今日やっと期日前投票に行ってきた。
もっと早く行きたかったのだけれども、なかなか選挙公報が届かなかったのだ。
今回は、けっこう投票にきている人が多かった。
帰りのエレベーター内で、お年寄りの男性が、
「○をつけて選べるようにしてくれたらいいのに」と怒っていた。
高齢になると、老眼などで字が読みにくくなる。
当然、自分の書く文字もわかりにくくなるため、
フルネームで書くというのは、かなり大変な作業なのである。
老眼鏡を使えばいいと簡単に思う人もいるだろうが、
それでも見えにくいらしい。
昨日だったか、ある番組で、なぜ記述式なのかという話があった。
その理由に、○をつけるだけだと、
新人でも票が入りやすくなるからだというのがあった。
記述式だと、慣れた名前を書きやすいから、
前職や元職の人に有利になるのだそうである。
なんと低次元な!
というわけで、よその国では選択方式が多いのに、
お年寄りに優しくない日本なのである。
また今回の選挙で疑問に思ったことが2つある。
1つは、選挙公報の内容で、
「比例代表の選挙は、党等の名前」を書くようにとあった。
この「等」って何?
投票所では、党の名前しか書いてはいけないという話だったが?
もう1つは、期日前投票の期間が、
衆院選と最高裁判所裁判官の国民審査で違うということである。
衆院選は、公示翌日の8月31日からで、
国民審査は9月4日からなのだ。
何も知らないで、公示直後に投票に行った人が、
国民審査の投票ができなくて、不満の声が出ているらしい。
そりゃあそうだろう。
あとでもう一度行けば、国民審査の投票もできるらしいが、
二度手間になるため、行く人は少ないだろう。
このことについて、新聞にも出ていたが、
総務省選挙課によると、国民審査の開始日が遅いのは、
審査対象となる裁判官名と投票用紙への掲載順が
告示日にならないと確定せず、
その後、投票用紙を印刷するためだそうである。
さらに、「期間を統一してほしいというご意見はあるが、
法にのっとって執行しており、ご理解いただきたい」とのこと。
もう、ため息しかでない。
それでもやはり、投票には行きましょう。