新しい国際的な研究の調査結果によると、起源は長い間明らかになっていないものの、慢性疲労症候群(CFS)は正当な神経学的な状態であるかもしれないという。 この研究によって、CFSの患者の脊髄液に、健康な人々にはない、一揃いのタンパク質があることがわかった。これらのタンパク質は、CFSの原因に関する詳しい情報を提供するかもしれない。また、この状態の人を特定するのにマーカーとしての使用が可能かもしれないという。 雑誌BMC Neurologyでの報告によると、研究者たちは、CFSの人々の脊髄液中に発見された16個のタンパク質を特定したが、健康な人々にはなかったという。研究で、それらのうち5個のタンパク質がCFSのすべての患者で発見された。 CFS患者から発見されたタンパク質の多くが、タンパク質の折り畳み(protein folding)や、様々な神経症状に含まれると、アメリカとイタリアの研究者のチームはつけ加えた。 ジョージタウン大学のJames Baraniuk氏やBegona Casado氏によって導かれた研究者たちによると「これは客観的データのみに基づく慢性疲労の最初の予想モデルです」という。 「CFSやそれに関する徴候が、正当な医学的な状態であるかどうかに関する論争をやめて、私たちのモデルは、別の神経学的な病気としてCSFの正当性に対する初期の客観的証拠を提供します」と、彼らは話す。 (HealthDay News - 12月2日)