少なくともスウェーデンでは、喫煙者は非喫煙者よりも仕事を病欠する日数が多いことが、研究で分かった。 この研究は、16歳から65歳までの14,200人以上のスウェーデンの労働者からのデータに基づいている。 1988年から1991年の間で、労働者たちは喫煙の状態や1年間で病気になった日数を報告するという調査を完了した。 この労働者たちのうち45%は非喫煙者だった。26%は元喫煙者で、29%は喫煙者だった。 平均で、労働者たちは1年に25日病気になった。 アムステルダムのFree Universityの経済学部で働くPetter Lundborg氏は、喫煙者と非喫煙者で病気の日数のデータを分析した。 喫煙者は平均で1年に34日病気になったのに比べて、元喫煙者では25日、非喫煙者では20日病気になったことが分かった。 喫煙者たちは、他の労働者たちよりも、少ない教育に、慢性疾患を多く抱え、老化する傾向にあった。 労働者の年齢や、健康状態、仕事の種類などの要因を考慮して、Lundborg氏が計算すると、喫煙者は非喫煙者よりも平均で1年当たりの病気の日数が8日近く多かった。 同様の計算で、元喫煙者と非喫煙者の間のギャップを埋めた。 スウェーデンの病気の日数の割合は特に高いと、Lundborg氏は述べている。例えば、米国の労働者の病気の日数の平均は1年当たり9日のみであると、彼は話す。 スウェーデンでは、病欠は社会保険もしくは雇用者のどちらかによって給付を受けると、Lundborg氏は述べている。 スウェーデンの労働者たちは、他国の労働者を代表するものではないが、この結果は「何らかの注意であると解釈されるべきです」と、Lundborg氏は語る。 彼の研究はTobacco Controlのオンライン版で発表されている。 (WebMD - 2007年3月28日)