スコットランドの研究者たちによる小規模の研究によると、ボツリヌス毒素で作られたしわ取りの注射ボトックスは、他の治療が無効である過活動膀胱の症状を伴う女性に安全で有効な治療法であるようだという。
ボトックスは脊髄損傷のため膀胱を制御するのが困難な患者に使用して成功したが、原因がわからない過活動膀胱の人々でこの方法はほとんど研究されていない。
したがって、グラスゴーのSouthern General HospitalのGovindaraj M.Rajkumar博士たちは、15人の女性の膀胱の筋肉にボトックスの注射を1回行って研究を行う予定である。
治療直後、1人の女性を除き、しつこく頻繁な古典的で厄介な症状が改善したと述べた。13人の女性で、最初に尿意を催すときの量が非常に増え、最大の膀胱の容量は10人で増加した。
ボトックスの注射1回で効果は20〜24週間続くようである。
13人の患者では、症状は治療(10〜52週間)後、平均24週間後で標準に戻ったと、研究者たちは報告する。
研究者たちはまた、頻度もそうだが、失禁の発現が、はるかに早く標準レベルに戻るようだと述べる。
それにもかかわらず、チームはこの治療が安全で、臨床的に効果的であり、「従来の療法が症状の改善が起こらない時に実行可能な代案」であると結論づける。
(ロイター - 11月3日)
またもや、ボトックスに関するニュースがあったので、取り上げてみた。
効果的かつ安全らしいが、他の治療法で効果がなかった場合にのみ、
ということになるようだ。
それにしても、膀胱の筋肉に注射って、
どんな方法で行うのだろうという素朴な疑問が…。