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喫煙は耳の健康の障害になる

喫煙を止めるのに他の理由は必要だろうか?それはあなたの耳を助けるかもしれない。

新しい研究で、喫煙者は非喫煙者よりも、慢性中耳疾患の手術後、合併症が起きたり聞こえが悪くなる傾向があることが分かったという。

これは、ヴァンダービルト大学やヴァンダービルトの耳科学グループのJ.Matthew Conoyer, MDらによる研究である。

ナッシュビルのヴァンダービルトの耳科学グループで、彼らは1990年から2005年まで慢性の耳の疾患を治療するために外科手術を受けた1,100人以上のカルテを再検討した。

患者たちは1〜83歳(平均年齢34歳)だった。ほとんどの患者(63%)は非喫煙者で、21%は現在喫煙しており、5%が元喫煙者で、このグループの残りの11%で喫煙の状態は分からなかった。

タバコは耳を刺激し、新しい研究では外科手術が完全にその問題を消すというわけではないことを示唆する。

耳の手術後、現在の喫煙者たちが、非喫煙者より総合的に悪く、追加の耳の手術が必要である傾向が高いことを、この研究は示している。

しかし、喫煙を止めて、5年間禁煙したままだと、その差異を消した。

「聴こえの結果や成果は、5年禁煙すると、非喫煙者と同じくらいに戻ります」と、研究者たちは記述している。

この調査結果は、ワシントンのAmerican Academy of Otolaryngology(頭及び首の手術)の年次会合で発表された。

もちろん、耳はタバコが害を及ぼす身体の唯一の部分ではない。

喫煙はしばしば肺癌に関連づけられる(すべての肺癌患者が喫煙家であるというわけではないが)。 喫煙はまた、心臓発作、脳卒中、腎臓病、高血圧など多くの健康上の問題を作る。

禁煙する準備ができているか? 通常永久に禁煙するために2、3試みるが、多くの研究では、その価値があることが分かっている。
(WebMD - 2007年9月18日)
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喫煙は新生児の血圧を上げる

オランダの研究で、妊娠中の喫煙が新生児の血圧を上げるかもしれないことが分かったという。

この研究は、健康な状態で月満ちて生まれた新生児456人で行われ、約2ヵ月の時に血圧をチェックした。

新生児の母親のほとんど(約80%)は、妊娠中に喫煙せず、また妊娠している間もタバコの煙にさらされていないと報告した。

別の14%の母親は、妊娠している間に喫煙しなかったが、妊娠している間、副流煙にさらされたと話した。残りの6%は妊娠している間、喫煙したと報告した。

妊娠中に喫煙した母親から生まれた新生児は、平均最大血圧(最初の血圧の数値)が、喫煙しなかった母親や、妊娠中副流煙にさらされていなかった母親の新生児よりも5.4ポイント高かった。

これらの調査結果が、新生児の出生時の体重や、母親の年齢、新生児が母乳で育てられたかどうかによって影響されなかったと、研究者たちは述べる。彼らの中に、オランダ、ユトレヒトのUniversity Medical Center Utrechtの大学院生のCaroline Geerts氏が含まれていた。

母親が妊娠中に喫煙したかどうかは、新生児の最小血圧に影響しなかった。それは血圧の2番目の数値である。

妊娠中に喫煙した女性に生まれた新生児が、成長につれて高い最大血圧を持ち続けるかどうかは、はっきりしない。追跡調査が必要であると、Geerts氏らは述べている。

Geerts氏らは、「私たちの調査結果が本当なら、妊娠中の喫煙が早期乳児期における最大血圧に相当な影響力を持っていることを示唆するでしょう」と記述している。

彼らの研究は、雑誌Hypertensionの先発のオンライン版に掲載されている。
(WebMD - 2007年7月30日)
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喫煙は閉経を引き起こす

ノルウェーの研究者たちは、喫煙する女性が非喫煙者より早期閉経の人が59%多いことが分かったという。

喫煙者は、45歳までに早期閉経する傾向が高く、骨粗鬆症や心臓病のリスクが増加するという。

オスロ大学のThea F. Mikkelsen博士や彼女の同僚たちは、59〜60歳までの2,123人の女性で、現在喫煙している人は非喫煙者より早期閉経を経験する人が59%多く、最もひどい喫煙者では、早期閉経のリスクがほとんど2倍だったことが分かった。

研究者たちはまた、喫煙者であった女性が、少なくとも閉経の10年前に止めれば、45歳までに月経が止まることが、現在喫煙している人より少ない傾向があることも分かった。

中年期以降に喫煙することは早期閉経する傾向を高くし、中年になる前に喫煙を止めると影響を受けないかもしれないということを示す証拠がすでに存在していると、Mikkelsen氏らのチームは語る。

けれども、研究者たちは1歩先を行き、副流煙への露出もまた閉経のタイミングに影響を及ぼすかどうか調査した。

女性のほぼ10%が、45歳までに更年期を経験し、その25%くらいが現在喫煙者で、28.7%が元喫煙者で、35.2%が現在の受動喫煙を報告したことが分かった。

閉経の少なくとも10年前に喫煙を止めた女性は、現在喫煙する仲間よりも、早期閉経を経験する人が87%少なかった。

既婚女性と比較すると、不健康な女性のように、未亡人もまた早期閉経のリスクが増加した。

一般に、高学歴の女性は早く閉経しない傾向があるものの、彼女たちはまた喫煙者が少ない傾向があった。

良い社会生活も、早期閉経のリスクを下げるようにみえ、研究者たちはコーヒーもしくはアルコールの消費、あるいは受動喫煙と、早期閉経のリスクの間につながりがないことが分かった。

Mikkelsen氏らのチームは、女性がより早く禁煙するほど、更年期の早期の発症に関してより多くの予防を引き出すと話す。

この研究は、オンラインジャーナル「BMC Public Health」で発表されている。
(News-Medical.Net - 2007年7月22日)
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禁煙補助剤がアルコール依存症にも効く

最近の研究によると、喫煙者が喫煙を止めるのを助けるのにすでに承認されている薬物が、飲酒の抑制に役立つかもしれないという。

何カ月も大量のアルコールを消費するように訓練されたラットは、この薬物の1回投与量を服用すると、飲酒量を半分に減らし、科学者たちは、ヒトでも同じではないかと希望を持っている。

「万能薬にならないでしょうが、現在、有効な治療は3つしかないので、私たちには興味深いです」と、カリフォルニア大学および、エマリービルのSan Francisco's Ernest Gallo Clinic and Research Centerの神経科学者で、この研究のリーダーのSelena
Bartlett氏は話す。「これが4つ目であることを願っています」

この薬物は、バレニクリン(varenicline)と呼ばれ、チャンティックス(Chantix)という商品名でファイザー社によって1年間売り出されたもので、いくつかの方法でアルコール依存症に対する現在の薬物療法より良くなる可能性がある。

最も効果のある利用可能な薬物と異なり、この新薬は食欲を抑えない。そして、ラットが服薬しないと、現在の治療でよくあるように、過度の飲酒にリバウンドするよりもむしろ、治療前と同じだけ飲酒するようになった。

それに、この薬物の有効性は時間の経過につれて他の薬物のように悪化しないようである。多くの薬物がそうであるように、この新薬の90%が肝臓への障害なしに体内から除去されるというもう1つの利点があり、肝臓に対するダメージを大いに減らすだろう。

