アトピー性皮膚炎や心臓病を起こす特定の生理活性物質がストレスにより増えることを、関山敦生徳島大講師(精神医学・免疫学)らが7日までに、マウス実験で突き止めた。
ストレスで病気になる仕組みの一端を解明したもので、この物質はストレスに比例して増え、どのくらいストレスがあるかの指標になるのではないかという。
関山講師はストレスのある患者は、免疫で炎症を起こす人と、免疫が弱まり風邪にかかりやすい2タイプがいることに着目。
インターロイキン18(IL18)という生理活性物質が両方の作用を持つことに気付いた。(共同通信) - 7月7日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050707-00000141-kyodo-soci
このインターロイキン18は、炎症性サイトカインの一つで、
様々な細胞からインターフェロンγの産生を誘導する働きがあるとのこと。
ストレスを数値で表す検査に応用できるというのもいいが、
その仕組みが明らかになっていけば、予防も可能となるだろうし、
関連するさまざまな病気もわかってきて、
現在、リウマチなど難病とされるものについても、
治療の道が開かれることにつながるかもしれない。