20歳以上の約7,000人の女性の調査で、50歳代の女性が最もいびきをかき、体重が重いほど、その傾向があることがわかったという。 ウプサラ大学のMalin Svensson博士らは、いびきと関連している危険因子を特定するために調査を行った。特に、BMI値(身長と体重に関する基準)に注意をした。 全体的に、調査した女性の7.6%の人は、いびきをかくと報告した。年齢とともにいびきをかく傾向が高くなり、50〜59歳のグループで最も高く、14%の人がいびきをかくと報告している。 いびきをかくリスクはまた、BMIと首の周囲と共に増加し、毎日の10本以上のタバコを吸う女性も、さらにいびきをかく傾向があった。そして、いびきをかく人は、いびきをかかない人よりも、身体的に活動的でない傾向があった。 アルコール依存症のみ、体重が軽い女性(BMI値が20未満)でも、いびきをかくリスクが増加する一方で、身体活動が不活発だとBMI値が30を超えただけでいびきのリスクが高くなった。 これらの結果から、いびきをかく危険因子は女性のBMI値に基づいて異なることを示すと結論づけられるという。 いびき自体が、高血圧や卒中のような不健康な結果につながり、睡眠時無呼吸(心臓病などの重大な健康上の問題につながる、一種の睡眠障害の呼吸の乱れ)の指針であると、Svensson氏らのチームは雑誌Chestで述べている。 「同様の手法で、睡眠時無呼吸の危険因子が、年齢やBMI値で異なるかどうかという問題は、まだ調査される必要があります」と結論づけている。 (ロイター - 5月5日)