、見ているこちらが寒くなる。
そのため、この記事を見るまでは、
アメリカ人は温度に鈍感な人種だと思っていた。

でもよく考えると最近の日本も、冷えすぎているような気がする。
この記事では仕事の効率に焦点を当てているが、
健康面においても大いに問題だ。
このままだと、汗腺が退化してしまうかもしれない。
1日1回は汗をかこう、と言っていた、
学生時代の先生の言葉がなつかしく思い出される。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




ストレスで増加するIL18

 アトピー性皮膚炎や心臓病を起こす特定の生理活性物質がストレスにより増えることを、関山敦生徳島大講師(精神医学・免疫学)らが7日までに、マウス実験で突き止めた。
 ストレスで病気になる仕組みの一端を解明したもので、この物質はストレスに比例して増え、どのくらいストレスがあるかの指標になるのではないかという。
 関山講師はストレスのある患者は、免疫で炎症を起こす人と、免疫が弱まり風邪にかかりやすい2タイプがいることに着目。
インターロイキン18(IL18)という生理活性物質が両方の作用を持つことに気付いた。(共同通信) - 7月7日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000141-kyodo-soci

このインターロイキン18は、炎症性サイトカインの一つで、
様々な細胞からインターフェロンγの産生を誘導する働きがあるとのこと。

ストレスを数値で表す検査に応用できるというのもいいが、
その仕組みが明らかになっていけば、予防も可能となるだろうし、
関連するさまざまな病気もわかってきて、
現在、リウマチなど難病とされるものについても、
治療の道が開かれることにつながるかもしれない。
書いた人 hampton | comments(4) | - |




寒天から始まる思い出

寒天にダイエット効果があるということが、
いろんなメディアで紹介されたとかで、
お店から寒天が消えているという。
まさか、と思っていたら、本当だった。

近所のスーパーに買い物に出かけたら、
どこのスーパーでも軒並み「品切れ」の紙が貼ってあった。
寒天のコーナーだけ空間が空いている。
何も寒天にこだわらなくてもトコロテンを買えばいいんじゃないの、
と思いつつ、その店を出たが、
もしや、トコロテンも売り切れ状態だったりして。

わが家には粉寒天が1袋だけ残っている。
というのも、ブームになる前にすでにマイブームだったからである。
当時は、さまざまな果物の缶詰や、コーヒー、ココア、あんこなど、
思いつくものをいろいろ寒天で固めてデザートとして楽しんでいた。
ゼラチンも使用した。

寒天とゼラチンは植物性、動物性の違いがあり、まったく別物であるが、
ゼラチンはコラーゲンなので、骨粗しょう症の予防にもなり体に良い。

特にココアとゼラチンで作ったデザートは、
私にとってなつかしの味である。
ダノンから今でも出ているのだろうか、
たしかチョコクリームという商品だったと思うのだが、
それにかなり近い。

かつてアメリカのコンドミニアムに2ヶ月ほど滞在していた際、
食べられるものがほとんどなくて、これが私の楽しみだった。
まだ暑い最中だというのに、冷蔵庫は小さくてアイスクリームは買えないし、
お菓子といっても食べたくなるようなものがなかった。
しかも交通の便が悪くて、自力では買い物に行けず、
誰かに連れて行ってもらわないといけなかったため、
ゆっくり選ぶ時間もなかったのであった。

コンドミニアムの中で過ごす時間が長く、
1人で言葉のわからぬテレビを見たり、
自分と向き合う作業をしていたように思う。
そして1日の締めくくりが、このデザートだったのである。

戻れるものなら、あの頃に戻りたい。
やり残したことが多すぎる。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




セロトニン〜その3(フィードバックと再取り込み)

セロトニンに関連する薬物としては、
セロトニン受容体にくっついて作用するもの、あるいはくっつくのを遮断するものの他に、
セロトニンの再取り込みを阻害するものがある。

そもそもセロトニンは、トリプトファンから合成された後、
小胞というところに貯蔵される。
そして何らかの刺激が加わることによって
この小胞からセロトニンが出てくるのである。
これを「遊離する」という。
遊離したセロトニンは受容体にくっつこうとするわけだが、
受容体の数には限りがあるので
そのうちあぶれるセロトニンが出てくる。

