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テフロン関連の危険性ははっきりしない

多くの人たちは今月、アメリカ中で何千人もの健康を意識しているコックたちが自分のテフロン・ノンスティック・クックウェアに発癌物質を放出する疑いがあるというニュースを聞いて、それをほうり出す音がガチャンと響くのを聞いたであろう。

しかし、かつて愛用され、現在問題を抱えるすべての鍋やフライパンに望みがあるかもしれない。

デトロイトのウェイン州立大学薬学部のchairmanであり有名な毒物学者のGeorge B. Corcoran氏は、こう語る。

Corcoran氏は、今月始めに、この化合物(perfluorooctanoic acid = PFOA)が「発癌物質の可能性がある」とする報告を発表した米国環境保護局諮問委員会(EPA)のメンバーである。最近EPAが業界と共に発表したところによると、テフロンなどの防汚コーティングからPFOAを排除する動きがあり、この問題はフライパンからまっすぐメディアの火事嵐の中に送られた。

しかし、Corcoran氏は、慌てる必要はないと話す。

「現在、この議会に1年半以上もの間いますが、私はまだテフロンの調理器具を使用しているでしょうか?」と、彼は言った。「答えはイエスです」

Corcoran氏や他の専門家たちによると、毎日の料理からのPFOA関連の害に関する証拠はまだ乏しいままだという。「私の感覚では、私たち(科学者)が、さらなる曝露を減らすことに慎重であるということです。なぜなら私たちはまだ、結論が何かわからないためです」と、彼は話す。

その部分について、ウェブサイトでEPAは次のように話している。「現在科学的に不明確なため、EPAは、消費者がPFOAを含むどんな製品も、あるいは工業に関連する製品も使用するのをやめる理由がないと考えています」。

PFOAは工業化学者が「中間化学物質(製造過程で生成される物)」と呼ぶものであるが、完成製品に必ずしも存在していないし、存在していても少量だけである。

事実、EPAの諮問委員会の別のメンバーで、インディアナ医科大学の毒物学の教授であるJames E. Klaunig氏は、「PFOAの研究の経験からわかったことは、テフロンがコーティングとしていったん製造されると、PFOAがもう化学的に利用できないということです。その結果、テフロンから濾過することができません」。

その声明はフランスの調理器具メーカーのT-FALによって反映される。この会社はウェブサイトで、PFOAがpolytetrafluoroethyleneの分解品であり、ノンスティック・コーティングにおける成分であると説明している。製造過程の一部として、この会社は、非常に高温(華氏572度)でT-FALの鍋やフライパンを「手入れ」して完成品からPFOAを除くという。その結果、この会社によると、「T-FALノンスティックのコーティングはPFOAを含んでいません」。

専門家たちは、同様に、調理器具に残留するPFOAが非常に高温で逃げるだけだが、熱の閾値は扱いにくいということに同意すると述べる。T-FALが華氏752度が閾値であると引用しているが、他の専門家たちは約600度とする傾向がある。ワシントンを拠点とするEnvironmental Working Group(PFOAを禁止すると一生懸命運動している)の専門家たちは、高温で予熱した鍋が、2〜5分で華氏600度以上に達すると述べている。

Corcoran氏は、彼がノンスティック調理器具に固執しているけれども、彼が、いくぶん低い温度で料理をする傾向があると話す。

大規模な動物での研究で、PFOA(ファーストフードの紙容器や防汚加工の布のコーティングなどの製品の製造にも使用される)が肝毒性を高め、肝臓や膵臓、胸腺癌のリスクを上げることがわかった。

人間における研究はこれまでのところ、主に高レベルのPFOAにさらされる環境にいる労働者に限定されてきた。「これらの労働者たちが他にもさまざまなものに、当然さらされているので、この研究におけるデータを解釈するのは異常に困難です」と、Corcoran氏は話す。

しかしながら、「PFOA関連の物質が、体内で長い半減期で留まる傾向があるということに大いに関心があります」とSociety of Toxicologyの代表であり、DuluthにあるUniversity of Minnesota Medical Schoolの生化学及び分子生物学の教授であるKendall Wallace氏は説明する。

このことは重要であると彼はつけ加える。というのも、これまで行われてきたほとんどの非疫学的研究は動物における短期曝露だけだったからである。

「そのことは、現実のシステムにおいて起こるかもしれないことを反映するかもしれないし、しないかもしれません。そこであなた方や私が、少ない量を摂取していると、それが何カ月も、何年も、あるいは何十年にもわたって蓄積されるかもしれないのです」と、Wallace氏は話す。「その研究を行うには、もちろん時間の余裕がありません」。

Wallace氏によると、この結論は、毎日調理器具や他の製品を使用して実際の曝露について「大きな疑問符」のままで残っているということである。彼は、消費者が、明らかになってくるデータに従う必要があり、この問題において彼ら自身が決心する必要があると信じている。科学者として「私たちは、非常に保守的なアプローチを取ってみて、予期されない健康上のリスクも制限してみます」と、彼は語る。

まだテフロンから離れることを熟考している人に対して、Corcoran氏は、代替手段にもリスクがあるかもしれないと述べる。

「私たちは家で、使い込んだ鋳鉄性フライパンをすべてやめることについて話しています」と、彼は述べた。「しかし、それらから鉄を得ますし、科学者たちは鉄が体内のフリーラジカルの生成を刺激することを知っています。それで、彼らは、おそらく私たちが今テフロンをやめることよりも、鉄の高い負荷の方が危険だということを知っています」。
(HealthDay News - 2月23日)

一部ちょっと自信のない訳があるのでご了承を。

鉄製の鍋やフライパンを使用すると、鉄分が摂取できるとして
健康にも寄与すると聞いていたが、
フリーラジカルができやすくなるというのは初耳である。
それは本当なのだろうか。
書いた人 hampton | comments(2) | - |




コメント

実はこっそりちらちらと見ているのですが、見れば見るほど怖くなります・・・
で、気にしすぎて胃が痛くなってたら本末転倒ですけどね(笑)
アルミのアルツハイマーへの影響とか色々考えるといったい何で調理すればいいんだ?
とか思ったりしますがいかがでしょう(T▽T)?

土鍋?あぁ・・・鍋いいですなぁ・・・(笑)
炭火で遠赤外線で焼いた焼き鳥なんかも・・・じゅるっ
ackie | 2006/03/01 3:05 AM

ようこそ、いらっしゃいました(^^)
なるほど、土鍋がありましたねぇ。
やはり、大昔の生活が自然に優しくて一番良いのかな・・・
いや、最近は土も安全と言いきれないかもしれませんよ。

そういうわが家の鍋はアルミで、フライパンはテフロンだったりします。
おまけに使い古して剥げてきてるし・・(笑)

炭火の焼き鳥…
これからシーズン的にも阪神戦を観戦しながら食べるのにいいですねぇ。
そういや、ずいぶんと居酒屋にも行ってないような…。
hampton | 2006/03/01 2:51 PM


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