この研究は、全米科学アカデミー会報で発表されている。

「私は、それが非常に有望であると考えています」と、国立アルコール中毒及びアルコール依存症研究所(the National Institute on Alcohol Abuse and Alcoholism)の臨床部長で、精神科医のMarkus Heilig氏は語る。「私たちの医学の満たされていない需要は実に莫大です。私たちが通常用いる治療は、最も重篤なケースには、それほど効果的ではありません」

バレニクリンにとって非常に幸運なことは、それが既に喫煙に対する薬物としてヒトにおいて安全であると立証されていることです。Bartlett氏は、年内にヒトのアルコール依存症に対して、この薬物の有効性を研究するために臨床試験を始めることを望んでいる。

この薬物はラットで有効のようだが、ヒトでは効果がないかもしれないと、Stanford and Veterans Affairs Medical Centersの精神科医Keith Humphreys氏は話す。

「見込みのあるものが、ヒトのレベルでいい結果の出ないところで、ずっと重視することもできません。治療するのに難しい患者たちです」

それでも彼は、アルコール依存症患者に対する治療が、うつ病など他の病気に対する薬物療法よりもはるかに少ないので、可能性のある新たな治療の研究は大切であるということに同意している。

アルコール依存症患者の約85%は喫煙者でもあり、このことは、両方の物質が脳の報酬回路に影響を与えるので驚くべきことではない。一般的な遺伝子が両方の行動に影響を及ぼすかもしれないことを示す研究がいくつかある。この新薬は、人々がすぐに両方の依存症を断つのを助ける可能性があるかもしれない。

バレニクリンは、アドレナリンやドパミンなどの神経伝達物質を放出したり、記憶や不安、痛みなどの機能を規制する脳細胞の受容体から、ニコチン分子をはずすことによって、タバコへの渇望をコントロールする。ニコチンを妨げることによって、この薬物は、喫煙に関連している報酬を断ち切り、渇望と禁断症状を緩和する。

受容体に作用するアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質の量を増加させることによって、アルコールのエタノールは同じ受容体に影響を及ぼす。バレニクリンは、細胞からアセチルコリンを阻害することによって、効果を弱める。

アルコール依存症は昔から研究されていると、Bartlett氏は話す。「アルコールを乱用する人々の10%には、有効な治療がそれほどありません」

ニコチン中毒の場合、バレニクリンが行動療法と共に必要であると、彼女はつけ加える。この薬物があっても、治療がうまくいくように、喫煙者はやめることに動機づけられなければならず、同じことはアルコール中毒患者にも言えるだろう。

「私の全体の目的は、軌道に乗ることができるのに充分なコントロールで補助することです」と、彼女は語る。

彼女はまた、より多くの薬物が市場に出れば、強い社会的不名誉を伴う性格の欠点よりもむしろ医療の病気として、アルコール依存症がもっと理解されるだろうとしている。
(Inside Bay Area - 2007年7月10日)
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死に至る嗜癖

ニコチンは吸ってから10秒くらいではやく脳に達し、喜びの気持ちの引き金となり、脈拍を増加させ血圧を上げる。

しかし、ニコチンと共に、喫煙者はヒ素や、ホルムアルデヒド、ポロニウムなどの致死的な化学薬品の混合物を吸い込む。

「タバコの煙は少なくとも69種の異なる発癌性物質や他に何千もの毒を含み、いくつかの異なったタイプの癌のリスクを増加させます」と、Cancer ResearchのEd Yong氏は話す。

「ニコチン自体は癌を引き起こさず、喫煙者をただ夢中にし続けます」と、彼はつけ加えた。

タバコは非常に中毒性があるため、今年の医学雑誌ランセットで発表した医師たちは、アンフェタミンやバルビツール酸塩と同等に、不法なBクラスの薬物として分類されるべきであると述べた。政府は、70%の喫煙者が止めたがっているが、ニコチンの力によってためらうと言う。

health charity Action on Smoking and Health (ASH)によって集められた統計によると、5人のうち1人だけが、1年間何とか節制するだけで、3%だけが、意志のみでこの習慣を止めることに成功する。

喫煙者6人のうち1人は、目覚めてから5分以内に火を点け、半数の人が、1日の最初の30分以内に1本目のタバコを吸うと話す。

政府は、10万6,000人の人が1年にイギリスで喫煙に起因する病気で亡くなると述べている。

7月1日から、英国全土にわたって、閉鎖された公共の空間での喫煙が禁止されるが、それに合わせて英国はすでにスコットランド、ウェールズ、および北アイルランドの決められた場所での禁止を導入している、

これは多くの成人が断つのを助けるかもしれないが、非常に大きな支援を必要とするグループがいくつかあると、ASHは語る。

成人全てのうち約4分の1の人が喫煙しているが、生活保護を受けている片親の家庭など、最も不利な条件の人では、70%の割合である。

「それはストレスに対する反応です」と、ASHのディレクターのDeborah Arnott氏は話す。「あなたの人生が非常にストレスが多いなら、喫煙は何らかの方法で助けるように思えます」

彼女は、そのように不利な条件のグループが止めるのを助けるために通常最大12週間より長い期間、ニコチンパッチを処方されるべきであると述べる。

「それは中毒になっているニコチンですが、彼らを殺す煙です」と、彼女は話す。

Gordon Brown氏は、彼の最後の予算でニコチン代替製品の付加価値税を5%まで削減した。

減税は1年間続くが、ASHは、最も依存性があり、不利な条件の人を助けるために永久的に値下げをするべきであると述べている。
(ロイター - 2007年6月29日)
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受動喫煙は認知症のリスクを高める

あなたの配偶者がまだ喫煙しているなら、その人にやめるように促す新しい理由がここにあります。

新しい研究は、30年以上喫煙者と同居する人々が、喫煙者と一度も同居したことがない人々よりも認知症を発症する可能性が30%高いことを示唆している。

脳に通じる詰まった動脈のために認知症のリスクがすでに増加している人々にとって、この状況はさらに悪いと、研究者Tad Haight, MA(バークレイのカリフォルニア大学のシニア統計学者)は話す。

そのような人々に関しては、30年以上喫煙者と同居することは、喫煙者と同居したことがなく、脳動脈が詰まったことのない人々よりも認知症のリスクが2倍以上高いようだと、彼はWebMDに語る。

一度も喫煙したことがない65歳以上の985人の人で行われたこの研究は、the American Academy of Neurologyの年次会合で発表された。

研究の開始時には、誰も認知症ではなく、心臓発作も卒中もなく、もしくは足の動脈も塞がっていなかった。

計495人が平均で28年間喫煙者と同居した。

次の7年間、985人のうち10%の人は、心臓発作か卒中を経験し、足の動脈で閉塞ないしは血栓を生じた。15%の人は認知症と診断された。

・別の認知症スクリーニングは保証されない

Ronald C. Petersen, MD(ミネソタ州ロチェスターのメイヨー・クリニックのアルツハイマー病センターのディレクター)は、この研究が受動喫煙と認知症の間に関係があることを示す一方、実際に記憶障害を引き起こしたことを立証していないと述べる。

Petersen氏は、喫煙者と同居した人々が、認知症の検査を受けに急いで受診するべきではないと、WebMDに言う。

「実用的な観点から、やらなければならないことは、自身をこの状況から取り除き、健康なライフスタイル、どのような場合でも、私たちが勧めることに従うことです。」と、Petersen氏は語る。

