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毎日の炭酸飲料は心臓病を増加させるかも

炭酸飲料に関するニュース記事です。
業界からの反発もあるようですが…。
炭酸飲料を毎日飲む人々(ダイエットソーダでも)は、最近の研究では、心臓病を発症する危険因子が高い傾向があった。

新しい研究によると、それはつまり、炭酸飲料の習慣が、メタボリック・シンドロームと呼ばれる状態を発症するリスクを増加させるため、続いて心臓病や糖尿病のどちらにもなる機会を増やすという。

「1日に1杯の炭酸飲料でもメタボリック・シンドロームを発症するリスクを約50%増加させます」と、Boston University School of Medicineの薬学教授で、この研究の第一著者のRamachandran Vasan, MDは話す。この研究は、米心臓病協会の雑誌Circulationの7月31日号で発表された。

しかし、米心臓病協会を含む他の専門家たちは、心臓病には多くの危険因子があり、直接炭酸飲料を責めるのに証拠が充分でないと言う。

メタボリック・シンドロームと診断されるためには、次の5つの診断基準のうち3つ合わなければならない。ウエストラインが大きい、血圧が高い、空腹時血糖が高い、空腹時トリグリセリドが高い、HDL(「善玉」コレステロール)が低い。

「この研究は、砂糖入り飲料がメタボリック・シンドロームのリスクを増加させるという多くの科学的な証拠に追加します」と、Vasan氏は話す。糖分の多い飲料の消費の増加は、子供や10代の間での肥満および糖尿病の流行や、成人における高血圧の発症につながると、彼は語る。

・炭酸飲料と心臓病の関係に疑問

食品及び飲料業界はこの調査結果に反対している。

食品技術者協会のスポークスマンであるRoger Clemens, DrPHは、この研究結果を「単純化しすぎている」と発表している。

「メタボリック・シンドロームの発症に関連する多くの特性があります」と、Clemens氏はWebMDに話す。「そのいくつかは、カロリーの多いものを食べるなど、ライフスタイルの選択の一部です」 ダイエットソーダが通常の炭酸飲料より適切な選択であると、彼は言う。

「ダイエットソーダを飲むのを止めるように言うには早過ぎます」と、この新しい研究に詳しいClemens氏(ロサンゼルスのUniversity of Southern California School of Pharmacyの分子毒物学の教授)は述べる。「ダイエットソーダは適度では、健康なライフスタイルの一部かもしれません」

・研究の詳細

Vasan氏らは、the Framingham Offspring Studyに参加した約3,500人の男女を評価した。このoffspring studyは、1948年に始められたオリジナルのFramingham Heart Studyに続いて、1971年に始まった。このoffspring studyは延べ5,124人で行われた。

炭酸飲料などの食生活の習慣に関する質問が、1987年から1991年、1991年から1995年、そして1995年から1998年までの期間に、異なった3回の試験で聞かれた。3回の試験の期間、彼らのソフトドリンクの摂取や他の健康の習慣について質問に答えた人々の平均年齢は53歳だったと、Vasan氏は話す。

最初の試験期間に、毎日1杯以上のソフトドリンクを飲んだ人々は、1日1杯未満飲んだ人々と比べて、メタボリック・シンドロームの有病率を48%増加したことが分かった。

この研究が進むにつれ、1日1杯以上の炭酸飲料を飲む人は、1日1杯未満飲む人と比べて、メタボリック・シンドロームを発症するリスクが44%高くなったことが、Vasan氏のチームは分かったという。

研究者たちは炭酸飲料の消費や、メタボリック・シンドロームの5つの評価基準各々を発症するリスクを調べた。「血圧の評価以外に、1日に1杯の炭酸飲料で約20%〜30%他の4つを発症するリスクが増加しました」と、Vasan氏はWebMDに語っている。彼らはまた、炭酸飲料の消費で高血圧を発症するリスクが増加する傾向があることも分かったが、重要であると考えるには充分ではなかった。

・炭酸飲料と心臓病の関係の説明

炭酸飲料の消費と心臓病の危険因子との関係が「食習慣を反映しているかもしれない」と、Vasan氏は言う。「炭酸飲料を飲む人々がカロリーを非常に取り過ぎていることは分かっています」

