この前、TVで見た「疲れ」に関することに関連して、
今まで私の学んできたことを、私の感じたことも少し加えたりしながら書いてみたいと思う。
うまく書けるかどうかわからないし、
もしかしたら間違っているところもあるかもしれないが、その時は教えてもらえたらありがたい。
人間には交感神経と副交感神経があって、
それぞれ相反する働きをする。
交感神経がより強く働くとき、
交感神経が優位に働く、という言い方をする。
その時、どういう状態かというと、
怒ったときの状態を思い浮かべてほしい。
目は見開き、いつでも攻撃できるように筋肉は収縮している。
心臓も血液をたくさん流すために、脈拍は増し、血管は収縮する。
これがストレスのかかっている状態である。
大昔、外敵から身を守るために、
この交感神経の働きはとても重要だった。
身の危険を察知すれば、すぐに動けるように働く。
そして状況次第で逃げるか攻撃するかの行動をとるのだ。
と、大学では教わった。
そして現在ももちろん、この神経は重要である。
これは動のエネルギーの元ともいえる。
起きている時間は、この交感神経が優位となる。
反対に寝ている時間は副交感神経が優位である。
副交感神経が働いていると、交感神経の逆の状態になるわけだが、
その他に、腺分泌も活発になったり、胃腸の動きが活発になったりする。
これら交感神経と副交感神経が
交互にバランスよく働いてくれているのだ。
一方、大昔のストレスの元は外敵であったが、
現在は、さまざまなものがある。
たくさんありすぎるほどである。
その人にとってネガティブなものだけでなく、
旅行など楽しいこともストレスとなりうる。
引越しなど環境の変化もストレスとなる。
いわゆる、刺激的なことがストレスになるといったらいいかもしれない。
そのストレスも、ちょうどいい具合だといいのだが、
度合いが過ぎ、そしてそれがずっと続くと、
常に交感神経が働いている状態となる。
そうすると、筋肉が緊張しっぱなしで、
心臓もずっとドキドキしっぱなし、血管は収縮しっぱなし、
こんな状態が続くと当然疲れを感じるだろう。
そのうち肩こりなんかも出てくるかもしれない。
副交感神経をよりよく働かせるためには、
ゆっくり休養が必要ということになるわけだが、
心配事(これもストレスとなる)があったりすると、
なかなかそういうわけにもいかない。
そして脳内では、セロトニンの分泌が減ってきて、
疲労感がなくなり、疲れがたまる一方となって、
悪循環に陥ることになるのではと思う。