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ささやく脳卒中

見逃しがちな脳卒中のサインを伴うものを、
「ささやく脳卒中」と呼ぶようです。
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嗅覚とアルツハイマー病

引掻いて匂いを嗅ぐ簡単なテストで、アルツハイマー病に罹る機会をいつか予測できるようになるかもしれない。

新しい研究では、シナモンや塗料の希釈液など一般的な匂いを判別しにくくなった高齢者は、アルツハイマー病を発症する傾向が高いという。

彼らはまた、軽度の認知障害(しばしばアルツハイマー病に進行する)のリスクが高かった。

さらに軽度の障害の人は、仕事をいくつか保持したり、独立して生活できるかもしれないが、一般的な物の名前を覚えるのに苦労するかもしれない。

The Rush University Medical Centerの研究はGeneral Psychiatryのアーカイブで発表されている。

研究者たちは、平均年齢80歳のシカゴ地域の高齢者589人で追跡調査を行った。彼らは研究開始時には認知障害ではなかった。

この研究の始めに、12種類の香料の引掻いて匂いを嗅ぐテストをした。それぞれの匂いに対して、4つの代替物からその香りを特定するように求められた。例えば、シナモンにさらして、果物か、シナモンか、樹木もしくはココナッツの匂いかどうか尋ねられた。12種類の匂いのうち被験者が正しく特定したのは平均で9.3だった。

4つ間違った被験者は、1つだけ間違った人よりも軽度認識障害の発症が50%高かった。

研究者が喫煙や卒中の履歴(これは嗅覚を鈍くする)に対して調整したあとでさえ、この結果は説得力を持ったと、研究主任のRobert Wilson氏は話す。

これまでの研究で、アルツハイマー病の人々は嗅覚が乏しいことが分かっている。

この新しい研究で、人がアルツハイマー病の症状や軽度の障害でも経験する前によく嗅覚が損なわれるようになることが分かった。このことは、アルツハイマー病のリスクのある人を予測するのに臭気検査の使用の可能性を高める。今はアルツハイマー病を予防できることは何もない。けれども、開発中の数種の薬物がこの病気の進行を遅くするかもしれない。
(CHICAGO SUN-TIMES - 2007年7月3日)
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プリオンがアルツハイマー病の鍵となる?

狂牛病を引き起こすタンパク質はまた、アルツハイマー病から守るかもしれないと、イギリスの研究者たちは話す。

脳に存在する天然のプリオンは、その症状に関連している鍵となるタンパク質の蓄積を防ぐようである。

実験室の試験では、ベータアミロイド(アルツハイマー病の「プラーク」の構成要素)は、存在するプリオン濃度が高いと蓄積しなかった。

全米科学アカデミー会報は、この研究結果が新たな治療につながるかもしれないと報告している。

変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)(狂牛病の人間版)では、脳細胞に存在する正常なプリオンタンパクは、それを変形させる感染性プリオンによって崩壊し、脳損傷や死をもたらす。

しかし、正常プリオンタンパクの目的に関してほとんど分かっていない。

アルツハイマー病や変異型CJDなどの病気の間に類似性があるため、リーズ大学の研究者たちは関係を探した。

・プラークの形成

実験室の細胞の中で、高濃度のプリオンがアルツハイマー病の人々の脳で見られるベータアミロイドタンパクの蓄積を抑えたことが分かった。

相対的にプリオンの濃度が低かったり、あるいはなければ、ベータアミロイドの形成が再び増加することがわかり、症状の発症に予防的効果があることを示唆している。

研究者たちはまた、プリオンタンパクを欠くように遺伝子を組み換えられたマウスを調べ、有害なベータアミロイドタンパクが形成することができることが再び分かった。

研究のリーダーであるNigel Hooper教授は、今や加齢がアルツハイマー病から守るプリオンタンパクの能力に影響を及ぼすかどうか、さらに調べる必要があると話す。

「現在まで、プリオンタンパク質の正常な機能は不明なままでしたが、私たちの研究結果は、ベータアミロイドの生成を規制し、そうすることでアルツハイマー病のプラークの形成を予防するという、正常プリオンタンパクの役割を明確に特定します」

「この機能が正常な加齢の過程の結果として失われるかどうか、あるいは他の人よりも影響を受けやすい人がいるかどうかは、まだ分かっていません」

さらに研究する必要があるものの、理論的には治療がプリオンの効果を模倣するように設計されれば、病気の進行に歯止めをかけることができるかもしれないと、彼は話す。

Clive Ballard教授(アルツハイマー病学会の研究のディレクター)は、これがプリオンとアルツハイマー病の間に関連づける最初のものであると言う。

「これらは初期の研究結果で、これは、プリオンタンパクがベータアミロイドの発症に調節作用を有することを示唆します」

彼は次のようにつけ加える。「このことはアルツハイマー病において、新しい治療法の目標を見つける新しいアプローチに対する土台を提供します」
(BBC - 2007年6月29日)
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脳のメカニズムがデジャヴの感覚を説明する