けれども、配偶者に説得する攻撃材料として、その習慣を直すように、それを使用する理由がまだない。
(WebMD - 2007年5月1日)
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喫煙者の幼児はニコチン濃度が高い

少なくとも1人の親が喫煙する家の幼児は、非喫煙者の幼児よりも尿中のコチニンと呼ばれるニコチン毒素の濃度が5.5倍高いことが、英国の研究で分かった。

コチニンは、吸入された煙のニコチンを取り除こうとして体内でつくられる。

12週間の幼児104人(親の少なくとも1人が喫煙する71人と、両親ともにタバコを吸わない33人)で行った研究でまた、喫煙する母親を持つと尿中コチニン濃度が4倍になることが分かった。喫煙する父親がいると幼児の尿中のコチニン濃度が2倍になったという。

両親と一緒に低い温度の部屋で寝ることも、幼児で増加したコチニン濃度と関係があったと、the University of Leicester Medical SchoolとWarwick Universityの研究者たちによる研究で分かったという。

「煙の影響を受ける赤ちゃんは、貧しい家庭の出である傾向があり、部屋が小さく、暖房が不充分かもしれません」と、この研究の著者は記述している。「寒い時期にコチニン濃度が高いのは、間接喫煙への曝露に影響する他の鍵となる要因(例えば換気が悪かったり、冬に両親が屋内で喫煙する傾向が高かったり)の反映であるかもしれません」

研究者はまた、親と寝ることが乳児突然死症候群(SIDS)の既知の危険因子であると述べる。彼らは、このことの理由の1つが、両親の衣類など、煙の粒子で汚染されたものの近くに幼児がいることかもしれないと言う。

この研究結果は、雑誌Archives of Disease in Childhoodに印刷される前の火曜日にオンライン版で発表された。
(Forbes - 2007年6月19日)
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喫煙の増加と喘息の流行

世界禁煙デーは終わってしまいましたが、タバコに関する記事を。
最近さらに多くの成人(特に女性)が喫煙するようになり、受動喫煙が米国の子供たちの間で喘息の流行に関与しているかもしれないという、研究の結果が示された。

「これは、喫煙の増加と平行して、特に主に育児をする女性の間で、時間とともにETS(environmental tobacco smoke = 環境へのタバコの煙)への曝露が増加することで子供たちの喘息が増加の説明がつくかもしれないという仮説と一致する証拠を示し、提供する最初の研究です」と、ニューヨーク市コロンビア大学のRenee D. Goodwin博士はロイター・ヘルスに語った。

「生まれてから、子供たちを受動喫煙の曝露から守るために一層努力することが、子供たちの喘息を防ぎ、最終的にこの流行を減らし始めることに効果的かもしれません」と、彼女はつけ足した。

過去30年にわたって、特に先進工業国で、理由がはっきりせず小児喘息の罹患率が3倍増加したことが、調査で分かった。現在、1,500万人以上の子供たちが自宅で日常的にタバコの受動喫煙を浴びており、米国の18才以下の子供でほぼ500万人が喘息に罹患していることが知られている。

Goodwin氏は、第二次世界大戦後、特に女性の間での喫煙の増加が、子供たちの間で増えている喘息の流行に間接的に関与しているかどうか調査した。

研究者たちは、1900年から2003年まで、National Health Interview Surveyに参加した、4,500人の子供たちに関するデータを調べ、米国でのタバコ使用においてAmerican Lung Associationのデータと比べた。

思った通り、Goodwin氏は過去でのタバコの使用の率が、小児喘息の率とともに増加することが分かった。

たとえば、1980年から1995年まで毎年連続で、子供たちの間での喘息の全体的な罹患率が1年に約5%増加し、この増加は特に5歳から10歳までの間で明白だったと、Goodwin氏the Annals of Allergy, Asthma & Immunologyで述べている。

同様に、2003年には約4000億本のタバコが消費され、1900年に約25億本のタバコが消費されたと見積もられることから実質的に増加している。タバコの喫煙は、毎年6億4000万本で、1981年頃ピークに達した。

米国でのタバコの消費は過去10年で減少したものの、「1980年代中頃のタバコの消費の急激な増加の結果と健康への作用は、米国において成人や子供たちにまだ影響を及ぼしていると考えられます」と、Goodwin氏は記述している。

そして、「職場の煙から労働者や、レストランの客、バーの顧客でさえも、受動喫煙の危険から守るために、新しい法律がどんどん施行される一方で、最も弱い子供たちを直接保護するような処置はとられていません」と、彼女は主張する。

この観点から、「喫煙に対してリスクの高いグループに向けた教育プログラムは有益かもしれません」と、Goodwin氏はつけ加えた。「多くの人は子供の呼吸器の健康におけるETSの影響を分かっていないという傾向があるようです」

SOURCE: Annals of Allergy, Asthma & Immunology, May 2007.
(ロイター - 2007年5月28日)

これは米国での調査結果ですが、日本でも同様と思われます。
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禁煙の食事療法;野菜、牛乳

禁煙する準備ができていますか?もっとたくさん野菜を食べて、肉は少なくしてください。そして、コーヒーを1杯の牛乳に換えてください。

デューク大学の研究で、果物や野菜、乳製品がタバコの味をひどくすることが分かった。しかし、肉やコーヒー、アルコール飲料は、タバコをより一層おいしくするということを、デューク大学の心理学者F.Joseph McClernon, PhDらは発見したという。

「一般的な通念では、タバコの中毒は全てニコチンに関するものです」と、McClernon氏はWebMDに語る。
「けれども、タバコの味やにおいといった感覚への作用や、視覚経験、習慣的なルーチンに関しても、私たちは、もっともっと研究しているところです。味への作用は重要です」

McClernon氏(ニコチンや喫煙の研究を行っているデュークセンターの研究者)は、ある食物や飲料で、タバコの味がとても良くなったと喫煙者が話すのを聞いていた。どの食物がそうなのか、また、どの食物が喫煙を悪い経験にしたのか、彼は疑問に思い始めた。

この問題を調べるために、209人の喫煙者に喫煙の体験を悪化させたり、高めたりした食物をリストに挙げてもらった。この喫煙者たちは平均21年間1日当たり1箱以上吸う平均的な人たちだった。約半数は女性で、4分の1は黒人、3分の2は白人、ほとんどの人は皆、高卒か大卒である。

喫煙者の70%近くの人は、ある食べ物でタバコがおいしくなったと話した。 これらの食物は、カフェイン含有飲料やアルコール飲料、肉の傾向があった。

驚いたことに、喫煙家の半数未満(45%)の人は、タバコの味が悪くなる食物のことを話した。これらの食物は、果物や、野菜、水やジュースなどのノンカフェインの飲料、乳飲料、乳製品の傾向があった。

「私たちは、喫煙者が自分の吸うタバコの味が悪くなるものを話してくれたことに驚きました」と、McClernon氏は話す。

・大きなリスクのある黒人喫煙者

もう1つの驚き: メントール入りのタバコを吸う喫煙者は、どんな種類の食物や飲料を飲食しても同じ味がしたと話す傾向があった。黒人の被験者の約90%の人はメントール入りのタバコを吸っていた。

これは、黒人の喫煙者がタバコを止めるのに、特に大変な時間を過ごすかもしれないということを意味すると、Scott McIntosh, PhD(ニューヨークのロチェスター大学の薬のassociate professorでかつ、the greater Rochester area tobacco cessation centerのディレクター)は示唆する。

