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双極性障害の新しい治療

オーストラリアの研究者たちは、双極性障害の人々が経験する躁病の発症を半減する治療を開発したという。
オーストラリア、ビクトリア州のMental Health Research Instituteのチームは、患者が躁病をコントロールすることができるということを決定的に証明する最初の研究であると話す。

「世界で、実際に躁病の発症を減らすことができることが分かったのは、これが初めてです」と、研究主任のDavid Castle氏は述べる。「私たちは、このプログラムの成功に非常に興奮しています」

84人の試験参加者の半数は、薬物のみを与えられた。第2のグループは薬物を服用したが、躁うつ病の発症初期の症状を認識する方法を彼らに教えるセッションも毎週の治療で受け、その症状を予防するためのステップを踏んだ。

双極性障害は、10万人以上のオーストラリア人に影響を及ぼしているが、脳内の化学物質のアンバランスによって引き起こされ、幻覚、妄想、不適当なふるまいや自殺企図を引き起こす症状をもたらす。

「12ヵ月後、半数がこの診療プログラムを受け、残りの半数は対照群として、薬物のみを受けました」と、Castlr教授は語る。「診療グループの人たちは、躁病が発症しませんでした」

薬物のみを服用している人の約40%は、1年に少なくとも1回は発症する。

初期の徴候は、食欲減退、突然眠ったり興奮したりする問題を含むかもしれない。

被験者たちは、薬物を増やしたり、休んだり、ストレスを避けたり、家族や友人のサポートネットワークに警報を出すことなど、発症を予防するための戦略を教えられた。

「被験者たちは、症状を記入し、協力的なパートナーに助けてもらう特定の計画をもつことのできる日記システムを続けました」と、Castle教授は語る。

元警官のTania Lewis氏が最初に躁病を発症したとき、23歳だった。「私は、妄想を経験し始めました。私には海外で生活する友人がおり、彼らが地震に遭って亡くなったと、はっきり確信するようになりました」と、彼女は話す。

「私は入院しましたが、入院中、私は自分の部屋がASIOによって盗聴されると信じていたので、私はその夜逃げて、寝間着を着たままGeelong通りを走り回り、誰かが私を追っていると思いました」

Lewis氏はこの治験に志願するまで、薬物を処方されたものの、躁病の症状が続いた。

「私がこのプログラムを開始してから、大きな症状はありません。今年、発症しそうな時がありましたが、私は自分の生活のペースを落とし、行動を起こし、なんとかそれを避けることができました。

「この治療は、私の人生を変えました」
(The Australian - 2007年8月24日)
書いた人 hampton | comments(0) | - |




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