多くの人々がデジャヴ(以前に経験したことがあるという不気味な感覚)を経験しているが、米国の研究者たちはこの感覚の元となる脳の部分を特定し、それが記憶に関する問題に対する新しい治療につながるかもしれないと考えている。

海馬と呼ばれる脳の記憶センターのニューロンが、新しい場所や経験の精神の地図を作り、そして将来使用するために保管するという。

しかし、2つの経験がとても似ているようにみえ始めると、これらの精神的な地図は重なり、ぼやけ始める。

「この能力が努力を必要とするとき、デジャヴは起こります」と、ケンブリッジのマサチューセッツ工科大学生物学及び神経科学の教授の利根川進氏は話す。彼の研究は雑誌Scienceで発表された。

それはまさにちょうど新しい情報(エピソード記憶と呼ばれる)をより分ける脳の能力の誤動作である。

「このことは、人間のように知性のある動物にとって非常に重要です。つまり自分の回りで何が起きているかを理解し、あとでそのことを思い出すのに」と、電話のインタビューで利根川氏は話す。

彼と同僚たちは、歯状回(しじょうかい = dentate gyrus)と呼ばれる海馬の特定の部位で遺伝子が欠損するように遺伝子を組み換えたマウスで研究した。そして、それが彼らは類似した経験を通して分類する能力を形成する際に重要であることが分かった。

この能力が欠如したマウスは、あるケージから2つ目の似たケージへ移動し、それから最初のケージへ戻った。1つのケージで、彼らは足に弱い電気ショックを受けた。他では、受けなかった。

変異マウスはどちらかのケージに置かれると、両方のケージを危険であるとして、動かなくなった。マウスはどのケージでショックを受けるか判断することができなかった。

健康なマウスは、素早くその違いを学び、危険なケージでのみ動かなかった。

研究者たちがその動物の脳活動をテストすると、変異マウスは両方のケージで同様に反応したが、健康なマウスの各々で脳活動が異なった。

利根川氏は、ヒトが異なる顔や場所を素早く見分けるのを可能にする記憶素子が年齢と共に弱まると述べる。

「現在私たちの結果に基づいて分子や細胞経路が分かっているので、この接続を改善する薬を開発するためにそれらの分子目標を使う可能性があります」と、彼は語る。

それは、特にアルツハイマー病のような神経変性病のケースである。

どのように脳が類似した場所や経験を区別できるかについて、この研究が、35年の議論に決着をつけると言う。

「記憶についての1つの大きな疑問が今や処理されます」と、彼は語る。
(ロイター - 2007年6月7日)
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磁気が脳細胞の再生に役立つ

磁石は精神的なパフォーマンスを高める方法を提供するかもしれないということを、米国の研究が示唆している。

ニューヨークの科学者たちは、記憶に関連する領域に磁気刺激を用いて、マウスの脳で新しいニューロンの成長を促進した。

the American Academy for Neuroscience会議で結果を発表し、この結果がアルツハイマー病の治療につながるかもしれないと、研究者は語った。

しかし、この技術が証明されれば、治療よりも病気の進行を遅らせる方法となる可能性が高い。

専門家たちはこの仕事が励みになるが、ヒトで再現される必要があると話す。

経頭蓋磁気刺激(TMS)は、うつ病や統合失調症などの特定の病気を治療したり、卒中後の人々のリハビリに用いられてきた。

脳内で電界を誘導するために磁気コイルを使用した。それはニューロン群を活性化したり不活性化したりする。

ニューロンの成長におけるTMSの効果を見るために、Fortunato Battaglia博士とニューヨーク市立大学のHoau-Yan Wang博士は、5日間マウスに治療を施し、それから脳を調べたと、ニューサイエンティスト誌が報じた。

海馬歯状回神経と呼ばれる脳の領域で、幹細胞(神経や他の種類の組織に発達し続ける未熟な細胞)の増殖で大量に増えていることが分かった。

これらの細胞は生涯を通じて分裂し、記憶や感情の調節に重要な役割を果たすと考えられている。

特に、細胞の1つの受容体が活性化することが分かった。

まもなく発表されることになっている次の研究では、この受容体の活性がアルツハイマー病のマウスとヒトで低下することを示したという。

・脳の回復

2つの研究を一緒に取り上げて、Battaglia博士は、神経リハビリテーションに対して重要な含みがあると話す。

「あなたが脳卒中になるとダメージを受ける領域があり、あなたの脳が回復することのできるいくつかの方法があります。1つはダメージを受けない領域がもっと働かなければならないということで、そしてそれは私たちが脳の刺激を促進することができるということです」

