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利尿剤が睡眠時無呼吸を楽にするかも

米国の小規模の研究によると、心不全の疾患があり、厄介で危険な睡眠時無呼吸症候群の患者は、利尿剤であり、呼吸器刺激剤であるアセタゾラミドという薬で症状が緩和されるかもしれないという。

この研究で、「アセタゾラミドを服用していると、プラセボ(偽薬)に比べて、患者が非常に改善を認知できるほど、睡眠の質が改善し、目覚めがさらにリフレッシュされ、昼間の疲れや眠気もなくなる」ことがわかったと、研究論文の著者である、Shahrokh Javaheri博士は準備された声明で発表した。Javaheri氏は、復員軍人省メディカルセンター(Department of Veterans Affairs Medical Center)の肺の部門と、University of Cincinnati College of Medicineの薬学部の仕事に携わっている。

睡眠時無呼吸症候群の人々は、眠っている間に呼吸が何度も中断して、一晩に何百回も目覚めることがある。

この研究は平均66歳の12人の男性で行われ、彼らは毎晩1時間に15回以上睡眠時無呼吸が起き、慢性心不全がある。患者たちはランダムに選ばれ、アセタゾラミドかプラセボのどちらかを、寝る前に1回投与された。

この薬を受け取った患者は、睡眠時無呼吸が減り、血中酸素濃度が改善され、昼間の眠気の症状も減った。

この研究結果は、アメリカの雑誌Respiratory and Critical Care Medicineの1月号で報告された。

Javaheri氏は、同様に睡眠時無呼吸の減少が、心臓の苦しみを助けることができると推測した。「私たちは、長期の薬物療法で、睡眠に関する呼吸の乱れが改善するにつれ、それが心機能に反映され、さらに周期的に呼吸が改善されて、結果的に積極的なフィードバックのサイクルになると仮説をたてています」と、彼は話す。「睡眠時無呼吸が改善されると、酸化作用などのさまざまなメカニズムが改善され、それが心機能を補助するのかもしれません」

Javaheri氏は、心不全の患者におけるアセタゾラミドの効果を充分に評価するために、さらに長期間にわたる研究が必要であると話す。この薬は、睡眠時無呼吸症候群や、高山病の人の不規則な呼吸の治療に主に使用されている。
(HealthDay News - 1月16日)
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