あなたの配偶者がまだ喫煙しているなら、その人にやめるように促す新しい理由がここにあります。 新しい研究は、30年以上喫煙者と同居する人々が、喫煙者と一度も同居したことがない人々よりも認知症を発症する可能性が30%高いことを示唆している。 脳に通じる詰まった動脈のために認知症のリスクがすでに増加している人々にとって、この状況はさらに悪いと、研究者Tad Haight, MA(バークレイのカリフォルニア大学のシニア統計学者)は話す。 そのような人々に関しては、30年以上喫煙者と同居することは、喫煙者と同居したことがなく、脳動脈が詰まったことのない人々よりも認知症のリスクが2倍以上高いようだと、彼はWebMDに語る。 一度も喫煙したことがない65歳以上の985人の人で行われたこの研究は、the American Academy of Neurologyの年次会合で発表された。 研究の開始時には、誰も認知症ではなく、心臓発作も卒中もなく、もしくは足の動脈も塞がっていなかった。 計495人が平均で28年間喫煙者と同居した。 次の7年間、985人のうち10%の人は、心臓発作か卒中を経験し、足の動脈で閉塞ないしは血栓を生じた。15%の人は認知症と診断された。 ・別の認知症スクリーニングは保証されない Ronald C. Petersen, MD(ミネソタ州ロチェスターのメイヨー・クリニックのアルツハイマー病センターのディレクター)は、この研究が受動喫煙と認知症の間に関係があることを示す一方、実際に記憶障害を引き起こしたことを立証していないと述べる。 Petersen氏は、喫煙者と同居した人々が、認知症の検査を受けに急いで受診するべきではないと、WebMDに言う。 「実用的な観点から、やらなければならないことは、自身をこの状況から取り除き、健康なライフスタイル、どのような場合でも、私たちが勧めることに従うことです。」と、Petersen氏は語る。 けれども、配偶者に説得する攻撃材料として、その習慣を直すように、それを使用する理由がまだない。 (WebMD - 2007年5月1日)