1991年最初の調査時に、40歳以上で、脳卒中の病歴のない64,338人の男性で、研究者たちは調べた。 男性の追跡調査は1999〜2000年に行われ、3,434人が脳卒中に、1,848人が致命的な脳卒中になったことが分かった。年齢や、肥満度指数(BMI)、地理的バリエーションなどの要因に対して調整すると、大量のアルコールの消費が脳卒中のリスクの増加と関係していることが明らかになった。 週に1〜6杯飲んだ男性で、脳卒中の相対的なリスクは0.92で、それに比べて、週に7〜20杯を飲んだ人が1.02、週に21杯以上飲んだ人は1.22だった。 この調査ではまた、大量の飲酒が、脳卒中による死のリスクの増加とも関係していることが分かった。 「最高レベルのアルコール消費(週に少なくとも35杯)で、脳卒中罹患のリスクはアルコールを飲まない人よりも22%高く、死亡のリスクは30%高かったです」と、Tulane University School of Public Health and Tropical MedicineのLydia Bazzano氏に導かれた研究者たちは記述している。 この調査は、雑誌Annals of Neurologyのオンライン版で発表された。 中国では、脳卒中は男性の主要な死因(男性の20%以上を死亡させる)で、長期にわたる障害の主要な原因である。近年、中国でアルコール消費が増加している。 この研究の論文著者たちは、大量飲酒と、脳卒中のリスクの増加との関係が中国人男性に限定されないと考えている。 「立証された生理的メカニズムに基づくため、私たちの調査結果は他の民族の男性に適用できそうです」と、研究者たちは結論づけた。「男性における大量のアルコール消費(週に21杯以上)の防止は、世界の脳卒中の苦しみを減らすのに、多面的な公衆衛生戦略の要素の1つであるかもしれません」 (Forbes - 2007年8月20日)