McIntosh氏は、アフリカ系アメリカ人がメントール入りのタバコを吸う傾向が高いのは、タバコ会社の広告でそうするようにターゲットにされたためであると、ほとんどの専門家が考えていると、WebMDに語る。「しかし、この研究で、メントールが味を弱めたり高めたりする作用を少なくすることが分かりました。そして味や満足の変化に影響されないなら、中毒になっている可能性が高いです」

カウンセラーは禁煙する人々に、たくさん水を飲んで、人参やセロリ・スティックを食べるように話すと、McClernon氏とMcIntosh氏は述べている。

「この考えは、喫煙者にタバコを吸わないように、手や口で何かをさせることですが、やめるまでにこれらの何らかの行動に携わるのは実際に味を変えるためにも良いかもしれません」と、McClernon氏は話す。
「私たちはまた、彼らがそういった行動が喫煙の習慣を変えることができるかどうか調べるために、健康な乳製品を摂取し始めるのをやめる準備をするように患者に頼むように臨床医にお願いするかもしれません」

McIntosh氏は、これが禁煙のカウンセラーのレパートリーに加わるようなおもしろい考えであると言う。彼は、自分が訓練するカウンセラーにこの技術を示すのを楽しみにしている。

「そして、私たちが使用するhabit breakingと呼ぶ戦略が私を勇気づけてくれます」と、彼は語る。
「そのアイデアは異なったブランドのタバコに替えることです。喫煙者たちはブランドが味に劇的な効果があると話します。ですから、味が楽しみの予言者のようなものなら、これは止める戦略としてブランドを替えるように勧める理由として充分です。私たちが考えているよりもっと強力かもしれません」

McClernon氏は、なぜある食物がタバコの味を悪くするのかは分からないが、理解するために計画をしていると話す。

「私たちは水を飲んだり果物や野菜を食べると、タバコの味がなぜ悪くなるのかを知るために研究を行うつもりです」と、彼は話す。
「現在この時点で、そのことに関してのすばらしいアイデアはそれほどありません。けれども、そのメカニズムが分かれば、新たな治療法を開発するのにおそらく利用することができるでしょう」

喫煙者(特に十代の喫煙者)は、非喫煙者より食事が貧しい傾向がある。 そのため、禁煙が自分の健康のためにできる最も良いことであるかもしれないが、それが唯一のものではないと、Avery M. Lutz氏(McClernon氏の研究に携わっていたデューク大学の研究技術者)は示唆する。

「禁煙するまでにも、もっとたくさんの果物や野菜を食べることはどうということではありません。彼らは、より健康な生活ができるようになるでしょう」と、彼女はWebMDに語っている。

McClernon氏の研究は雑誌Nicotine&Tobacco Researchの4月号に掲載されている。
(WebMD - 2007年4月5日)
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喫煙者は病欠が多いかも

少なくともスウェーデンでは、喫煙者は非喫煙者よりも仕事を病欠する日数が多いことが、研究で分かった。

この研究は、16歳から65歳までの14,200人以上のスウェーデンの労働者からのデータに基づいている。

1988年から1991年の間で、労働者たちは喫煙の状態や1年間で病気になった日数を報告するという調査を完了した。

この労働者たちのうち45%は非喫煙者だった。26%は元喫煙者で、29%は喫煙者だった。

平均で、労働者たちは1年に25日病気になった。

アムステルダムのFree Universityの経済学部で働くPetter Lundborg氏は、喫煙者と非喫煙者で病気の日数のデータを分析した。

喫煙者は平均で1年に34日病気になったのに比べて、元喫煙者では25日、非喫煙者では20日病気になったことが分かった。

喫煙者たちは、他の労働者たちよりも、少ない教育に、慢性疾患を多く抱え、老化する傾向にあった。

労働者の年齢や、健康状態、仕事の種類などの要因を考慮して、Lundborg氏が計算すると、喫煙者は非喫煙者よりも平均で1年当たりの病気の日数が8日近く多かった。

同様の計算で、元喫煙者と非喫煙者の間のギャップを埋めた。

スウェーデンの病気の日数の割合は特に高いと、Lundborg氏は述べている。例えば、米国の労働者の病気の日数の平均は1年当たり9日のみであると、彼は話す。

スウェーデンでは、病欠は社会保険もしくは雇用者のどちらかによって給付を受けると、Lundborg氏は述べている。

スウェーデンの労働者たちは、他国の労働者を代表するものではないが、この結果は「何らかの注意であると解釈されるべきです」と、Lundborg氏は語る。

彼の研究はTobacco Controlのオンライン版で発表されている。
(WebMD - 2007年3月28日)
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顔だけではない―喫煙は皮膚を老化させる

喫煙は、顔にしわができて、黄色くなるだけではない。全身にも同じようにできると、研究者たちは月曜日に報告した。

Dermatology(皮膚科学)のアーカイブで発表された研究で、喫煙が体中の皮膚(太陽から保護された皮膚でさえ)に影響することがわかったという。

太陽から保護された顔以外の皮膚を調べると、1日に吸うタバコの箱の総数や喫煙年数が、皮膚のダメージの量と関連性があることが分かったと、この研究に携わったミシガン大学のYolanda Helfrich博士は声明で語った。

65歳以上の被験者では、喫煙者は非喫煙者よりかなりしわが多かった。同様の結果が、45〜65歳の被験者で見られたと、Helfrich氏のチームはレポートでつけ加えた。

研究者は82人(喫煙者及び非喫煙者)の人で実験を行い、右腕の内側の写真を撮った。彼らは22〜91歳までの人で、半数は喫煙者だった。

独立した判定者は、各人の皮膚にどれくらいしわがあるかを決定した。

皮膚に日光が、特に顔にあたると、きめが粗くなって、しわができ、薄黄色に変色すると、Helfrichのチームは記述している。

これまでのいくつかの研究で、顔のしわで測定されるように、喫煙で皮膚の老化が早まることがわかっているが、光にさらされない皮膚の老化を測定することはほとんどされていないと、この研究で語っている。

この報告ではメカニズムについて議論していないが、これまでの研究では、喫煙がとりわけ皮下の血管を収縮させ、皮膚に供給する血液を減らすことが分かっている。

喫煙は、皮膚と内臓を支える結合組織をも障害する。
(ロイター - 2007年3月20日)
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禁煙は動脈を若返らせる

喫煙者が習慣を改めたら、喫煙で硬くなった動脈はゆっくり健康な柔軟性を取り戻すということが、新しい研究でわかった。

「動脈がいつもの状態に戻るのにしばらくかかりました」と、Azra Mahmud博士(アイルランドのトリニティー・カレッジ・ダブリンの心臓血管薬理学の講師で、研究はここで行われた)は強調した。「喫煙する前の動脈に戻るまでに、少なくとも10年かかりました。学んだことは、より早く喫煙をやめれば、動脈のためにもより良いということです」

硬くなった動脈は血圧を上げ、心臓発作や卒中などの心血管障害のリスクを増加させる。

Mahmud氏らは喫煙による血管での変化に関する一連の研究を行った。最新の試験は、月曜日にHypertensionの3月号で報告され、血圧が高いが、その治療を受けていない554人の人で行われた。268人の人のグループは一度も喫煙したことがなく、150人は現在喫煙者で、136人は元喫煙者だった。

