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科学者たちは、タンパク質のウエイト・ロスの秘密を暴く

ラットにタンパク質をたくさん食べさせた研究で、炭水化物の少ない食事が最終的に空腹を抑制するという生物学的な結果の連続の導火線となることがわかった。

フランスの研究者たちは次のように説明する: タンパク質は、そのような減量法の必需品であるが、小腸でのグルコース生成を増加させるようである。この上昇は、肝臓でモニターされて、次に脳で記録される。次に、脳は食欲を抑制するよう「すべて完全な」メッセージを出す。

「この研究結果は、これまで未解決だった、タンパク質が豊富な食事がどのように空腹を減少させて食べないようにするかという質問の答を提供します」と、この研究論文の著者である、フランス、リヨンのInstitut National de la Sante et de la Recherche MedicaleのGilles Mithieux氏は、準備された声明で話した。

「この目新しい、食事のタンパク質の効果を理解することは、将来の肥満の医学的治療の仕上げに新しい門を開けるでしょう。」と、Mithieux氏は話した。

研究者たちは、1つのラットのグループに、大豆タンパクとカゼインの豊富なタンパク質を50%含むエサを与えた。別のグループは、ちょうど17%のタンパク質を含み、でんぷんの豊富なエサを食べた。

Cell Metabolism11月号の報告によると、フランスのチームは、ちょうど1週間後までには、タンパク質の豊富な食餌のラットの方が、でんぷん食のグループよりも、食べた量が15%少なかったことがわかった。

タンパク食のラットはまた、でんぷん食のラットよりもその週のコースにわたって体重が著しく減少したことがわかった。高タンパク食のラットは、食べていたものが好きでないということではない。というのも、研究者たちが、げっ歯動物の大好きな食物を加えているのは確かだからである。

タンパク質に関連する減量に対するより複雑な説明は、血液検査を通して明らかにされた。でんぷん食のグループと比べて、腸のグルコース生成に特に関連する2つの遺伝子が、タンパク食グループではるかに活性化していることを示した。

食物の吸収が終わった後でさえ、タンパク食のラットの小腸は、高レベルのグルコースを門脈(消化器系や他の器官から肝臓へ血液を往復させる血管)に運び続けた。

これらのタンパク食ラットの肝臓で、グルコースのセンサーが発見された。順に、脳の食欲コントロールの役目を持つ領域に信号を送る(肝臓のグルコースレベルが上がったというメッセージを運ぶ)。空腹と食事の両方において、迅速で安定した減少が生じた。

これらの研究結果に基づいて、Mithieux氏と彼のチームは、少なくともラットにおいて、タンパク質がなぜそんなに早く空腹を抑制するのかを説明する、消化器系と中枢神経系との関係を解明したと信じている。

また、人間の腸がグルコースを生成するので、研究者たちは、このシステムがいつか体重に関する障害を治療する鍵となるかもしれないと信じている。

サンディエゴのScripps Clinicでの栄養及び新陳代謝の研究のディレクターをしているKen Fujioka博士は、研究者たちの仕事に対する熱意を述べた。

「この研究はラットを使い、エサを与えることにおいて、いつもヒトに置き換えられるというわけではありません」と、彼は言った。「しかし、彼らがこのことを調べる方法は斬新で、理解できるように思えます」

「多くの人々が考えることとは反対に、血中のグルコースを増加させるものが、食欲を亢進するだろうということは、必ずしも本当ではありません」と、Fujioka氏はつけ加えた。「そしてしばらく、ここ5年間で、タンパク質が、脳を満足させるのに最も良い食物の1つであるということを本当にわかり始めたのです。ですから、この論文は、この背後にに何らかの生物学が実際にあるということを示します」。

しかしながら、University Texas Southwestern Medical Centerの、臨床栄養学の助教授であるLona Sandon氏は、この研究がそれとなくタンパク質の利益を強調し過ぎるかもしれないと警告した。

「タンパク質が、私たちが少しの量を食べただけで満足を感じるのを助けるという研究が確かにあります」と、彼女は話す。「とはいえ、それほど簡単ではありません。というのは、タンパク質ほどではないものの、同じくらいの炭水化物(全粒小麦粉やふすま、果実、野菜のように、特に繊維質の多い炭水化物)もまた、確かにあるからです。そのために、このすべてのタンパク質を食べる必要があるという、この誤解があります」

「タンパク質はパズルの、まさに1つの断片です」と、彼女はアドバイスした。「そして、結論は、食欲を制御するとき、タンパク質以上のものを考える必要があるということです」
(HealthDay News - 11月8日)
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