心臓の電気的信号における鼓動から鼓動への変化の追跡することによって、睡眠の安定性や質がわかるようになるかもしれないという。 「このECGに基づいた新しいアプローチは重要です。というのは、広範囲の状態において、これには睡眠時無呼吸症候群や、うつ病、線維筋痛症、心不全やストレスなんかも含まれますが、睡眠の安定性をモニターするのに、手頃で容易にわかる方法だからです」と、ボストンのBeth Israel Deaconess Medical Centerの主任研究員であるAry Goldberger博士は準備された声明を発表した。 Sleepの9月1日号の報告よると、Goldberger氏のチームは「睡眠スペクトル画像(sleep spectrogram)」を開発した。これは、シンプルな心電図(ECG)から得られたデータに基づく目新しいグラフである。 このアプローチを使用して、ヒトの睡眠中に起きる、2つの異なったタイプの様子を特定することができた。安定していて安らかなときと、不安定で起きているようなときである。 このグラフは、レム睡眠を使用する従来の方法よりも、睡眠の深さに関する情報をより多く提供したという。 (HealthDay - 9月2日)