元喫煙者のうち、22人は禁煙して1年未満、40人は1〜10年で、40人は少なくとも10年である。

「動脈が若い頃のように戻ることにおいて、禁煙で何か利益があるかどうか調べるようと研究をしました」と、Mahmud氏は語った。

分かったことは、最後のタバコを吸ってから過ぎた時間の長さに直接比例して、血管が柔軟性を取り戻したということだった。

研究者は、動脈の堅さを測定するために「動脈の脈波分析」と呼ばれる技術を使用した。現在喫煙している人と、止めてから1年未満の人で、硬さが非常に増加していた。止めてから10年以上経ってから柔軟性における主な効果が出たと、研究者は話している。

「血管の堅さが改善するというようなことは、科学的観点から興味深いです」と、Roger Blumenthal博士(ボルチモアのthe Johns Hopkins Ciccarone Preventive Cardiology Centerのディレクターで米心臓病協会のスポークスマン)は語った。「多くの人々は、できないと考えました。このことは、ひとたび禁煙すれば、より良く変えられることを示しています」と、彼は話した。

この研究結果はさらに追跡調査を行って、動脈の機能における喫煙の長さの効果を調べる必要があると、Mahmud氏は語っている。「長期間喫煙すれば特に、より正常な機能に戻るのに長い時間かかるでしょう」と、彼女は推測している。

この研究は、肺への効果などのように、喫煙することによって起きる他の種類の障害を調べていないと、Blumenthal氏は述べた。「喫煙を止めるのに他にも多くの理由があります」と、彼は語る。「このことは1つの理由だけを支持します」

この研究結果は、糖尿病や高血圧など、他の心血管系危険因子を治療することの効果において研究する道を切り開くと、Blumenthal氏は話す。「それらの危険因子における変化を調べれば、おそらくこの研究でわかったことよりもっと良い改善を発見することができたでしょう」と、彼は言う。

関連するニュースで、ミシガン大学医学部のチームのAnn Arbor氏は、喫煙が、(通常、日光にさらされていないような領域でさえ)皮膚を老化させることを発見したという。

この研究は、Dermatology(皮膚科学)の3月のアーカイブで発表され、77人(長期間喫煙している人と非喫煙者の両方を含む)の人の脇の下の皮膚の写真を比較している。

「1日当たりに吸うタバコの箱の総数や喫煙している人の総年数が、皮膚のダメージの量と関係があることが分かりました」と、lead researcherのYolanda R.Helfrich博士(皮膚科学の助教授)は準備された声明で語った。
(HealthDay News-2007年3月19日)
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副流煙は2度目の心臓発作のリスクを高める

定期的に副流煙にさらされれば、心臓発作からの生存者はさらに心臓の問題を多く受ける傾向があると、ギリシャの研究者は報告している。

心臓発作もしくはひどい胸痛の不安定狭心症と呼ばれるタイプで入院した人の61%は、他の人々のタバコの煙にさらされていれば、その後30日の間に、別のいわゆる『急性冠状動脈疾患』になる傾向があるということを、アテネのHarokopio UniversityのDemosthenes B. Panagiotakos博士らは発見した。

「心臓疾患を有した人々の再発のリスクが、その発症後の最初の30日間で非常に高いことを考慮に入れても、副流煙に慢性的にさらされると過度のリスクが大きく加わるようです」と、彼らは医学雑誌Heartに記述している。

研究者たちは心臓発作もしくは不安定狭心症で6病院に入院した2,172人の患者を追跡調査した。46%の人は、職場や家で副流煙にさらされていると報告した。

副流煙にさらされなかった人の8%は、最初の30日以内に2度目の急性冠状動脈疾患になり、対して他の人の喫煙にさらされた人々では11%だった。

他の危険因子を考慮しても、副流煙の露出が、2度目の心臓発作や重い狭心症のリスクを61%上げたことがわかった。また、その作用は非喫煙者と比べて、喫煙者自身で約2倍高かった。

職場でのタバコの煙への曝露は、家での曝露よりも、2度目の心臓疾患を起こす危険性が倍以上高かった。

この結果に基づいて、副流煙にさらされた人々の45%が2度目の急性冠状動脈疾患を発症したのは、直接曝露した結果と考えることができると、研究者たちは結論づける。

「職場で他の人々のタバコの煙にさらされない権利は、過去何年にもわたってますます認識されるようになりましたが、ギリシャ(おそらく他の地域でも)では、この権利が明らかに侵害されているように思えます」と、研究者たちは述べる。
(ロイター-2007年3月9日)
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CRPは喫煙者の肺癌のリスク予測に役立つかもしれない

C反応タンパク(CRP)の血中濃度の測定(炎症マーカー)は、進行しそうな気道の異常な病変を有する喫煙者を特定するのに役立つかもしれないという。

CRP濃度は、一般的に炎症を測定するのに使用される。炎症は異常な気道病変や肺癌の発症において役割を果たすと考えられている。CRPテストが、いつその病変がさらに進行するかを予測できるかどうかは、まだはっきりしなかった。

カナダ、バンクーバーのBritish Columbia Cancer AgencyのStephen Lam博士と同僚たちは、以前喫煙したことのある人や現在喫煙中の人で、少なくとも片方の気管支に『形成異常』が直径1.2mm以上の大きさの病変を有する65人で、CPRなどの炎症バイオマーカーの血漿濃度を測定した。気管支の再生検は、病変の進行をみるために6カ月後に行われた。

追跡調査で、被験者の半数は、進行性形成異常の病変を発症したと、論文著者は、アメリカの雑誌Respiratory and Critical Care Medicineで報告している。

これらの被験者では、病変のない人たちよりも、CRP濃度が64%高かった。

CRP濃度が0.5mg/L以下の8人の被験者のうち1人は、進行性の病気を発症した。対照的に、高い濃度の57人の患者のうち、31人が進行性の病変を示した。

したがって、CRP濃度が増加する患者は、低い濃度の人よりも、進行性の病気を発症する傾向が約10倍高かった。

「これらのデータは、将来の化学的予防の設計や、非小細胞肺癌になるリスクの高い人を特定することによる早期発見の研究に有用でしょう」と、論文著者たちは結論づける。まだなお、CRPなどのマーカーがどのように肺癌の発症に影響を及ぼすかを正確に指摘するために、さらなる研究が必要である。
(ロイター - 3月10日)
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喫煙はうつ病のリスクと関連している

うつ病になる見込みが喫煙家、特にヘビースモーカーで増加するようだということが、研究でわかったという。

11年間成人の住民を対象とするグループで追跡調査を行ったノルウェーの研究者たちは、喫煙した人々が非喫煙者よりもうつ病になりやすいことがわかり、その危険性は毎日吸うタバコの本数と連携して上昇した。

ヘビー・スモーカー(1日当たり20本以上のタバコを吸う人)は一度もタバコを吸ったことのない人よりも、うつ病の発症が4倍高かった。

研究者が考慮した多くの要素(体の健康、運動、ストレスが多い生活上の出来事など)は、喫煙と、後にうつ病になることとのつながりについて説明がつかなかった。このことは、喫煙が気分障害の発症に直接貢献するかもしれないということを示すという。

例えば、ニコチンはやがて、感情に関連する化学物質のセロトニン(うつ病の人で減少する)の脳内レベルを変えるかもしれないと、この研究論文の代表執筆者であるOle Klungsoyr博士はロイター・ヘルスに語った。

