新聞におもしろい記事があった。
ずっと嘔吐を繰り返していて、自律神経失調症と診断されていた女性が、
口腔内の金属を全部取り除いたところ、
吐くこともなくなり、自律神経失調症もすっかり良くなったという。
表に出ている症状だけなら、内科もしくは心療内科なんかに通院するだろう。
まさか、虫歯の治療に使用された金属が原因とは思わない。
この女性、たまたま金属に対してアレルギーがあることがわかったとのことで、
中でも亜鉛やマンガンにアレルギーがあったという。
写真を見る限りにおいては、嘔吐の際の胃酸の影響で
歯もかなりボロボロになっていたようだ。
それが、金属をすべて取り除き、セラミックのものに替えたところ、
途中の段階で早くも吐き気がおさまり、
治療が終わった現在は、パートにも出られるようになったという。
歯の治療で詰め物などに金属を使用している人はかなり多いだろう。
だからといって、すぐにセラミックに替えるというのは、
費用がかかりすぎる。
そもそも歯の治療に金属を使った場合、
MRIの検査を受けることは可能なのだろうか?
私が受けた時はまだ金属が入ってなかったので大丈夫だったが、
金属類は全部はずすようにと言われた。
歯だけではなく、体内に金属の入った人もいるだろう。
そういう人には影響がないのかどうか不思議である。
そして、その人が金属アレルギーだったら、
やはり今回のようなことになるケースもあるのではないだろうか。
今回は、たまたま歯だったから、別のものに替えることも比較的容易だったものの、
体内の金属が原因だと手術など大変なことになるやもしれぬ。
今は大丈夫だとしても、
将来金属アレルギーになる可能性も否定できない。
私もびくびくしなければならないのだろうか。