あぶれたセロトニンは、2種類の経路によってバランスをとろうとする。

1.小胞に存在する受容体(シナプス前5-HT受容体)にくっつくことによって、
小胞からもうこれ以上セロトニンを遊離させないように働きかける。
これを「負のフィードバック」という。
このシナプス前5-HT受容体に、セロトニンがくっつかないように別の物質で遮断すると、
フィードバックがきかなくなり、セロトニンはどんどん遊離し続け、
最終的には小胞中に貯蔵されていたセロトニンはなくなってしまう。
これが「枯渇」である。
この代表的な薬が、レセルピンである。

2.神経終末に存在する選択的セロトニントランスポーターによって
セロトニンが小胞内へ戻される。
このことを「再取り込み」という。
いわばリサイクルである。
ここの経路を阻害する薬には2種類ある。
 ・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI
     (ミルナシプラン)
 ・選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI
     (フルボキサミン、パロキセチン)


うつ病やパニック障害などに対しては、
このSNRIやSSRIの薬物が、現在の主流となっている。

これらの薬の効果の発現までに時間がかかる仕組みはまだよくわかっていないらしいが、
シナプス間隙(小胞と受容体の間)にセロトニンが増えることによって
フィードバック機能が働き、遊離を抑制してしまったりすることもあるようだ。
時間が経つにつれ、小胞にある受容体の脱感作で、
次第に遊離セロトニンが増えるということのようである。
他にも、セロトニン受容体の増加などが考えられているらしい。
いわば、人間本来のもっているホメオスタシスの機能が働くということかもしれない。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




CNNにかじりつき

イギリスで同時多発テロ事件が起きた。
最初にそれを知ったのは、
CNNより届いたBreaking Newsのメールからだった。

朝の通勤ラッシュに、地下鉄3件とバス1件がほぼ同時に爆発、
まだ犠牲者の正確な人数はわかっていないらしい。
CNNによると、手口は例の組織に似ているということで、
この関係の組織の犯行だろうということだが、
その組織名がこれまで知られていないような名前だとか。
サミットに照準を合わせたもののようだが、
イスラエルのネタニヤフ副首相兼財務相が、
現場の1つの近くに到着する直前にテロが起きたということもあり、
イスラエルとの関係も示唆されている。

その影響で、地下鉄もバスも止まってしまい、
徒歩を余儀なくされているという。
タクシーは動いているのかどうかわからないものの、
道路の封鎖されている場所もあるだろう。

日本のTV(地上波)では、ニュースの時間以外はお気楽モードである。
阪神の試合も何となく集中して観ることができなかった。
日本も他人事ではない。
もし巻き添えになったらどうしよう、などと
ついいろいろ考えてしまう。
震災の時のように電話が通じなくなる可能性もある。
とすると、
ふだんから徒歩で移動できるような範囲で生活するのが
一番良いのかなあと思ったりもする。

いくらこちらが平和を願っても、
相手はそうではなく、土足で踏み荒らそうとするのだから、
日本も、それなりの覚悟が必要かもしれない。
理想ばかり語っていても、何の解決にもならないだろう。
とはいえ、すでに中枢は骨抜きになっているような気がしないでもないのだが。
書いた人 hampton | comments(4) | - |




セロトニン〜その2(セロトニン受容体)

セロトニンは、セロトニン受容体というところにくっつくことによって作用を発揮する。
セロトニンを鍵、受容体を鍵穴として、よく例えられるが、
この鍵と鍵穴がうまく合い、結合することによって作用が起きる。

セロトニン受容体には、いくつも種類があり、
どの受容体にくっつくかによって、その作用も異なってくる。
セロトニンのことを略して「5HT」と表すため、
受容体の名前は「5HT1」「5HT2」というように表し、
とりあえず5HT7まであるようだ。
さらに細かく分類され「5HT1A」と表される。