オスロ大学のKlungsoyr氏と同僚たちは、アメリカの雑誌疫学(Epidemiology)でこの研究結果を報告している。


多くの研究によって、喫煙者にはうつ病の割合が平均より高いことがわかったが、まだわからないのは、どちらが最初かということである。例えば、特に慢性的なストレス下にいる人々や、うつ病の兆候の傾向がある人々が、喫煙し始めるかもしれない。

けれども、現在の研究では、過去のうつ病の兆候がその後の喫煙に強いつながりがあるという証拠がなかった。被験者が喫煙し始める前にうつ病になったのは15%のみだったと、研究者たちは報告している。

この研究結果は、18歳以上の1,190人の男女で、11年経って行われた面談に基づいている。すべての被験者が、彼らのライフスタイルやメンタル・ヘルスに関する質問に答え、両方の時点(最初と11年後)での臨床的うつ病を評価した。

全体的に見て、2回目の面談までにうつ病を発症する危険性は、喫煙者が毎日吸ったタバコの本数と共に増加した。喫煙者における身体的な健康上の問題や、大きなストレスのような可能性の説明は喫煙とうつ病の関係を変えなかった。

この研究で検討することができなかった他の要素(うつ病と喫煙の両方の傾向を持つようにする個人の性格のように)が原因となるということは可能であると、Klungsoyr氏は話す。彼は、この研究結果を再生するのに、さらに多くの研究が必要であるとつけ加えた。

一方で、Klungsoyr氏は、うつ病との関係の可能性が、喫煙をやめるか、または喫煙を始めないための、さらに別の理由を提供すると話す。「それは既にある非常に長いリストにおけるもう1つの論証です」と、彼は述べる。

SOURCE: American Journal of Epidemiology, March 1, 2006.
(ロイター - 3月3日)
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妊娠中の喫煙は奇形児の出産のリスクを高める

2001〜2002年の間に行った米国での680万件以上の出産について調べた研究によると、妊娠中の喫煙は、指か爪先に奇形のある赤ん坊を生む危険性を非常に増加させるという。

この研究で、妊娠中に喫煙した母親から生まれた5,171人のうち、手足の指が多かったり、水かきがついていたり、あるいは欠けていた子供を特定した。その母親たちは、心臓病や糖尿病、高血圧など他の健康上の危険因子の報告がなかった。

妊娠中、1日あたり1〜10本のタバコを吸った女性は、指か爪先に奇形のある赤ん坊を生むリスクが29%増加したことが、この研究でわかった。1日あたり11〜20本のタバコを吸うと、リスクは38%増加し、1日あたり21本以上のタバコを吸うと、リスクは78%増加した。

この研究は雑誌Plastic and Reconstructive Surgeryの1月号に掲載されている。

「この研究の結果は興味深いものです。私たちは、喫煙が、指の異常の原因であるものの、結果がそれほど劇的であるとは予想しませんでした」と、この研究の論文著者であり、ペンシルバニア大学のBenjyamin Chang博士は、準備された声明で発表した。

「喫煙は非常に中毒性があるので、妊娠している女性はこの結果がどうであれ、この習慣を止めることができないかもしれません。私たちの望みは、この研究が他の危険性にも光を当て、それを妊婦に示すということです」と、Chang氏は話す。

米国では、水かきのついた指や爪先を持つ子供が、2,000〜2,500人に1人の割合で誕生し、指や爪先の多い子供は、600人に1人の割合で生まれると、研究者たちは言う。

Chang氏は、これらの種類の異常が、彼が治療する問題の最も一般的な種類であると話す。

「両親は、自分たちの子供にこのことが起こった理由を尋ねるでしょうが、私は答えを持ち合わせていませんでした。この研究は、妊娠中の最小量の喫煙でさえ、様々な爪先や指の欠陥を有する子供が生まれるリスクを、非常に増加させることを示しています」と、彼は語る。
(HealthDay News - 1月11日)

これは、妊婦自身が喫煙したケースであるが、
間接喫煙させられた妊婦においても何らかの影響は免れないのではないだろうかと考える。
いずれにせよ、生まれてくる子供が一番の犠牲者である。
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ニコチン代用品は胎児に有毒かもしれない

妊婦とその子供たちで行った大規模な研究によると、妊娠して最初の12週の間に、ニコチン代用品(ニコチンガム、パッチまたは吸入)を使用すると、奇形児が生まれる危険性がわずかに増加するように見えるという。

スペインのヴァレンシア大学のMaria M. Morales-Suarez-Varela博士たちが、妊娠11週から25週の、7万6768人の女性に、喫煙をするかどうか、またニコチン代用品を最初の12週の間に使用したかどうかについてインタビューを行った。

喫煙した妊婦で出産したのは2万603人、煙草を吸わなかった人では5万6165人だった。

喫煙者で、すべての先天性奇形に関して「相対的有病率(RPR)」が1.1だった。口唇裂もしくは、消化器系や循環器系の奇形に対するRPRは1.2〜1.5の範囲だった。

最初の12週の間に、ニコチン代用品を使用した非喫煙者では、奇形に対するRPRは、ニコチン代用品を使用しなかった非喫煙者に比べて1.61と高かった。筋骨格型の奇形に対するRPRは2.63だった。

研究者は、これらの違いについて、ニコチン代用品が異なった経路で吸収され、ニコチンの達するピークが、タバコの煙に比べて高いのかもしれないとしている。

彼らの研究から、喫煙者の間で奇形が増加することが発見されなかったものの、研究者は、「喫煙は有毒で、総合的に胎児に毒性があるという十分な証拠があるので、妊娠中に全くタバコを吸わないように、妊婦に警告します」と話す。

彼らは、ニコチン代用品が先天性奇形を引き起こすという潜在的役割を確認するために、さらなる研究を勧めている。

SOURCE: Obstetrics and Gynecology January 2006.
(ロイター - 1月2日)

非喫煙者にニコチン代用品を使用とあるが、
まったくタバコを吸わない人が使用するのはあまりに不自然なので、
おそらく、妊娠するまでに喫煙をしていたが、
妊娠をしてから代用品を使用したということではないかと思う。
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喫煙者は自身の健康に責任があるとイギリスの裁判

イギリスの裁判では、喫煙者は自分自身の健康に対する責任を取らなければならないと言って、石綿肺症で亡くなった喫煙者の未亡人への補償を削減し、この判決が将来の支払に影響するかもしれないと警告した。

喫煙をやめない労働者自身の「過失相殺」のために、Stanley Burnton裁判官は、石綿肺症で亡くなった造船所の労働者の未亡人への支払いを20%削減した。

喫煙が「怠慢であるかどうか」決定するように求められるまでにすら、どのイギリスの法廷でも、これまでにそうしたことがなかったのが「驚異的である」と、この裁判官は、金曜日に話した。彼の判決が、他の多くの補償のケースに影響を与える可能性があると語った。

「医療関係者は、アスベストにさらされた人々が喫煙者なら、中皮腫を発症する可能性が高くなると言っています。そのため、これによって影響される他のケースがたくさんありそうです」と、Russell Jones & Walker法律事務所のパートナーであるFraser Whitehead氏は話す。

