アメリカ政府の厚生省は、火曜日に2歳未満の子供に塩酸プロメタジンを含む薬物を与えないように、抗ヒスタミン剤の使用と関係のある7件の死亡事例を引用して、両親や医師に警告した。
食品医薬品局(FDA)は安全性情報で、死亡事例以外にも、アレルギー薬の使用に関連した重篤な呼吸障害の報告を22件(すべて2歳未満の子供)受けたと話す。
また、塩酸プロメタジンとして知られるこの薬物は、さまざまなジェネリック薬品同様、Wyeth社から商品名Phenergan(米国にて)で販売されている。この警告は、シロップ剤、坐薬、錠剤、および注射薬など、この薬物のすべての剤型をカバーしている。
FDAは、両親がこの薬を2歳以上の子供に与える際にも注意するべきであるとしている。
FDAは、強まっている警告を反映するために、この薬のすべての剤型のラベルを新しいものにしたという。
この薬は、1951年に承認され、アレルギーや、軽いアレルギー症状に対して、花粉症や鼻閉、鼻水を治療するのに使用されている。
詳しくは、FDA promethazine information:
http://www.fda.gov/cder/drug/InfoSheets/patient/promethazinePIS.htm
(Associated Press - 4月25日)
プロメタジンは、日本ではピレチアやヒベルナとして知られており、
アレルギー症状を抑えるだけでなく、パーキンソン病の症状やめまいに使用したり、
吐き気を抑える作用なんかもありますが、
この記事は2歳未満を対象としたものなので、
アレルギー薬として扱われているのだと思います。