関連する薬のあるセロトニン受容体と、その存在場所、作用、
それに薬(一般名)について箇条書きにしてみると…

1.5HT1A受容体
 縫線核や海馬に存在する。
 体温や血圧の調節に関連
 これに作用する薬は抗不安薬として用いられる(タンドスピロン)

2.5HT1B受容体
 黒質、線条体や海馬台に存在する
 ドパミンや5HTの遊離を抑制
 これに作用する薬には片頭痛の薬がある(スマトリプタン)

3.5HT1D受容体
 脳血管や黒質、線条体に存在する
 血管を収縮させたり、伝達物質の遊離を抑制
 これに作用する薬には上記と同じく片頭痛の薬がある(スマトリプタン)

4.5HT2A受容体
 大脳皮質、線条体、平滑筋に存在する
 幻覚、痛覚、不安、認知、平滑筋収縮、血管凝集の作用
 これを遮断し統合失調症に有効な薬としてリタンセリン、リスペリドンがある

5.5HT2C受容体
 脳に多く存在する
 脳脊髄液産生の調節や拒食にも関連
 これを遮断し統合失調症に有効な薬としてリタンセリン、リスペリドンがある

6.5HT3受容体
 CTZ(化学受容器引き金帯)や腸管に存在する
 嘔吐、血圧・呼吸反射、不安、記憶に関連
 これを遮断し、抗がん剤治療における悪心・嘔吐に有効な薬
 (オンダンセトロン、グラニセトロン、トロピセトロン)

以上のようになる。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




弱者をくいものにするSF

道を歩いていたら、開店の準備をしている店があった。
一見スーパーか何かのような感じのお店である。
もう夕方なのに、である。
店の前の張り紙に、時刻が3つ書いてあった。
ちらっと見ただけなのだが、
どうやら、その時刻に開店するらしい。
3つあるということは、
1日に3回店を開けるということのようだ。

それを見た瞬間、ピンときた。
日用品を、普通では考えられないくらい安い値段で売るかのように錯覚させて、
主婦や高齢者を集め、お店に閉じ込めて洗脳し、高額の商品を次々と売りつける、
いわゆる催眠商法ではないか。

その店を少し行き過ぎたところに、
主婦らしき人が5、6名、買い物袋のようなものを提げて、たむろしていた。
明らかにその店の開店を待っている様子である。
もしや、サクラか、あるいは…?
などと思いつつ、通り過ぎた。

そして、その帰りに再び同じ店の前を通ると、
店の中の様子がガラス越しに見えた。
パイプ椅子を並べ、カモかサクラらしき人たちが座っている。
やはり、そうだった。

何年も前に、これと全く同じ光景を目撃したことがある。
ホワイトボードに何かを書きながら説明している人もいて、
それを熱心に聞き入る人たち。

酒屋さんやコンビニなど、
たたんだあとの店を数日だけ借りて、
スーパーか自然食品のお店のオープニングセールのように見せかけて人を集め、
無料で、あるいは破格の値段で日用品を売り、
そのうちに洗脳しながら高額の商品を売りつけ、
それらを買うまでは、その店から出られないようにする。
そうしておいて数日後にはドロンしてしまうというのが、その手口だ。

まだこんなことをやっているなんて、
いまだに、引っかかる人がいるということなのだろうが、
こんな詐欺商法、なんとかならないものか。
派出所のすぐそばでやっていたこともあるのに、
捕まえられないのかと不思議だ。

認知症の人がだまされたリフォーム事件のように、
正常に判断できない人たちが犠牲になっていく。
これからの高齢社会に、他人事とは言ってられない。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




セロトニン〜その1

今日はセロトニンについて少し書いてみたいと思う。

セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から、
いくつかの過程を経てできる。
その過程で、ビタミンB6とマグネシウムも必要とのこと。
トリプトファンは、体内で合成されないため、食物から取らねばならない。
チーズ、バナナ、牛乳、卵黄、大豆(きなこ、豆腐、ゆば)なんかに多く含まれているそうである。
ちなみに、朝食にバナナと牛乳の組み合わせというのは、とてもいいそうだ。

