TVを見ていたら、医薬分業についてやっていた。
そもそも医薬分業を進めていった理由は、
院内処方だと、薬価差益をあてにして、
不要な薬まで出す医療機関を減らそうということと、
院内だと、なあなあでチェックが甘くなって、
調剤ミスなどが起きやすくなるので、
それを防ごうということなどで、
患者さんが安全に薬を服用できるようにするのが目的である。
番組では、院内処方から院外処方に変わった途端、
支払う合計金額が高くなったという。
まあ単純に考えれば、店舗の賃貸料や人件費もそれだけかかるし、
当然といえば当然である。
が、同じ薬でも、調剤薬局によって値段が違うというのは、
意外と知られていないようだ。
かくいう私も長い間、調剤薬局に勤めていないため、
数年前に講習で聴いただけで詳しいことはわからないのだが、
ある条件によって、調剤料だったか、に段階があり、
その金額が、それぞれ異なるのである。
ある条件というのは、私の記憶に間違いがなければ、
厳密には、その調剤薬局でないとわからないはず。
あと、薬の説明の書いてある薬剤情報と呼ばれるものは無料ではない。
「おくすり手帳」に薬の説明を記入、もしくは貼付するのも無料ではない。
よく、「おくすり手帳」があると、
薬の飲み合わせや副作用のチェックがしやすいからと勧められ、
サービスでやってくれていると勘違いする人がいるようだが、
しっかりお金は取られている。
なので、ずっと同じ薬を服用しているような人なら、
「薬情はいらない、おくすり手帳も不要」と言えば、
その分、支払わなくてすむ。
実際に節約できる金額は少しでも、
長い目で考えれば、けっこうな額になるだろう。
ちなみに、この「おくすり手帳」は、
もともと調剤薬局で生まれたものなので、
病院とは原則関係ない。とはいうものの、
大体のところでは、それこそサービスで記入してくれるが、
正直いって、割りにあわない仕事である。
まぁ、印刷するインクや紙代もかかるしねぇ。
要するに、情報はタダではないということである。
それより問題は・・・おっと、この辺でやめておいた方がいいかもしれない。