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うつ関与の脳内タンパク質

うつに関与するタンパク質が発見されたそうである。
「グリア細胞」という細胞に存在する「OCT3」というのがそれだ。
このタンパク質、脳内にあるそうで、
この働きを抑えると、抗うつ薬と同じ効果が出るのだとか。
まだ動物実験の段階だそうだが、新薬の開発につながる可能性があるらしい。
これまでの抗うつ薬と、作用する場所が異なるためか、
従来の抗うつ薬と併用すると効果も増すとか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050623-00000161-kyodo-soci
この動物実験の方法を読んでみると、
マウスを水に入れて泳いでいる時間を計っているようだ。
これは、抗うつ作用と関連があるのだろうか?
なんだか覚醒剤のような働きをしている気がしないでもないが、
学術誌にはもっといろいろな実験方法や結果が報告されていると信じたい。

と、ここまで書いて思い出したことがある。
大学でドイツ語を習っていた時に使用した教科書に載っていた話に、
「オプティミストとペシミスト」という童話があった。
もうほとんどうろ覚えなのだが、
たしかネズミが2匹いて、
ある日、牛乳のいっぱい入ったバケツだったか
とにかく大きな容器の中に落ちてしまうのである。
2匹ともしばらく牛乳の中で必死でもがくのだが、
ペシミストのネズミは「もうこれ以上やっても無駄だ」と、
そのうちあきらめてしまい、牛乳の中に沈んでしまう。
一方、オプティミストのネズミは、いつまでもあきらめることなく、
長い間ずっと縦横に泳ぎ回って、両手(両足?)でかき続ける。
すると、どうだろう。
牛乳は次第に表面が固まってきて、
その固まってできたバターの上に、
ネズミは立ち上がって助かるという、そんな感じの話である。
まさか、この童話と同じように、いつまであきらめないかという時間によって
うつの度合いを測っている、なんてことはないよねぇ。
・・・あるかも?
書いた人 hampton | comments(0) | - |




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