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気になっていた広告

昨年あたりからずっと気になっていたのだが、
新聞にしばしば掲載されている、とある専門学校の広告である。

それには、この専門学校を卒業すると薬剤師になれるとある。
中国の薬科大学と提携しているらしい。
漢方の勉強もできるので「新しい薬剤師」になれるそうだ。
写真には、調剤薬局の様子なんかもある。

日本の薬剤師は大学の薬学部を卒業して、
なおかつ国家試験を受けないと、資格をもらえない。
この大学の薬学部も、これまでのように4年では足りないからと、
6年制になることに決まった。
このように、次第に厳しくなっているのに、
専門学校で、簡単に資格が取れるわけがない。

また、漢方の勉強は、大学でも行う。
もちろん法律に則った生薬に関するものになるだろうが。

一方、薬種商といって、薬店で販売のできる資格があり、
そのための専門学校がある。
これは、何ら問題はない。

しかし、新聞の広告にある文面や写真を見る限り、
調剤を行う薬剤師の資格が取得できるように読み取れる。
もしや、日本ではなく、中国で通用する資格なのだろうか。

薬剤師法 第15条の2に、国家試験の受験資格として、
「外国の薬学校を卒業し、又は外国の薬剤師免許を受けた者で、
厚生労働大臣が前号に掲げる者と
同等以上の学力及び技能を有すると認定したもの」とある。
「前号」というのは、日本の大学の薬学部を卒業した者のことである。

だからといって、わざわざ中国の資格を取って、
さらに日本の国家試験を受けるというのか。

まさか、この広告を見て、信じる人がいるとは思いたくないが、
何も知らずに入ってしまって、卒業したものの、
日本で薬剤師として、すぐには働けないということがわかったら、
どうなるのだろう。
そもそも、こんな学校が認可されたことにも疑問を感じる。
書いた人 hampton | comments(6) | - |




コメント

こんばんは。札幌に戻りまたルーティンの仕事ペースにどっぷりです。用事を作っては外出していますが。
専門学校、以前、英語&ビジネス系の専門学校で週に2コマだけある講座を担当したことがあります。そこの専門学校の生徒たちは「大学に行けなかった、そして浪人はしない、入れる学校」という選択がほとんどのようでした。行ければ大学へぐらいしか考えてないのでそのための努力もしてなさそうでしたが、高校3年間で次の「入り口」というより「入り口」を選択するための「社会への出口」を見据えられない。専門学校に来ても何の将来ストーリーも持ち合わせていない人が多かった。
一時、福祉系の専門学校が大ブレークしたが、今や需要と供給のバランスも崩れ、希望の職種になかなか就けないらしい。
ビジネス系は家政系短期大学とともにとっくに淘汰されている。

その専門学校・・眉にべっとりツバつけて、ですね。調査してみます。

専門学校全体に関して誹謗しているのではありません。
卒業されてしっかりやっておられる方、友人もいますし同僚もいます。もちろん大学では学べない、専門学校でしか学べないことがあるのは知っています。そのことも一言一応付け加えて

春団治 | 2005/07/12 8:48 PM

お仕事お疲れさまです。
専門学校と関わりを持たれるようなお仕事をされていたんですね。

大学生でも将来のビジョンを持たずに
行っている人も多いと聞いたことがあります。
それに比べて、専門性のある学校は、
資格の取得が目的だったりして、
それなりのビジョンを持って入る人が多いと思っていました。
どの学校を出ようとも、
しっかり地に足をつけてがんばってる人はすばらしいと思います。
私のように、ふらふらしている人間には特に輝いて見えます。

それだけに、せっかくがんばっても
それが報われないようなシステムの学校に入ってしまったら
かわいそうですよね。

でも、調査・・・できるのでしょうか?
hampton | 2005/07/12 11:23 PM

一応、ネットワークというかリソース・パーソンがいるので
聞いてみます。わかったからといって、何をどうすることもないのですがw 
地に足・・ですか・・・辛いなぁ
モラトリアムは確かに増殖していると思います。18歳で自立、独立心を養うような教育がなされていないのと、親の子離れも遅すぎる。過剰な庇護の産物と言える「一面」があろうかと。

ほんとに薬剤師になると決心したならその道をめざし始めるでしょう・・楽をする、のでは結局、決心がまた揺らぐことになる。
その学校のような「甘い広告」に注意が必要ですし、そのような弱いところをつく(商売)は糾弾すべきだと私は思います。

専修学校のカテゴリーに入っているのかな?学校法人ってなってましたか?

春団治☆ | 2005/07/13 2:28 PM

うーん、親離れしていない私には耳の痛い話です(~_~;)

問題の専門学校のサイトを見つけましたが、
ここで晒すのは危険なのでやめておきますね。
もともとは鍼灸の学校なので、厚生労働省認可となっていますが、
「学校法人」という文字はどこにもありません。
サイト内を探しているうちに、
小さなバグを発見してしまいました(笑)
とにかく不親切なページ構成になっています。

よく見ると、やはり「中国の薬剤師」となっていました。
一度認可されると、それに他の学校(学科?)を併設する場合、
改めて認可を必要としないのでしょうか?

> 楽をする、のでは結局、決心がまた揺らぐことになる。

というのは、わかります。
大学でも決心が揺らいだ私ですから(笑)
結局、バイト先で出会った人たちのおかげで
決心がついたという感じですが、
今また揺らいでいるような・・・?
hampton | 2005/07/13 4:05 PM

hamptonさん、僕だって今の仕事(自営)の前に3回転職してますよ。今でも日々揺らいでますww
ただ、そのずーと向こうの大望(北海道らしくambition)へのプロセスだと思っています。そこに向かう道はいっぱいあると思い、頭を柔軟にしアンテナを張っているつもりです。

>他の学校(学科?)を併設する場合、
 改めて認可を必要としないのでしょうか?

→絶対に必要です。でなければその学校事業全体において補助の対象になりません。私塾みたいなかたちで無認可の学校なのかもしれないですね。そうなると税金もすごいことになるでしょうし、逆に学費が高くなるはずですが・・

春団治☆ | 2005/07/13 6:36 PM

なるほど、個々に認可は必要なのですね。
中国の大学の生徒の扱いになるという書き方になっていて、
最後の1年間は中国に留学だそうです。
認可は鍼灸の方だけのようですが、
最初の1年の学費が200万円近くとありました。
これだと普通の大学に行く方が安く上がるかも?

春団治さんも、いろいろ苦労されてるんですね。
でも大望を持っておられるのは、うらやましいです。
北海道の風景は、心も大きくするのでしょうか。
hampton | 2005/07/13 11:38 PM


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