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病気とうつの研究が進行中

うつの症状が、別の病気からも引き起こされやすいということは、
以前からも知られていた。
そのことに関して、
専門分野を越えた研究が進んでいるというニュースがあったので、
取り上げてみたいと思う。

けっこう長文で、どう訳していいかわからない箇所も多々あり、
間違っているところもあるかもしれない。
また思い切って省略した部分もある一方で、
くどくどとかえってわかりにくい部分もあるかもしれないが、ご容赦を。
原則、人名と所属機関は原文のままにしている。
 インフルエンザに罹ったら、自分の周りで起こっていることには全く興味が湧かなくなる。食べることや飲むこと、フランスのボルドーワインですらどうでもよくなる、とRobert Dantzer氏は話す。

 Dantzer氏は、フランスのボルドー出身の科学者で、イリノイ大学の教授であるKeith Kelley氏と共同で、病気が肉体を悪化させるだけでなく、心までも落ち込むのはなぜか、という研究を行っている。

 がん患者のケースにおいて、うつの症状は臨床的に非常に重く、自殺の段階にまで達するほどである。

 うつは、冠状動脈性の心臓病や、糖尿病といった慢性的な病気を持つ人々に起こっている問題であり、みんなが年をとるのと同じように潜在的な問題でもある。

 さらに、その状況は、病気が良くなるのを一層難しくしている。うつが肉体の防御機能を低下させることが、研究で明らかになった。

 Dantzer氏とKelley氏によると、免疫システムや脳の伝達を使った方法で行われた。Dantzer氏は、ボルドーのthe French National Institute for Scientific Researchでthe Laboratory of Integrative Neurobiologyのディレクターで、Kelley氏は、 a UI animal sciencesの教授かつ、免疫システムのエキスパートであるが、彼らは共に25年間研究してきた。

 これまで免疫システムと脳は分けて研究されてきた、とKelley氏は語る。しかしUIの研究者Dantzer氏たちによる研究は、統合した新しいアプローチをしようと議論した、と彼は話す。

 「我々は免疫システムが脳にどのように伝わるのか知りたかったんだ」とDantzer氏は言った。

 その計画はDantzer氏に新しいIntegrated Immunology(統合された免疫学)やBehavior(行動)プログラムをコーディネートして、UIにもたらすことだった。彼はすでにthe UI Animal Sciences Department付属の教授となり、その分野でのパイオニアでもあった。そのプログラムは、UI大学の薬物や農業、消費者や環境科学が合わさって効果がもたらされる。

 免疫学や心理学、病理生物学(?)など大学じゅうの関連する分野でのエキスパートや研究者たちが現在、免疫システムや脳において、私たちが年を取るのと同じように、訓練がどう影響するかというようなことを調べて、UIは、基本的に新しい科学の分野がどういったものかということを開拓するのに良い位置にいる、とKelleyは話す。(この辺の訳、自信ないです)
 
 彼やUIの研究者たちはすでに、進行中のさまざまなプロジェクトに、the National Institutes of Healthから1億ドル以上もの基金を交付されている。

 肉体の免疫システムや脳が一緒に、分子レベルで働く仕組みや、どのようにしてうつの状態に導かれるのかを知ることで、その問題に取り組み新しい治療法を見つけ出すことができる。

 免疫療法を受ける悪性メラノーマのがん患者の研究において、DanzterやKelleyら研究者たちは、うつの状態が通常、病気そのものであるとされてきたが、本当は病気そのものと、病気の治療の段階の両方によって、うつの状態になるということを発見した。

 そのような患者の3分の1は、重いうつ病に罹り、ある者は自滅的になり、治療をやめてしまう、とKelleyとDantzerは話す。

 免疫治療は、エイズやC型肝炎の患者の治療にも使われるが、体の免疫システムを始動させる化学物質であるサイトカインの注射をする。

 サイトカインは、体が脳に感染を伝えるものであり、脳が体に休息を取り、防御することに集中するように伝えるものでもある。炎症のメカニズムでは、創傷や火傷の際に、その表面で見られるような反応をするが、そういったプロセスをとる。

 同様に、糖尿病や肥満といった状態が続くと、炎症は慢性的になる。例えば、家畜が病気だと、動物の成長や、肉や牛乳、卵のような商品の生産が減少するのと同じようなことである。

 しかしサイトカインには欠点がある。うつの状態を和らげるセロトニンを枯渇させるのだ。

 UIの研究者たちは、標準的な抗うつ剤が、それをいかに相殺するかを調べるとともに、炎症を抑える化学物質である抗酸化物質の試験や、ほうれん草やブルーベリーといった多くの食物、そして緑茶や赤ワインなどの飲み物から発見される化学物質の試験を行っている。(THE NEWS-GAZETTE-7月29日)

http://www.news-gazette.com/localnews/story.cfm?Number=18686

炎症とうつの症状がつながっているというのが、とても興味深い。
書いた人 hampton | comments(0) | trackbacks(0) |




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