プロラクチンと呼ばれるホルモンのレベルを測る血液検査は、人がてんかん発作になっているかどうか決定するのに役立つと、専門家たちは結論づける。 テストについてのnew American Academy Neurologyのガイドラインが、Neurologyの最新号に掲載されている。 ガイドラインの著者である専門家たちは、てんかん発作の診断のために、プロラクチン血液検査の使用に関する利用可能な科学的な証拠をすべて再検討した。血液検査は、てんかん発作と、成人や年長の子供の精神科疾患によって引き起こされるてんかんとを区別する際に役立つと結論を下した。 てんかんが起きて10〜20分以内に、血液検査を行わなければならない。それは全般性強直間代発作や複雑部分的発作と呼ばれるてんかん発作のタイプを特定することができる。血中のプロラクチンのレベルは、このタイプの発作のあと増加する。 プロラクチン血液検査は、てんかん発作と、失神と呼ばれる気が遠くなっている状態とを区別することができない。プロラクチンレベルは失神の後にも増加するからである。 ガイドラインは、プロラクチン血液検査が付属的なテストとして役に立つと述べる。特にビデオで脳波検査(EEG)のモニターが利用できないときに役立つ。より多くの研究が、プロラクチン血液検査が、もっと幼い子供でも役に立つかどうか、さらに多くの研究で調べる必要がある。 (HealthDay - 9月16日)