しかし、彼はこうもつけ加える。「これは非常に過酷な判決です。私は、上告されると推測しますし、首尾よくいくと思います」

保険業界の関係者は、アスベスト関連の病気の申請者に対する補償額の判定を下げるために、保険会社がこの判決を利用しようとする動きにはつながらないだろうと言う。

「人々が、さらに定期的にこれらのケースと戦うようになる前例となるでしょうか?たぶんそうならないでしょう」と、イギリスで最も大きい一般的な保険会社のNorwich Unionのスポークスマンである、David Ross氏は話す。「保険の掛金に影響するでしょうか?たぶんそうならないでしょう。」

「それは珍しい組み合わせの事情で、大多数のアスベストのケースは、このような判決によって影響を及ぼされそうにないでしょう」と、Ross氏は語った。
(ロイター - 12月16日)
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医師は副流煙について患者に話さねばならない

医師が、患者に喫煙しているかどうか尋ねるときはいつも、副流煙の危険性に関してもまた、カウンセリングを行う必要があると、3人の米国の医療関係者がFamilies, Systems & Healthの9月/10月号で主張している。

著者たちは、State of New York Task Force on Tobaccoのメンバーを含むが、医師が、喫煙や副流煙についてのカウンセリングを一緒に行うことがなぜ良いのかを説明している。2つのタイプのカウンセリングを一緒にするのは、まず、別々に行うよりも効率的であるためである。2番目に、副流煙の危険性について患者に納得させれば、彼らを家で禁煙すると宣言するように導くかもしれない。そのことで、健康上のリスクを減らし、他の喫煙する家族にもやめるように勧めるだろう。

現在、家庭医や小児科医が、家庭での副流煙について問診を行うのは、その半数未満の両親に対してのみであり、副流煙がどのように子供たちに危害を加えるかということに関してカウンセリングを行うのは、約3分の1の両親にのみであるという。

また、喫煙そのものよりも、副流煙によって影響される人々が多いと述べた。副流煙についての広範囲のカウンセリングは、米国民の60〜70%に適用されたが、人口の約22%だけが実際に喫煙している。

専門家たちは、副流煙のカウンセリングが米国予防サービス委員会(U.S. Preventive Services Task Force)の勧める既存の5Asモデルに結合することを提案する。

5Asは以下の通り。

・患者が喫煙しているか、または使用したことがあるかどうか尋ねる。
・患者に副流煙の危険性について説明して、患者自身や家族が副流煙にさらされないように促しアドバイスする。
・患者が、副流煙を避けるためにどのように行動を変えたいか決めることによって評価する。
・患者が望むなら、行動を変えようとするのを手伝う。
・患者にその後の訪問における付加的サポートを提供することによって、フォローアップを行う。

副流煙で、毎年米国において約5万人が亡くなっている。これは直腸癌で亡くなるのと同じくらいの人数である。

「ある人たち、例えば子供や、冠動脈疾患もしくは喘息を患っている患者たちは特に傷つきやすいですが、副流煙にさらされた人はみな、心臓疾患や他の病気のリスクが高くなりました」と、著者たちは記述している。
(HealthDay News - 10月3日)

ここで5Asというのは、列記したものがすべてAで始まっているためであるが、
日本語にしてしまったので、さしずめ5Ksということになるかもしれない・・?
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喫煙は糖尿病のリスクを高める

喫煙者には、その習慣を改める別の理由がさらにあるかもしれない: 新しい研究によると、喫煙は糖尿病になる可能性が高くなるという。

ノースカロライナ州ウィンストンセイレムにあるWake Forest University School of Medicineで、Capri G. Foy研究者は「これらの研究結果は、タバコに関連して別の不健康が起きることを示し、喫煙に対する現在の公衆衛生局長官の警告を支持します」と、準備された声明で述べた。

Diabetes Careの最新号の報告によると、Foy氏のチームはインスリン抵抗性アテローム硬化症の研究(IRAS)と呼ばれる国の主要な試験に参加した人々で、喫煙と糖尿病との関係を調べた。喫煙する糖尿病患者と、一度も喫煙したことのない人との5年生存率を比較した。

研究を始めたときに糖尿病でなかった喫煙者の25%の人は、5年後に発症したが、それに比べて喫煙したことのない人では14%だったことがわかった。

他の糖尿病危険因子を考慮しても、「一度も喫煙したことのない人と比べて、喫煙者では糖尿病の発症が著しく増加した」ことがわかった。

Foy氏は、喫煙が糖尿病と同じように、長く心臓病に関連し、糖尿病と心臓病は多くの危険因子を共有すると述べた。
(HealthDay News - 9月26日)
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ヘルス・チップ:喫煙を止める

かつて喫煙していた人は、やめることが、これまでにした中で最も難しいことの1つであったと言うでしょう。身体的かつ心理的な禁断症状は激しい場合があります。

もしあなたが「禁煙」を考えているなら、米国公衆衛生局長官はあなたが吸いたい気持ちを抑えるための秘訣を提供します:

・たくさんの飲み物を飲むこと。特に水。
・砂糖や脂肪の多い食べ物を避ける。食事を抜かないこと。
・定期的に適度に、運動する。
・よく寝る。
・吸いたくなったときは、深呼吸する。
・習慣を変える。例えば、いつもとは別の場所で朝食をとったり、
職場までいつもと違うルートで行く。
・ストレスを減少させるために何かをする。温かい風呂に入ったり、本を読んだり、運動したりする。
(HealthDay News - 9月22日)

その他、禁煙指導をしてくれる医療機関に行ったり、
禁煙補助剤を使うのも手だろう。
何日目だったかに、禁断症状が強く出るときが数回あるらしく、
それを乗り越えれば、大丈夫と聞く。
あと1歩のところで、禁煙に失敗するケースがけっこうあるとか。
禁断症状の出方には個人差もあるだろうが、
大体どういう症状が何日目に出て・・というような流れをしっかり把握していれば、
それが励みになるかもしれない。
私は吸ったことがないので、どんなものなのかはわからないけれども、
禁煙に成功すれば、非喫煙者の苦しさが実感できるようになるだろうと思う。
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1日4本の喫煙は3倍のリスク

1日に、ほんの数本タバコを吸うだけで、心臓病と肺癌の危険が3倍近くに増えるという報告があった。

Tobacco Controlに発表された研究によると、1日に1本から4本の「軽い喫煙」の影響は女性の方が大きいという。

この結果は「軽い」喫煙者がヘビー・スモーカーが直面する、重大な健康上の問題から逃げる言い訳を破棄するものである。

研究は、ノルウェーの国立公衆衛生院のAage Tverdal博士と、オスロのNational Health Screening ServiceのKjell Bjartveit博士によって行われた。

彼らは、1970年代の半ばから2002年まで、ノルウェーのおよそ4万3000人の男女における健康や死亡率を追跡調査した。

35〜49歳までの人で研究が始められ、心血管疾患と糖尿病の人がスクリーニングされた。

他の危険因子を考慮に入れても、軽い喫煙で健康がかなり危険にさらされたという結論を下すことができた。

1日に1〜5本のタバコを吸う人々は、一度も喫煙したことがない人々よりも、3倍近く冠動脈疾患で亡くなる人が多かった。

タバコを少しだけ吸う男性は、肺癌によって亡くなるのは約3倍高く、女性では、非喫煙者が病気で亡くなる率の約5倍高くなった。

また、一度も煙草を吸ったことがない人々に比べて、タバコを少し吸う人にはあらゆる原因から引き起こされる死亡率がかなり高く、1.5倍近くあったことがわかったという。
(this is bristol UK - 9月22日)