彼は、海馬がヒトの脳の非常に深くにあるため、その技術がマウスの場合と同じ効果を生じることができるということを確認することが重要であるとつけ加えた。

「しかし、それは症状を改善したり、アルツハイマー病のようなものの進行を遅らせるかもしれません」と、彼はつけ足す。

the Institute of Cognitive Neuroscience at University College LondonのVincent Walsh教授は、この結果が最初の良いステップであると言う。

「ある方法においてTMSを促進する機能の例がたくさんありますが、私たちはそれがどのように作用するのかメカニズムを説明することができませんでした。この仕事は特に、脳卒中や認知症のような慢性疾患における脳刺激の使用に対して励みになります。この挑戦は現在、刺激を薬物治療と一緒に行う方法を探し出すことです」

Clive Ballard教授(the Alzheimer's Societyの研究のディレクター)は、次のように話す。
「これは潜在的に興味深いものの、マウスの予備研究です。TMSがヒトのアルツハイマー病にアプローチする役に立つ治療かどうか発見するまでに、現在更なる研究が必要です」
(BBC - 2007年5月24日)
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脳の変性が高齢者の歩行異常につながる

検死を行った研究によると、アルツハイマー病で見られるような神経原線維変化(neurofibrillary tangles)として知られる脳障害はまた、高齢者において認知症のあるなしにかかわらず、損なわれた歩き方と関連しているという。

「高齢者の黒質(パーキンソン病と関係のある脳の領域)の変性が多いと、歩き方に問題が多いです」と、論文の代表執筆者であるJulie A. Schneider博士はロイター・ヘルスに語った。この結果は認知症によって変わりがない。

「アルツハイマー病の範囲は広く、これまで認められていた以上に、非常に国民の健康上の関心を引き起こします」と、Schneider氏は話す。「これらのデータから、記憶の問題に加えて、あるいはそうでなくても、アルツハイマー病の人々は、歩行やバランス上の問題を抱えているかもしれないことが示唆されます」

この研究で、シカゴのラッシュ大学メディカルセンターのSchneider氏や同僚たちは、特発性のパーキンソン病でない86人の死亡者でパーキンソン様の徴候や、黒質における脳の変性を調べた。彼らは、歩き方や動きが乱れたり、硬くなったり、亡くなる直前の震えの徴候を評価するのに、統一化したパーキンソン病の評価尺度(Unified Parkinson's DiseaseRating Scale)を用いた。

Annals of Neurologyでの報告によると、黒質の変性は研究対象者の78%に存在していた。変性の平均値は1500以上だった。重複因子を考慮に入れる分析では、彼らの脳の変性と歩き方の異常の存在との間に強いつながりが見られた。

関節炎や卒中のような、原因の明らかでない歩き方の問題は「アルツハイマー病など、将来認知症になる前兆であるかもしれません。私たちのデータは、これらの歩き方の問題は、病理学的に脳にアルツハイマー病がすでにあることを示しているかもしれないということを示唆します」と、Schneider氏は話す。

研究者たちは、黒質において脳のある酵素の濃度を測定することによって、黒質の機能的な状態を研究する計画をしている。「この物質が枯渇しているなら、これを増加させる薬剤が歩行の問題を抱える高齢者に役立つかもしれません」と、Schneider氏は言う。

「さらに、私たちのチームは脳の他の領域や、これらの他の領域において、病理学的にアルツハイマー病としてずっと考えられてこなかった徴候をどのように引き起こしているのかを調べているところです」と、彼女はつけ加える。

SOURCE: Annals of Neurology January 2006.
(ロイター - 2月1日)
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スタチン系薬物がアルツハイマー病の進行を遅らせるかもしれない

高脂血症薬は、高齢者の認知症の主な原因であるアルツハイマー病の進行を遅らせるのを助けるかもしれないと、フランスの科学者たちはこのほど発表した。

342人のアルツハイマー病患者で行った3年の研究で、高コレステロール値の患者にスタチン系の薬を与えると、与えなかった人ほどには、この病気の発症が早くはなかったことがわかった。

フランスのリールの大学病院で教授をしているFlorence Pasquier氏は、この薬物が「アルツハイマー病における認知機能の低下を遅らせ、神経保護効果を有しているかもしれません」と話す。

この研究において130人近くの患者は、高コレステロール値を有していた。約半分の人にスタチン系の薬を与え、残りの人たちには何の治療も行わなかった。

この研究結果は、雑誌Neurology Neurosurgery and Psychiatryで報告され、高コレステロール値がアルツハイマー病の進行に一役かっているかもしれないということを示唆する、ヒトと動物の他の研究結果を支持する。

この研究の患者の大部分は女性だった。平均年齢は73歳である。 病気の進行は、薬物を飲む女性に対して1年あたり1.5ポイントで評価され、対してスタチン系薬物で治療を受けなかった人で2.4ポイント、正常なコレステロール値の人で2.6ポイントだった。