炭酸飲料を飲む人は、フライドポテト、チップスなど高脂肪食物のように、あまり健康でないライフスタイルのパターンの傾向があると彼は話す。「彼らは喫煙をし、ほとんど運動しない傾向があります」と、彼は言う。

彼は、脂肪の摂取や、繊維質の消費、総カロリー、喫煙、および身体活動に対し調整しても、ソフトドリンクの摂取とメタボリックの危険因子との関係がまだあったと語る。

「私たちは本当の危険因子よりむしろ、それがメタボリック・シンドロームのリスクを促進する作用を進めることを意味し、炭酸飲料の消費がリスクのマーカーである可能性を除外することができません」と、Vasan氏は述べる。

他に考えられる解釈:甘い飲料をたくさん飲むことは、たくさんの菓子を食べることに対して、より優先するようにあなたを条件づけ、そのことは体重やウエストサイズを増やすかもしれないと、Vasan氏は語る。または、食事と一緒に大きなサイズのソフトドリンクを飲めば、次の食事では、さらに空腹になり、もっとたくさん食べるかもしれない。

この結果はPaul Lachance, PhDを驚かせない。彼は、The Nutraceuticals Institute at Rutgersやニュージャージー州立大学のディレクター代理で、食品技術者協会の食事及び健康の専門家である。「それはもっともらしいです」と、彼は炭酸飲料の摂取とメタボリック・シンドロームの増加するリスクとの間の関係について話す。

しかし、彼はこの関連性の真の根っこについていぶかしがる。彼は、炭酸飲料の摂取自体がリスクの増加につながるのでないかもしれないと言う。「炭酸飲料を飲む人々は、もっと健康な飲料を飲むのをやめているかもしれません」と、彼は語る。ジュースや、牛乳、ワインなどの飲料のように。

・清涼飲料業界の反撃

準備された声明では、清涼飲料業界はこの調査結果に反対した。「無数の健康上の問題の原因として、1種類の食物、飲料、または成分を責めることは、常識を無視し、現在の栄養科学の組織に一致しません」と、Susan K. Neely氏(米国飲料協会の会長及び最高経営責任者)は話す。

ワシントンD.C.を拠点とする業界団体は、米国で多くの会社がノンアルコール飲料を作り、流通させていると主張する。

「メタボリック・シンドロームと心臓病は、1つだけの原因ではなく、解決策も1つだけでなく、複雑な問題です」と、その声明は続ける。ソフトドリンクが「適度でバランスのとれたライフスタイルの一部として消費されるなら」、健康な生き方の一部かもしれないと、述べている。

「それが因果関係ではない関連性であると、研究者たちが主張することを、私たちは強調しています」と、Neely氏はWebMDに語る。「ダイエットソーダとメタボリック・シンドロームの間で分かった関連性は特に信じがたいです。ダイエットソーダはゼロカロリーの飲料で、99%が水です」

・ダイエットソーダは「良い選択肢」

準備された声明が月曜日に発表され、米心臓病協会(AHA)はまた、この研究が因果を立証していないと述べている。

AHAによると、正式な推薦状を出す前に、炭酸飲料に関してさらに多くの研究を必要としている。それまで、この協会はダイエットソーダを「重要なビタミンやミネラルを含まないカロリーの飲料を置き換える良い選択肢」であるとみなす。AHAによると、ダイエットソーダは、水や、無脂肪もしくは低脂肪の牛乳を加えて、完全なカロリーのソフトドリンクより良い選択であるという。

・次は何か?

「安全な」量の炭酸飲料があるか?「私たちは全くその質問に答えることができません」と、Vasan氏は言う。この研究は、炭酸飲料の消費とメタボリック・シンドロームのリスクの関係を示すものの、因果関係ではないと、Vasan氏は話す。さらに多くの研究が必要である。

それでも、「リスクのないグループは炭酸飲料を1日1杯未満飲みました」と、彼はつけ加える。

彼の共著者であるRavi Dhingra, MD(ニューハンプシャー州レバノンのAlice Peck Day Memorial Hospitalの医師で、ボストンのHarvard Medical Schoolの薬学のインストラクター)は、次のように話す。「1日に1杯以上のソフトドリンクを飲んでいるなら、あなたは心臓病の危険因子であるメタボリック・シンドロームを増加させるかもしれません」
(WebMD - 2007年7月23日)
書いた人 hampton | comments(0) | - |




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