セロトニンの働きはいくつかあるので大まかに説明すると…
まず、平滑筋を収縮させる。
平滑筋というのは、消化管、血管、気管支などの筋肉で、
これが収縮すると、消化管のぜん動運動が亢進し、胃酸の分泌が促進する。
血管の場合は少し複雑で、いったん血圧は下がる。
これはセロトニンがノルエピネフリンの遊離を抑制することにより拡張が起きる
ためである。その後、直接的な血管収縮作用などによっていったん血圧が上がり、
それから骨格筋や皮膚の血管が拡張して再び降圧する。
喘息の患者では、気管支収縮が起きることもある。

次に、末梢性で神経を介して、あるいは
中枢性ではCTZ(=chemoreceptor trigger zone)という
化学受容器引き金帯というところに作用して、
悪心・嘔吐を引き起こすことがある。
これは異物を飲み込んだりしたときに、それを体外に出す機能でもあるが、
抗がん剤の副作用でもある吐き気や嘔吐にも関連しているらしい。

そしてセロトニンはMAO(モノアミンオキシダーゼ)という酵素によって代謝され、
さらに代謝を受けて、5-ヒドロキシインドール酢酸になる。
一方で、脳内でのセロトニンは松果体というところで産生され、
いわゆる安らぎのホルモンとして作用することになるが、
さらに代謝を受けてメラトニンになる。
このメラトニンが睡眠のリズムに関連してくるようである。

抜けているところがあるかもしれないが、
セロトニンの働きとしては、大体こんなものだろうか。
循環器系については、私もよくわかっていないので突っ込まないでね。汗
書いた人 hampton | comments(4) | - |




ディートに注意

新聞に興味深い記事があった。
虫除け剤にはディートという成分が入っているが、
この作用は、虫の感覚を麻痺させるということだけでなく、
子供に使用すると、けいれん発作などを起こす恐れがあると、
海外での報告があったそうだ。

この作用はディートの濃度に依存するそうだが、
虫除け剤の成分表示には、この濃度が書いてないケースが多いという。
目安としては、その虫除け剤が医薬品となっている場合が12〜13%で、
医薬部外品で4〜11%となっているらしい。
一方、海外ではディート濃度が30%を超えるものもあり、
けいれん発作や皮膚炎などを引き起こす事例があったという。
そのため、米国小児学会では、子供に対しては10%以下のものを使用することを勧め、
カナダでも生後6ヵ月未満の子供には使用しないよう指導しているとのこと。

さらに、虫除け剤のスプレーになっているもので、
エアゾール式のものは粒子が小さく、広く飛散するようになっている。
そのため、吸い込んで肺の奥にまで入り込む恐れがあり、
大人がいったん手に吹き付けてから、子供の肌に塗るようにするのがいいという。
また、子供の手や顔に直接使用しないことが大事だそうである。

ディート濃度が表示されていなければ、
医薬部外品を選べばいいということになるのかもしれないが、
はたして、大人は大丈夫なのだろうか?
念のため、皮膚の弱い人やアレルギーのある人なんかは
気をつけた方がいいかもしれない。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




トレハロースで術後の臓器癒着を防止

私はまだ腹部手術の経験がないのだが、
手術の後、癒着が起きることが多いという話はよく聞く。
体験者の話によると、
癒着によって違和感を感じたり、ひきつるような痛みを感じることもあるらしい。

この癒着の原因を特に考えたこともなく、
臓器の表面の性質によるものだと漠然と思っていただけだったが、
手術中に臓器や組織から水分が失われ、
細胞が壊れることで起こる炎症反応が原因の一つとのこと。

よく食品にも添加されている「トレハロース」という糖類の水溶液を噴霧することで、
この癒着を防止できることが判明したという。
食品と同じように、臓器の乾燥も防止できたということのようである。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050704ik01.htm
書いた人 hampton | comments(4) | - |




