シカゴ大学の研究によると、高齢の男性が得る睡眠量は、テストテスロンレベルに影響を与えるという。 研究者たちは、64〜74歳の12人の健康な男性で、夜間の睡眠量をモニターし、その後、朝のテストテスロンレベルを測定した。 この研究で、睡眠量が、朝の男性の総テストステロンレベル、及び遊離テストテスロンレベルの独立予測因子であることが分かった。 「この研究の結果は、夜間実際にとる睡眠が少ない高齢の男性では、朝の血中テストステロンレベルが低い可能性を高めます」と、研究論文著者のPlamen Penev博士は準備された声明で話す。 「この研究結果は、人がどれくらい長く眠るかが、身体の重要なホルモン信号における加齢に伴う変化の指標かもしれないということを示唆しますが、将来の研究で高齢者の健康に対する、これらの関係の重要性を決定するのに必要です」と、Penev氏は語った。 この研究は雑誌Sleepの4月1日号で発表された。 これまでの研究では、寝不足が、うつ病や肥満、糖尿病、心血管疾患などの重大な健康上の問題の増加するリスクと関係があったことが分かっている。 (HealthDay News - 2007年4月2日)