ヨーロッパの研究者たちの報告によると、アルコール依存症は危険な肺炎のリスクを高めるという。 スペイン-ドイツの研究は、院外感染性肺炎で入院した現在アルコール依存症の128人の患者や、54人の元アルコール依存症患者、そして1,165人のアルコール依存症ではない患者で行われた。 研究者たちは、アルコール依存症の病歴のある患者で肺炎連鎖球菌による発症が最も高かったと結論づけた。 全体的に、アルコール依存症患者の27%、元アルコール依存症患者の30%、アルコール依存症ではない患者の16%が肺炎を発症したと、雑誌Chestの5月号で報告している。 アルコール依存症の患者はまた、重篤な型の肺炎を引き起こすが、肺炎連鎖球菌に対する死や抗生物質の耐性に関しては、3つの患者グループの間には、大きな違いがなかった。 研究者は、この研究結果が、アルコール依存症の病歴のある人々における肺炎ワクチン接種を促進する必要性を強調していると話している。 (HealthDay News - 5月11日)