少ししかタバコを吸わないからといって、
危険率が低くなるということはないという、すばらしい結果であるが、
喫煙者でこれだけリスクが大きくなるのだから、
副流煙を吸う人のリスクはそれを上回るに違いない。
タバコを吸う人は、それによってどうなろうとも自業自得であるが、
副流煙を強制的に吸わされる周りの人間にとって
どれだけ迷惑か考えてほしい。
ある意味、アスベストよりもたちが悪い。
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タクシー内の煙害

タクシーの中は受動喫煙の危険がいっぱい。窓を閉め切ったタクシーで乗客1人がたばこを吸うと、車内の粉じん濃度が国の環境基準の12倍になり、1時間以上、元に戻らないことが、東大医学系研究科の中田ゆり客員研究員らの調査でわかった。

調査では、タクシーの客席で喫煙し、車内の粉じん濃度を測定した。

後部座席の窓を5cm開けて喫煙した場合でも、粉じん濃度は厚生労働省の基準値(1立方メートルあたり0.15mg)の9倍に上り、原状回復に30分以上かかった。喫煙者が2人なら基準値の24倍、3人なら32倍に上昇した。エアコンを使用して3人が喫煙した場合は50倍に達した。

少し窓を開けていても30分、窓を閉めていれば1時間以上、車内に粉じんが残ることから、中田研究員は「直前の乗客が喫煙者だった場合、受動喫煙になる恐れが強い。子供や妊婦など喫煙の害を受けやすい人も利用するだけに、全面禁煙にする必要があるのではないか」と話している。
(読売新聞 - 9月15日)

数値で表すと、より具体的に煙害の様子がはっきりする。
非喫煙者の立場からすると、たばこの煙の臭いに対しては敏感なので、
ほんの少しでも残っているとすぐにわかってしまう。
たとえ他の香りでごまかせたとしても、健康上の問題までは消せない。

新聞にも、喫煙者の家族のせいで、
アレルギー症状に悩まされているという人の話が載っていた。
一応気をつかって、外で吸ったりするらしいのだが、
空気の流れで煙が入ってきたりするという。
また、喫煙者自身の衣服や身体にも有害物質が染み付いているので、
その人自体をなんとかしないと根本的な解決にならない。

タクシーだけでなく、電車、特に新幹線、駅構内、バス停、歩道などについても、
こういう研究が行われて、数値としてはっきり示されればと思う。
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喫煙は肺の酵素を破壊する

喫煙は肺の中の重要な酵素を混乱させるように見えると、研究者たちは報告する。

研究はモノアミン酸化酵素AあるいはMAO-Aという、血圧に影響を与える多くの化合物を破壊する酵素に影響する喫煙の効果に焦点を合わせた。

酵素を追跡するのに放射性トレーサーを使用したところ、喫煙者は非喫煙者よりもMAO-Aのレベルが50%低下していることがわかったと、この研究を行ったニューヨークのUptonにあるBrookhaven Center for Translational Neuroimagingのプログラム・ディレクターであるJoanna S. Fowler氏は話した。

MAO-Aは血圧に影響を与える多くの化合物を破壊し、肺はこれらの化合物のいくつかを分解することに焦点を合わせた主要な器官であると、Fowler氏は言う。したがって、喫煙者の肺の酵素のレベルが低いと、高血圧や呼吸器系疾患になるとしている。

「人間の健康における喫煙の影響は非常に大きいが、ニコチンの作用は別として、人体における喫煙の薬理作用については、まだほとんど知られていません」と、Fowler氏は話す。

研究結果は雑誌Nuclear Medicineの9月号に掲載されている。

federal Centers for Disease Control and Preventionによると、米国内において毎年44万人の死者のうち、5人におよそ1人は喫煙が原因で死亡している計算になるという。
(HealthDay - 9月8日)

この前の、視力に対する影響といい、
続けざまにたばこの害に関するデータが出てきているようだ。
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喫煙は目が見えなくなるリスクを倍増する

喫煙者は非喫煙者よりも、人生の後半で目が見えなくなる人が2倍多いだろうと、専門家は警告している。

研究者たちによると、加齢黄斑変性症(AMD)と喫煙とのつながりは、今や喫煙と肺癌との間の関係と同じくらい決定的である。

AMD Alliance UK and the Royal National Institute of the Blind (RNIB)のキャンペーンで、最新の驚くべき健康上のリスクを公衆に注意喚起するために、たばこの箱に、目が見えなくなるという警告を載せたいとしている。

AMDというのは、通常50歳以上で発症するもので、視力を失う原因となるものである。

喫煙は、AMDの原因であると立証されている唯一のものであると、RNIBや、AMD Alliance UKのSteve Winyard氏は主張する。

イギリスのおよそ50万人の人がAMDに罹患している。約5万4000人の人は、喫煙の結果、AMDになった。

AMD Alliance UKによる報告で、7%の人のみが、AMDが目に影響することを知っているということがわかった。

しかし、成人1,023人の調査に基づく研究によれば、目が見えなくなるリスクがわかれば、喫煙者は喫煙を止めずにはいられなくなるだろうという。

視力に害を及ぼすかもしれないと考えれば、10人の喫煙者のうちの7人(41%)は永久に禁煙し、28%の人は減らすだろう。

さらに、20年前に喫煙を止めた人々は、非喫煙者と同じくらいにAMDに罹るリスクが少ないということも、研究でわかった。

リスクは喫煙を止めてから10年後に減り始める。

Winyard氏は言う: 「メッセージは簡単です。たばこを吸い始めないでください。吸っているなら、止めてください」
(ロンドン・ニュース - 9月7日)

喫煙者は、自業自得であるが、副流煙を吸わされる人はどうなるのだろうか。
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妊娠中の喫煙で発達障害に

新聞にこんな記事があった。
妊娠中の女性がたばこを吸うと、生まれた子供が注意欠陥多動性障害(ADHD)やアスペルガー症候群などの発達障害になる率が2倍以上高いという調査結果を、デンマークの研究チームが発表した。

1991〜1994年までにコペンハーゲンで生まれた子供を対象に、発達障害と母親の喫煙歴を調べた。

発達障害の子供170人の母親のうち59%が喫煙していたのに対し、そうでない子供3765人の母親の喫煙率は35%。統計学的には、妊娠中の喫煙で発達障害の発症率が2倍以上高くなる、という結果になった。

父親が喫煙している場合はどうなるのだろうか。
いずれにしても、たばこは百害あって一利なしではあるが。
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喫煙とリウマチ

CNNのMedPageに、
「喫煙がリウマチのリスクを高める」というニュースがあった。
カリフォルニア大学の研究によると、
喫煙しない人に比べて、喫煙者にはサイトカインが多かったらしい。
サイトカインは、免疫系にも深く関係している物質で、
もちろんリウマチにも大いに関係があるし、アレルギーにも関与している。

その他、リウマトイド因子免疫グロブリンA、G、およびMも
増加するという結果が出たとのこと。
一方、どういうわけだか、
C反応たんぱく(CRP)という炎症を示す値は低かったという。

いずれにせよ、喫煙はそれだけで心血管系に与えるリスクがあり、
リウマチもそれと同じようにリスクとなる。
喫煙はしないに越したことはない。

そしてこの研究、なぜか受動喫煙者は実験から排除されたようだ。
受動喫煙者こそ、自分の意思に反して危険にさらされるのだから、
受動喫煙に関する研究も行う必要があるのではなかろうか。
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