この薬物は世界中の何百万人もの人々に処方される。主なスタチン系には、ファイザー社のリピトール、メルク社のゾコール、アストラゼネカ社のクレストールがある。これらの薬物は、体内で生成する量を調節する酵素を阻害することによってコレステロールを減らす。

雑誌の社説で、オランダのネイメーヘンの大学のメディカル・センターのFrank-Erik de Leeuw博士は、アルツハイマー病に対するスタチン系薬物の有用性について結論を出す前にさらに研究が必要であると記述した。

「コレステロールと、その治療、アルツハイマー病の発症の間の因果関係に相矛盾する証拠があります」と、彼はつけ加えた。

アルツハイマー病は世界中で約1200万人の人に影響を与えている。 記憶や知能を奪う進行性の病気に対する治療法は全くないものの、薬物療法が進行を遅らせるかもしれない。
(ロイター - 11月16日)
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温熱療法は卒中後の手足の機能回復を早める

手や手首を、温めたり冷やしたり交互に行う熱刺激は、卒中生存者の麻痺している手足の上の方の回復を助けるようであると、台湾の研究者たちは報告する。

卒中後のリハビリにおいて熱療法の効果を調べる最初の研究かもしれない。研究者たちは、温めたり冷やしたりのサイクルが、わずか数週間の治療後に卒中患者の腕や手の感覚や動きの機能をかなり高めたことがわかった。

ほとんどの卒中生存者(85%)は、手足の上方の障害や回復の度合いがしばしば思わしくない経験をすると、Fu-Zen Shaw博士たちはStrokeの12月号で発行された記事で説明する。

これまでの研究で、熱刺激が同時に脳の多くの領域を活性化することがわかっている。この過程で、卒中患者が機能を回復するのを助けると信じられていた。そして、他の治療法と較べて、それは安価で簡単である。熱刺激は、整形外科のリハビリで一般的に行われ、卒中患者の筋骨格の痛みや痙縮を治療するのに時々使用される。

Hsinchuの、National Chiao Tung大学のShaw氏たちはホットパック(約75度に加熱したもの)やコールドパック(0度未満に冷やしたもの)を、熱伝導を緩衝するためにタオルで包んで使用して熱刺激を行った。直接温めたり冷やしたり刺激する時間は、15〜30秒までに限定し、30秒休止し、10回繰り返した。

不快になったら、患者たちは積極的にその刺激から手を離すことが勧められた。治療は1週間に5回の20〜30分のセッションを6週間行った。

15人の実験群の患者と14人の対照群は治療プロトコルを完成した。

チームによると、熱療法は感覚や手首の伸展、運動機能で非常に改善することと関係があったという。対照群と比べて、最も大きな変化が4〜6週間観察された。

これらの結果は、卒中患者の手足の上方における感覚-運動機能の回復を促進するのに、熱刺激が「すぐれて、役に立ち便利なテクニック」であることを示すと、Shaw氏は述べた。

「6週間の熱刺激後もずっと改善が期待されるかもしれませんが」と、研究者たちは述べる。「熱刺激をフォローアップで続けるかどうか、熱刺激の最適な強度がどれくらいか、研究の余地が残っています」。
(ロイター - 11月3日)
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ボトックスは卒中患者も救うらしい

最新の研究によると、おそらくしわを消すことのできるものとして、最もよく知られているボトックスはまた、手足の動きを制御できない卒中の患者の機能回復を助けることができるかもしれないという。

ボトックスまたはボツリヌス毒素A型を繰り返し注射すると、卒中後の患者が痛みなしで服を着たりといった日常の活動が充分できるくらいに機能を取り戻せたと、ノースカロライナ州ウインストンセイレムのWake Forest University Baptist Medical Centerの神経学の教授でありchairmanでもあるAllison Brashear博士は話した。

「ボトックスが重要な機能をはたすのは、明らかです」と、彼女は言う。

Brashear氏は金曜日にフィラデルフィアで行われたAmerican Association of Physical Medicine and Rehabilitationの年次総会で、この結果を発表した。この研究には、ボトックスを開発した会社である、Allergan Inc.から資金が供給された。

Brashear氏によると、ボトックスは過去5年間「適応外使用」で使われていたので、卒中の患者にも使用された。適応外使用とは米食品医薬品局によって承認されなかった目的に対して薬を処方したり、治療を行ったりすることである。

「この研究が取り組もうとしていることは、その治療法の機能的な結果を理解することです」と、彼女は話した。

ボツリヌス毒素A型は、クロストリジウム・ボツリヌス菌という細菌が作り出すたんぱく質の混合物で、食中毒を引き起こすものと同じ毒素を含んでいる。しかし、無菌で精製した毒素はまた、わずかな投与量でアセチルコリンの放出を妨げる。アセチルコリンは、神経細胞から放出される化学物質で、筋肉に収縮するように信号を送るものである。

「私たちは皆、ボトックスが筋肉を弛緩するということに同意します」と、Brashear氏は言った。「この論文から理解しようとしたことは、卒中の患者にとって何を意味するかということです」

