いびきをかいたり、何度も目覚めるような、深刻な睡眠時無呼吸症候群は、初期の心臓病の症状の徴候を示すという報告がなされた。
ブラジル人の研究者によると、深刻な睡眠時無呼吸症候群を伴う42〜44歳の患者に、循環器系の病気の明らかな徴候がないにも関わらず、初期の動脈硬化がみられたという。
睡眠時無呼吸症候群を伴う人々は、上側の空気の通路が部分的あるいは完全にブロックされた結果、睡眠中に呼吸が何度も繰り返し止まる。
血管の異常が、深刻な睡眠時無呼吸症候群の患者と、大きく相関関係があったと、University of Sao Paulo Medical Schoolにある心臓研究所のLuciano F.Drager博士は述べた。
睡眠時無呼吸から心臓病になると信じられているが、だれもまだそのつながりについて説明していないという。
彼らはAmerican Journal Respiratory and Critical Care Medicineの9月号に、研究結果を報告した。
(HealthDay - 9月1日)
睡眠時無呼吸症候群は、太り過ぎの人に多いということから考えると、
動脈硬化が起きていても不思議ではない気がする。
呼吸が止まれば、それだけ体内の酸素が不足するということもあるだろう。
BMIとの関係など、さらに詳しくわかれば、
予防にもつながるのではないだろうか。