喫煙者は非喫煙者よりも、人生の後半で目が見えなくなる人が2倍多いだろうと、専門家は警告している。 研究者たちによると、加齢黄斑変性症(AMD)と喫煙とのつながりは、今や喫煙と肺癌との間の関係と同じくらい決定的である。 AMD Alliance UK and the Royal National Institute of the Blind (RNIB)のキャンペーンで、最新の驚くべき健康上のリスクを公衆に注意喚起するために、たばこの箱に、目が見えなくなるという警告を載せたいとしている。 AMDというのは、通常50歳以上で発症するもので、視力を失う原因となるものである。 喫煙は、AMDの原因であると立証されている唯一のものであると、RNIBや、AMD Alliance UKのSteve Winyard氏は主張する。 イギリスのおよそ50万人の人がAMDに罹患している。約5万4000人の人は、喫煙の結果、AMDになった。 AMD Alliance UKによる報告で、7%の人のみが、AMDが目に影響することを知っているということがわかった。 しかし、成人1,023人の調査に基づく研究によれば、目が見えなくなるリスクがわかれば、喫煙者は喫煙を止めずにはいられなくなるだろうという。 視力に害を及ぼすかもしれないと考えれば、10人の喫煙者のうちの7人(41%)は永久に禁煙し、28%の人は減らすだろう。 さらに、20年前に喫煙を止めた人々は、非喫煙者と同じくらいにAMDに罹るリスクが少ないということも、研究でわかった。 リスクは喫煙を止めてから10年後に減り始める。 Winyard氏は言う: 「メッセージは簡単です。たばこを吸い始めないでください。吸っているなら、止めてください」 (ロンドン・ニュース - 9月7日)