卒中予防研究グループ(Stroke Prevention study group = VISP)のVitamin Interventionのこれまでの報告では、組み合わせたビタミン療法は卒中の再発や心臓疾患を抑制しなかったが、この試験では治療効果のなさそうな患者を含んでいたことが判明した。
「VISPの治験は、腎不全の患者と同様に、ビタミンB12が欠乏していて、私たちの治療に応じそうにない患者を含んでいたので、ビタミン療法にも反応しないでしょう」と、カナダのオンタリオにあるStroke Prevention and Atherosclerosis Research CenterのDavid J. Spence博士は、ロイター・ヘルスに語った。
特に、このチームは、低用量ビタミン vs. 高用量のビタミン療法の結果を比較して、高用量のビタミンサプリメントが卒中や死につながる病気、心臓病の再発を21%減少させたことがわかった。彼らがビタミンB12のレベルを基準として患者を細分し、ビタミンの吸収が困難な人を特定すると、低用量と高用量グループの違いが大きくなった。