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「精神病院」から「精神科病院」へ
医療・薬・健康
| 2005.06.27 Monday
22:46
精神保健福祉法などの条文中にある「精神病院」の表記を廃止して、
「精神科病院」に統一する改正案が今国会に提出される見通しになったという。
精神病院には差別的なイメージがあるとの指摘があったためだそうである。
http://www.asahi.com/life/update/0616/001.html
果たしてそれでイメージが変えられるというのだろうか。
たしかに、うつ病や不安神経症など、
次第に一般的にも認知されるようにはなってきたが、
私の知るところ、医療関連の人でも、
差別的なイメージを持っている人が多いように見受けられる。
以前、内科などに混じり、精神科も標榜している病院へ面接に行ったことがある。
しかし、実際には精神科の患者はほとんどいないし、
軽い症状の人しか受け入れていないということだった。
私が精神科の病院に勤めていることを話すと、
「みんな騒いだりして大変でしょう」などと言う。
一瞬、目が点になり、「ハァ〜?」状態である。
精神科を標榜している病院であるにも関わらず、
この偏見は一体何なのだろうかと怒りさえ覚えた。
精神科の患者さんは、概して優しくておとなしい人が多い。
たしかに状態の良くない人もいるが、それは少数である。
内科や外科なんかにおいても、重症の人もいれば軽症の人もいるのと同じことだ。
よくニュースなんかで、犯罪を犯した犯人について、
精神科に通院していたとか入院していたなどと言い、
まるで精神科にかかっている人だから犯罪を犯すのだというように、
ミスリードすることが多いが、
実際はそうでない人の方が犯罪を犯す確率が高いのである。
書いた人
hampton
|
comments(4)
| - |
コメント
そうですよね〜、今は心療内科とか言ったりしますけど、
結局、周りの人は「精神病院に通ってる」って思うんですよね。
んで腫れ物に触るように接するんですよね。
私もパニック障害ってヤツで通院してますけど、
万が一犯罪を犯したら(予定はありませんが・・・)、
精神病院に通っていたと言われるんだろうなって、
時々思います。
・・・まあ、犯罪犯さなきゃいいんですけどね(笑)
ちょびうさ | 2005/06/28 7:32 AM
ちょびうささん、ようこそいらっしゃいました。
そうですねぇ、最近は心療内科のクリニックが増えてきてますよね。
通院しやすいようにと、駅前にあったりもします。
そういう意味では少しずつ変わってきてるのかな。
腫れ物に触るようにってのは、
どういう状態なのか理解できなくて、
どう接していいのかわからないというのもあるかもしれませんね。
だからこそ、もっとみんなに知ってもらって
オープンにできるようになればいいのになぁと思います。
誰でもかかる可能性があるのですもの。
そういう意味では、芸能界の人や有名な人が
体験談を話してくれるのはいいことかもしれません。
パニック障害なんかも、このストレス時代のせいで
増加の一途をたどっているようです。
私の勝手な憶測で申し訳ないのですが、
ちょびうささんも、自分のことはさておいて、
相手のことばかりを気遣う優しい方なのではありませんか?
私が実際に接した人は、繊細な人が多いような気がします。
もっといろいろ書こうと思ったのですが、
うまくまとまらなくて、ごめんなさい。
書込み、本当にどうもありがとう。
hampton
| 2005/06/28 4:49 PM
お返事ありがとうございます。
私は多分優しい人ではなく、「完璧主義な人」なのだと思います。
自分に完璧な人生のレールを子供頃から敷いてきました。
それに沿った人生を送れなくなった頃から、
なにか狂ってきたのかもしれないですねえ。
良く考えてみれば「こうしたい、こう思う」
ではなく、「こうすべき、こうあるべき」がいつも
先に来る人です。
自分を愛せないので人を愛することなど到底出来ず、
いまだ親にくっついている三十路でございます(笑)
というか、人に心底愛されたと言う記憶もないのかもね。
愛ってなにかなって思うことは多々ありますが、
なにより「体温」にかなうものって意外に少ないのかも、
と思います。
公共広告機構のCMでまず抱きしめて、っていってるけど、
本当にそうだなって思います。
実はこっそり、hamptonさんのブログは拝見してます。
厄年なんであちこち痛みましてねぇ(笑)
参考になります。
ちょびうさ | 2005/06/28 9:58 PM
ちょびうささん、
こちらこそ、私ごときのブログに来て下さってどうもありがとう。
「完璧主義」というのは、
私にもそういうところがあるので、よくわかります。
レールの上からはずれてから…という下りは、
ちょびうささんと同じパターンかもしれません。
私も親にくっついていますし(笑)
「抱きしめる」というのは、本当にパワフルなものだと思います。
これに関しては、私のHPに少し書いてあるので
もし良かったらのぞいてみてくださいね。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/gf8096/healing/hug.html
とはいえ、今月いっぱいでなくなってしまうため、
あと何日かしか見られませんが。
他のページもかなりリンク切れがありますし…。
痛みに関しては、私も現在進行中なので、
自分のことをベースにして興味のあることを書いているんですよ。
他にも、今までいろいろ体験してきたことを
ここで書いていこうと思ってはいるのですが、
バラバラの情報が多くて、なかなかうまくまとまらないですね。
と、まあこんな感じなんで、
こんなところでも参考になるのでしたら、本当にうれしいです。
また良かったら、どうぞいらしてくださいね。
hampton
| 2005/06/28 11:17 PM
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