Brashear氏のチームは卒中後の筋肉痙縮のある279人の患者の手首、指、および肘の屈筋に注射した。治療は1年にわたる研究の間、少なくとも12週間毎に区切られた。

チームは衛生や衣服を着ること、手足の状態、および痛みを含めて、4つの領域において筋肉の緊張や障害を測定し、患者に最も改善してほしい重要なことを尋ねた。誰も重大な副作用がなく、筋肉の緊張は6週目までに大きく改善したという。

この改善は1年にわたって研究が続けられた。チームは「障害がない」から「重度の障害」まで4つの領域に、4ポイントのスケールを使用し、この研究の終わりに、少なくとも生存者の半分の人が、1ポイント達成、あるいは彼らが最も重要であるとみなす領域において改善した。

ボトックスは、最初1998年に、「弱視」などの目の問題を治療するのに承認された。次に、首や肩の収縮を引き起こす運動障害の治療のためにFDAから許可を得た。そして、それは眉間のしわに対して承認された。

他の研究では、てのひらや足が汗まみれになるなど、他のさまざまな症状に有効な治療法を発見した。

別の専門家は、卒中からの生存者についての新しい研究が、ある臨床医に長い間知られていたことを確かなものにすると話した。

「私は痙縮を起こしている患者に長年それを使用しています」と、ニューヨークのNew York University Medical Centerで、物療医学とリハビリテーションの医師であるTodd Schlifstein博士は言う。

「ボトックスは、筋肉をさらにリラックスさせて無力にし、どこでどれくらい力を与えるかを正確に制御することができるのです」と、彼は話す。

彼は、新しい研究が「ボトックスによって卒中患者の痙縮を減少させることができるという証拠を追加する」と語った。

Brashear氏は、卒中生存者の約1/3の人が痙縮を経験すると見積もる。American Stroke Associationによると、それは少ない数ではなく、毎年米国では70万人が卒中になり、約400万人が卒中からの生存者である。

Schlifstein氏は、卒中の生存者のうち最大10%の人がボトックス注射の利益を得るだろうと見積もっている。

概して、卒中からの生存者で痙縮を経験する人は、神経科医か物療医学リハビリテーションの専門家を受診すると、Brashear氏は話す。その症状は、ボトックス治療を行う根拠があるか否かに関係なく評価することができる。
(HealthDay News - 10月28日)
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空気汚染は卒中のリスクにつながる

空気を汚染する粒子の増加は、脳血栓によって引き起こされる卒中の件数(脳の動脈破裂によって引き起こされるタイプは除く)が増加することと関係があるという研究結果が示された。

これまでの報告で、空気汚染と、心臓発作や他の循環器系障害の総合的リスクとの間につながりがあることがわかっていたが、卒中のリスクにおける特異的な作用はあまり研究されていなかったと、ボストンのBeth Israel Deaconess Medical CenterのGregory A. Wellenius博士は、ロイター・ヘルスに語った。

「私たちの研究は、この課題に取り組む、アメリカでの最初の大規模な研究です」と、彼は話す。

研究者たちは、大気汚染と、米国の9都市の老人医療健康保険制度を受けている人の卒中との間の関係を評価した。特に、1986年から1999年までに入院した、動脈の閉塞性(虚血性)卒中の15万5,503人と、出血性の卒中の1万9314人のデータを分析した。

米心臓病協会の雑誌Strokeで報告されたように、(研究)チームは、最も低いところから最も高いレベルまでの粒子状物質による大気汚染の増加が、同じ日に脳梗塞による入院を1.03%上げたことがわかった。さらなる分析で、一酸化炭素や二酸化窒素、亜硫酸ガスの濃度に対しても同様の結果をもたらした。

対照的に、大気汚染と脳出血のための入院との間では、全く関係が見つからなかった。

Wellenius氏は3つの可能なメカニズムを引用した。それは、単独もしくは組み合わせたものが、大気汚染がいかにして卒中を促進するかということを説明するかもしれない。「1つの可能性が炎症作用です。もう1つは、血圧や拍動の変化の引き金となる肺の反射能力です。3番目の可能性は、血栓が多くできるように促進する凝固因子の変化です」

脳梗塞のリスクの増加は小さいのものの、汚染は全人口に影響を与えるので、卒中の件数が多くなる。

「これまでの報告と一緒にして、大気汚染に曝露されるのを抑えれば、心臓病や卒中を含む健康上の多くの問題の危険性を減少させるようだという結果が示唆されます」と、Wellenius氏は結論づけた。
(ロイター - 10月28日)
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目はアルツハイマー病のヒントになるかも

2つの検査で、目からベータアミロイドタンパクを検出することによって、アルツハイマー病を診断することができる日がくるかもしれない。

「私たちは、非常に感受性が高く定量的に、かつ採血せずに水晶体のベータアミロイドを調べる一連の技術を開発しています」と、ボストンのBrigham and Women's Hospitalにある眼科研究センターでmolecular aging and development labの指導官をしている研究リーダーのLee Goldstein博士は話した。