炎症悪化物質の発見

体内で起きる炎症の悪化に重要な役割を果たすたんぱく質を、
東京大大学院医学系研究科の研究チームが発見したという。
このたんぱく質に「フロント」という名前をつけたそうだ。
「フロント」が働かないと、体内での一連の炎症反応も続かないとのことで、
この働きを抑えれば、炎症が原因で起きる病気の治療への応用ができるかもしれない。
特にリウマチなどの難病には朗報といえよう。

この「フロント」の働きを阻害する新しい薬の開発が待たれるが、
早くても10年後ということになるだろうか。
痛みも炎症に関連しているので、
従来の薬では効かなかった症例にも効くような鎮痛薬の登場を期待したい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050704-00000101-yom-soci

ただこの「フロント」というたんぱく質が、
炎症ルートのどの段階で作用するのかについての記載がない。
いろいろ検索もしてみたが、ひっかかってこなかった。
"Nature Immunology"の読者でないとわからないのかもしれない。
うーん、残念。
書いた人 hampton | comments(0) | - |




抗うつ剤に関するニュース2つ

米食品医薬品局(FDA)によると、
抗うつ剤によって、大人でも自殺衝動が増加するとのことで、
服用の際には症状の悪化など慎重に監視するようにと警告を出したという。


http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20050702/20050702a3660.html

すでに子供に対しては知られていることだったが、
大人でも、こういう結果になるのは十分予想できたことかもしれない。

というのも、そもそもうつ病というのは、
一番症状が重い状態のときは、
何をする気力も起きない、いわばエネルギー枯渇状態なので、
自殺する気力も当然ない。
しかし状態が良くなりかけた頃、少しエネルギーが蓄えられつつある頃が、
自殺企図の恐れが生じ最も危険なのである。

だから薬のせいで、というよりも、
これがうつ病の特徴であるといってもいい。
そして、このときこそ、家族や周りの支えが最も必要なときである。

周りの人たちも大変だろうが、
本人が一番つらいので、
あるがままを受け止めて、
できれば、そっと抱きしめてあげてほしいと思う。

ダイヤ  ダイヤ  ダイヤ

一方、トム・クルーズが失言をしたというニュースを見つけた。

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200507020016.html

トム・クルーズは、知る人ぞ知る「サイエントロジー」という新興宗教
(精神療法に関する応用宗教哲学らしいが、
フランスではカルトに指定されている)の信者である。
この宗教、私はどんなものか知らないのだが、
どうやら、薬をのむことを禁じているらしい。
ブルック・シールズが産後のうつ病に罹り、
抗うつ剤を服用していることを非難したという。
精神医学はエセ学問だとして、ビタミンの摂取や運動をするよう主張したとか。
これに対し、ブルック・シールズは、
抗うつ剤を服用したおかげで良くなったのだと反論。

やはり実際に体験したことのない人にとっては理解できない病気なのだろう。
たしかにビタミンの摂取や運動も大切だが、
それができないくらいひどい症状の人も多い。
そもそも、うつ病というのを分かっていない。
薬が全てではないが、
薬の助けを借りて、日常生活が少しでもうまく送れるようになればいいだろうし、
また、他の療法とも組み合わせて相乗効果を狙うこともできる。

社会的に影響力のある人間に、薬をのむな、などと誤った情報を広められるのは、
迷惑きわまりないことである。病院
書いた人 hampton | comments(4) | - |




問題提起

今日はデーゲーム。
安藤投手が完投目前で、
代打の古木選手に2ランホームランを打たれる。
その後、久保田投手が何とか抑えてくれたが、
前の回に2点追加しておいて良かった。
でないと1点差になってしまう。

それはさておき、試合の途中非常に気になる場面があった。
横浜の投手の交代の際に、
阪神ファンたちが「蛍の光」を歌っていたのだ。
以前、甲子園に観戦に行ったときにも不愉快だったのだが、
相手チームの球場でも同じことをやっていたのには
椅子からひっくり返りそうになるほど驚いた。
甲子園であろうとどこであろうと、
これは人として礼儀を欠く行為である。
球場でグランド内にメガホンを投げ込む行為となんら変わりない。
いつから誰が始めたのかは知らないが、
この失礼きわまりない行為を誰もおかしいと思わないのだろうか。
スポーツマンシップが云々という割には、
こういう行為が野放しにされていることに疑問を感じる。
同じ阪神ファンとして恥ずかしいし情けない。

