女性で、また研究室内で行われた研究は、ハーブのサプリメントのGinkgo biloba(イチョウ)が、卵巣癌の発症のリスクを下げるのを助けるかもしれないということを強く示唆したという。 卵巣癌は、女性の癌の死因として4番目に多く、婦人科の癌の診断で2番目に多いものである。 イチョウのようなハーブのサプリメントは、潜在的に予防効果があるとして関心を呼んでいるが、この目的に対する使用を支持するには「科学的な証拠に欠けている」と、ボストンのBrigham and Women's HospitalのBin Ye博士は、今月ボルチモアで行われた癌予防会議のレポーターの集まりで話した。 卵巣癌の600人以上の女性を含むに卵巣癌と640人の健康な対照試験の女性にかかわる地域住民をベースにした研究で、Ye氏たちは、最も一般的に使用されたハーブがイチョウやエキナセア、セント・ジョンズ・ワート、チョウセンニンジン、コンドロイチンであることがわかった。 しかし、イチョウだけが卵巣癌をかわすようにみえた。データによると、イチョウのサプリメントを摂取した女性は、卵巣癌のリスクが60%低くなったという。 Ye氏によると、特に「卵巣癌ではない女性の4.2%の人は、診断の少なくとも6ヵ月前に、定期的にイチョウを摂取していると報告しましたたが、卵巣癌の女性の1.6%の人だけが、イチョウを摂取していると報告しました。このことは、イチョウを摂取している女性が卵巣癌になりにくいかもしれないということを示唆します」 研究室で行われた研究では、ginkgolide AとB(イチョウの主成分)が、この予防効果の主な原因であるという証拠を提供する。 研究室での研究で、Ye氏たちは低用量のginkgolideを72時間続けて卵巣癌細胞に与えた。これは卵巣癌細胞の成長において、80%の減少まで導いた。 「結論として、イチョウは一般の人たちにおける卵巣癌のリスクを減少させるかもしれません」と、Ye氏は話す。 (ロイター - 11月10日)