研究結果は火曜日(18日)に、アリゾナ州ツーソンのOptical Society of America年次総会で発表されている。

現在、アルツハイマー病という、人の記憶と認識力を奪う、加齢に伴う破壊的な病気の決定的な診断テストがない。このことは、新薬の開発と同様に、早期治療戦略を妨げている。アルツハイマー病かどうか調べる方法がなく、新薬が実際に作用しているかどうか調べる方法がない。

脳のアミロイドベータタンパクの生成はこの病気であるという証拠であり、多くの研究者が身体のほかの場所(目を含む)でこのタンパク質を検出する方法を見つけようとしている。

Sam Gandy博士が、「人々は長年にわたって時折目を調べて、アルツハイマー病を診断するための手がかりを見つけようとしてきました」と、Medical and Scientific Advisory Council of the Alzheimer's Associationの議長で、フィラデルフィアのトーマス・ジェファーソン大学のFarber Institute for NeuroscienceのディレクターでもあるSam Gandy博士は話した。「皆は、より確実に早く診断してもらいたいと思っています。目は脳の延長であり、調べるのに魅力的な場所です」

2003年に、Goldstein氏たちは目におけるベータアミロイドの存在についての研究の詳細を発表した。

「これはアルツハイマー病のアミロイドが脳の外で見つけられた1回目です」と、Goldstein氏は説明した。「私たちが言っていることは、アルツハイマー病は、ほとんど脳の病気ですが、脳に制限されるのではなく、全身の病気であるということです」

この場合、目の水晶体は脳のように、実際にそれ自身ベータアミロイドを生成する。「脳で起きているプロセスは、目においても起きています」と、Goldstein氏は話した。研究者たちはまた、水晶体のベータアミロイドタンパクが、目において一般的な白内障とは異なった場所で形成された非常に珍しい白内障を発生させることを発見した。

それ以来、Goldstein氏はこの研究結果を利用した新技術を開発する探索を行っているところである。2つの研究中の技術の詳細はoptical society meetingで発表されている。

1つ目は準弾性光散乱(QLS)で、空気中の非常に小さい粒子の量と大きさを測定するのに物理学と商業界で使用される。Goldstein氏たちによって考案された器具が患者に使用される。彼はそれが低いワット数の赤外線のレーザーを利用しているので安全であると言う。

「私たちは内側を光で照らします。短いパルスです。1秒もかかりません」と、Goldstein氏は話す。「水晶体の分子病理学に関する情報を与えてくれるでしょう」

最初の検査は感度が良いが、2番目の検査は特異性があり、その粒子が本当にアミロイドを検出するかどうかを知る能力がある。研究者たちは最初の検査で陽性だった人に、アミロイドと結合する軟膏を使用する。「蛍光リガンドスクリーニング」と呼ばれる技術が、規制当局の認可を必要とするために、実用からさらに遠のいている。

「2つ目は全く補足的な技術です」と、Goldstein氏は話す。

Gandy氏は話した:「以前のいくつかの研究上、基本的な根拠として目新しさや確実性があります。少なくともこれは体内を循環していることがわかっていますし、この病気の病理に含まれるということもわかっている分子です。そのためこの観点から、興味深いのです」

Goldstein氏は、この技術が、有効な薬物を発見することなど、いくつかの重要な問題を解決するのを助けることを望んでいる。「薬の開発のパイプラインは、この点で実に大規模ですし、重大な問題は症状の欠如です。それはまさに障害です」と、彼は話した。

アルツハイマー病の患者や、対照グループとして「標準」の人を選ぶのは難しい。症状が全くなくても、健康にみえる人でも、初期のアルツハイマー病かもしれない。「患者の層を分けることは実に悪夢です」と、Goldstein氏は言う。

また、症状がしばしば脳における病理の度合いに差があるように、病状の進行を追跡することも難しい。

最終的に、「どんな認識的な症状も、発症する前に患者を治療したいと思っています。私の判断では、進行を遅くすることよりも、時間を戻すことの方がはるかに難しいので、アルツハイマー病の人を治療したいとは思いません。治療は、療法や診断を要求するでしょう。それらは一緒に結び付けられます」と、Goldstein氏は話す。

Goldstein氏はまた、新しいツールはクロイツフェルト・ヤコブ病などのプリオン病を診断するのにも有望であると考えている。プリオン病もまた、アミロイドの異常から起きる病気である。
(HealthDay News - 10月18日)
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ヘルス・チップ:卒中のサイン