ついでながら、
大型スクリーンに、相手チームの選手も公平に映し出すべきであろう。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




突然襲う睡魔

最近ずっと阪神の試合をTVで観ている途中で、
猛烈な睡魔に襲われる。
試合の流れが単調な時ほど、その傾向が強いかもしれない。
また、その時はいつも夕食後なので
血液が内臓に流れるせいかもと思ったりした。

そして今日はデーゲーム。
食後でもないのに、やはり強い睡魔がやってきて、
気がついたら、そのままの状態で寝ていた。
特に睡眠不足というわけでもないのだが、
目が覚めてもすっきりせずつらい。

毎日、きちんとしたリズムで生活をしている場合、
つまり朝起きて夜に寝るという生活をしているなら、
夕方頃、最初の眠気がやってくる。
そして、夜になると、さらに強い眠気がやってくるので
その時に寝れば、いいらしい。
ということは、その眠気をはずすと
眠れなくなる可能性があるということか。

現在、この自然のリズムに従って眠りにつくことのできる人は
あまりいないのではないか。
仕事などで遅く帰宅する人も多いだろう。
夜のコンビニは明るく、
家でもパソコンを立ち上げようものなら、画面がまぶしい。
光の刺激を受けると、入眠が妨げられる。
アメリカなんかの一般家庭では間接照明が主で、蛍光灯は少ないため、
そういう意味では良いようであるが、
これはこれで目が悪くなる可能性がある。

そんな時代を反映してか、
自殺未遂の7割以上が睡眠不足だったという調査結果が出たという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050701-00000017-jij-soci
うつ病が原因の1つとして上げられているが、
反対のケースもあるのではないだろうか。

しかし、眠ってはいけないときに
眠くてどうしようもないというのもつらいものがある。
と、ここまで書いて気づいたことがある。
睡魔の前後に生あくびが頻繁に出ることを思い出した。
ということは、もしや、酸素不足?
書いた人 hampton | comments(3) | - |




赤星選手は骨折だったらしい

赤星選手の肋骨の骨折が判明とのこと。
それも複数のひびが入っているそうな。
再検査でわかったそうだけれど、
こういうのは見つかりにくいものなのだろうか?
レントゲン撮影ですぐにわかるものだと思っていたが。
http://osaka.nikkansports.com/f-ot-tp0-050701-0031.html

私もかつて、肋骨をやられたことがある。
友人の家に遊びに行って帰る際に、
ドアを開けて、真っ暗な中を階段があるものと思い
まっすぐに進んだところ、ドスンと落ちてしまった。
階段から、はずれたところだったのだ。
幸い、下には草が生えていたので少しはクッションになったが、
衝撃はかなりのものがあった。
それでも、痛みはそれほどでもなく、
それよりも恥ずかしいのと、おかしいのとで早々に退散した。
ところが日が経つごとに痛みは増していき、
呼吸をするのもつらいほどで、
あんなに意識しながら呼吸したのは初めてだったのではないかと思うほどだ。
明らかに肋骨だというのがわかったが、
肋骨は自然にくっつくという話を聞いていたので、ひたすら我慢した。
というのも、アメリカという異国の地で、ちゃんとした健康保険もなく、
会話も不自由で面倒だったのである。
痛みがひいて良くなるまで、けっこうかかった。

だから、赤星選手もさぞや痛いことだろう。
それなのに、試合に出ながら治していくというのは、
すごいなという一言に尽きる。
くれぐれも無理はしないでほしいと思う。
書いた人 hampton | comments(0) | - |



カレンダー
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< July 2005 >>


オススメ

オススメ
ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?―脳と体がよみがえる!「睡眠学」のABC
ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?―脳と体がよみがえる!「睡眠学」のABC

睡眠負債と体内時計の話が興味深く、ほかに睡眠時無呼吸症候群の話などもあり、実用的な内容になっています

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ

オススメ



Link

Profile

QRコード