毎年、15万人の人が卒中で亡くなります。テキサスメディカルセンターによると、卒中はアメリカにおいて、主な死亡原因の3番目です。

危険信号がわかれば、卒中を早期に発見することができます。

・身体の片側半分の腕や顔、足の突然の麻痺する、もしくは力が入らなくなる。
・突然の失明。特に片方の目。
・会話をしたり、理解することができなくなるかあるいはそれに近い状態。
・原因不明のひどい頭痛。
・説明のつかないめまい、安定しない、または倒れる。

あなたやあなたの愛する人が、これらの兆候をどれか示したなら、ただちに医療機関で診てもらってください。
(HealthDay News - 10月3日)
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緑茶成分がアルツハイマー病に効くかもしれない

ガンと闘うと考えられている緑茶の成分はまた、アルツハイマー病の人の記憶がなくなっていくことから脳を保護するかもしれないという研究結果が火曜日に報告された。

マウスにepigallocatechin-3-gallate (EGCG) と呼ばれる緑茶から抽出した抗酸化物質を注射で投与すると、ベータアミロイドの生成を減らしたという。ベータアミロイドは、アルツハイマー病患者の脳を妨害するプラークを形成するたんぱく質である。

数カ月間注射投与をすると、プラークの形成が最大54%抑制されたと、University of South Floridaの研究者たちがJournal of Neuroscienceに記述した。マウスは、アルツハイマーのような病気になるように遺伝学的にプログラムされた。

アルツハイマー病は、記憶をなくしていく病気で、米国で450万人、世界中では数百万人以上が苦しんでいる。

普通に緑茶を飲んでも、研究でみられたようなプラークの減少にはつながらないかもしれない。それは、その飲料の中に含まれる他の成分が、EGCGの効果をブロックするためであると、Jun Tan博士は言う。Jun Tan博士は、この研究の論文指導者で、University of South Floridaの精神科にあるSilver Child Development Centerで、神経免疫学研究室のディレクターをしている。

彼は、EGCGを含むサプリメントが助けになるかもしれないと話す。また、科学者たちは健康に効果のあるEGCGが高濃度に含まれる紅茶を開発しようとしている。

他の研究では、EGCGが、ある癌を予防し、エイズの原因となるHIVウイルスの拡大を防ぐことができることがわかっている。

アルツハイマーの研究でマウスを救った量を人間が得るためには、おそらくEGCGが1日1,500〜1,600mg必要だろうと、Tan氏は話す。

ヒトでこれらの投与量での安全性をテストしたところ、主要な副作用はみられなかったという。

次のステップの研究で、マウスにEGCGを経口投与し、動物の記憶を保護するかどうか調べるという。「この研究で明確にはっきりとした効果がわかれば、アルツハイマー病の治験を、ヒトでも行える保証となると信じています」と、Tan氏は言う。
(ロイター - 9月20日)

サプリメントという形で予防できるようになれば、
気軽に摂取できるので、とてもありがたい。
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卒中のリスクを半分にする薬の組み合わせ

高血圧に関する新しい研究で、新しい降圧剤とスタチン系の薬の組み合わせが心臓発作や卒中のリスクを劇的に減少させるということが明らかになった。

Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial(ASCOT)で、新薬が以前からある薬よりも、血圧を下げるのみでなく、コレステロールを攻撃することが明らかになった。これによって、卒中や心臓発作のリスクが半分になる。

これまでで最も多い1万9000人以上の患者がこの研究に参加したが、予期せぬ結果のために、この治験は早期に中止された。

カルシウム拮抗薬のアムロジピンとスタチン系を組み合わせて投与された患者では、心臓発作のリスクは、治療を受けなかった患者と比べて、65%減少した。

新しい薬を古いものと比較すると、卒中や心臓発作による総合的な死のリスクは24%減少した。

「高血圧は重大な健康上の問題です」と、ロンドンのインペリアル・カレッジのPerter Sever教授は話す。

「ASCOTの研究は簡単で有効な組み合わせの治療を使用しました。
血圧をコントロールし、卒中や心臓発作のリスクを減少する結果が出ました」と、彼はつけ加えた。

National Institute for Health and Clinical Excellence (NICE)は、ASCOTのデータを直ちに再検討し、すぐにも推薦状を作成すると発表した。
(NetDoctor.co.uk - 9月5日)

ここに出てくるスタチン系というのは、高脂血症の薬の一種である。
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アルツハイマー病の新しいワクチンの可能性

老人性(実際には比較的若い人でも発病するが)の認知症として最も一般的なアルツハイマー病は、世界中で1800万人以上の人が罹患している。 アメリカのベビーブームに生まれた人の高齢化で、この数はこれから10年間にわたって急速に増えると予想される。

アルツハイマー病(通常65歳以上の人が罹る)は感情や、記憶、および行為に影響を与える。病気は何年もかかって進行するが、アルツハイマーになった人は結局、自分を保護することができないというところまで悪化する。

アルツハイマーの正確な原因はまだわかっていないが、主な理論では、脳でプラークができたり、混乱が起きることが原因とされている。この構造は、脳細胞間の伝達の流れを遮り、ベータ・アミロイドと呼ばれるたんぱく質の断片が蓄積することによって起こる。

「ベータ・アミロイド自体は、脳に付着して、思考や記憶のような脳の機能を妨げる、ねばねばした物質です。アルツハイマーの研究の目標は、脳に蓄積したベータ・アミロイドを取り除く方法を見つけることです」と、Howard Weiner, M.D.は話す。彼は、ボストンのBrigham and Women's Hospitalで神経障害のためのセンターのco-directorである。

アルツハイマーのワクチンを作り出すこれまでの試みは、実験で作ったワクチンが脳炎の引き金となり、2002年に中止された。360人の高齢の被験者のうち15人の脳が肥大して生命に危険を及ぼしたのである。

Weiner氏によれば、「前回のワクチンによる治験は、ベータ・アミロイドたんぱく質そのものの注射を使用しました。新しいワクチンは全く異なったアプローチを取ります」という。

過去30年の間、Weiner氏の研究は主として多発性硬化症(MS)の免疫療法の役割に焦点を合わせていた。Weiner氏によると、彼はボストンのPartners Multiple Sclerosis Centerのディレクターであり、「MSを治療すること(Curing MS)」という本の著者でもあるが、「私たちは特に、アルツハイマーのワクチンを探そうとして始めたわけではありませんでした。私たちは1つの疑問を持ち、全く異なった答えを得ました」

Weiner氏と彼の同僚であるDan Frenkel氏が、研究室のマウスをMSのような病気にすると、マウスの脳から蓄積していたベータ・アミロイドがきれいになり始めたことを発見し、驚いた。

「ネズミの脳は実際にベータ・アミロイドを消費する細胞を作っていました。それでマウスにMSのような病気にしないで、このことを起こす方法があるかどうかという疑問を持ったのです」と、Weiner氏は話した。

大規模な一連の実験の末、ヒトに使用しても安全であるということがわかっている1組の化合物を作るワクチンを使って、調査チームは成功した。その化合物は、シゲラなどの病原菌に対するワクチンで、および多発性硬化症を治療するのに使用される薬物であるが、免疫システムを高める働きをする。

Weiner氏らは、この化合物が身体の免疫システムの引き金となり、アルツハイマー病の原因となると考えられているベータ・アミロイドのプラークを脳から取り除くと推測した。目標は、蓄積物を取り除くために、microglia(小神経膠細胞、小グリア細胞)と呼ばれる特別な細胞を刺激することである。

この理論を実験するために、研究者らは、ヒトのアルツハイマー病の患者に存在しているベータ・アミロイド蓄積物と同じくらいの量を、脳内に作り出すように、遺伝子組み換えを行ったマウスを使用した。ワクチンは、鼻から6週間マウスに与えられた。

予防注射をしたマウスの脳組織が調べると、Weiner氏らは、存在していたベータ・アミロイドの量が73%も減少していた。

さらに、以前のワクチンで起こった脳炎は全くみられなかった。

次のステップは、ワクチンがヒトに対して同じ結果をもたらすかどうかを調べる臨床試験を始めることである。「時々、動物実験でうまくいったのに、ヒトでは同じようにはいかないことがありますが、私たちはこのワクチンがヒトのアルツハイマー病の進行を遅くするということに、非常に期待しています」と、Weiner氏は注意深く話した。

Weiner氏は、米国食品医薬品局の承認はまでであるが、彼らの調査チームが、2006年にヒトでアルツハイマー病の新しい鼻から投与するワクチンのテストを始めることを計画していると話した。

「臨床試験ですべてがうまくいって、良い結果を得れば、早くて4〜5年でアルツハイマーのワクチンが市場に出るのを見ることができるでしょう」と彼は言う。

Weiner氏は、最初にこの薬が、軽い認知障害のある人やアルツハイマー病になるリスクの高い症状の人や、アルツハイマー病と診断された人々に投与されるだろうと推測する。

「将来、アルツハイマー病を予防するために、一般の人にも使用できるようになるかもしれませんが、今のところは一歩一歩進まなければなりません」とWeiner氏は話す。
(Sweetwater Reporter - 9月2日)
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アルツハイマー病の国際会議における予防と予知の報告

アメリカ、ワシントンで開かれたアルツハイマー病の国際会議で、
野菜や果物のジュースを愛飲すると
発症リスクが1/4に抑制できるという報告があったそうだ。
これは、南フロリダ大学の研究チームが、
ワシントン州に住む65歳以上の日系の男女を対象に行われた研究であるが、
このジュースを週に最低3回は飲む人は、週1回未満の人に比べて、
アルツハイマー病の発症リスクが75%も低かったとのこと。
ビタミン剤や栄養補助剤は影響していなかったという。
ジュースに含まれる「ポリフェノール」が、
アルツハイマー病の発症を遅らせているのだろうとのこと。
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